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23. 地底族との対峙
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クロエ達は学年末最後の授業も終わり、年度末の春休暇に入った。
クロエ達はこの休暇中に地底族を誘い出そうと計画を立て、そして計画を実行する前に、シルビア王女の身の安全を確保するため、ダンは侍女と影の監視の目を抜けてシルビア王女を連れて辺境伯領に転移して行った。
クロエ達は、王女を見送った翌日に計画通り馬車でハレイ湖にピクニックに来た。ハレイ湖までは何事もなく到着したが、地底族の気配は馬車をずっと追ってきていた。
クロエ達は馬車から降りて湖の側まで歩いて来ると、侍女のメイは急に立ち止まりクロエに目配せした。そしてクロエは小さく頷くとルカとロイに声をかけた。
「ルカ、ロイ。この辺でランチにしましょう。メイ、こちらの準備は私がするから、御者の方にもお弁当を渡してきてあげて」
「畏まりました」メイは、クロエに軽くお辞儀をすると馬車の方へ向かって行った。
クロエはメイが馬車の御者に話しかけるのを確認した後、念話でルカとロイに話しかけた。
(この下にいるわね。たぶん私がこの敷物を広げて上に座ったら来ると思うから、地面に引きずり込まれそうになったら作戦通りにお願いね)
(あぁ、準備は出来てる。無茶はするなよ)ルカはいつもの無表情でクロエに念話で返答すると、クロエはルカとロイに軽く頷いて答えた。
クロエは広げた敷物をじっと見つめると慎重に足を乗せた。するとクロエが敷物の上に足を乗せた瞬間、敷物ごと地面に引きずり込まれた。ルカはその瞬間に、地下10メートル四方の電磁波結界を張り、同時にロアは結界内の土砂を異空間に飛ばした。そして日の光の下に現れた地底族5人は、電磁波と太陽の光にやられて結界の中でうずくまっていた。
クロエはすぐさまメイに指示すると、メイは結界の中に日の光が入らないように闇魔法で影を作った。そして御者のフリをして同行していたレイは結界の前に来ると、結界の中にいる地底族へ話しかけた。
「ボルサ、久しぶりじゃの。儂じゃ。ヴァンパイア族のレイじゃ」
結界の中にいた地底族の1人が顔を上げた。
「お前がどうしてここに?」
「儂は、クロエの祖父じゃからの。孫を守るのは当然じゃ。それとな、ボルサ、お前に本当の真実を知ってもらいたくての」
レイはそう言うと、ロイの作った王妃の独り言が録音されている魔道具をボルサに投げて渡した。
「それが、過去に起きたことの真実じゃ」レイはそう言うと、ルカに結界を解除するように言って、ロアは土砂を元の場所に異空間から戻した。
地底族の気配が地面の下から消え、レイが「ふう……」とため息をつくと、敷物を敷き直していたロアがすでに重箱の蓋をあけて「弁当食べようぜ!」とカリフォルニアロールを食べ始めていた。
((ロア、切り替えはえーよ!))
「おぉ~、巻きずしか!他にも色々あるの~!クロエ、腕を上げたんじゃないか?」レイも敷物の上で何事もなかったのようにくつろぎながらお弁当を食べ始め、ルカも敷物の上に座って小さく息をついた。
クロエはみんなにお茶を入れると、先ほどの数分間にあったこことをボーっと思い返していた。メイが、クロエの好きなものを重箱から小皿に盛って「クロエ様」と言って手渡すと、クロエはハッと顔を上げて「地底族に会えたんだ……」と放心した表情で呟き、そして唐揚げを口に入れた。
「クロエ、お前達の役目は終わった。後は儂らの仕事じゃ。地底族があれを聴いて、これからどう動くのか様子見じゃな。後はもう王都に居る必要はないぞ。ヴァンパイア国の学院に転校してもいいし、来年開校のブラウン辺境伯の新学院に入学してもいい。自分達でこれからの事を決めなさい」
「えっ!ブラウン辺境伯領に学校が出来るのですか?」俯いていたクロエはパッと顔を上げ、目を輝かせて師匠を見た。
「あぁ、そうじゃ。クロエが地底族に真相を伝えた後、ブラウン辺境伯領は独立をする予定じゃったからの。辺境伯から新学院設立の相談を受けて、儂も携わっておったんじゃ。それで、実は儂が初代学院長になることになっとる」レイはニカッと笑ってクロエ達を見た。
「えぇ~!師匠が学院長ですか!それなら私、ブラウン辺境伯領の学院に通いたいです!」
「そうか!クロエが来てくれるなら楽しくなりそうじゃ。ヴァンパイア国の学院は魔道具の専門学科が多いんじゃが、新しくブラン辺境伯領に作る学院は魔術に重点をおこうと思っておる。今までは辺境伯の魔術師団に訓練所が併設されとったが、それを独立させたんじゃ。どんな国の者でも身分も年齢も関係無しの学院じゃ。入学試験で実力を見てから、専攻科と入る学年を決める新方式じゃ。学費もやる気と実力があるやつはほぼ免除じゃ。その代わり卒業後2年間は国の組織で働いてもらうがの。どうじゃろか?」
「その案、いいな!俺もレイおじさんの学院に入るよ」ロアは、バスケットの中にあった焼き菓子を取り出してモグモグと口に放り込んでいた。
「クロエとロアが入るなら、俺もその学院に入るよ」ルカはお茶を飲みながらクロエとロアを見た。
「よし!そうとなったら、これから新学院設立の仕事を手伝ってくれるかの。楽しくなってきたの~」
* * *
ハレイ湖でクロエを捕えることに失敗した地底族達は、ヒューマン国の地下深くにある住処に戻っていた。
「ボルサ様、先ほどレイ殿が仰っていた、本当の真実とは何のことなんでしょうか?」
ボルサはシルバーズ侯爵から渡された魔道具を見つめていたが、覚悟を決めたように録音魔道具の再生ボタンを押した。
魔道具には、お茶会でクロエが録音した王妃の独り言と、魔王からボルサへのメッセージが録音されていた。
「えっ……。あの魔王妃は、ヒューマン国のガーラン公爵家からの刺客?魔王妃がデーモン族の転生者って……」
ボルサの部下達は驚きで呆然と立ちすくみ、レイから渡された魔道具を見つめていた。
「俺達の復讐は間違っていたのか……?俺達、魔国の王女や、妖精族、魔の森の者も殺してしまった……」
地底族の者たちは、本来真面目で真っすぐな気性であった。そんな彼らが復讐の相手を魔王家だと思い込み、以前仲間だった魔国の者を怒りの感情のままに殺してしまった。
ボルサは震える手を握りしめると、「まずは俺達で真相を調べる。ガーラン公爵家に密偵を送れ。これが真実ならば、容赦はしない……」
地底族は総動員で、真相を調べ始めた。
* * *
そのころ、ビースト国の国王は影からシルビア王女がヒューマン国の学院から消えたと報告を受けていた。そして同時に、ブラウン辺境伯からビースト国へ、シルビア王女との婚約の打診を条件付きで承諾する旨の書簡が届いた。
「シルビア、どこへ消えた……。まさか、ブラウン辺境伯か?儂の退位を婚約の条件にするなどと、馬鹿にしおって!クロウ、シルビアがブラウン辺境伯領に居るか調べてこい。儂を裏切っていたとなったら……シルビア、お前の家族を目の前で一人づつ殺しててやろう。ふん、儂に歯向かうとどういうことになるか思い知らせてくれるわ!」
ビースト国の影をになう黒鴉族のクロウは、国王に頭を下げると無言でその場から消えた。そしてしばらくの間、ビースト国王は誰もいない謁見の間の玉座に座り、苛立ちながら今後の策を練っていた。
「力もないヒューマン国と手を組もうとした儂が間違っていた。ヒューマン国など当てにせず、ビースト国の力だけであの辺境伯領を手に入れてやる。しかし、自国だけで攻め込むにはあの魔道具だけでは少々戦力不足だが。そういえば、魔の森にはドラゴン族がいたな……。魔獣と共にドラゴン族も魔道具で従わせて辺境伯領を襲わせるか。ふん、我ながら良い案だ」国王はニヤリと口の端を上げながら立ち上がり、城の地下にある研究施設へ向かった。
シルビア王女の兄のヴィクターは、謁見の間に仕掛けおいた盗聴の魔道具から国王と影の会話を聴いていた。
(シルビアが無事に辺境伯領へ避難出来て良かった。しかし地下施設で開発していた魔道具が完成していたのか……。ドラゴン族を従える魔道具なんて作ることは可能なのだろうか?ブラウン辺境伯のダンに早く伝えなければ……)
ビースト国のヴィクター王子は、秘密裏にブラウン辺境伯のダンとコンタクトを取っており、シルビア王女を辺境伯領へ避難させる計画はすべて把握済だった
クロエ達はこの休暇中に地底族を誘い出そうと計画を立て、そして計画を実行する前に、シルビア王女の身の安全を確保するため、ダンは侍女と影の監視の目を抜けてシルビア王女を連れて辺境伯領に転移して行った。
クロエ達は、王女を見送った翌日に計画通り馬車でハレイ湖にピクニックに来た。ハレイ湖までは何事もなく到着したが、地底族の気配は馬車をずっと追ってきていた。
クロエ達は馬車から降りて湖の側まで歩いて来ると、侍女のメイは急に立ち止まりクロエに目配せした。そしてクロエは小さく頷くとルカとロイに声をかけた。
「ルカ、ロイ。この辺でランチにしましょう。メイ、こちらの準備は私がするから、御者の方にもお弁当を渡してきてあげて」
「畏まりました」メイは、クロエに軽くお辞儀をすると馬車の方へ向かって行った。
クロエはメイが馬車の御者に話しかけるのを確認した後、念話でルカとロイに話しかけた。
(この下にいるわね。たぶん私がこの敷物を広げて上に座ったら来ると思うから、地面に引きずり込まれそうになったら作戦通りにお願いね)
(あぁ、準備は出来てる。無茶はするなよ)ルカはいつもの無表情でクロエに念話で返答すると、クロエはルカとロイに軽く頷いて答えた。
クロエは広げた敷物をじっと見つめると慎重に足を乗せた。するとクロエが敷物の上に足を乗せた瞬間、敷物ごと地面に引きずり込まれた。ルカはその瞬間に、地下10メートル四方の電磁波結界を張り、同時にロアは結界内の土砂を異空間に飛ばした。そして日の光の下に現れた地底族5人は、電磁波と太陽の光にやられて結界の中でうずくまっていた。
クロエはすぐさまメイに指示すると、メイは結界の中に日の光が入らないように闇魔法で影を作った。そして御者のフリをして同行していたレイは結界の前に来ると、結界の中にいる地底族へ話しかけた。
「ボルサ、久しぶりじゃの。儂じゃ。ヴァンパイア族のレイじゃ」
結界の中にいた地底族の1人が顔を上げた。
「お前がどうしてここに?」
「儂は、クロエの祖父じゃからの。孫を守るのは当然じゃ。それとな、ボルサ、お前に本当の真実を知ってもらいたくての」
レイはそう言うと、ロイの作った王妃の独り言が録音されている魔道具をボルサに投げて渡した。
「それが、過去に起きたことの真実じゃ」レイはそう言うと、ルカに結界を解除するように言って、ロアは土砂を元の場所に異空間から戻した。
地底族の気配が地面の下から消え、レイが「ふう……」とため息をつくと、敷物を敷き直していたロアがすでに重箱の蓋をあけて「弁当食べようぜ!」とカリフォルニアロールを食べ始めていた。
((ロア、切り替えはえーよ!))
「おぉ~、巻きずしか!他にも色々あるの~!クロエ、腕を上げたんじゃないか?」レイも敷物の上で何事もなかったのようにくつろぎながらお弁当を食べ始め、ルカも敷物の上に座って小さく息をついた。
クロエはみんなにお茶を入れると、先ほどの数分間にあったこことをボーっと思い返していた。メイが、クロエの好きなものを重箱から小皿に盛って「クロエ様」と言って手渡すと、クロエはハッと顔を上げて「地底族に会えたんだ……」と放心した表情で呟き、そして唐揚げを口に入れた。
「クロエ、お前達の役目は終わった。後は儂らの仕事じゃ。地底族があれを聴いて、これからどう動くのか様子見じゃな。後はもう王都に居る必要はないぞ。ヴァンパイア国の学院に転校してもいいし、来年開校のブラウン辺境伯の新学院に入学してもいい。自分達でこれからの事を決めなさい」
「えっ!ブラウン辺境伯領に学校が出来るのですか?」俯いていたクロエはパッと顔を上げ、目を輝かせて師匠を見た。
「あぁ、そうじゃ。クロエが地底族に真相を伝えた後、ブラウン辺境伯領は独立をする予定じゃったからの。辺境伯から新学院設立の相談を受けて、儂も携わっておったんじゃ。それで、実は儂が初代学院長になることになっとる」レイはニカッと笑ってクロエ達を見た。
「えぇ~!師匠が学院長ですか!それなら私、ブラウン辺境伯領の学院に通いたいです!」
「そうか!クロエが来てくれるなら楽しくなりそうじゃ。ヴァンパイア国の学院は魔道具の専門学科が多いんじゃが、新しくブラン辺境伯領に作る学院は魔術に重点をおこうと思っておる。今までは辺境伯の魔術師団に訓練所が併設されとったが、それを独立させたんじゃ。どんな国の者でも身分も年齢も関係無しの学院じゃ。入学試験で実力を見てから、専攻科と入る学年を決める新方式じゃ。学費もやる気と実力があるやつはほぼ免除じゃ。その代わり卒業後2年間は国の組織で働いてもらうがの。どうじゃろか?」
「その案、いいな!俺もレイおじさんの学院に入るよ」ロアは、バスケットの中にあった焼き菓子を取り出してモグモグと口に放り込んでいた。
「クロエとロアが入るなら、俺もその学院に入るよ」ルカはお茶を飲みながらクロエとロアを見た。
「よし!そうとなったら、これから新学院設立の仕事を手伝ってくれるかの。楽しくなってきたの~」
* * *
ハレイ湖でクロエを捕えることに失敗した地底族達は、ヒューマン国の地下深くにある住処に戻っていた。
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ボルサはシルバーズ侯爵から渡された魔道具を見つめていたが、覚悟を決めたように録音魔道具の再生ボタンを押した。
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「えっ……。あの魔王妃は、ヒューマン国のガーラン公爵家からの刺客?魔王妃がデーモン族の転生者って……」
ボルサの部下達は驚きで呆然と立ちすくみ、レイから渡された魔道具を見つめていた。
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地底族の者たちは、本来真面目で真っすぐな気性であった。そんな彼らが復讐の相手を魔王家だと思い込み、以前仲間だった魔国の者を怒りの感情のままに殺してしまった。
ボルサは震える手を握りしめると、「まずは俺達で真相を調べる。ガーラン公爵家に密偵を送れ。これが真実ならば、容赦はしない……」
地底族は総動員で、真相を調べ始めた。
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「シルビア、どこへ消えた……。まさか、ブラウン辺境伯か?儂の退位を婚約の条件にするなどと、馬鹿にしおって!クロウ、シルビアがブラウン辺境伯領に居るか調べてこい。儂を裏切っていたとなったら……シルビア、お前の家族を目の前で一人づつ殺しててやろう。ふん、儂に歯向かうとどういうことになるか思い知らせてくれるわ!」
ビースト国の影をになう黒鴉族のクロウは、国王に頭を下げると無言でその場から消えた。そしてしばらくの間、ビースト国王は誰もいない謁見の間の玉座に座り、苛立ちながら今後の策を練っていた。
「力もないヒューマン国と手を組もうとした儂が間違っていた。ヒューマン国など当てにせず、ビースト国の力だけであの辺境伯領を手に入れてやる。しかし、自国だけで攻め込むにはあの魔道具だけでは少々戦力不足だが。そういえば、魔の森にはドラゴン族がいたな……。魔獣と共にドラゴン族も魔道具で従わせて辺境伯領を襲わせるか。ふん、我ながら良い案だ」国王はニヤリと口の端を上げながら立ち上がり、城の地下にある研究施設へ向かった。
シルビア王女の兄のヴィクターは、謁見の間に仕掛けおいた盗聴の魔道具から国王と影の会話を聴いていた。
(シルビアが無事に辺境伯領へ避難出来て良かった。しかし地下施設で開発していた魔道具が完成していたのか……。ドラゴン族を従える魔道具なんて作ることは可能なのだろうか?ブラウン辺境伯のダンに早く伝えなければ……)
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