【完結】理想の美女7人に愛される生活。ベーシックインカムで儲けた「カセイダード王国」に移住して正解でした。

サアロフィア

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第16章 主人公をロックオンした美女たち

101 【挿絵】 オルアが一番を宣言した日

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 19日目 PM 13:00 昼
《2日に一度の会議: 偶数日の予定、本日なし。

 一番権利者: オルア。》





アリム
「土曜日のお昼かあ。
 久しぶりにテニスをしたいなあ。」

絵美
「いいね。
 わたしも身体を動かしたいわ。」

真々美
「そうだな?
 けをしようか?」

冬香
「なにを賭けるの?」

オルア
「おかね宝物たからものを賭けることは良くないわ。
 ギャンブル禁止きんしでしょ。」

絵美
「もちろんよ。
 ねえ、真々美。」

真々美
「もちろんだ。
 負けてもうらまなくてむものをけよう。」

冬香
「とすると、いつものアレをけるのね。」

オルア
「アレって、なあに?」

アリム
「ねえ、ボクもはなしに入れてよお。」

 絵美は立ち上がって、ボクのうしろからきついてきた。

絵美
「アリムさんとわたしは、まだ無理むりだけれど。
 そのうちというか、わたしがカセイダード本星ほんせいかえるまでには、えるなかになりたいわ。」

真々美
「そうだな。
 絵美、がんばってくれ。」

絵美
「まかせて!
 みんなも応援おうえんしてね。」

オルア
はなしえないわ。」

冬香
愛情交換あいじょうこうかんときに、最初さいしょに、
  【め】をするか?
  【け】をするか?
えら権利けんりけるのよ。」

オルア
「なるほどね。
 けてもうらまなくてむけれど、ちたいわね。」

絵美
「アリムさん、わかったかな?
 アリムさんも強制参加きょうせいさんかだからね。

 でも、安心あんしんしてね。

 アリムさんの意思いしは、わたしがカセイダード本星ほんせいかえる1週間しゅうかんまえまでは、尊重そんちょうするから。」

アリム
「それをぎたら、どうするの?」

絵美
全力ぜんりょく誘惑ゆうわくするわ。
 それでもダメなら、たおすわ。」

アリム
「絵美さん、あせらなくても大丈夫だいじょうぶだよ。
 ボクの攻略こうりゃくには、ひとつきからないよ。」

オルア
「アリム、ちょっとこっちへ。」

 オルアは、アリムをせてキスをした。

オルア
「アリム、気分きぶんよくしているところにみずをさすけれどね。

 あなたの一番いちばんわたし。」



アリム
「うん、オルアのことが一番すきだよ。」

オルア
本当ほんとう理解りかいしているの?

 わたしがアリムを一番いちばんあいしているの!
 
 アリムも一番にわたしをあいしてね。」

アリム
「もちろんだよ。
 出会であったときから、ボクの一番はオルアだよ。

 おはようからおやすみまで、いっしょにいてくれたのに、わかってくれないの?」

オルア
何回なんかいたしかめたくなるわ。

 アリムだって、戸締とじまりをしたか何度なんど確認かくにんしたくなるよね。」

アリム
「よくかったよ。」

オルア
「よろしい。
 では、こいみといんをおねがいします。

 ほら、ここに。
 みんながているまえで。」

 オルアは、上を向いて、自分のくちびるをゆびさした。

 ボクは、オルアとキスをした。





 テニスの結果けっかは、ボクのぼろけだった。
 絵美、真々美、冬香、オルアの4人は、上手うますぎた。

 サービスエース、レシーブエースを連発れんぱつしていた。
 でも、それは、ボクが対戦相手ではないとき限定げんていだった。

 ボクのサーブの威力いりょくよわいとった絵美たちは、手加減てかげんしてくれた。
 つまり、ボクがミスするまで、ラリーをつづけてくれた。

アリム
まいりました。」

絵美
「よく、がんばったわね。
 けても、ふてくされないところが素敵すてきよ。」

真々美
たしかにな。
 自分よりも優秀ゆうしゅうな女性をまえにしても、気分きぶんわるくしないからたすかる。

    のうあるたかつめかく

なんて、気遣きづかいをしなくてむから、こちらもらくだ。」

冬香
「多くの男性は、どうして女性より上でいたいと思うのかしらね。
 そういう感情かんじょうがないから、アリムはいいわね。」

オルア
相手あいて得意分野とくいぶんやこのましいとおも余裕よゆうしいわよね。」

アリム
身体からだが、もうクタクタだよ。

 うっ? ちょっとって。」

 ボクはくついで、足を引っ張ったり、んだりしていた。

オルア
「アリム、足がったの?」

アリム
「うん、そうだよ。
 い、いたい。」

絵美
「じゃあ、手分てわけしましょうか?」

 絵美と真々美は片足かたあしずつ、ってくれた。
 冬香とオルアは、ふともものりをほぐしてくれた。

アリム
「みんな、ありがとう。
 なんて、ぜいたくな介抱かいほうだろう。」

絵美
「アリムは、シクペリアで一番しあわせな男性よね。」

真々美
「そうだな。
 大宇宙だいうちゅうの幸せ者が100万人あつまっても、アリムより幸せな者はいないな。」

冬香
「アリム、理解りかいしてるわよね。」

アリム
「もちろんだよ。」

 ボクは、オルアがなにかをかんがんでいるがした。

アリム
「オルア、どうしたの?」

オルア
「わたしと毎朝まいあさはしりましょうね。」

アリム
「よろしくお願いします。」

オルア
なおるまでは安静あんせいにしてもうらうからね。

 運動不足うんどうぶそく解消かいしょうしてから、身体からだきたえましょうね。」

オルア こころの声
『絵美様、真々美、冬香に大事にされることはとても良いことだけれど、けるのよね。』





 ばんごはんと夜の歯磨はみがきをませてから、ボクの部屋へやでオルアとごした。

オルア
「アリム、テニスではめられぱなしだったわね。
 つづけて大変たいへんだったでしょ。」

アリム
「そうだね。」

オルア
「というわけで、よる愛情交換あいじょうこうかんは、アリムの【攻め】からはじめたいわ。
 さあ、てください。アリム。」

アリム
「オルア、ボクのあいめてください。」

 ボクは、オルアとあさまで仲良なかよくしたのだった。


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