133 / 310
8周目★(現代風:料理人)
第127話 今回の人生の夢
しおりを挟む
これから先、カレンと一緒に生きていくために必要なことは何か。じっくり考えてみる。まず大事なのが、どうやって稼ぐのか。生きるためには、お金が必要だから。
今回の人生は、料理人を目指してみよう。そんな目標を決めて、俺は動き始めた。
とりあえずは、調理師専門学校に入学して調理師免許を取得しようと将来の進路を定める。実家の料理店を引き継ぐだけならば、調理師免許は必ず要るというわけではない。飲食店の営業に必須なのは、食品衛生責任者の資格かな。でも、料理の知識を得るためにも専門学校で勉強してみたいと思う。
「本当にその進路で良いのか? ちゃんと、自分の将来のことを考えているのか? 君の成績なら、もっと良い選択肢があるんじゃないか?」
「もちろん、将来のことについて考えていますよ」
「いやいや。先生は、この選択は間違っていると思うぞ」
「そうですか?」
「あぁ、そうだ」
進路を決めたが、学校の先生方からは何度も繰り返し偏差値の高い高校への入学を勧められた。学力が高いのに、そんなところに進むなんて勿体ないと説得してくる。俺の選択は間違っていると決めつけて、何度も何度も同じことを言ってくる。
向こうも俺の進路を真剣に考えてくれているようだが、正直に言うと余計なお世話だった。
「でも私は、調理師専門学校の入試試験を受けます」
「……」
助言をしてくれる人たちに向けて笑顔を浮かべながら、自分の意見を押し通した。当初の予定通り、俺は専門学校へ進む。
オープンキャンパスに参加して、入試試験を受ける。筆記試験はそんなに難しくはなかったし、面接も問題はなかった。
そして、無事に家から通える距離にある調理師専門学校への入学を決めた。着実に将来に向けて順調に準備が整っていく。
カレンは、俺と別の高校に入る予定である。彼女は先生に勧められた難易度の高い高校への入学を目指すようだった。今はまだ、やりたいことが決まっていないので、学歴を上げておいて選択肢を広げるつもりらしい。彼女も将来について、色々と考えているようだ。
他のクラスメートの女子たちも難関校の入試に挑戦していた。そして全員が無事に入学することが出来ていた。合格を目指して勉強会を開き、皆で勉強した。それで、良い結果が出てくれて本当によかった。
家族関係にも進展があった。父親の赤星啓吾が再婚相手を決めた。深谷朋子が俺の新しい母親となる。裏で色々とサポートしてきた結果が、ようやく出てくれた。
深谷朋子は、赤星朋子となった。
とはいえ、今までの関係性からそんなに変化はない。以前と同じような距離感で、彼女とは仲良く付き合っていた。
「おめでとう、朋子さん!」
「ありがとう。レイラちゃんのおかげだよ」
一緒に住むことになった実家で、深谷朋子の結婚をお祝いする言葉を贈って、俺の手料理を振る舞う。彼女のために、華やかちらし寿司を用意した。
今回のために取り寄せたお米と昆布。シイタケやイクラなど特別な物も用意して、丁寧に作った俺のスペシャリテ。
「結婚、おめでとうございます! 朋子さん」
「カレンちゃんも、ありがとうね。次は私があなた達を応援する番ね」
「はい!」
俺の友人であり恋人のカレンも一緒になって、父親と深谷朋子の結婚をお祝いしてくれた。そして今日は、結婚のお祝いとして女3人でちらし寿司を美味しく食べる。
「まだ、先ですよ。俺たちは子どもですから、焦らずゆっくりと」
「ちゃんと考えているのなら、大丈夫か。でも、あんまり待たせすぎないようにね」
深谷朋子には、俺とカレンの関係についてを明かしていた。2人の関係について、話したときには驚かれたけれど、すぐに理解して祝福もしてくれた。
二人の関係を応援すると約束してくれていた。俺の新たな家族になる人は、とても頼りになる女性だった。
父親と結婚した深谷朋子は、そのまま美容関係の仕事を続けるようだった。俺も、料理店の手伝いを続けている。専門学校に入学するまで、少しでも料理の腕を磨いておこうと思って。
中学校生活は、それなりに楽しめた。みんなで勉強して学力を高めて。俺が部活の助っ人として呼ばれて、いくつもの大会に出て優秀な成績を収めたり。そんな成績を出してしまったので、各部活の勧誘合戦に巻き込まれたり。家の手伝いがあるから、普段の練習には出られないので申し訳ない、という断り文句が使えたのでよかった。
カレンだけでなく他の女友達も、友人関係を深めるために学校以外の場所で会い、遊びに行ったりして一緒に過ごした。
「ねぇ、この服可愛くないですか?」
「可愛いね。試着してみたらどうだい? サイズは、多分合うと思うぞ」
「うん、そうするー!」
「あっ、このネックレスも良いかも! これも買っちゃおうかな? レイラさんは、どう思います?」
「うん、似合っているよ。そっちも試着してみては、どうかな?」
「これも、いいですね! 付けてみます」
「レイラさん、次はあっちに行きましょう!」
「いいね。行こうか」
「はい!」
デパートにウィンドウショッピングしに行ってみたり、洋服屋巡りをしてお気に入りの服を探したり、遊園地に行って一日中周ってみたりして楽しい日々を過ごしていた。
憧れるような視線を向けてくる女性たちに、俺は優しく微笑んであげて一緒に遊んだ。それで、彼女たちに楽しんでもらえたら良いだろう。高校は別の場所に行く予定だったから、そこで彼女たちに新しくて素敵な出会いがあればいいなと思った。
別々の高校へ行くことになった俺とカレンだが、出来る限り会うようにすること、電話は可能であれば毎日するという約束を結んだ。近況について積極的に報告し合おうと、俺から提案する。
「カレン。俺以外に、好きな人が出来たら必ず言ってくれ」
「そんな事はありえないけれど、もしそうなったら必ずレイラちゃんに言うね」
なんだか、とても嫉妬深い女性のような言葉を吐いてしまったな。随分と遠い昔、婚約者を奪われた記憶があってトラウマになっていた。
あの時のトラウマは払拭できたと思っていたが、不意に思い出す。嘘をつかれて、知らない間に見知らぬ男と仲良くしていたら、もの凄くショックだろう。無茶して、死んでしまうほどに。
もしも、俺とは別に好きな人が出来たとしたら隠さないで、正直に言って欲しい。そうカレンに、お願いしていた。新しい学校に行ったら新たな出会いもあるだろう。その時、俺への気持ちも変化する可能性はある。それは否定しない。
けれど、それを隠さないで欲しい、と彼女に強くお願いしておく。
「わかった。絶対に、レイラちゃんには隠し事しない」
「ごめんね、カレン。面倒くさくて」
「ううん、大丈夫だよ。レイラちゃんの新しい一面を知れて、私は嬉しいな」
カレンは、優しく微笑みながら約束してくれたので俺は安心する。彼女は、本当に言ってくれるだろうと信頼していた。その前に、他の誰かに目移りするような人ではないと思うから大丈夫だろう。
今回の人生は、料理人を目指してみよう。そんな目標を決めて、俺は動き始めた。
とりあえずは、調理師専門学校に入学して調理師免許を取得しようと将来の進路を定める。実家の料理店を引き継ぐだけならば、調理師免許は必ず要るというわけではない。飲食店の営業に必須なのは、食品衛生責任者の資格かな。でも、料理の知識を得るためにも専門学校で勉強してみたいと思う。
「本当にその進路で良いのか? ちゃんと、自分の将来のことを考えているのか? 君の成績なら、もっと良い選択肢があるんじゃないか?」
「もちろん、将来のことについて考えていますよ」
「いやいや。先生は、この選択は間違っていると思うぞ」
「そうですか?」
「あぁ、そうだ」
進路を決めたが、学校の先生方からは何度も繰り返し偏差値の高い高校への入学を勧められた。学力が高いのに、そんなところに進むなんて勿体ないと説得してくる。俺の選択は間違っていると決めつけて、何度も何度も同じことを言ってくる。
向こうも俺の進路を真剣に考えてくれているようだが、正直に言うと余計なお世話だった。
「でも私は、調理師専門学校の入試試験を受けます」
「……」
助言をしてくれる人たちに向けて笑顔を浮かべながら、自分の意見を押し通した。当初の予定通り、俺は専門学校へ進む。
