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黎明編
17 飛行艇を作る-組み立て編1-
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各自が作業を分担するようになってからは早かった。
見る見る形になって行った。
まず、機体は俺が作った。汎用ではなく俺専用の機体ということで無理な機動に耐えられる頑丈なものにした。
ミルル担当の浮遊装置はまだ完成していないが、重量バランスを考慮して取付位置を決定している。重心を間違えなければ何とかなるだろう。
操縦は昔のプロペラ機のような操縦桿を使う方式にしたので、意外と操作は簡単だ。ちなみに加速装置を使ったターボも付いている。アクセルは床にペダルを付けた。
殆ど俺の作業だが、見学していたニーナとミルルを呼んだ。
「ちょっと、二人で操縦席に乗ってみてくれないか?」
「はーい」
「了解!」
「重量バランスをとる」
「うん? なんで降りてんだよ」
「いま体重測ろうとしたでしょ」とニーナ。なんでだよ。
「やだ~っ」とミルル。
「いや、だから二人一緒だしいいじゃないか」
「二人が乗り切るまで目をつむっててね」とニーナ。
「なんで、そんなに気にするんだよ」
「気にするわよ」
「気にするよ~っ」
乙女ごころは大事だよな。すみません。
「いいわよ」
「おっけ~っ」いや、その言い方は……あ、俺を真似したのか。おっけ~。
* * *
機体の次に出来たのがミルルの浮遊装置だ。
構造は単純だが、ほとんどが浮遊魔法に変換する部品の集合体になった。
部品自体は以前からあるものなので整然と並べるだけだ。ただ、こんなに大量に作ったのは初めてらしく、ちょっと飽きたらしい。
「リュウジ~っ、これなんかつまんな~いっ」とミルルの泣きが入った。
俺はミルルと作業を分担して、いわゆる流れ作業を導入してみた。これだと見やすからな。ただ、単純作業の繰り返しになるのがミルル的に面白くないようだ。
このままだと質が落ちる可能性もあるし、ちょっと暇つぶしでもしておくか。
「じゃ、浮遊装置の気持ちを理解してみよう」
「浮遊装置の気持ち~?」
「そう、ちょっと空を飛んでみないか?」
「みるみるみるる」
「お前が、ギャグ言うようになったか」頼もしい。
「じゃ、俺におんぶして」
「おんぶ?」って、知らないのか?
「あ、前でもいいか。一応安全の為に腰に紐を結んでおくな」
「あ、うん」
そして、俺達は工房の庭から青く晴れ上がった空へ飛び上がった。
もちろん、紐で吊り上げているわけではない。ミルルの体全体を神力で浮かせているので普通に飛ぶのと同じになる。
つまり浮遊装置の気持ちになれるわけだ。
「すっご~いっ、リュウジ~。飛ぶってこんな気持ちだったんだ~っ」
「どうだ、気持ちい~だろ~っ」
「うん、でもちょっと怖いから抱えてて~」
「そっか、こうしてれば大丈夫か?」
俺はミルルを後ろから抱きしめる形になった。
「うん、だいじょ~ぶ~。気持ちい~っ」
浮遊装置の組み立てが終わった時には、その機能美に惹かれていたようだけど出来上がるまでは分からない。だから、たまにはこんな息抜きも必要だよな。工房で作業しっぱなしは良くない。
そんな訳で、俺達はしばらく空の散歩を楽しんだのだった。
* * *
ニーナの口噛み……もといエナジーモジュールもなんとか出来た。
魔法共生菌は口から取り出すことが出来た。
これで魔法共生菌が魔力の源だと証明できたわけだ。
構造は魔法共生菌の培養液を入れた球体と、そこに魔力を取り出すための網の目状の魔動回路を張り巡らせたものになった。この魔力の取り出し方は魔石とあまり変わらない。
魔動回路が魔力を引き出すと少し発光するので、内臓を連想してちょっとグロい。
ただ、出来ることは出来たがパワーが足りなかった。
単純に魔法共生菌とエサとなる酵母菌、さらに酵母菌のエサとなる栄養素の3つの要素が複雑に絡み合っているようだ。
だからと言って容器を大きくしても重すぎて飛べなくなる。ギリギリのサイズでなんとかしたい。
だが、この出力不足の問題はエナジーモジュールの構造を二重にして酵母菌領域と魔法共生菌領域に分離することであっさり解決した。どうも、このほうが効率よくアルコールを作れるかららしい。
アルコール度数が上がると、何故が効率も上がった。理由は不明だ。あたかも神力を食ってる時のようにパワーが出た。アルコールが神力の代わりになったのか?
ちなにみ、ここでミルルが魔法覚醒した。
ニーナと違って、あっさり覚醒してしまった。何故簡単に覚醒してしまったのかは、謎だ。
「うぃ~っ、リュウジぃ~っ、なんかいい気持ち~っ」
「うっ、酒臭っ。お前、酒飲んだろ? どっから持ってきた?」
「へ? ちと発酵層の調子を調べてたら、いい香りがしてきて、ちょっと味見を」
謎は簡単に解決しました。
子供がニーナの口噛み酒飲んでんじゃね~っ!
見る見る形になって行った。
まず、機体は俺が作った。汎用ではなく俺専用の機体ということで無理な機動に耐えられる頑丈なものにした。
ミルル担当の浮遊装置はまだ完成していないが、重量バランスを考慮して取付位置を決定している。重心を間違えなければ何とかなるだろう。
操縦は昔のプロペラ機のような操縦桿を使う方式にしたので、意外と操作は簡単だ。ちなみに加速装置を使ったターボも付いている。アクセルは床にペダルを付けた。
殆ど俺の作業だが、見学していたニーナとミルルを呼んだ。
「ちょっと、二人で操縦席に乗ってみてくれないか?」
「はーい」
「了解!」
「重量バランスをとる」
「うん? なんで降りてんだよ」
「いま体重測ろうとしたでしょ」とニーナ。なんでだよ。
「やだ~っ」とミルル。
「いや、だから二人一緒だしいいじゃないか」
「二人が乗り切るまで目をつむっててね」とニーナ。
「なんで、そんなに気にするんだよ」
「気にするわよ」
「気にするよ~っ」
乙女ごころは大事だよな。すみません。
「いいわよ」
「おっけ~っ」いや、その言い方は……あ、俺を真似したのか。おっけ~。
* * *
機体の次に出来たのがミルルの浮遊装置だ。
構造は単純だが、ほとんどが浮遊魔法に変換する部品の集合体になった。
部品自体は以前からあるものなので整然と並べるだけだ。ただ、こんなに大量に作ったのは初めてらしく、ちょっと飽きたらしい。
「リュウジ~っ、これなんかつまんな~いっ」とミルルの泣きが入った。
俺はミルルと作業を分担して、いわゆる流れ作業を導入してみた。これだと見やすからな。ただ、単純作業の繰り返しになるのがミルル的に面白くないようだ。
このままだと質が落ちる可能性もあるし、ちょっと暇つぶしでもしておくか。
「じゃ、浮遊装置の気持ちを理解してみよう」
「浮遊装置の気持ち~?」
「そう、ちょっと空を飛んでみないか?」
「みるみるみるる」
「お前が、ギャグ言うようになったか」頼もしい。
「じゃ、俺におんぶして」
「おんぶ?」って、知らないのか?
「あ、前でもいいか。一応安全の為に腰に紐を結んでおくな」
「あ、うん」
そして、俺達は工房の庭から青く晴れ上がった空へ飛び上がった。
もちろん、紐で吊り上げているわけではない。ミルルの体全体を神力で浮かせているので普通に飛ぶのと同じになる。
つまり浮遊装置の気持ちになれるわけだ。
「すっご~いっ、リュウジ~。飛ぶってこんな気持ちだったんだ~っ」
「どうだ、気持ちい~だろ~っ」
「うん、でもちょっと怖いから抱えてて~」
「そっか、こうしてれば大丈夫か?」
俺はミルルを後ろから抱きしめる形になった。
「うん、だいじょ~ぶ~。気持ちい~っ」
浮遊装置の組み立てが終わった時には、その機能美に惹かれていたようだけど出来上がるまでは分からない。だから、たまにはこんな息抜きも必要だよな。工房で作業しっぱなしは良くない。
そんな訳で、俺達はしばらく空の散歩を楽しんだのだった。
* * *
ニーナの口噛み……もといエナジーモジュールもなんとか出来た。
魔法共生菌は口から取り出すことが出来た。
これで魔法共生菌が魔力の源だと証明できたわけだ。
構造は魔法共生菌の培養液を入れた球体と、そこに魔力を取り出すための網の目状の魔動回路を張り巡らせたものになった。この魔力の取り出し方は魔石とあまり変わらない。
魔動回路が魔力を引き出すと少し発光するので、内臓を連想してちょっとグロい。
ただ、出来ることは出来たがパワーが足りなかった。
単純に魔法共生菌とエサとなる酵母菌、さらに酵母菌のエサとなる栄養素の3つの要素が複雑に絡み合っているようだ。
だからと言って容器を大きくしても重すぎて飛べなくなる。ギリギリのサイズでなんとかしたい。
だが、この出力不足の問題はエナジーモジュールの構造を二重にして酵母菌領域と魔法共生菌領域に分離することであっさり解決した。どうも、このほうが効率よくアルコールを作れるかららしい。
アルコール度数が上がると、何故が効率も上がった。理由は不明だ。あたかも神力を食ってる時のようにパワーが出た。アルコールが神力の代わりになったのか?
ちなにみ、ここでミルルが魔法覚醒した。
ニーナと違って、あっさり覚醒してしまった。何故簡単に覚醒してしまったのかは、謎だ。
「うぃ~っ、リュウジぃ~っ、なんかいい気持ち~っ」
「うっ、酒臭っ。お前、酒飲んだろ? どっから持ってきた?」
「へ? ちと発酵層の調子を調べてたら、いい香りがしてきて、ちょっと味見を」
謎は簡単に解決しました。
子供がニーナの口噛み酒飲んでんじゃね~っ!
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