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第13章 愛する人を目覚めさせるために スリーカーを
077 真々美 第4段階の2 失敗
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えっちっち回です。
苦手な方は読まないでね。
◇
15日目 PM 21:05 夜
《2日に一度の会議: 偶数日の予定、14日目の分を本日、実施済み
一番権利者: 真々美。
ただし、アリムが意識を取り戻す《20日目予定》までは、お預け状態。》
◇
カセイダード王国 チータマルム支国
国王 中路真々美の寝室
絵美
「さてと、姉妹関係の儀式 第4段階の2と3 を実施したいと思います。」
冬香
「真々美、がんばってね。」
真々美
「冬香、大丈夫だ。
いまは心身ともに好調だ。」
絵美
「わたしは、ものすごく心配だけどね。」
真々美
「なにがだ?」
絵美
「わたしが真々美に嫌われないか心配です。」
真々美
「わたしが絵美を嫌いになるわけないだろう。」
冬香
「そうですよ、絵美様。
真々美は、絵美様が来てから、嬉しそうですし、安心した感じがしています。」
絵美
「わたしも真々美に手が届く場所に来て、うれしいんだけれど・・・」
真々美
「はっきりと言ってくれないか?」
絵美
「最悪の場合だけど、真々美はクリアできなくて、わたしは真々美に嫌われ損になってしまう。
たぶんだけれど、真々美は第4段階の2を、
1回目は無理だろうけれど、2回目でクリアできると思う。
でもね、第4段階の3で失敗する可能性が高い。」
真々美
「理由は?」
絵美
「第4段階の3 は、残心があるの。
つまり、決めポーズのまま、3分は意識を保つ必要がある。
恥ずかしくて気を失いがちなタイプは、決めポーズを維持できなくて、クリアできないってことよ。」
真々美
「絵美、ヒントをありがとう。
瞑想してきたから、大丈夫だ。」
絵美
「そうかな?
真々美、わたしのこと嫌いにならないでね。」
真々美
「天と地がひっくり返っても、嫌いにならないさ。」
絵美
「ありがとう、真々美。
なら、いいけれど・・・
冬香さん、真々美が泣いても邪魔しないでね。」
冬香
「痛いことをされるのですか?」
絵美
「いいえ、しません。
快楽系と恥辱系だけです。
性魔力の最大値を増やすために必要なことをするだけです。
ただ、本当に好きな相手からされた場合は許せるけれど、そうじゃない相手からされたら、裁判沙汰ね。」
冬香
「見守るだけで、動きませんから、安心してください。」
絵美
「ありがとう、冬香さん。
あらためて説明しますね。
姉妹関係の儀式 第4段階、第5段階で、性魔力の限界最大値を、30ずつ増やします。
ということは、普通の愛の営みよりも、かなり恥ずかしい攻めをすることになります。
本当に愛している人からされたなら、ギリギリゆるせるかもだけれど、そうじゃない相手からされた場合は、正性知識をコールして防御して、攻め手側を打ち倒したくなるわ。」
真々美
「そんなにか?」
絵美
「ええ、本当は教えたらダメなんだけれど、真々美と冬香さんに嫌われたくない。
真々美との姉妹関係を解消したくないから前置きを長々と言っているの。」
真々美
「大丈夫だよ。
絵美も通過した儀式だろう。」
真々美は、絵美の顔を横に向けた状態で胸に抱きしめた。
呼吸できるようにする配慮に気をつけている。
絵美
「わたしは、サアみたいに上手にできないかもしれない。
それでもいいの?」
真々美
「ああ、始めてくれ!」
絵美
「わかったわ。
冬香さん、見守っていてね。」
冬香
「はい、絵美様。」
絵美
「では、真々美、姉妹関係の儀式 第4段階の2 の台詞を指定します。
真々美がお出掛けしたくなったら、こう言ってください。
「絵美様 だいすき
絵美様 大好き
絵美様の お胸が大好き。」
そして、わたしが、
「行ってらっしゃい。」
と言ったら、
真々美が
「行ってきます。」
と答えてから、お出掛けしてね。
許容タイミングは、プラスマイナス 5秒以内です。」
真々美
「厳しいな。 プラスマイナス 5秒以内か?」
絵美
「そら、そうよ。
そうでなかったら、
お出掛けする10分以上前に言うとか、
お出掛けした後で目が覚めてから言っても、
合格になってしまうでしょ。」
真々美
「たしかに。」
絵美
「当然のことだけれど、正性知識 200 で、防御した場合は失格だからね。」
真々美
「たしかに、正性知識 200 を使用していいなら、楽勝になってしまうな。」
絵美
「じゃあ、真々美、わたしの愛を受け止めてね。」
絵美は、ていねいに真々美に愛情を注いだ。
真々美 こころの声
『さすが、絵美だ。
わたしが望むようにリードしてくれている。
あと2手から3手くらいで、お出掛けしてしまいそうだ。』
絵美 こころの声
『いい具合に仕上げっているわね。
あと数手は余裕があると思っているようだけれど。』
絵美
「真々美、とっても可愛いわ。
でもね。
こういう愛し方もあるのよ。」
絵美は、口と両手と膝で、4点に同時に愛情を注いだ。
真々美
「絵美様 だいすき
絵美様」
真々美は、お出掛けしてしまった。
絵美 こころの声
『ごめんね。 真々美。』
絵美
「真々美? 失敗したわね。
再挑戦しましょうね。
でも、今度は難易度が上がるわよ。」
真々美
「な、え、絵美、この格好は嫌だ。」
絵美は、真々美の後ろにいて、真々美の頭を自分のお腹に置いた。
真々美の足がM字型に広げられたところに、絵美の足をひざの内側に入れられて、固められてしまった。
絵美
「泣かないでね。 真々美。
お出掛けする前には、
「行ってきます」
の言葉をくれなきゃね。」
真々美
「だ、だからって。」
絵美
「はい、真々美、両手の場所は、ここよ。
真々美の蝶々が見たいわ。
そう、手はここよ。
両方の親指で、リトル真々美ちゃんを連れてきて欲しいわ。
そうそう抵抗しないでね。
こんにちは、リトル真々美ちゃん
おひさしぶり、元気だった。
まあ、見事な赤い宝石、美しいわ。」
真々美
「い、いやだ、やめてくれ、絵美。」
絵美
「あらあ、第4段階の3 までクリアするんでしょお?
これはね、その時にする残心のポーズよ。」
真々美
「そ、そんなあ。」
絵美
「泣かないで、真々美。
これでも、第5段階に比べたら、楽よ。
ただ、言われた通りにするだけでクリアだから、簡単でしょ。」
真々美
「う、うう。 あんまりだ。」
冬香
「絵美様、どうかその辺で。
真々美がおかしくなってしまいます。」
絵美
「冬香さん、最初に言ったわよね。
邪魔しないで!」
冬香
「す、すみません。
でも・・・」
絵美に睨まれて、【怒気当て】を不意打ちでくらって、冬香は動けなくなった。
絵美
「かわいい、かわいい真々美。
素晴らしい姿を見せてくれて、うれしいわ。
恥ずかしすぎて、忘れただろうから、もう一度、教えてあげるね。
お出掛けする前に言う言葉は、
「絵美様 だいすき
絵美様 大好き
絵美様の お胸が大好き」
そして、わたしが、
「行ってらっしゃい。」
と言って、
真々美が
「行ってきます」
と答えてから、お出掛けしてね。
許容タイミングは、プラスマイナス 5秒以内です。」
真々美
「う、うう、絵美、い、いやだ、やめてくれ、絵美。」
絵美
「駄~目、わたしに可愛い姿を見せて、かわいい声を聞かせてね。
そうだ、いいこと教えてあげるね。
今回も失敗したら、さらにさらに恥ずかしいポーズをしてもらうわ。
もっとも、わたしは2回目でクリアしたから、ポーズを考えることが大変だわ。
だから、ここで、クリアして欲しいわあ。」
真々美
「え、絵美~。」
絵美
「覚悟を決めなさい。
