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黎明編
16 飛行艇を作る-設計編-
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アリスが神界へ帰ってから、俺は念願の魔道具作りを始めた。
マドラーばあちゃんに教えてもらったことを基に、具体的な図面にしてみた。
まぁ、魔動回路とか分からないので模型飛行機の設計図みたいになってしまったのだが。
そう、今回作るのは飛行艇だ。機体設計図に加えて魔法で何をやりたいかを描いた模式図にしてみた。これでなんとかなるだろう。というか、なってくれ。
* * *
出来た設計図を持って、俺はニーナと一緒にマドラーばあちゃんの魔道具屋を尋ねた。
これで飛行艇が作れるのか見てもらうためだ。
基本のモデルはドローンだ。
この世界にプロペラやモーターはないが、加速自体は魔力のほうが得意なので、むしろ作りやすいと思う。
「こんにちは~っ」
「あ、ニーナさんいらっしゃい!」
「こんにちはミルル。おばあちゃんいる?」
「あ、いるんだけど、ちょっと腰を痛めちゃって」
「ええっ? 大丈夫?」
出てきたミルルが、ちょっと苦笑い気味に言った。
「ニーナさんたちが来てから『若いもんには負けられられない!』とか言って、張り切り過ぎちゃったみたい」
ぴちぴちを証明しようとしたらしい。
あれ? そういや、俺って神力が回復したから治癒とか出来るかも。ちょっと見てあげようか。
「無理しちゃったのか」
「あたしゃ平気だよ。無理なんかしちゃいないさ」
奥からマドラーばあちゃんが出てきた。が、ぜんぜん平気には見えない。
「あ、おばあちゃん!」
「まだ、だめだよ寝てないと」とミルルが注意する。
「あんたらが来たのに寝てなんかいられないよ」
「もう、おばあちゃんったら」
ニーナは、さすがに心配そうな顔だ。
「あっ、そうそう。俺、治癒魔法使えるようなんだけど」
「えっ?」ニーナ驚く。
「うそっ?」ミルルも意外そうな顔をする。
「そりゃ、びっくりだね」ばあちゃんもびっくりしている。
「まぁ、知識だけなんで申し訳ないですけど、もし辛いんだったらダメ元でちょっとかけてみましょうか?」
「ほんとかい、じゃ、頼むよ。腰にくると何もできゃしないんで困ってたんだ」やっぱりか。
俺は神力リストで治癒を探して試してみた。
見た目は単に痛む腰に手をかざしてるだけだが、痛んでいる神経のまわりを薄いクッションで包むようなイメージだ。
「ありゃ、ほんとに痛くなくなったよ。よいしょ。こりゃ、大したもんだ」
「すっご~いっ」
ミルルも明るい顔で驚いている。
「し、ししょ~っ、さすがです。もう惚れ直しちゃいます」冷めてたの?
「ああ、リュウジさん。ほんとにありがとよっ。これだけは、もう諦めてたからねぇ」
マドラーばあちゃんは、腰のあたりの凝りをさすりながら背を伸ばして言った。
「たぶん、これで当分は大丈夫だと思います。痛まないだけなので、無理はダメですよ」
俺は神力の説明文を読んで伝えた。
「助かったよ。で、今日はどうしたんだい?」
「ああ、この間話してた魔道具なんですが、一応設計したので持ってきました」
俺は、手に持った設計図を掲げて見せた。
「おや、ずいぶん早いね。じゃ、工房で話を聞こうか。あ、店は閉めるよミルル」
「はい、おばあちゃん」
「いや、閉めなくても」またかい。
「かまやしないよ、もともと客なんか来やしないし、腰を痛めて閉める気だったんだ」
* * *
マドラーばあちゃんに促されて、俺達は奥の工房に移動した。
工房は、壁一面をいろんな魔道具や魔道工具が埋め尽くしている。
いかにも作業場という雰囲気の部屋だが思いのほか広く、ベランダからは小さな庭に出られるようになっていた。
部屋の中央にある大きなテーブルにはミルルの作業中の部品が並んでいた。
数は減ったようだが、まだ温風扇は売れてるらしい。俺は、その作業台の空いたところに設計図を広げて見せた。
「こ、こりゃ~なんだい? とんでもないもの描いてきたね」
設計図を覗き込んだマドラーばあちゃんが驚いた。
「す、凄ーい。こんな細かい図面見たことないよ」ミルルも驚いている。
「やっぱり、これって凄いんだ」
あらかじめニーナにも見せていたが、その時の反応は「蜘蛛の巣みたい」だった。
そりゃそうか。
「あ、そうか、こっちのほうがいいか」
そう言って、完成予想図と模式図を出してみた。
「ほう、これなら分かるよ」とマドラーばあちゃん。
「うん、うん」ミルルも、これなら大丈夫らしい。
「二人乗りの飛行艇です。荷物が無ければ4人くらい乗れるかも」
「は~っ、飛行艇かい。凄いね」
模式図を遠目に持ってマドラーばあちゃんが言った。
「この、4つの膨らみ部分を浮かせることで、中の人間や荷物を運びます」
「ほう。すると魔石は真ん中に置くんだね? 魔力変換器は4箇所に置くってことだね」
「そこなんですけど、魔力を浮力に変換するとき、それぞれを微調整したいんです」
「それぞれに、しかも細かくかい? そりゃちょっとやっかいかも知れないね」
マドラーばあちゃんは遠くを見るような目で言った。
「やっぱり、難しいですか?」
「いや、出来ない訳じゃないが専用の魔道具になるね」
「おばあちゃん、面白い! これ作ってみたい!」ミルルは模式図を覗き込んで言った。
「そうかい、ミルルなら作れるだろうさ」
「そりゃ、ありがたい」
「ただね。そうなると、かなり大きな魔石がいるね」
マドラーばあちゃんは、模式図を俺に返しながら難しそうな表情で言った。
「ああ、そうかぁ。重いもんね」とミルル。
「それなんですけど、実は魔力を生み出す装置を作ろうかと思ってます」
「なんだって~!」
マドラーばあちゃん、いつになく大きな声で言った。
「魔力を生み出す? 溜めるんじゃなくて? それ魔法使いじゃん。リュウジさんを箱に閉じ込めるの?」俺は、この娘の発想が怖い。
「いや、俺を閉じ込めてどうするの? そうじゃなくて、魔法使いの力の源を集めて閉じ込めるんだよ」
マドラーばあちゃんは、しばらくあっけに取られていた。
「あんた、とんでもないこと考えるね。そんなことが出来るもんかね」
「わたしも、びっくりした。怖いくらい」いや、さっきの君の発想のほうが怖いんだけど。
「もしそれが出来れば、魔力を溜め込まなくても魔法が使えるようになるハズです」
「……」
「……」
「……」
あの、もしもし。一同、絶句している。
「あんた、そりゃ世界が変わるよ。ちょっと、簡単にしゃべちゃまずいよ」とマドラーばあちゃん。
「えっ? ああ、そう言えばそうか。油田見つけたようなもんだからな」
「ゆでん?」とミルル。
「あ、いや、材木の山というか薪の山というか」
「そういうこった。ま、うまく行けばだけどね。下手すると軍が動くよ、あんた」
マドラーばあちゃんは、厳しい顔で言った。
「そうか。そうですね。まぁ、本当に出来るかどうかは、やってみないと分かりませんが。とりあえず、このことはここだけの秘密ということで」
「もちろんさ」とマドラーばあちゃん。
「そうですね」とミルル。
「分かった」とニーナ。
この魔法を生み出す装置は「エナジーモジュール」と呼ぶことにした。
飛行艇の製作では、エナジーモジュールの開発は主に俺が担当する。加速器を含む駆動系はミルル、制御系はミルルと俺が担当することになった。ニーナは全般に補助に回ってもらう。
というか、実はエナジーモジュール開発において、ニーナがキーマンだったりする。
何しろ、俺の魔法は神力シャワーで消えちゃったのだ。本当に魔法共生菌が存在するとしたら、あるのはニーナの中だけになる。それで魔法共生菌の取り出しにはニーナの協力が不可欠という訳だ。
* * *
「それで、このガラスの壺の中に私が口で噛んだパンを出すの?」
「うん」
「なんか、汚い感じでやだなぁ。リュウジでもいいんじゃない?」
「俺じゃ、もっと汚い感じがするし、ニーナのがいい」
決して口噛み酒を飲みたいとか思ってないから。
壺の中には培養液が入っていて勝手に増殖するので、大量には必要ない。少しあればいい。
「体のどこに共生しているか分からないから、あちこち試してみるしかないんだよ」
「うん。まぁ、そう言うことなら仕方ないけど」
ニーナは嫌々ながら応じてくれた。
既に皮膚からも細菌を採取して壺で保存している。これでダメだと腸内細菌とかになって絶望的なんだよな。うまくいってくれよ。
「あたしも、手伝ってあげようか?」
「いや、ミルルは魔法覚醒してないし」
「あそっか。魔法覚醒すれば魔法使えてエナジーモジュール作れるってことなんだね」
「そういうこと」
「ねぇ、ニーナ。私にも覚醒のやり方教えて?」
「えーっ、ちょっと大変だよ? リュウジに頼みなよ」
ニーナ、その大変なことをミルルに教えないように!
「馬鹿な事言ってるんじゃありません」
「え? 何でだめなの?」とミルル。
「ともかく、ミルルはまず駆動系をお願い」
「うん、わかった」
ミルルは、やや不満げだったけど「駆動系」と聞くと自分の興味のあることなのですぐ忘れたようだ。
マドラーばあちゃんに教えてもらったことを基に、具体的な図面にしてみた。
まぁ、魔動回路とか分からないので模型飛行機の設計図みたいになってしまったのだが。
そう、今回作るのは飛行艇だ。機体設計図に加えて魔法で何をやりたいかを描いた模式図にしてみた。これでなんとかなるだろう。というか、なってくれ。
* * *
出来た設計図を持って、俺はニーナと一緒にマドラーばあちゃんの魔道具屋を尋ねた。
これで飛行艇が作れるのか見てもらうためだ。
基本のモデルはドローンだ。
この世界にプロペラやモーターはないが、加速自体は魔力のほうが得意なので、むしろ作りやすいと思う。
「こんにちは~っ」
「あ、ニーナさんいらっしゃい!」
「こんにちはミルル。おばあちゃんいる?」
「あ、いるんだけど、ちょっと腰を痛めちゃって」
「ええっ? 大丈夫?」
出てきたミルルが、ちょっと苦笑い気味に言った。
「ニーナさんたちが来てから『若いもんには負けられられない!』とか言って、張り切り過ぎちゃったみたい」
ぴちぴちを証明しようとしたらしい。
あれ? そういや、俺って神力が回復したから治癒とか出来るかも。ちょっと見てあげようか。
「無理しちゃったのか」
「あたしゃ平気だよ。無理なんかしちゃいないさ」
奥からマドラーばあちゃんが出てきた。が、ぜんぜん平気には見えない。
「あ、おばあちゃん!」
「まだ、だめだよ寝てないと」とミルルが注意する。
「あんたらが来たのに寝てなんかいられないよ」
「もう、おばあちゃんったら」
ニーナは、さすがに心配そうな顔だ。
「あっ、そうそう。俺、治癒魔法使えるようなんだけど」
「えっ?」ニーナ驚く。
「うそっ?」ミルルも意外そうな顔をする。
「そりゃ、びっくりだね」ばあちゃんもびっくりしている。
「まぁ、知識だけなんで申し訳ないですけど、もし辛いんだったらダメ元でちょっとかけてみましょうか?」
「ほんとかい、じゃ、頼むよ。腰にくると何もできゃしないんで困ってたんだ」やっぱりか。
俺は神力リストで治癒を探して試してみた。
見た目は単に痛む腰に手をかざしてるだけだが、痛んでいる神経のまわりを薄いクッションで包むようなイメージだ。
「ありゃ、ほんとに痛くなくなったよ。よいしょ。こりゃ、大したもんだ」
「すっご~いっ」
ミルルも明るい顔で驚いている。
「し、ししょ~っ、さすがです。もう惚れ直しちゃいます」冷めてたの?
「ああ、リュウジさん。ほんとにありがとよっ。これだけは、もう諦めてたからねぇ」
マドラーばあちゃんは、腰のあたりの凝りをさすりながら背を伸ばして言った。
「たぶん、これで当分は大丈夫だと思います。痛まないだけなので、無理はダメですよ」
俺は神力の説明文を読んで伝えた。
「助かったよ。で、今日はどうしたんだい?」
「ああ、この間話してた魔道具なんですが、一応設計したので持ってきました」
俺は、手に持った設計図を掲げて見せた。
「おや、ずいぶん早いね。じゃ、工房で話を聞こうか。あ、店は閉めるよミルル」
「はい、おばあちゃん」
「いや、閉めなくても」またかい。
「かまやしないよ、もともと客なんか来やしないし、腰を痛めて閉める気だったんだ」
* * *
マドラーばあちゃんに促されて、俺達は奥の工房に移動した。
工房は、壁一面をいろんな魔道具や魔道工具が埋め尽くしている。
いかにも作業場という雰囲気の部屋だが思いのほか広く、ベランダからは小さな庭に出られるようになっていた。
部屋の中央にある大きなテーブルにはミルルの作業中の部品が並んでいた。
数は減ったようだが、まだ温風扇は売れてるらしい。俺は、その作業台の空いたところに設計図を広げて見せた。
「こ、こりゃ~なんだい? とんでもないもの描いてきたね」
設計図を覗き込んだマドラーばあちゃんが驚いた。
「す、凄ーい。こんな細かい図面見たことないよ」ミルルも驚いている。
「やっぱり、これって凄いんだ」
あらかじめニーナにも見せていたが、その時の反応は「蜘蛛の巣みたい」だった。
そりゃそうか。
「あ、そうか、こっちのほうがいいか」
そう言って、完成予想図と模式図を出してみた。
「ほう、これなら分かるよ」とマドラーばあちゃん。
「うん、うん」ミルルも、これなら大丈夫らしい。
「二人乗りの飛行艇です。荷物が無ければ4人くらい乗れるかも」
「は~っ、飛行艇かい。凄いね」
模式図を遠目に持ってマドラーばあちゃんが言った。
「この、4つの膨らみ部分を浮かせることで、中の人間や荷物を運びます」
「ほう。すると魔石は真ん中に置くんだね? 魔力変換器は4箇所に置くってことだね」
「そこなんですけど、魔力を浮力に変換するとき、それぞれを微調整したいんです」
「それぞれに、しかも細かくかい? そりゃちょっとやっかいかも知れないね」
マドラーばあちゃんは遠くを見るような目で言った。
「やっぱり、難しいですか?」
「いや、出来ない訳じゃないが専用の魔道具になるね」
「おばあちゃん、面白い! これ作ってみたい!」ミルルは模式図を覗き込んで言った。
「そうかい、ミルルなら作れるだろうさ」
「そりゃ、ありがたい」
「ただね。そうなると、かなり大きな魔石がいるね」
マドラーばあちゃんは、模式図を俺に返しながら難しそうな表情で言った。
「ああ、そうかぁ。重いもんね」とミルル。
「それなんですけど、実は魔力を生み出す装置を作ろうかと思ってます」
「なんだって~!」
マドラーばあちゃん、いつになく大きな声で言った。
「魔力を生み出す? 溜めるんじゃなくて? それ魔法使いじゃん。リュウジさんを箱に閉じ込めるの?」俺は、この娘の発想が怖い。
「いや、俺を閉じ込めてどうするの? そうじゃなくて、魔法使いの力の源を集めて閉じ込めるんだよ」
マドラーばあちゃんは、しばらくあっけに取られていた。
「あんた、とんでもないこと考えるね。そんなことが出来るもんかね」
「わたしも、びっくりした。怖いくらい」いや、さっきの君の発想のほうが怖いんだけど。
「もしそれが出来れば、魔力を溜め込まなくても魔法が使えるようになるハズです」
「……」
「……」
「……」
あの、もしもし。一同、絶句している。
「あんた、そりゃ世界が変わるよ。ちょっと、簡単にしゃべちゃまずいよ」とマドラーばあちゃん。
「えっ? ああ、そう言えばそうか。油田見つけたようなもんだからな」
「ゆでん?」とミルル。
「あ、いや、材木の山というか薪の山というか」
「そういうこった。ま、うまく行けばだけどね。下手すると軍が動くよ、あんた」
マドラーばあちゃんは、厳しい顔で言った。
「そうか。そうですね。まぁ、本当に出来るかどうかは、やってみないと分かりませんが。とりあえず、このことはここだけの秘密ということで」
「もちろんさ」とマドラーばあちゃん。
「そうですね」とミルル。
「分かった」とニーナ。
この魔法を生み出す装置は「エナジーモジュール」と呼ぶことにした。
飛行艇の製作では、エナジーモジュールの開発は主に俺が担当する。加速器を含む駆動系はミルル、制御系はミルルと俺が担当することになった。ニーナは全般に補助に回ってもらう。
というか、実はエナジーモジュール開発において、ニーナがキーマンだったりする。
何しろ、俺の魔法は神力シャワーで消えちゃったのだ。本当に魔法共生菌が存在するとしたら、あるのはニーナの中だけになる。それで魔法共生菌の取り出しにはニーナの協力が不可欠という訳だ。
* * *
「それで、このガラスの壺の中に私が口で噛んだパンを出すの?」
「うん」
「なんか、汚い感じでやだなぁ。リュウジでもいいんじゃない?」
「俺じゃ、もっと汚い感じがするし、ニーナのがいい」
決して口噛み酒を飲みたいとか思ってないから。
壺の中には培養液が入っていて勝手に増殖するので、大量には必要ない。少しあればいい。
「体のどこに共生しているか分からないから、あちこち試してみるしかないんだよ」
「うん。まぁ、そう言うことなら仕方ないけど」
ニーナは嫌々ながら応じてくれた。
既に皮膚からも細菌を採取して壺で保存している。これでダメだと腸内細菌とかになって絶望的なんだよな。うまくいってくれよ。
「あたしも、手伝ってあげようか?」
「いや、ミルルは魔法覚醒してないし」
「あそっか。魔法覚醒すれば魔法使えてエナジーモジュール作れるってことなんだね」
「そういうこと」
「ねぇ、ニーナ。私にも覚醒のやり方教えて?」
「えーっ、ちょっと大変だよ? リュウジに頼みなよ」
ニーナ、その大変なことをミルルに教えないように!
「馬鹿な事言ってるんじゃありません」
「え? 何でだめなの?」とミルル。
「ともかく、ミルルはまず駆動系をお願い」
「うん、わかった」
ミルルは、やや不満げだったけど「駆動系」と聞くと自分の興味のあることなのですぐ忘れたようだ。
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