【完結】理想の美女7人に愛される生活。ベーシックインカムで儲けた「カセイダード王国」に移住して正解でした。

サアロフィア

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第19章 お泊り会 2日目

123 朝ごはんの 愛 Love スプーン

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 ぼくたちは朝ごはんを食べることにした。

シュウピン
「真々美様、あーん。
 おくちをけてください。」

 右手でスプーンに食べ物をすくって、スプーンから落ちた場合に備えて、スプーンの下の方に左手をえていた。

真々美
「あ、ああ、ありがとう。」

 真々美は、となりにいる冬香を見てから、食べることにした。

真々美
「おいしいよ。 シュウピンさん。」

シュウピン
「うれしゅうございます。 真々美様。」

 シュウピンさんは、ほほを桃色ももいろめながらも、ご機嫌きげんだった。

メラニィ
「冬香様も、どうぞ。」

冬香
「え、ええと。」

 メラニィさんは、右手のスプーンで食べ物をすくったところまでは同じだが、左手で冬香のかたをつかんでいた。

メラニィ
「どうぞ。」

 冬香は、真々美をちらりと見てから、食べることにした。

冬香
「いただきます。」

 冬香はずかしそうだった。

メラニィ
「シュウピンの料理は絶品ぜっぴんです。
 美味おいしいですか?
 美味うまいですか?」

冬香
Deliciousデリシャスで、Goodグッド Tasteテイストよ。」

メラニィ
「お口に合って良かったです。
 シュウピン、冬香様からもおめの言葉をもらったぞ。」

 シュウピンさんは、真々美との会話に集中しているようで、聞こえなかったようだ。
 もちろん、メラニィさんも気付いたようだった。

絵美
「アリム、うらやましいんでしょ。」

アリム
「そうだね。 絵美さんもしてくれる?」

絵美
「わたしは最後さいごね。
 ほら、セーラさんが待っているわよ。」

セーラ
「アリム様、どうぞ。」

 セーラさんが、シュウピンさんの真似まねをして、スプーンに食べ物をせてすすめてくれた。

アリム
「ありがとう。 セーラさん。」

セーラ
「いえいえ、なんだかれますね。」

オルア
「でも、やって良かったでしょ!」

セーラ
「そうですね。
 まだ、むね心臓しんぞうがドキドキしています。」

オルア
「その鼓動こどうは健康にいいわよ。

 セーラさん、ごめんね。
 前を失礼するわ。

 では、オルアからアリムへ、どうぞ。
 はい、あーんして!」

アリム
「いただきます。

 もぐもぐ。

 ありがとう。」

絵美
「最後はわたしかな?」

 絵美は、ボクの左肩を抱き寄せて、スプーンを口元くちもとに差し出した。

アリム
「いただきます。」

 ボクの目からはなみだが、あふれ出てしまった。


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