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第18章 主人公の快気祝いとお泊り会

116 冬香とメラニィさんの夜

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 白沢絵美様が決めた組み合わせで、冬香とメラニィさんがペアになった。

冬香
「メラニィさんは、どうしますか?」

メラニィ
「このチャンスをのがす気は、1ミリもありません。
 さあ、冬香様のお部屋へ案内あんないお願いします。」

 メラニィは、冬香のかたせて、冬香の部屋に入って行った。





 冬香の部屋にいる冬香とメラニィさん。

冬香
「あせらなくても、わたしはげないわ。」

メラニィ
「まさか、このような機会きかい・チャンスをもらえるなんて思わなかったから、どうしても気があせってしまいます。」

冬香
「そうね。 絵美様はなんでもお見通しのような気がするわ。」

メラニィ
「はっ、つまり、わたしのこころの中もバレているということですか?」

冬香
「かもしれないわね。
 ところで、【め】と【け】のどちらがおのぞみですか?」

メラニィ
「【め】がしたいです。」

 冬香はベッドにこしかけた。

冬香
「じゃあ、となりにすわってね。」

メラニィ
「はい。 冬香様。」

 冬香は目を閉じて、メラニィに顔を向けて、やや上向うわむきになった。

冬香
「ねえ、わたしにはじをかかせないでね。

  【はじまりはいつもキス】

でしょ!」

メラニィ
「冬香様の美しいくちびるに見とれていました。」

 メラニィは熱い口づけをした。

冬香
「言葉だけでなく、キスも上手ね。
 メラニィさん。」

メラニィ
「あ、ありがとうございます。」

冬香
「さあ、来てちょうだい。」

 シュウピンさんは、ふたたび冬香にやさしくキスをしてから、冬香の頭と肩を支えながら優しくかしつけた。

メラニィ
「まるでゆめのようです。
 ですが、わたしの心臓しんぞうかね連打れんだしてならしているので現実だと理解できます。」

冬香
「どれどれ?」

 冬香は、メラニィさんのむねをもちあげて、心臓しんぞうの音を確かめた。

メラニィ
ずかしいです。」

冬香
「とっても健康けんこうあかしよ。」

メラニィ
「冬香様、いただきます。」

冬香
「メラニィさん、最高級のフルーツをあじわってね。」

 メラニィさんは、冬香の首筋くびすじにキスをしながら、左手で冬香の肩をつかみ、右手でパジャマのボタンをはずしていった。

メラニィ
「冬香様、とても美しいです。
 おいしそうで、よだれがれそうです。」

冬香
「ありがとう、よだれをけられることは良いけれど、よだれをらされることはイヤなの。
 まるで、手抜てぬきをされて、いいかげんにあつかわれたようで、しらけてしまうのよ。」

メラニィ
「必要な愛の工程こうていを「いち手順てじゅん」でも省略しょうりゃくしたりはしません。」

冬香
「ぜひ、そうしてね。 あなたに、わせてくれるかしら?」

メラニィ
「ええ、わたしの愛情あいじょうしてください。」

冬香
「ええ、飲ませてちょうだい。」

メラニィ
「冬香様、とても素敵すてき手触てざわりです。
 朝が来ても、手を止めるなんて、できそうにありません。」

冬香
「ええ、それくらい私に執着しゅうちゃくしてくれると、うれしいわ。
 最初で最後の機会と思って、後悔こうかいが無いようにしてね。」

メラニィ
「二度目の機会がいただけるように、全力で愛情をそそぎます。」

冬香
「ちょっとペースがはやすぎるわね。
 メラニィさん、手をとめてちょうだい。」

メラニィ
「い、いたかったですか?」

冬香
「いいえ、メラニィさんもいでほしいわ。
 それから、キスとハグをしましょう。」

 メラニィさんは、急いでパジャマを脱いだ。

メラニィ
「す、すみません。
 自分の状態じょうたいわすれていました。
 まさか、脱ぐことを忘れてしまっていたなんて、おずかしい限りです。」

冬香
「あせらなくていいわ。
 夜はまだ始まったばかりなのだからね。」

メラニィ
「冬香様。」

冬香
「メラニィさん、来て。
 ハグをしましょう。」

メラニィ
「はい、よろこんで。」

 メラニィさんは冬香をきしめた。

冬香
「メラニィさんの体温たいおんかんじるわ。
 それと、心臓の鼓動こどうもね。」

メラニィ
「わたしも冬香様の体温と心臓の鼓動こどうを感じています。」

冬香
「わたしは、この状態じょうたいで、ぼーっとするときにしあわせを感じるのよ。
 ひと区切くぎりがついたときは、こうやって、余韻よいんを感じる時間をちょうだいね。」

メラニィ
「もちろんです。 冬香様。」

冬香
「じゃあ、続きをしてくれる?」

 冬香は、メラニィさんの目を熱く見つめた。

メラニィ
「夜に、冬香様のお部屋で、冬香様の目に映る自分の姿を見ることができるなんて。
 なんというか、もう、明日の朝、隕石いんせきが落ちてきても文句が言えないくらいの幸福感こうふくかんです。」

冬香
「すばらしい賛辞さんじの言葉をありがとう。」

メラニィ
「いえいえ、このキッカケを作ってくださった、オルア様、絵美様に、こころから感謝かんしゃしています。
 もちろん、こうやって、私に身をまかせてくださる冬香様に感謝です。」

冬香
「ふふふ、いい思い出をつくりましょうね。」

メラニィ
「ええ、よろしくお願いします。」

冬香
「じゃあ、続けて。 メラニィさん。」

メラニィ
「冬香様、あさてもねむらせませんよ。」

冬香
「まあ、なんてあつあいでしょう。」

 冬香とメラニィさんの熱い夜が始まった。

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