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24話
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脱ヒッキーを目指し2日目にして、既に挫折しかけている俺です。
このまま穏やかにセーフハウスで隠遁生活を続けていれば良かったと少し思ったり思わなかったり…。
いやいやここで挫折し諦めるのはまだ早い!
頑張れ!俺っ!
…なんて事を思いながら、無事に仮の身分証を再発行して貰って、セクアナ様の教会にやって来た。
昨日と同じで教会は無人だった。
祭壇前に片膝を着いて、手を組み真摯な気持ちで祈りを捧げると、直ぐにセクアナ神の降臨の気配を感じた。
『あら、随分と早くまた会いに来てくたのね!嬉しいわっ!』
セクアナ様、昨日はお世話になりました。いきなりで申し訳ないのですが、お尋ねしたい事が…。
『いいわよ。答えはYESね』
おい!はえーなっ!!
おっと、失礼しました…。まだ、言ってないんですけど?
『そりゃ神だもの。スルジェ、貴方の事は神々の誰かしらが見守っているからねー』
え?全部知ってるとこと?
それって…俺、毎日24時間ずっと見られて…ストーキングされてるんですか!?
神々、マジこわいわぁ…。
『こらこら、私たちをストーカー扱いしちゃ駄目でしょ。私たち神々は純粋に貴方の事を見守ってるだけよ?貴方が窮地に陥らない限り私たち神々はこの世界に干渉はしないわ。困った事ぐらいなら導くぐらいの手助けぐらいはするだろうけどね』
はぁ、そうなんですか…。
んじゃ、話は早いですね。YESって答えは間違いないんですね?
俺、嫌なんですけど…。
『そりゃ、嫌だと私も思うわ。うん。まぁ、今までの…反動だと思うしかない…かなぁ…』
えらく歯切れの悪い言い方に聞こえるのは気のせいです?
何か隠してません?怪しい…。
『あ、言っておくけど、私は何も関与してないからねっ!むしろ止めなさいって諌めたぐらいなんだからっ!』
セクアナ様…それはどういう意味なんですかねぇ?すっごく聞き捨てならないんですけどっ!!
説明を求めますっ!!
『え~と、私たち神々の中の極一部からの熱く強い希望がありまして…そのね、なんて言うか…貴方の前世の世界じゃ、ほら…女性向けの薄い本って言うの?そういう恋愛も貴方にして欲しいかなぁ~って……』
はぁぁぁぁぁぁっ?!
それって…それってもしかして俗にいわゆるBLですよね!!回復スキルの【BL】の間違いじゃないですよね?!
『あ~そうそうBLね。うん、確かBLって言ってた記憶あるわ。あ、でもねでもね、同性なら誰彼構わずって訳じゃなくて、貴方と相性が合う相手しかアプローチしてこないから、大丈夫よっ!どんなに貴方に恋慕しても相性が合わない相手は貴方から半径10mの範囲には近づく事も出来ないから、安心していいわっ!』
………。
あー、そうですか……神々の方々にも腐の方々がいらっしゃると……なるほど、そうですか……そうなんですか…。
白目剥いて気絶していいですか?
いやいや…いやいや、全然大丈夫でも安心でもないですよ…それに慰めにもなってないし…。
もし、その相性の合う相手と出会ったら回避出来ないじゃん…。
『え?今まで結構出会ってたんだけど…秋波を送ってた多くの相手に、まさか全然気づいてなかったとか?告白して来たのをことごとく振ってきたのは…天然だった訳?』
へ?どゆこと?
言い寄られた記憶も振った記憶もないんですけど…。
そもそも男女問わず告白された事ないっすよ。
『スルジェ…恐ろしい子……神々のお膳立て恋愛フラグを天然無意識で全てへし折り続けていたとは…これはもう号外クラスのニュースだわ…。ちょっと私、他の神々に知らせに行くわっ!!じゃ、またねっ!!』
えええええっ!!
セクアナ様っ!待って!待って下さいよっ!!まだ聞きたい事が……。
セクアナ神は途方にくれる俺を放置してお戻りなられましたとさ…。
はははははは……はぁ、どうすんだ…俺…。
先ずは冷静になって考えようぜ、俺…。
教会の礼拝の為の長椅子座って、セクアナ神との会話をまとめてみる。
どうやら性欲が弱いと言うか乏しいのは、元々の俺の体質みたいなもんて事はわかっていたからいいとして…。
極一部の腐な神々のBL大好きな御業により男とエッチする(俺は受け)と性的な快楽に弱くなる(淫乱になるとは思いたくない)らしい。多分そういう姿を見てギャップ萌えしたいのだろう。
相性が合わない相手から好意を持たれても俺に近づく事が出来ないブロックを付けて、わざわざ俺と相性(身体の相性だけじゃないと思いたい)が合う色々な相手を何やらお膳立てしていたらしい。
だが、俺が全く気づかない超鈍感だった為、俺に好意を持った相性の合う相手を無意識で全て振っていたと…。
なんじゃ、そりゃ…。知らんがな。
神々には感謝はしているから、多少の事なら文句なんて言えないけどさ…これは駄目でしょ!!
あぁ、腐の神々が恨めしい…。
ん?ちょっと待て…相性が合わない相手は俺に触れる事すら出来ないんだよな?
じゃ、あのおっさんはどうなる?
あのおっさん…俺と相性が合うって事?
やーめーてーー!!
