109 / 310
7周目(SF:パイロット)
第104話 美味しいご飯が食べたい
しおりを挟む
この体は本当に凄いな。鍛えると、どんどん成長していく。人の限界を軽く超えているような気がした。そういう目的で作られたんだと、実感する。
今では、訓練室に置いてあったトレーニングマシンの重りを全て載せても、軽々と上げられてしまえるような筋力が身についた。ランニングでは、無限に走れるぐらい底なしの体力。回復力も凄くて、鍛えるたびに俺は疲れ知らずとなっていった。長く戦い続けることが可能に。
過去最高の身体能力。この体の限界値というのが、どこにあるのか探りたくなる。
成長するたびに、データ測定のやり直し。毎回行われるテストで俺は、前の記録を更新してしまうので、現状を把握しようとする研究員たちにテストを何度もやり直しさせられる。そして今回も、前回の記録を大きく更新して研究員たちを驚かせた。
「また、すべての記録を更新したぞ」
「この子は、どこまで成長するんだ?」
「こんな予想は、なかったぞ」
「何が要因で、ここまで変化した?」
「実験の見直しが必要か?」
「いや、この子を有効活用するために新たな方針を決めるべきだ」
「しかし、これほどの逸材をどうやって活用する?」
「我々では決めれない。上に報告して、判断を仰ごう」
「偶然で生まれた成果、どう報告する?」
「再現は不可能だと正直に、虚偽なく報告しよう」
久しぶりに研究員の大人たちが、俺の目の前で議論していた。最近は、別の部屋に移動して話し合いしていたのに。興奮しすぎて移動するのを忘れてしまうほど、今回の結果に驚き、慌てているらしい。
俺は常識を外れて、鍛えすぎのようだった。それは、研究員の予想も超えるほど。俺の扱い方についてどうするべきか、彼らを困らせてしまった。
ちょっとだけ、研究員たちに申し訳ないという気持ちを抱く。データ測定するたび記録を塗る変えてしまうから正確なデータが測定できない。だから何度か繰り返してデータ測定が行われた。それでも、測定したデータは毎回変化して安定しない。常に上回って、記録を更新してしまう。
まぁ、研究については頑張ってくれよと心の中で研究員たちを応援することしか、出来ないかな。俺は、自分の出来ることを探るのに専念する。
今日も、トレーニングだ!
新しい世界に来てから実験のデータ取りとトレーニングの繰り返し。そんな日々を過ごして数十日間が経っていた。その間に何度か食事したけれど、いつも思っていたことがある。
研究所のご飯が美味しくない。正直に言って、不味すぎる。
今日は緑色のスープと、何の具材で作られたのか分からない薄い茶色の固形物だ。全体的に味が薄くて食べ応えも無く、調理は雑だった。見た目も悪くて、食べる気を失せさせる。
これ1食で人間に必要な栄養が十分に取れているらしいが、もっと美味しい料理を食べたい。
「ソフィアは、そう思わない?」
「そうかな?」
向かいに座って一緒に食事しているソフィアに向かって、俺は主張した。数日間、共に過ごすことが多くて、砕けた話し方に変わる程度には彼女と仲良くなっていた。
研究員であるソフィアと俺は、彼女のラボで食事しながらご飯の不味さについてを語り合う。
「うーん、普通だと思うけど。そんなに不味い?」
スプーンで緑色のスープを掬って一口食べる。彼女は、それを普通に食べていた。味を確認して、首を傾けながら俺の意見に賛成できない様子のソフィア。薄い茶色の固形物も平然とパクパク食べて、不味そうな表情もせずに平気そうだった。
ソフィアは生まれてからずっと、コレを食べてきたから平気らしい。ここに居る、研究員たちもそうだという。
彼女にとって、これが普通だという。俺は、そんなに食に拘るような人間ではないけれども、これは酷すぎると思うんだ。
これと比べたら、もっと普通の味がする食事を知っているから。これは、今までに何度も転生を繰り返してきた結果の、思わぬ弊害だった。
普通の食事をしてきた記憶があるから、今食べている料理の味と比較してしまう。そして、不味いと感じていた。
「食事は改善できないの?」
「うーん。それは、ちょっと難しいわね」
ソフィアに食事の改善をお願いしてみたけれど、難しいという答えが帰ってくる。というのも、これ以上に美味しい食材が手に入らないから。
人類が生活していた惑星は、機械たちによって支配されていた。そこに住んでいた人類は、機械によって追い出されたとか。そして、逃げ出した人類は宇宙へ。
俺は今、なんと宇宙に居ます。しばらく経ってから、その事実を知った。どうりで研究所から出ずに、常に室内で生活しているわけだと納得した。
とにかく、星から追い出された人間たちは今、宇宙で生活をしている。宇宙空間で育てられた植物や、組織培養されて得た肉を食べていた。俺が食べているのが、ソレらしい。
「残念だけど、どこに行っても変わらない。上の連中は天然物とか、ちょっとばかり贅沢しているみたいだけど、下っ端には回ってこないのよね」
「なるほど。敵を倒す理由が、ハッキリしたな」
機械の敵から星を奪い返す。そして、ちゃんとした環境で作物を育てたり、家畜を育てて肉を得る。美味しい料理が食べられるように、敵を倒さねばならない。
毎日、実験とトレーニングの繰り返しで娯楽は何もない。鍛えることも楽しいが、それ以上に楽しめる可能性のある食事が、不味い飯では楽しむことは無理だった。
もしも魔力が使えたならば、宇宙空間だったとしても魔力付与して美味しい作物が育てられたかもしれない。けれど今の俺には、魔力も無い。魔力付与ができない。
今まで使っていた魔力が使えなくなるだけで、こんなに大きな影響が出るなんて。
アイテムボックスの中に残っていた、前世から引き継いだ緊急事態に備えて入れた食料。味は普通だが、この世界の食べ物より何百倍もマシだった。
「あー、美味しい。でもなぁ……」
まさか、こんなにも価値ある物に変わるとは思わなかった。しかし、収納している量には限りがある。毎日食べるとして、おおよそ3ヶ月分ぐらいしかない。
アイテムボックスの中に保管しておけば腐ることはないので一先ずは安心。だが、どうしよう。いつ、食べようかな。
食事について困った俺は、この先の食糧問題について凄く頭を悩ませた。美味しい料理を食べるためには、どうしたらいいのか。敵を倒して星を奪い返すのには、まだ時間が掛かりそうだしなぁ。
今では、訓練室に置いてあったトレーニングマシンの重りを全て載せても、軽々と上げられてしまえるような筋力が身についた。ランニングでは、無限に走れるぐらい底なしの体力。回復力も凄くて、鍛えるたびに俺は疲れ知らずとなっていった。長く戦い続けることが可能に。
過去最高の身体能力。この体の限界値というのが、どこにあるのか探りたくなる。
成長するたびに、データ測定のやり直し。毎回行われるテストで俺は、前の記録を更新してしまうので、現状を把握しようとする研究員たちにテストを何度もやり直しさせられる。そして今回も、前回の記録を大きく更新して研究員たちを驚かせた。
「また、すべての記録を更新したぞ」
「この子は、どこまで成長するんだ?」
「こんな予想は、なかったぞ」
「何が要因で、ここまで変化した?」
「実験の見直しが必要か?」
「いや、この子を有効活用するために新たな方針を決めるべきだ」
「しかし、これほどの逸材をどうやって活用する?」
「我々では決めれない。上に報告して、判断を仰ごう」
「偶然で生まれた成果、どう報告する?」
「再現は不可能だと正直に、虚偽なく報告しよう」
久しぶりに研究員の大人たちが、俺の目の前で議論していた。最近は、別の部屋に移動して話し合いしていたのに。興奮しすぎて移動するのを忘れてしまうほど、今回の結果に驚き、慌てているらしい。
俺は常識を外れて、鍛えすぎのようだった。それは、研究員の予想も超えるほど。俺の扱い方についてどうするべきか、彼らを困らせてしまった。
ちょっとだけ、研究員たちに申し訳ないという気持ちを抱く。データ測定するたび記録を塗る変えてしまうから正確なデータが測定できない。だから何度か繰り返してデータ測定が行われた。それでも、測定したデータは毎回変化して安定しない。常に上回って、記録を更新してしまう。
まぁ、研究については頑張ってくれよと心の中で研究員たちを応援することしか、出来ないかな。俺は、自分の出来ることを探るのに専念する。
今日も、トレーニングだ!
新しい世界に来てから実験のデータ取りとトレーニングの繰り返し。そんな日々を過ごして数十日間が経っていた。その間に何度か食事したけれど、いつも思っていたことがある。
研究所のご飯が美味しくない。正直に言って、不味すぎる。
今日は緑色のスープと、何の具材で作られたのか分からない薄い茶色の固形物だ。全体的に味が薄くて食べ応えも無く、調理は雑だった。見た目も悪くて、食べる気を失せさせる。
これ1食で人間に必要な栄養が十分に取れているらしいが、もっと美味しい料理を食べたい。
「ソフィアは、そう思わない?」
「そうかな?」
向かいに座って一緒に食事しているソフィアに向かって、俺は主張した。数日間、共に過ごすことが多くて、砕けた話し方に変わる程度には彼女と仲良くなっていた。
研究員であるソフィアと俺は、彼女のラボで食事しながらご飯の不味さについてを語り合う。
「うーん、普通だと思うけど。そんなに不味い?」
スプーンで緑色のスープを掬って一口食べる。彼女は、それを普通に食べていた。味を確認して、首を傾けながら俺の意見に賛成できない様子のソフィア。薄い茶色の固形物も平然とパクパク食べて、不味そうな表情もせずに平気そうだった。
ソフィアは生まれてからずっと、コレを食べてきたから平気らしい。ここに居る、研究員たちもそうだという。
彼女にとって、これが普通だという。俺は、そんなに食に拘るような人間ではないけれども、これは酷すぎると思うんだ。
これと比べたら、もっと普通の味がする食事を知っているから。これは、今までに何度も転生を繰り返してきた結果の、思わぬ弊害だった。
普通の食事をしてきた記憶があるから、今食べている料理の味と比較してしまう。そして、不味いと感じていた。
「食事は改善できないの?」
「うーん。それは、ちょっと難しいわね」
ソフィアに食事の改善をお願いしてみたけれど、難しいという答えが帰ってくる。というのも、これ以上に美味しい食材が手に入らないから。
人類が生活していた惑星は、機械たちによって支配されていた。そこに住んでいた人類は、機械によって追い出されたとか。そして、逃げ出した人類は宇宙へ。
俺は今、なんと宇宙に居ます。しばらく経ってから、その事実を知った。どうりで研究所から出ずに、常に室内で生活しているわけだと納得した。
とにかく、星から追い出された人間たちは今、宇宙で生活をしている。宇宙空間で育てられた植物や、組織培養されて得た肉を食べていた。俺が食べているのが、ソレらしい。
「残念だけど、どこに行っても変わらない。上の連中は天然物とか、ちょっとばかり贅沢しているみたいだけど、下っ端には回ってこないのよね」
「なるほど。敵を倒す理由が、ハッキリしたな」
機械の敵から星を奪い返す。そして、ちゃんとした環境で作物を育てたり、家畜を育てて肉を得る。美味しい料理が食べられるように、敵を倒さねばならない。
毎日、実験とトレーニングの繰り返しで娯楽は何もない。鍛えることも楽しいが、それ以上に楽しめる可能性のある食事が、不味い飯では楽しむことは無理だった。
もしも魔力が使えたならば、宇宙空間だったとしても魔力付与して美味しい作物が育てられたかもしれない。けれど今の俺には、魔力も無い。魔力付与ができない。
今まで使っていた魔力が使えなくなるだけで、こんなに大きな影響が出るなんて。
アイテムボックスの中に残っていた、前世から引き継いだ緊急事態に備えて入れた食料。味は普通だが、この世界の食べ物より何百倍もマシだった。
「あー、美味しい。でもなぁ……」
まさか、こんなにも価値ある物に変わるとは思わなかった。しかし、収納している量には限りがある。毎日食べるとして、おおよそ3ヶ月分ぐらいしかない。
アイテムボックスの中に保管しておけば腐ることはないので一先ずは安心。だが、どうしよう。いつ、食べようかな。
食事について困った俺は、この先の食糧問題について凄く頭を悩ませた。美味しい料理を食べるためには、どうしたらいいのか。敵を倒して星を奪い返すのには、まだ時間が掛かりそうだしなぁ。
0
お気に入りに追加
219
あなたにおすすめの小説
ユニークスキルで異世界マイホーム ~俺と共に育つ家~
楠富 つかさ
ファンタジー
地震で倒壊した我が家にて絶命した俺、家入竜也は自分の死因だとしても家が好きで……。
そんな俺に転生を司る女神が提案してくれたのは、俺の成長に応じて育つ異空間を創造する力。この力で俺は生まれ育った家を再び取り戻す。
できれば引きこもりたい俺と異世界の冒険者たちが織りなすソード&ソーサリー、開幕!!
第17回ファンタジー小説大賞にエントリーしました!
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
俺だけ成長限界を突破して強くなる~『成長率鈍化』は外れスキルだと馬鹿にされてきたけど、実は成長限界を突破できるチートスキルでした~
つくも
ファンタジー
Fランク冒険者エルクは外れスキルと言われる固有スキル『成長率鈍化』を持っていた。
このスキルはレベルもスキルレベルも成長効率が鈍化してしまう、ただの外れスキルだと馬鹿にされてきた。
しかし、このスキルには可能性があったのだ。成長効率が悪い代わりに、上限とされてきたレベル『99』スキルレベル『50』の上限を超える事ができた。
地道に剣技のスキルを鍛え続けてきたエルクが、上限である『50』を突破した時。
今まで馬鹿にされてきたエルクの快進撃が始まるのであった。
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる