43 / 189
神聖アリス教国建国編
43 そうだ!南国リゾートだ!
しおりを挟む
「そういえば、産休は皆どうするのじゃ?」
談話室で話していたら、いきなり王様が言い出した。
「ええと、一応後宮として出産や保育用の施設は作る予定なんですけど、まだ未定です。最悪、この館で静かにしてようかと」
「ほう。ならば、うちの森林地帯の別荘を使ってもいいぞ。南のリゾート島もあるが、流石に何百キロも旅は出来んじゃろ」と王様。
この世界の王族の別荘かぁ。ちょっと興味ある。特に南のリゾート島は面白そうだ。
「そうですね。疲れたりしたらダメですからね。あっ」
俺はちょっと思い出したことがあって、女神様に連絡してみた。
ー ねぇ、アリス。聞いてる?
ー はい、はーい。特効薬やったわね!
ー うん! 優秀な使徒のおかげだよ! これでいろいろ止まってたことが動き出す。
ー そうね。どうしても、優先順位下げちゃうことあるよね。で、何か聞きたいの?
ー あ、そうそう。神界からアリス達が来るときって、一瞬だよね? こっちから神界行くのもそうだけど。あれって、神界から王都へ行くのも一瞬ってこと?
ー うん? そうよ。神界と地上界は距離があるわけじゃないからね。
ー やっぱりか! そうすると、俺達が一回神界に行ってから、別のところに一瞬で転移できたりするのかな?
これは要するに転移だ。地上界で転移しようとしたんだけど、セシルの場合のような短距離はともかく長距離の転移は難しかった。それで、いろいろ考えた結果がこの『神界経由の転移』だ。
神界と地上界の距離がゼロなら出来るだろうと踏んだのだ。
ー あ~、結論から言うと、出来るわね。
ー 出来るんだ!
ー 使徒はもともと出来るわよ。
ー あ、そうか。
ー でも普通の人とか荷物も転移させたいってことよね?
ー うんそう。瞬間的に神界を経由させて貰えないかな?
ー うーん。どうかなぁ、許可取れるかなぁ? 瞬間的でも普通の人間を神界に連れて来ちゃうのよねぇ。
ー え~っと、リゾート島に女神ビーチとか女神湯とか作っちゃおうかなぁ、とか思ってるんだけど。
ー すぐに許可っ取って来るわね! 待ってて!
わ~お。
「どうかしたかの?」
いきなり黙った俺を見て、王様が聞いてきた。談話室にいるみんなも聞いている。
「えっと。今、女神様と話したんですけど、もしかすると南の島に一瞬で転移出来るかも知れません」
「なんじゃと~っ」
今までソファに持たれていた王様だが、がばっと起き上がった。
「し、ししょ~っ」ニーナも驚いている。
「リュウジまた~?」ミルルさん、またって何かな~?
「アリス様と話されたんですね」セシルは、そっちに食いつくんだ。
「流石リュウジ様ですわ。もうわたくし、驚くことはないと思ってましたのに」とセレーネ。
「私もです、姉さま」とアルテミス。
「流石じゃのぉ、リュウジ。わらわの期待を裏切らないのぉ」と楽しそうなリリー。
お前は、いつも遊ぶ気満々だよな~。
ー 結論出たわよ!
早っ!
ー リゾート島の女神湯と女神ビーチの常時使用許可を条件に神界経由を許可するって!
ー マジか。ってか、そんなに来たかったのかよ。もっと早く言ってくれても良かったのに。
ー それは、神様にも面子ってものがあるのよ。
まぁ、地上界に顕現するのを問題視するくらいだからな。
ー そか。わかった。
ー えっ? ああ、リュウジ条件追加。あの『女神の姿見』も用意してね!
ー あ、はーい。それ、エリス様の希望ですよね~?
ー バレてるし。じゃ、よろしくね~。
「許可出ました」
「なんと!」と王様。
「あ、でも、女神湯と女神ビーチ作って、神様にフリーパス欲しいそうです」
アリスの条件を満たすには、別荘所有者の王様の許可がいる。
「ええっ? 女神様が来るって?」とニーナが驚く。
「何人、いや、何神、いや何柱……?」とミルル。
「女神様と一緒なんて、夢みたいです!」セシルだけちょっと違う世界に入ってるかも。
「なんですか、わたくし、ちょっとめまいが……」とセレーネ。
「姉さま、しっかり」アルテミスは、意外と余裕。
「女神様と遊ぶのじゃ」お前はマイペースだな。
「女神ビーチは島自体が王家の所有じゃから問題ないじゃろ。女神湯を作るのはどうかのぉ?」と俺を見る王様。
「それは、俺がボイラー持って行きます。湯船は神力で作れるので、水さえ豊富にあれば建屋を用意するくらいで出来るでしょう」
「婿殿が言うと簡単そうじゃのぉ。あの島は、水は豊富じゃから大丈夫じゃろう」
そう言ってから、王様は何か考え深そうな顔をした。
「なにか?」
「うん? いや、本当に聖アリステリアス王国と言える日が来るとはなぁ」と王様。
「どういうことです?」
「『アリステリアス』とは、『アリス様の僕』って意味なのじゃよ」と王様。
「そうなんですか」なんだって~っ!
アリスって、俺が適当に決めた名前のハズなんだけど? 運命の神様がいたずらしてる? 流石に言えないんだけど、これ。ま、いっか。
「じゃ、とりあえず産休はリゾートで過ごせるように準備しましょう」
* * *
それから、俺と王様とで計画を練った。
産休の嫁達も場合によっては新しい施設を使うかも知れないので、除菌など衛生的な設備にする必要がある。露天風呂は、うちのより大きくしよう。ビーチに隣接する綺麗なプールがあってもいいよな。砂浜の砂、一度殺菌しちゃおうか? さすがに、海の水を殺菌するのは無理だよな?
こうして、なんとか初夏の内に嫁達と世話係を別荘に送り届けることが出来た。
あとは、アリスと約束した施設を順次建設していくだけだ。
別荘の島には、定住している住民もいるので食料は独自に調達出来るようだ。そりゃ、遠方の別荘地に大きな荷物を持っていけないからな。しかも島だし。まぁ、俺達は転移で行くので、いくらでも持てると言えば持てるのだが。
* * *
「青い空、白い雲。美しい嫁。まばゆい女神様! ああ、俺は幸せ者だな」
南国のリゾート島、ルセ島に作ったプールからビーチを眺めつつ俺は言った。
「リュウジは何してるの?」
アリスが、プールサイドに置いたテーブルでドリンクを飲みながら言った。
「アリス様、気にしないで。ああやって、考えたこと駄々洩れしながら露天風呂から景色を眺めるのがマイブームみたいです。温水プールだけど」一緒のテーブルにいるニーナが言う。
「大丈夫かしら?」セレーネが心配そうに言う。
「働き過ぎで、突然倒れるって言うわよね」ニーナがちょっとふざけて言う。
「まぁ。リュウジ様、いけませんわっ」セレーネは、そう言って俺のところへ走る。
「あ、セレーネ、行っちゃった」
「姉上は純じゃからのぉ」とリリー。
「そうですわね」アルテミスも同意。
「それにしても、この温水プールにはびっくりしました」とセシル。
南国なので普通に水のプールもあるが、こっちは水着着用の女神湯だ。
「そうね。さすが異世界ししょ~。まだまだ、私たちの知らないもの知ってるよきっと」とニーナ。
「そだね~っ、神力フォンにはびっくりしたもん」とミルル。
「あれは、流石にビビったわ、私も」とニーナ。
「わたくしも。神託があったのかと思いました」とセシル。
「それは言いすぎでしょ」とニーナ。
「いいえ、だって見えない人と話すんですよ」
「あ、でも神界と繋がるから、あながち嘘でもないかも。電話で神託が出来るよ」とミルル。
「どうしましょう。教会の存在意義が!」セシルは本気で心配している模様。
「そこは大丈夫じゃない? 神託はしないって言ってたし」とニーナ。
「でも、確かに神様の声みたいだよね。誰もいないのに、声がするんだから」とミルル。
なるほど。いきなり高度な技術に接すると、こういう感想になるんだな。そう言えば、最初にテレビを見た人も、こういう反応だったらしい。
「作ってて最初に声が出たときは、自分で信じらんなかった」とミルル。
「ミルルでそれなら。みんなが驚いてもしょうがないわよね」とニーナ。
ちなみに完成した女神湯だが、「エリス様の姿見」と書かれたガラスの姿見を見てエリス様が固まっていた。
談話室で話していたら、いきなり王様が言い出した。
「ええと、一応後宮として出産や保育用の施設は作る予定なんですけど、まだ未定です。最悪、この館で静かにしてようかと」
「ほう。ならば、うちの森林地帯の別荘を使ってもいいぞ。南のリゾート島もあるが、流石に何百キロも旅は出来んじゃろ」と王様。
この世界の王族の別荘かぁ。ちょっと興味ある。特に南のリゾート島は面白そうだ。
「そうですね。疲れたりしたらダメですからね。あっ」
俺はちょっと思い出したことがあって、女神様に連絡してみた。
ー ねぇ、アリス。聞いてる?
ー はい、はーい。特効薬やったわね!
ー うん! 優秀な使徒のおかげだよ! これでいろいろ止まってたことが動き出す。
ー そうね。どうしても、優先順位下げちゃうことあるよね。で、何か聞きたいの?
ー あ、そうそう。神界からアリス達が来るときって、一瞬だよね? こっちから神界行くのもそうだけど。あれって、神界から王都へ行くのも一瞬ってこと?
ー うん? そうよ。神界と地上界は距離があるわけじゃないからね。
ー やっぱりか! そうすると、俺達が一回神界に行ってから、別のところに一瞬で転移できたりするのかな?
これは要するに転移だ。地上界で転移しようとしたんだけど、セシルの場合のような短距離はともかく長距離の転移は難しかった。それで、いろいろ考えた結果がこの『神界経由の転移』だ。
神界と地上界の距離がゼロなら出来るだろうと踏んだのだ。
ー あ~、結論から言うと、出来るわね。
ー 出来るんだ!
ー 使徒はもともと出来るわよ。
ー あ、そうか。
ー でも普通の人とか荷物も転移させたいってことよね?
ー うんそう。瞬間的に神界を経由させて貰えないかな?
ー うーん。どうかなぁ、許可取れるかなぁ? 瞬間的でも普通の人間を神界に連れて来ちゃうのよねぇ。
ー え~っと、リゾート島に女神ビーチとか女神湯とか作っちゃおうかなぁ、とか思ってるんだけど。
ー すぐに許可っ取って来るわね! 待ってて!
わ~お。
「どうかしたかの?」
いきなり黙った俺を見て、王様が聞いてきた。談話室にいるみんなも聞いている。
「えっと。今、女神様と話したんですけど、もしかすると南の島に一瞬で転移出来るかも知れません」
「なんじゃと~っ」
今までソファに持たれていた王様だが、がばっと起き上がった。
「し、ししょ~っ」ニーナも驚いている。
「リュウジまた~?」ミルルさん、またって何かな~?
「アリス様と話されたんですね」セシルは、そっちに食いつくんだ。
「流石リュウジ様ですわ。もうわたくし、驚くことはないと思ってましたのに」とセレーネ。
「私もです、姉さま」とアルテミス。
「流石じゃのぉ、リュウジ。わらわの期待を裏切らないのぉ」と楽しそうなリリー。
お前は、いつも遊ぶ気満々だよな~。
ー 結論出たわよ!
早っ!
ー リゾート島の女神湯と女神ビーチの常時使用許可を条件に神界経由を許可するって!
ー マジか。ってか、そんなに来たかったのかよ。もっと早く言ってくれても良かったのに。
ー それは、神様にも面子ってものがあるのよ。
まぁ、地上界に顕現するのを問題視するくらいだからな。
ー そか。わかった。
ー えっ? ああ、リュウジ条件追加。あの『女神の姿見』も用意してね!
ー あ、はーい。それ、エリス様の希望ですよね~?
ー バレてるし。じゃ、よろしくね~。
「許可出ました」
「なんと!」と王様。
「あ、でも、女神湯と女神ビーチ作って、神様にフリーパス欲しいそうです」
アリスの条件を満たすには、別荘所有者の王様の許可がいる。
「ええっ? 女神様が来るって?」とニーナが驚く。
「何人、いや、何神、いや何柱……?」とミルル。
「女神様と一緒なんて、夢みたいです!」セシルだけちょっと違う世界に入ってるかも。
「なんですか、わたくし、ちょっとめまいが……」とセレーネ。
「姉さま、しっかり」アルテミスは、意外と余裕。
「女神様と遊ぶのじゃ」お前はマイペースだな。
「女神ビーチは島自体が王家の所有じゃから問題ないじゃろ。女神湯を作るのはどうかのぉ?」と俺を見る王様。
「それは、俺がボイラー持って行きます。湯船は神力で作れるので、水さえ豊富にあれば建屋を用意するくらいで出来るでしょう」
「婿殿が言うと簡単そうじゃのぉ。あの島は、水は豊富じゃから大丈夫じゃろう」
そう言ってから、王様は何か考え深そうな顔をした。
「なにか?」
「うん? いや、本当に聖アリステリアス王国と言える日が来るとはなぁ」と王様。
「どういうことです?」
「『アリステリアス』とは、『アリス様の僕』って意味なのじゃよ」と王様。
「そうなんですか」なんだって~っ!
アリスって、俺が適当に決めた名前のハズなんだけど? 運命の神様がいたずらしてる? 流石に言えないんだけど、これ。ま、いっか。
「じゃ、とりあえず産休はリゾートで過ごせるように準備しましょう」
* * *
それから、俺と王様とで計画を練った。
産休の嫁達も場合によっては新しい施設を使うかも知れないので、除菌など衛生的な設備にする必要がある。露天風呂は、うちのより大きくしよう。ビーチに隣接する綺麗なプールがあってもいいよな。砂浜の砂、一度殺菌しちゃおうか? さすがに、海の水を殺菌するのは無理だよな?
こうして、なんとか初夏の内に嫁達と世話係を別荘に送り届けることが出来た。
あとは、アリスと約束した施設を順次建設していくだけだ。
別荘の島には、定住している住民もいるので食料は独自に調達出来るようだ。そりゃ、遠方の別荘地に大きな荷物を持っていけないからな。しかも島だし。まぁ、俺達は転移で行くので、いくらでも持てると言えば持てるのだが。
* * *
「青い空、白い雲。美しい嫁。まばゆい女神様! ああ、俺は幸せ者だな」
南国のリゾート島、ルセ島に作ったプールからビーチを眺めつつ俺は言った。
「リュウジは何してるの?」
アリスが、プールサイドに置いたテーブルでドリンクを飲みながら言った。
「アリス様、気にしないで。ああやって、考えたこと駄々洩れしながら露天風呂から景色を眺めるのがマイブームみたいです。温水プールだけど」一緒のテーブルにいるニーナが言う。
「大丈夫かしら?」セレーネが心配そうに言う。
「働き過ぎで、突然倒れるって言うわよね」ニーナがちょっとふざけて言う。
「まぁ。リュウジ様、いけませんわっ」セレーネは、そう言って俺のところへ走る。
「あ、セレーネ、行っちゃった」
「姉上は純じゃからのぉ」とリリー。
「そうですわね」アルテミスも同意。
「それにしても、この温水プールにはびっくりしました」とセシル。
南国なので普通に水のプールもあるが、こっちは水着着用の女神湯だ。
「そうね。さすが異世界ししょ~。まだまだ、私たちの知らないもの知ってるよきっと」とニーナ。
「そだね~っ、神力フォンにはびっくりしたもん」とミルル。
「あれは、流石にビビったわ、私も」とニーナ。
「わたくしも。神託があったのかと思いました」とセシル。
「それは言いすぎでしょ」とニーナ。
「いいえ、だって見えない人と話すんですよ」
「あ、でも神界と繋がるから、あながち嘘でもないかも。電話で神託が出来るよ」とミルル。
「どうしましょう。教会の存在意義が!」セシルは本気で心配している模様。
「そこは大丈夫じゃない? 神託はしないって言ってたし」とニーナ。
「でも、確かに神様の声みたいだよね。誰もいないのに、声がするんだから」とミルル。
なるほど。いきなり高度な技術に接すると、こういう感想になるんだな。そう言えば、最初にテレビを見た人も、こういう反応だったらしい。
「作ってて最初に声が出たときは、自分で信じらんなかった」とミルル。
「ミルルでそれなら。みんなが驚いてもしょうがないわよね」とニーナ。
ちなみに完成した女神湯だが、「エリス様の姿見」と書かれたガラスの姿見を見てエリス様が固まっていた。
61
お気に入りに追加
582
あなたにおすすめの小説

明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです

元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。

【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。

異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!
あるちゃいる
ファンタジー
山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。
気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。
不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。
その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。
⚠️超絶不定期更新⚠️
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされ、生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれてしまった、ベテランオッサン冒険者のお話。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?

神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる