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13周目(現代風あべこべ:野球監督)
第265-1話 伝説の始まり
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祖母は、かなり裕福な人のようだ。働いている姿を見たことがないけど、お金には全く困っていないようだ。どうやら今は、不労所得で生活しているらしい。
それで、服やおもちゃ、教育用品などたくさん買ってくれる。もったいないと思うぐらい大量に。
俺がぼそっと呟いた言葉や、少し注目した物を見抜き、祖母が購入してプレゼントしてくれるのだ。迂闊にお願いなんてしたら、無限に買い与えられそうなので、気をつけないといけない。
家には、サッカーボールにバスケットボールなど球技の道具、釣りやキャンプ用のテントなどアウトドア用品、沢山の本にクレヨンや色鉛筆などの画材まで取り揃えてある。
ゴルフ道具一式を買い与えられた時は、本気で驚いた。島にはゴルフ場なんて無いのに。そもそも、子どもにゴルフ道具一式を買い与えるなんて、プロゴルファーでも目指すのか。今のところ、そんな予定はないけど。
とにかく道具は家に何でも揃っているので、色々な遊びが出来て毎日飽きることがない。3人で集まって、買ってもらった道具を使って楽しむ日々。
そうこうしているうちに、あっという間に小学生になっていた。島にある小学校に、家から通うことに。3人の関係は変わらず、一緒に登下校する。
小学校に在籍している生徒は全部で8人。しかも、他の5人は全員が1年か2年で卒業する上級生。つまり、歳が離れている。俺が男性だからという理由もあるのか、その5人の生徒から避けられている雰囲気を感じた。イジメ、というほど酷いものではないけれど。
いつも一緒に居る楓や真琴も巻き込んでしまったのか、学校内で仲間外れにされてしまった。
「ごめんね、2人とも」
「だいじょうぶ。気にしてない」
「理人くんの方が、大事だからね」
そう言って、変わらず一緒に居てくれる2人。
「今日は、何して遊ぶ?」
「先に、学校の宿題を終えてから、ね」
「えー、勉強かぁ……」
家に帰ってきて、まずは宿題を先に終わらせようか。ちゃんと勉強が出来るようになった方がいい。2人とも、ちょっと勉強が苦手みたいだから、予習と復習を大事にする習慣を、今のうちから身に着けておきたい。大人になってから苦労しないよう。2人の勉強を見てあげながら、俺も宿題を終わらせた。
「はい、終わった! 行こ!」
「うん。僕も終わったよ。理人くんは?」
「俺も終わり。それじゃあ、外で遊ぼうか」
「「うん!」」
2人とも、ちゃんと宿題を終わらせて偉い。元気よく返事をする、楓と真琴。まだ外は明るい。暗くなるまでに時間があるので、外で遊ぶことが出来そうだ。
それで、服やおもちゃ、教育用品などたくさん買ってくれる。もったいないと思うぐらい大量に。
俺がぼそっと呟いた言葉や、少し注目した物を見抜き、祖母が購入してプレゼントしてくれるのだ。迂闊にお願いなんてしたら、無限に買い与えられそうなので、気をつけないといけない。
家には、サッカーボールにバスケットボールなど球技の道具、釣りやキャンプ用のテントなどアウトドア用品、沢山の本にクレヨンや色鉛筆などの画材まで取り揃えてある。
ゴルフ道具一式を買い与えられた時は、本気で驚いた。島にはゴルフ場なんて無いのに。そもそも、子どもにゴルフ道具一式を買い与えるなんて、プロゴルファーでも目指すのか。今のところ、そんな予定はないけど。
とにかく道具は家に何でも揃っているので、色々な遊びが出来て毎日飽きることがない。3人で集まって、買ってもらった道具を使って楽しむ日々。
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いつも一緒に居る楓や真琴も巻き込んでしまったのか、学校内で仲間外れにされてしまった。
「ごめんね、2人とも」
「だいじょうぶ。気にしてない」
「理人くんの方が、大事だからね」
そう言って、変わらず一緒に居てくれる2人。
「今日は、何して遊ぶ?」
「先に、学校の宿題を終えてから、ね」
「えー、勉強かぁ……」
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「はい、終わった! 行こ!」
「うん。僕も終わったよ。理人くんは?」
「俺も終わり。それじゃあ、外で遊ぼうか」
「「うん!」」
2人とも、ちゃんと宿題を終わらせて偉い。元気よく返事をする、楓と真琴。まだ外は明るい。暗くなるまでに時間があるので、外で遊ぶことが出来そうだ。
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