オープンキャンパスに参加して、入試試験を受ける。筆記試験はそんなに難しくはなかったし、面接も問題はなかった。
そして、無事に家から通える距離にある調理師専門学校への入学を決めた。着実に将来に向けて順調に準備が整っていく。
カレンは、俺と別の高校に入る予定である。彼女は先生に勧められた難易度の高い高校への入学を目指すようだった。今はまだ、やりたいことが決まっていないので、学歴を上げておいて選択肢を広げるつもりらしい。彼女も将来について、色々と考えているようだ。
他のクラスメートの女子たちも難関校の入試に挑戦していた。そして全員が無事に入学することが出来ていた。合格を目指して勉強会を開き、皆で勉強した。それで、良い結果が出てくれて本当によかった。
家族関係にも進展があった。父親の赤星啓吾が再婚相手を決めた。深谷朋子が俺の新しい母親となる。裏で色々とサポートしてきた結果が、ようやく出てくれた。
深谷朋子は、赤星朋子となった。
とはいえ、今までの関係性からそんなに変化はない。以前と同じような距離感で、彼女とは仲良く付き合っていた。
「おめでとう、朋子さん!」
「ありがとう。レイラちゃんのおかげだよ」
一緒に住むことになった実家で、深谷朋子の結婚をお祝いする言葉を贈って、俺の手料理を振る舞う。彼女のために、華やかちらし寿司を用意した。
今回のために取り寄せたお米と昆布。シイタケやイクラなど特別な物も用意して、丁寧に作った俺のスペシャリテ。
「結婚、おめでとうございます! 朋子さん」
「カレンちゃんも、ありがとうね。次は私があなた達を応援する番ね」
「はい!」
俺の友人であり恋人のカレンも一緒になって、父親と深谷朋子の結婚をお祝いしてくれた。そして今日は、結婚のお祝いとして女3人でちらし寿司を美味しく食べる。
「まだ、先ですよ。俺たちは子どもですから、焦らずゆっくりと」
「ちゃんと考えているのなら、大丈夫か。でも、あんまり待たせすぎないようにね」
深谷朋子には、俺とカレンの関係についてを明かしていた。2人の関係について、話したときには驚かれたけれど、すぐに理解して祝福もしてくれた。
二人の関係を応援すると約束してくれていた。俺の新たな家族になる人は、とても頼りになる女性だった。
父親と結婚した深谷朋子は、そのまま美容関係の仕事を続けるようだった。俺も、料理店の手伝いを続けている。専門学校に入学するまで、少しでも料理の腕を磨いておこうと思って。
中学校生活は、それなりに楽しめた。みんなで勉強して学力を高めて。俺が部活の助っ人として呼ばれて、いくつもの大会に出て優秀な成績を収めたり。そんな成績を出してしまったので、各部活の勧誘合戦に巻き込まれたり。家の手伝いがあるから、普段の練習には出られないので申し訳ない、という断り文句が使えたのでよかった。
カレンだけでなく他の女友達も、友人関係を深めるために学校以外の場所で会い、遊びに行ったりして一緒に過ごした。
「ねぇ、この服可愛くないですか?」
「可愛いね。試着してみたらどうだい? サイズは、多分合うと思うぞ」
「うん、そうするー!」
「あっ、このネックレスも良いかも! これも買っちゃおうかな? レイラさんは、どう思います?」
「うん、似合っているよ。そっちも試着してみては、どうかな?」
「これも、いいですね! 付けてみます」
「レイラさん、次はあっちに行きましょう!」
「いいね。行こうか」
「はい!」
デパートにウィンドウショッピングしに行ってみたり、洋服屋巡りをしてお気に入りの服を探したり、遊園地に行って一日中周ってみたりして楽しい日々を過ごしていた。
憧れるような視線を向けてくる女性たちに、俺は優しく微笑んであげて一緒に遊んだ。それで、彼女たちに楽しんでもらえたら良いだろう。高校は別の場所に行く予定だったから、そこで彼女たちに新しくて素敵な出会いがあればいいなと思った。
別々の高校へ行くことになった俺とカレンだが、出来る限り会うようにすること、電話は可能であれば毎日するという約束を結んだ。近況について積極的に報告し合おうと、俺から提案する。
「カレン。俺以外に、好きな人が出来たら必ず言ってくれ」
「そんな事はありえないけれど、もしそうなったら必ずレイラちゃんに言うね」
なんだか、とても嫉妬深い女性のような言葉を吐いてしまったな。随分と遠い昔、婚約者を奪われた記憶があってトラウマになっていた。
あの時のトラウマは払拭できたと思っていたが、不意に思い出す。嘘をつかれて、知らない間に見知らぬ男と仲良くしていたら、もの凄くショックだろう。無茶して、死んでしまうほどに。
もしも、俺とは別に好きな人が出来たとしたら隠さないで、正直に言って欲しい。そうカレンに、お願いしていた。新しい学校に行ったら新たな出会いもあるだろう。その時、俺への気持ちも変化する可能性はある。それは否定しない。
けれど、それを隠さないで欲しい、と彼女に強くお願いしておく。
「わかった。絶対に、レイラちゃんには隠し事しない」
「ごめんね、カレン。面倒くさくて」
「ううん、大丈夫だよ。レイラちゃんの新しい一面を知れて、私は嬉しいな」
カレンは、優しく微笑みながら約束してくれたので俺は安心する。彼女は、本当に言ってくれるだろうと信頼していた。その前に、他の誰かに目移りするような人ではないと思うから大丈夫だろう。
0
お気に入りに追加
220
あなたにおすすめの小説
拝啓、私を追い出した皆様 いかがお過ごしですか?私はとても幸せです。
香木あかり
恋愛
拝啓、懐かしのお父様、お母様、妹のアニー
私を追い出してから、一年が経ちましたね。いかがお過ごしでしょうか。私は元気です。
治癒の能力を持つローザは、家業に全く役に立たないという理由で家族に疎まれていた。妹アニーの占いで、ローザを追い出せば家業が上手くいくという結果が出たため、家族に家から追い出されてしまう。
隣国で暮らし始めたローザは、実家の商売敵であるフランツの病気を治癒し、それがきっかけで結婚する。フランツに溺愛されながら幸せに暮らすローザは、実家にある手紙を送るのだった。
※複数サイトにて掲載中です
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
王女に婚約破棄され実家の公爵家からは追放同然に辺境に追いやられたけれど、農業スキルで幸せに暮らしています。
克全
ファンタジー
ゆるふわの設定。戦術系スキルを得られなかったロディーは、王太女との婚約を破棄されただけでなく公爵家からも追放されてしまった。だが転生者であったロディーはいざという時に備えて着々と準備を整えていた。魔獣が何時現れてもおかしくない、とても危険な辺境に追いやられたロディーであったが、農民スキルをと前世の知識を使って無双していくのであった。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
覇者となった少年 ~ありがちな異世界のありがちなお話~
中村月彦
ファンタジー
よくある剣と魔法の異世界でのお話……
雷鳴轟く嵐の日、一人の赤子が老人によって救われた。
その老人と古代龍を親代わりに成長した子供は、
やがて人外の能力を持つに至った。
父と慕う老人の死後、世界を初めて感じたその子供は、
運命の人と出会い、生涯の友と出会う。
予言にいう「覇者」となり、
世界に安寧をもたらしたその子の人生は……。
転生要素は後半からです。
あまり詳細にこだわらず軽く書いてみました。
------------------
最初に……。
とりあえず考えてみたのは、ありがちな異世界での王道的なお話でした。
まぁ出尽くしているだろうけど一度書いてみたいなと思い気楽に書き始めました。
作者はタイトルも決めないまま一気に書き続け、気がつけば完結させておりました。
汗顔の至りであります。
ですが、折角書いたので公開してみることに致しました。
全108話、約31万字くらいです。
ほんの少しでも楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる