シャボン玉の君に触れる日まで

氷高 ノア

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あとがき

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最後までお読みくださった皆さま、ありがとうございました。

このお話は、元々長編の予定でしたが、削りに削った物語となっております。
ですが、伝えたいことを絞ることができたかなと思っておりますので、短編にしてよかった気がします。

皆さま、お気付きになられましたでしょうか?
章タイトルは全て、エリの正体に繋がるヒントとなっているのです!

また、最後にある藤咲ユカ先生目線の言葉の意味。
これは恐らくわかっている人も多いでしょうが。
唯一人魚の血を繋ぐユカちゃんは、エリのことを覚えてるのです!
記憶から消えるのは、人間だけなので。

本当はもう少し藤咲先生にも触れていきたかったので、また編集するかもしれません。

裏話はたくさんあります。

もし長編や番外編を書く機会がありましたら、そこに掲載させて頂きます。


最後になりましたが、改めてこの度は本当にありがとうございました!

また他の作品でお会い出来ることを楽しみにしています。


氷高 ノア

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