あら、真々美の湖が綺麗よお。
鏡みたいに光っているわ。」
真々美 こころの声
『だ、だめだ。
絵美は逃がしてくれない。
恥ずかしいポーズで決められているから、いつもの3倍くらい絵美の愛を感じてしまう。
タイミングを計る余裕は無さそうだ。』
絵美
「素敵よ、真々美。
真々美のすべてを手に入れたような高揚感を感じるわ。
真々美の見事な赤髪と同じくらい真っ赤に染まった頬、
涙で潤んだ瞳、
速くなっていく息づかい。
どれも素敵だわ。
桜の花も、おへそも、赤い宝石も すべてが美しいわ。
ねえ、真々美、ちからを抜いて、楽にしていいのよ。
あなたがそうなったのは、あなたのせいじゃないわ。
わたしがあなたを激しく求めているからよ。
だからね、水が高いところから低いところに流れるように、自然に身をまかせてね。
そして、真々美の美しいソプラノで台詞を言って欲しいわ。」
真々美
「絵美様 だいすき
絵美様 大好き
絵美様の お胸が大好き」
絵美
「いってらっしゃい!」
真々美
「行ってきます。」
真々美は、お出掛けした。
真々美 姉妹関係の儀式 第4段階の2 クリア
真々美の性魔力
現在値 50 / 最大値 50
◇
真々美は、うつろな目で天井を見ていた。
絵美は、やさしく真々美の頭をなでていた。
真々美
「絵美、わたしはクリアできたのか?」
絵美
「ええ、無事、クリアよ。
がんばったわね。」
真々美
「ひとつ気になることが有るのだが、聞いてもいいか?」
絵美
「ええ、どうぞ。」
真々美
「この儀式の内容は、いつ役に立つんだ?」
絵美
「冬香さんを、喜ばせるときに使えるわ。
ね、冬香さん。」
冬香
「さ、さあ、どうでしょうか?」
真々美
「そうだよな。
意義を感じない。」
絵美
「それに、アリムさんを喜ばせるときに使えるわよ。」
真々美、冬香
「「えっ?」」
絵美
「「えっ」って、なに、とぼけているのよ。
姉妹関係の儀式は、意中の男性を性的に満足させて他の女性に行かせないための練習を兼ねているわ。
だから、攻めも受けもできるリバーシブルな行為が多いでしょう。」
真々美、冬香
「「えっ?」」
絵美
「想像してみて?
料理を作るだけ、食べるだけの関係は続かないわ。
どちらかが料理をしたら、もう片方が皿洗いをするべきよね。
それがギブアンドテイク。 Give & Take.
それと同じように、寝転がって、受けだけになったら、相手のいいようにされて、都合が良い存在にされて、なめられてしまうわ。 軽く見られて見下されたら駄目よ。
相手の男性を確実に手元に置くためには、他では手に入らない経験を提供しなきゃね。
そして、このような経験がないと、男性の性欲に恐怖を感じて、無抵抗でやられてしまうわ。
事前知識と十分な練習をしていれば、心構えができて、たいていの男性の性欲を跳ね返す余裕があるわ。
たとえが悪いけれど、男性を相手にする職業のお姉さんが新人に手ほどきするようなものね。」
真々美
「そう考えると、意義を感じるな。」
冬香
「たしかに、いきなり男性にされると嫌だけれど、真々美に求められるなら、セーフよね。」
絵美
「ねえ、アリムさんとは経験済みよね。
次の愛の営みで試してみたら?」
真々美
「だから、お胸が大好きと言わせるのか?」
絵美
「大正解よ。
これを攻めの立場でしても、受けの立場でしても、強力な思い出にできるわ。
ほとんどの女性には思いもつかないからね。」
真々美と冬香は、アリムとするときを想像した。
真々美、冬香
「「攻守どちらも盛り上がりそう。」」
絵美
「念のために言うけれど、恥じらいを忘れたら駄目よ。
恥じらいを忘れるくらいなら、恥ずかしくて気を失う方が100倍ましだからね。」
真々美
「わかった。」
冬香
「恥じらう気持ちを残します。」
絵美 こころの声
『本当に理解したのなら良いのだけれど・・・
大丈夫かなあ?
不安でいっぱいよ。』
◇
次は、第4段階の3です。
【読者様へ】
あなたの10秒で、この作品にパワーをください。
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苦手な方は読まないでね。
◇
15日目 PM 21:05 夜
《2日に一度の会議: 偶数日の予定、14日目の分を本日、実施済み
一番権利者: 真々美。
ただし、アリムが意識を取り戻す《20日目予定》までは、お預け状態。》
◇
カセイダード王国 チータマルム支国
国王 中路真々美の寝室
絵美
「さてと、姉妹関係の儀式 第4段階の2と3 を実施したいと思います。」
冬香
「真々美、がんばってね。」
真々美
「冬香、大丈夫だ。
いまは心身ともに好調だ。」
絵美
「わたしは、ものすごく心配だけどね。」
真々美
「なにがだ?」
絵美
「わたしが真々美に嫌われないか心配です。」
真々美
「わたしが絵美を嫌いになるわけないだろう。」
冬香
「そうですよ、絵美様。
真々美は、絵美様が来てから、嬉しそうですし、安心した感じがしています。」
絵美
「わたしも真々美に手が届く場所に来て、うれしいんだけれど・・・」
真々美
「はっきりと言ってくれないか?」
絵美
「最悪の場合だけど、真々美はクリアできなくて、わたしは真々美に嫌われ損になってしまう。
たぶんだけれど、真々美は第4段階の2を、
1回目は無理だろうけれど、2回目でクリアできると思う。
でもね、第4段階の3で失敗する可能性が高い。」
真々美
「理由は?」
絵美
「第4段階の3 は、残心があるの。
つまり、決めポーズのまま、3分は意識を保つ必要がある。
恥ずかしくて気を失いがちなタイプは、決めポーズを維持できなくて、クリアできないってことよ。」
真々美
「絵美、ヒントをありがとう。
瞑想してきたから、大丈夫だ。」
絵美
「そうかな?
真々美、わたしのこと嫌いにならないでね。」
真々美
「天と地がひっくり返っても、嫌いにならないさ。」
絵美
「ありがとう、真々美。
なら、いいけれど・・・
冬香さん、真々美が泣いても邪魔しないでね。」
冬香
「痛いことをされるのですか?」
絵美
「いいえ、しません。
快楽系と恥辱系だけです。
性魔力の最大値を増やすために必要なことをするだけです。
ただ、本当に好きな相手からされた場合は許せるけれど、そうじゃない相手からされたら、裁判沙汰ね。」
冬香
「見守るだけで、動きませんから、安心してください。」
絵美
「ありがとう、冬香さん。
あらためて説明しますね。
姉妹関係の儀式 第4段階、第5段階で、性魔力の限界最大値を、30ずつ増やします。
ということは、普通の愛の営みよりも、かなり恥ずかしい攻めをすることになります。
本当に愛している人からされたなら、ギリギリゆるせるかもだけれど、そうじゃない相手からされた場合は、正性知識をコールして防御して、攻め手側を打ち倒したくなるわ。」
真々美
「そんなにか?」
絵美
「ええ、本当は教えたらダメなんだけれど、真々美と冬香さんに嫌われたくない。
真々美との姉妹関係を解消したくないから前置きを長々と言っているの。」
真々美
「大丈夫だよ。
絵美も通過した儀式だろう。」
真々美は、絵美の顔を横に向けた状態で胸に抱きしめた。
呼吸できるようにする配慮に気をつけている。
絵美
「わたしは、サアみたいに上手にできないかもしれない。
それでもいいの?」
真々美
「ああ、始めてくれ!」
絵美
「わかったわ。
冬香さん、見守っていてね。」
冬香
「はい、絵美様。」
絵美
「では、真々美、姉妹関係の儀式 第4段階の2 の台詞を指定します。
真々美がお出掛けしたくなったら、こう言ってください。
「絵美様 だいすき
絵美様 大好き
絵美様の お胸が大好き。」
そして、わたしが、
「行ってらっしゃい。」
と言ったら、
真々美が
「行ってきます。」
と答えてから、お出掛けしてね。
許容タイミングは、プラスマイナス 5秒以内です。」
真々美
「厳しいな。 プラスマイナス 5秒以内か?」
絵美
「そら、そうよ。
そうでなかったら、
お出掛けする10分以上前に言うとか、
お出掛けした後で目が覚めてから言っても、
合格になってしまうでしょ。」
真々美
「たしかに。」
絵美
「当然のことだけれど、正性知識 200 で、防御した場合は失格だからね。」
真々美
「たしかに、正性知識 200 を使用していいなら、楽勝になってしまうな。」
絵美
「じゃあ、真々美、わたしの愛を受け止めてね。」
絵美は、ていねいに真々美に愛情を注いだ。
真々美 こころの声
『さすが、絵美だ。
わたしが望むようにリードしてくれている。
あと2手から3手くらいで、お出掛けしてしまいそうだ。』
絵美 こころの声
『いい具合に仕上げっているわね。
あと数手は余裕があると思っているようだけれど。』
絵美
「真々美、とっても可愛いわ。
でもね。
こういう愛し方もあるのよ。」
絵美は、口と両手と膝で、4点に同時に愛情を注いだ。
真々美
「絵美様 だいすき
絵美様」
真々美は、お出掛けしてしまった。
絵美 こころの声
『ごめんね。 真々美。』
絵美
「真々美? 失敗したわね。
再挑戦しましょうね。
でも、今度は難易度が上がるわよ。」
真々美
「な、え、絵美、この格好は嫌だ。」
絵美は、真々美の後ろにいて、真々美の頭を自分のお腹に置いた。
真々美の足がM字型に広げられたところに、絵美の足をひざの内側に入れられて、固められてしまった。
絵美
「泣かないでね。 真々美。
お出掛けする前には、
「行ってきます」
の言葉をくれなきゃね。」
真々美
「だ、だからって。」
絵美
「はい、真々美、両手の場所は、ここよ。
真々美の蝶々が見たいわ。
そう、手はここよ。
両方の親指で、リトル真々美ちゃんを連れてきて欲しいわ。
そうそう抵抗しないでね。
こんにちは、リトル真々美ちゃん
おひさしぶり、元気だった。
まあ、見事な赤い宝石、美しいわ。」
真々美
「い、いやだ、やめてくれ、絵美。」
絵美
「あらあ、第4段階の3 までクリアするんでしょお?
これはね、その時にする残心のポーズよ。」
真々美
「そ、そんなあ。」
絵美
「泣かないで、真々美。
これでも、第5段階に比べたら、楽よ。
ただ、言われた通りにするだけでクリアだから、簡単でしょ。」
真々美
「う、うう。 あんまりだ。」
冬香
「絵美様、どうかその辺で。
真々美がおかしくなってしまいます。」
絵美
「冬香さん、最初に言ったわよね。
邪魔しないで!」
冬香
「す、すみません。
でも・・・」
絵美に睨まれて、【怒気当て】を不意打ちでくらって、冬香は動けなくなった。
絵美
「かわいい、かわいい真々美。
素晴らしい姿を見せてくれて、うれしいわ。
恥ずかしすぎて、忘れただろうから、もう一度、教えてあげるね。
お出掛けする前に言う言葉は、
「絵美様 だいすき
絵美様 大好き
絵美様の お胸が大好き」
そして、わたしが、
「行ってらっしゃい。」
と言って、
真々美が
「行ってきます」
と答えてから、お出掛けしてね。
許容タイミングは、プラスマイナス 5秒以内です。」
真々美
「う、うう、絵美、い、いやだ、やめてくれ、絵美。」
絵美
「駄~目、わたしに可愛い姿を見せて、かわいい声を聞かせてね。
そうだ、いいこと教えてあげるね。
今回も失敗したら、さらにさらに恥ずかしいポーズをしてもらうわ。
もっとも、わたしは2回目でクリアしたから、ポーズを考えることが大変だわ。
だから、ここで、クリアして欲しいわあ。」
真々美
「え、絵美~。」
絵美
「覚悟を決めなさい。
あら、真々美の湖が綺麗よお。
鏡みたいに光っているわ。」
真々美 こころの声
『だ、だめだ。
絵美は逃がしてくれない。
恥ずかしいポーズで決められているから、いつもの3倍くらい絵美の愛を感じてしまう。
タイミングを計る余裕は無さそうだ。』
絵美
「素敵よ、真々美。
真々美のすべてを手に入れたような高揚感を感じるわ。
真々美の見事な赤髪と同じくらい真っ赤に染まった頬、
涙で潤んだ瞳、
速くなっていく息づかい。
どれも素敵だわ。
桜の花も、おへそも、赤い宝石も すべてが美しいわ。
ねえ、真々美、ちからを抜いて、楽にしていいのよ。
あなたがそうなったのは、あなたのせいじゃないわ。
わたしがあなたを激しく求めているからよ。
だからね、水が高いところから低いところに流れるように、自然に身をまかせてね。
そして、真々美の美しいソプラノで台詞を言って欲しいわ。」
真々美
「絵美様 だいすき
絵美様 大好き
絵美様の お胸が大好き」
絵美
「いってらっしゃい!」
真々美
「行ってきます。」
真々美は、お出掛けした。
真々美 姉妹関係の儀式 第4段階の2 クリア
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◇
真々美は、うつろな目で天井を見ていた。
絵美は、やさしく真々美の頭をなでていた。
真々美
「絵美、わたしはクリアできたのか?」
絵美
「ええ、無事、クリアよ。
がんばったわね。」
真々美
「ひとつ気になることが有るのだが、聞いてもいいか?」
絵美
「ええ、どうぞ。」
真々美
「この儀式の内容は、いつ役に立つんだ?」
絵美
「冬香さんを、喜ばせるときに使えるわ。
ね、冬香さん。」
冬香
「さ、さあ、どうでしょうか?」
真々美
「そうだよな。
意義を感じない。」
絵美
「それに、アリムさんを喜ばせるときに使えるわよ。」
真々美、冬香
「「えっ?」」
絵美
「「えっ」って、なに、とぼけているのよ。
姉妹関係の儀式は、意中の男性を性的に満足させて他の女性に行かせないための練習を兼ねているわ。
だから、攻めも受けもできるリバーシブルな行為が多いでしょう。」
真々美、冬香
「「えっ?」」
絵美
「想像してみて?
料理を作るだけ、食べるだけの関係は続かないわ。
どちらかが料理をしたら、もう片方が皿洗いをするべきよね。
それがギブアンドテイク。 Give & Take.
それと同じように、寝転がって、受けだけになったら、相手のいいようにされて、都合が良い存在にされて、なめられてしまうわ。 軽く見られて見下されたら駄目よ。
相手の男性を確実に手元に置くためには、他では手に入らない経験を提供しなきゃね。
そして、このような経験がないと、男性の性欲に恐怖を感じて、無抵抗でやられてしまうわ。
事前知識と十分な練習をしていれば、心構えができて、たいていの男性の性欲を跳ね返す余裕があるわ。
たとえが悪いけれど、男性を相手にする職業のお姉さんが新人に手ほどきするようなものね。」
真々美
「そう考えると、意義を感じるな。」
冬香
「たしかに、いきなり男性にされると嫌だけれど、真々美に求められるなら、セーフよね。」
絵美
「ねえ、アリムさんとは経験済みよね。
次の愛の営みで試してみたら?」
真々美
「だから、お胸が大好きと言わせるのか?」
絵美
「大正解よ。
これを攻めの立場でしても、受けの立場でしても、強力な思い出にできるわ。
ほとんどの女性には思いもつかないからね。」
真々美と冬香は、アリムとするときを想像した。
真々美、冬香
「「攻守どちらも盛り上がりそう。」」
絵美
「念のために言うけれど、恥じらいを忘れたら駄目よ。
恥じらいを忘れるくらいなら、恥ずかしくて気を失う方が100倍ましだからね。」
真々美
「わかった。」
冬香
「恥じらう気持ちを残します。」
絵美 こころの声
『本当に理解したのなら良いのだけれど・・・
大丈夫かなあ?
不安でいっぱいよ。』
◇
次は、第4段階の3です。
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