誰か嘘だと言ってくれ…。
このまま穏やかにセーフハウスで隠遁生活を続けていれば良かったと少し思ったり思わなかったり…。
いやいやここで挫折し諦めるのはまだ早い!
頑張れ!俺っ!
…なんて事を思いながら、無事に仮の身分証を再発行して貰って、セクアナ様の教会にやって来た。
昨日と同じで教会は無人だった。
祭壇前に片膝を着いて、手を組み真摯な気持ちで祈りを捧げると、直ぐにセクアナ神の降臨の気配を感じた。
『あら、随分と早くまた会いに来てくたのね!嬉しいわっ!』
セクアナ様、昨日はお世話になりました。いきなりで申し訳ないのですが、お尋ねしたい事が…。
『いいわよ。答えはYESね』
おい!はえーなっ!!
おっと、失礼しました…。まだ、言ってないんですけど?
『そりゃ神だもの。スルジェ、貴方の事は神々の誰かしらが見守っているからねー』
え?全部知ってるとこと?
それって…俺、毎日24時間ずっと見られて…ストーキングされてるんですか!?
神々、マジこわいわぁ…。
『こらこら、私たちをストーカー扱いしちゃ駄目でしょ。私たち神々は純粋に貴方の事を見守ってるだけよ?貴方が窮地に陥らない限り私たち神々はこの世界に干渉はしないわ。困った事ぐらいなら導くぐらいの手助けぐらいはするだろうけどね』
はぁ、そうなんですか…。
んじゃ、話は早いですね。YESって答えは間違いないんですね?
俺、嫌なんですけど…。
『そりゃ、嫌だと私も思うわ。うん。まぁ、今までの…反動だと思うしかない…かなぁ…』
えらく歯切れの悪い言い方に聞こえるのは気のせいです?
何か隠してません?怪しい…。
『あ、言っておくけど、私は何も関与してないからねっ!むしろ止めなさいって諌めたぐらいなんだからっ!』
セクアナ様…それはどういう意味なんですかねぇ?すっごく聞き捨てならないんですけどっ!!
説明を求めますっ!!
『え~と、私たち神々の中の極一部からの熱く強い希望がありまして…そのね、なんて言うか…貴方の前世の世界じゃ、ほら…女性向けの薄い本って言うの?そういう恋愛も貴方にして欲しいかなぁ~って……』
はぁぁぁぁぁぁっ?!
それって…それってもしかして俗にいわゆるBLですよね!!回復スキルの【BL】の間違いじゃないですよね?!
『あ~そうそうBLね。うん、確かBLって言ってた記憶あるわ。あ、でもねでもね、同性なら誰彼構わずって訳じゃなくて、貴方と相性が合う相手しかアプローチしてこないから、大丈夫よっ!どんなに貴方に恋慕しても相性が合わない相手は貴方から半径10mの範囲には近づく事も出来ないから、安心していいわっ!』
………。
あー、そうですか……神々の方々にも腐の方々がいらっしゃると……なるほど、そうですか……そうなんですか…。
白目剥いて気絶していいですか?
いやいや…いやいや、全然大丈夫でも安心でもないですよ…それに慰めにもなってないし…。
もし、その相性の合う相手と出会ったら回避出来ないじゃん…。
『え?今まで結構出会ってたんだけど…秋波を送ってた多くの相手に、まさか全然気づいてなかったとか?告白して来たのをことごとく振ってきたのは…天然だった訳?』
へ?どゆこと?
言い寄られた記憶も振った記憶もないんですけど…。
そもそも男女問わず告白された事ないっすよ。
『スルジェ…恐ろしい子……神々のお膳立て恋愛フラグを天然無意識で全てへし折り続けていたとは…これはもう号外クラスのニュースだわ…。ちょっと私、他の神々に知らせに行くわっ!!じゃ、またねっ!!』
えええええっ!!
セクアナ様っ!待って!待って下さいよっ!!まだ聞きたい事が……。
セクアナ神は途方にくれる俺を放置してお戻りなられましたとさ…。
はははははは……はぁ、どうすんだ…俺…。
先ずは冷静になって考えようぜ、俺…。
教会の礼拝の為の長椅子座って、セクアナ神との会話をまとめてみる。
どうやら性欲が弱いと言うか乏しいのは、元々の俺の体質みたいなもんて事はわかっていたからいいとして…。
極一部の腐な神々のBL大好きな御業により男とエッチする(俺は受け)と性的な快楽に弱くなる(淫乱になるとは思いたくない)らしい。多分そういう姿を見てギャップ萌えしたいのだろう。
相性が合わない相手から好意を持たれても俺に近づく事が出来ないブロックを付けて、わざわざ俺と相性(身体の相性だけじゃないと思いたい)が合う色々な相手を何やらお膳立てしていたらしい。
だが、俺が全く気づかない超鈍感だった為、俺に好意を持った相性の合う相手を無意識で全て振っていたと…。
なんじゃ、そりゃ…。知らんがな。
神々には感謝はしているから、多少の事なら文句なんて言えないけどさ…これは駄目でしょ!!
あぁ、腐の神々が恨めしい…。
ん?ちょっと待て…相性が合わない相手は俺に触れる事すら出来ないんだよな?
じゃ、あのおっさんはどうなる?
あのおっさん…俺と相性が合うって事?
やーめーてーー!!
誰か嘘だと言ってくれ…。
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