【完結】理想の美女7人に愛される生活。ベーシックインカムで儲けた「カセイダード王国」に移住して正解でした。

サアロフィア

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第8章 夜の契約 ナイトバインド

041 8日目 シュウピンさんの意図は

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おやつのお皿を下げるために、真々美の居室に移動した、オルア、メラニィさん、アリムさん。

真々美の個室にて。

メラニィさんは、いらいらしている。

オルア
「アリムさん、メラニィさん、洗ってしまうから待っていてね。」

アリム
「はーい。」

メラニィ
「・・・」





冬香の個室に移動した3人。


オルア
「冷蔵庫にあるかな?
 ああ、これのことね。
 冬香は和菓子が好きね。」

アリム
「さてと、ここなら大丈夫かな?」

メラニィ
「大丈夫とは?」

オルア
「アリムさん、どうしたの?」

アリム
「オルアさん、オネスティさんと話したいことがあるんだけれど、オルアさんを経由した方が良いかな?
 それとも、直接、はなしても良いかな?」

メラニィ
「わたしは、かまわないが、オルア様次第だな。
 なんの話をしたいんだ?
 デートに誘いたいのか?」

オルア
「内容によるかな?」

アリム
「では、オネスティさんには悪いけれど、オルアさんの方を見て話すね。
 オネスティさんは、特に注意して聞いてくださいね。」

メラニィ
長話ながばなし御免ごめんだぞ。」

オルア
「始めて、アリムさん。」

アリムは、オルアの目を見ながら話した。

アリム
「オルアさん、オネスティさんに聞いて欲しいんだけど、今日のウェンさんに違和感を感じませんか?」

オルア
「メラニィさん、直接、アリムさんに答えてあげてくれますか?」

メラニィ
「いつもの会議と比べてどうかと言われたら、変かもしれないな。」

アリム
「やはり、そうですか?
 真々美さんの賭けは当たりましたね。」

オルア
「どういうこと?」

アリム
「ウェンさんご自身が盗聴されている可能性があります。」

メラニィ
「シュウピンは、盗聴器なんか仕掛けていないぞ。
 アリム様は無礼ぶれいだな。」

アリム
「ウェンさんを支配しているひとが、ウェンさんが聞いたことを盗聴している可能性があるという意味です。
 それこそ、宇宙人の技術力があれば可能というSFレベルのお話です。」

メラニィ
「科学空想物語か?
 アリム様は、もっと現実を見た方が良いと思うぞ。」

オルア
「アリムさんを馬鹿にしないで!」

アリム
「オルアさん、ありがとう。
 オネスティさん、真々美さんは、ウェンさんの言動に違和感を感じたから、わたしを会議に呼ばれました。
 気分転換の話題提供という口実とは言え、本来であれば私が会議に参加して発言することは、ゆるされないはずです。」

メラニィ
「よく分かっているじゃないか。
 オルア様のお気に入りとはいえ、会議の場に顔を出す厚かましさにイライラしている私の気持ちまでは分からないかな?」

アリム
「冬香さんが、わたしたち3人に、和菓子を取りに行くように話されたことに意味を感じませんか?」

メラニィ
「意味だと?」

オルア
「どういう意味?」

アリム
「まず、ウェンさんに真々美さんが感じた違和感が正しいかどうか判定できる人は、ウェンさんと一番親しい仲のオネスティさんだけということです。

 次に、真々美さんと冬香さんは、ウェンさんに違和感が正しいかどうか判定してもらうために、この時間を作ってくれたはずです。」

オルア
「アリムさんの深読みだと思うけどなあ?」

アリム
「では、冬香さんと親しいオルアさんにお聞きします。

 この水無月みなづきという和菓子を見て思い出すことは有りませんか?」

オルア
「ただの和菓子よね。
 えっ? この水無月セットは、もしかして・・・
 やっぱり、若竹わかたけという老舗しにせの水無月(黒・白)セット。」

アリム
「やはり、特別な和菓子でしたか?」

メラニィ
「冬香様は、その和菓子が非常にお好きなのか?」

オルア
「好きどころじゃないわ。
 いつも節制せっせいして、甘いものは控えている冬香が、これだけは多く食べるの。

 普段なら、真々美と冬香とわたしで3等分して分けるんだけど、これだけは多めに食べるのよ。

 しかも、3セットしかないということは、ひとりで食べる予定だったはずよ。
 私たちにも内緒でね。」

メラニィ
「ということは、どういうことだ。」

オルア
「大事な大事な水無月を分け合う犠牲ぎせいを払ってまで、メラニィさんから得たい情報があるということね。」

メラニィ
「冬香様が望む情報を、わたしが提供できない場合は、どうなる?」

オルア
「メラニィさん、あなたは、いいえ、私たち3人は次の水無月が届くまでの間、冷たくされるわ。」

メラニィ
「まさか、冬香様は、いつもお優しいじゃないか?」

オルア
「食べ物のうらみはおそろろしいのよ。
 わたしからアリムさんをうばう方が、まだ楽に永久に眠れるわ。」

メラニィは、ぞーっとした。

アリム
「オネスティさんが落ち着いたところで、今日のおさらい、復習をしましょうか?

 海賊が来る予定日は、前回の会議の翌日を1日目として、3日後、6日後、7日後。
 つまり、明日の夜に 100人、
 その3日後に 100人
 その1日後に 300人
ですよね。」

メラニィ
「なぜ、そう思う?」

アリム
「ウェンさんが、お小遣いの使い方を話されましたよね。
 あれは、海賊が来る予定日と人数のことだったのです。」

メラニィ
「あれは、そういう意味だったのか?
 どこかで聞いた数字だとは思ったが、偶然の一致ではなかったのか?」

オルア
「アリムさんが推理していたことよね。
 今回は人数まで分かったのね。」

アリム
「そういうことだね。」

メラニィ
「ちょっと待ってくれ、予定日はどうやってわかったんだ?」

オルア
「 ナイトバインドに3日、
  遺伝子書き換えに3日、
  交配届けに1日
という話が前の会議で出たわよね。」

メラニィ
「あれは、そういう意味も含んでいたのか?
 シュウピンは、前の会議のときに覚悟を決めていたのか?」

オルア
「なんの覚悟なの?」

メラニィ
「モンテハート大侯爵を裏切る覚悟だ。」

オルア
「だれ? それ?」

メラニィ
「オ・ル・ア・さ・んを狙っている男の名前だよ。
 真々美様と冬香様から聞かされていないのか?

 おふたりが苦労して、この移民審査船に、オルア様をねじ込んだ話を知らないのか?」

オルア
「わたしの身の安全を守るために、この移民審査船に私を乗せた話は、3日前に聞いたわ。」

メラニィ
「3日前だと。
 オルア様は本当に大事にされているな。
 少しは危機感を持って欲しい。

 アリム様、ほかにも分かっていることがあるのか?」

アリム
「1回目の襲撃でバリアの下半分が消されること、
 2回目の襲撃でバリアの左右が消されること、
 3回目の襲撃では、バリアが消えて戻らないことは、
今日の会議で、ウェンさんが伝えてくれた。」

メラニィ
「はあ、いつ、そんなことを伝えられたんだ?
 アリム様は白昼夢を見る精神疾患しっかんがあるのか?」

オルア
「アリムさんが、やたらとシュウピンさんと見つめ合っていた理由って、もしかして?」

アリム
「そうだよ。
 ウェンさんは、ご自分の服を脱いだり、オネスティさんの上着を脱がせたりすることで、教えてくれたんだ。」

メラニィ
「でも、アリムさんが会議で言っていたことと違っていないか?」

アリム
「盗聴されていた可能性が高かったからね。
 わざと、真逆のことを言ったんだ。
 ウェンさんは小さくうなずいてくれていたから合っていたと考えている。」

オルア
「じゃあ、シュウピンさんが上着を脱いで寒そうに震えていたのに、上着を羽織ろうとしなかった理由は、3回目の襲撃の時にはバリアが使用できなくなることを示すためなの?」

アリム
「おっしゃる通りです。

 さて、オネスティさん、わたしの感じたことは正解ですか?

 ウェンさんは、この答え合わせをオネスティさんとするために、オネスティさんの背中を押したはずだけど?」

オルア こころの声
『アリムさん、名探偵みたい。
 さあ、追い詰められた犯人役のメラニィさんは、どう出るかなあ?』

メラニィは、黙り込んでいた。

メラニィ こころの声
『わたしが協力すれば、成功率が90%になるという言葉は、そういうことか?
 まさか、気付いていなかったとは言いにくいな。
 わたしのことを馬鹿だと思われてしまう。
 なんとか、ごまかさないと・・・』

オルア
「メラニィさん、アリムさんの推理は正解ですか?」

メラニィ
「流石だよ、アリム様。
 わたしたちの目に狂いはなかった。

 これからは協力しても良い。
 ただし、最後の試練をクリアできたらな。

 この会議で、アリム様たちは、わたしにどのような協力を頼むべきかな?」

オルア
「まだ、アリムさんを試そうとするなんて、ひどいわ。」

メラニィ こころの声
『オルア様、ゆるして。
 でも、どんな協力をすれば良いか分からないし、わたしがしくじったら、シュウピンの苦労が水の泡になって消えてしまう。
 でも、はっきりと聞くわけには行かないから、こんな言い方をするしかないんだよう。』

アリム
「3つ、お願いします。
 1つ目は、バリアを消す者を見つけるための口実を作ってください。
 2つ目は、襲撃者の装備について知りたいです。
 3つ目は、どの程度まで勝っても良いのかについてです。」

メラニィ
「具体的に言ってくれたら、考えてやらなくもない。」

オルア
「もう、メラニィさんったら、意地悪いじわるね。
 まさか、どうすれば良いか分からないわけじゃないんだから、もったいぶらないで欲しいわ。
 ぷんぷん。」

メラニィ こころの声
『オルア様、ゆるして。
 本当に分からないから、聞いているんだよ。』

アリム
「1つ目のバリアを消す者を見つけるために、
  万が一に備えて、性病検査をする
ように発言お願いします。

 わたしたちの気付かないうちに被害にあったものがいるかもしれない。
 もし、そうなら、相談しにくいはずだから、全員を対象にして個別に冬香さんによる検査をうけてもらう。
という口実で探したいです。」

メラニィ
「それで、バリアを守れるのか?」

アリム
「1回目は守れます。
 というか、バリアを消させて船の中に閉じ込めた後で、バリアを復活できます。」

オルア
「2回目はダメなの?」

アリム
「ウェンさんも、分からない方法でバリアを壊されるようです。」

オルア
「じゃあ、バリア装置の周辺を厳重に警備すれば大丈夫よね。」

メラニィ
「もしかして、そうできない理由があるのか?」

アリム
「2回目もバリア装置を守ろうとしたら、電源を壊されます。
 そうさせないためにも、バリアをあきらめるしかないでしょうね。

 それを示すために、ウェンさんは上着を脱いで、エアコンの寒さに震えていたのです。」

メラニィ
「流石だな、アリム様。
 よくぞ見抜かれた。」

メラニィ こころの声
『オルア様、ゆるして。
 そんなに、こわい目で、にらまないでくれ。』

アリム
「2つ目ですが、・・・

 オルアさん、話を続けてもいいかな?」

オルア
「もちろんよ、続けてくれるかしら?」

オルアは満面の笑顔でアリムさんに答えて、メラニィをにらむことをやめた。

アリム
「2つ目ですが、敵の装備について、聞き出したいです。

 失礼ですが、ウェンさんとオネスティさんは、正性知識をどこまで覚えておられますか?
 1200までですか?
 それとも、もっと先までですか?」

メラニィ
「うん?
 質問の意図が分からないが、1200まで覚えているぞ。
 それ以上は読み進める気がしなかった。
 どんどんむずかしくなるからな。」

アリム
「性魔力、コモンルーンは、いくつまで覚えていますか?」

メラニィ
「シュウピンもわたしも3つまで覚えている。
 4つ目以降は必要性を感じなかった。」

アリム
「オネスティさん、ありがとうございます。
 敵の装備は予想が付きました。

 3つ目は、どういう勝ち方をすれば良いのか?
について、ウェンさんに聞いてみましょう。」

メラニィ
「盗聴されているなかで聞けるものなのか?」

アリム
「和菓子と昔話のちからを借りて聞き出したいと考えています。
 オネスティさんは、うまく会話が進むように話を盛り上げて頂けませんか?」

メラニィ
「ああ、協力する。」

アリム
「よろしくお願いします。

 オルアさん、どうしたの?」

オルア
悪寒おかんがするわ。

 冬香が怒っている気がする。
 早く戻りましょう。

 私たちの戻りが遅いから、私たちが水無月を食べてしまったとうたがっているわ。」

メラニィ、アリム
「「食べ物のうらみは恐ろしい。」」





真々美、冬香、シュウピンが残された会議室。

シュウピンがさらにふるええていた。

部屋が冷え切った理由は、エアコンだけではなかった。

冬香
「あの3人、おそいわね。
 まさか、3人で食べてしまったんじゃないでしょうね。」

真々美
「冬香、そんなことないだろう。
 もしかしたら、冬香の部屋を探検しているだけかもしれないだろう。」

オルア、アリム、メラニィ
「「「お待たせしました。」」」

冬香
「あら? 遅かったわねえ。 すぐに見つからなかったのかな?」

冬香の笑顔が逆に恐ろしい。

オルア
「冬香、ごめんね。
 2種類とも味わいたいから、切り分けていたのよ。
 貴重な若竹の水無月セットを分けてくれてありがとう。」

メラニィは、だまってハンガーからシュウピンの上着を持ってきて、シュウピンに羽織らせた。

メラニィの大丈夫だ!という顔を見て、シュウピンは上着を羽織った。

アリム
「ボク、水無月が大好きなんだ。
 冬香さん、ありがとう。

 水無月は和菓子、和菓子と言えば光元国、光元国と言えば昔話だよね。

 ボクは、お結びころりんすってんてんが好きだけど、みなさんは好きな物語がありますか?」

真々美
「さるかに合戦?」

冬香
「うーん、ちょっと考えさせてね。」

オルア
「つるの恩返し。」

メラニィ
「桃太郎さん。」

シュウピン
「3匹の子豚ね。
 わらの家、木の家、レンガの家。」

冬香
「それなら、わたしが好きな話は、3枚の御札ね。」

シュウピン
「冬香様の選択は良いですね。
 いのちからがら、和尚様おしょうさまのところまで逃げかえる点と、御札が単なる時間稼ぎにしかならない点が最高です。」

メラニィ
「そうなのか?
 もっと強力な御札を持たせてくれた方が良いと思わないか?」

アリム
「ロールプレイングゲームと同じで、ぎりぎり勝てるくらいがハラハラドキドキして楽しいですね。」

シュウピン
「あっさり勝ったら、盛り上がらないものね。」

アリム
「それでは、みなさん、楽しいおしゃべりに参加させて頂き、ありがとうございました。
 また、呼んでくださいね。

 これで失礼します。」

アリムさんは、真々美を見つめた。
真々美は、ちいさくうなづいた。

オルア こころの声
『分かったのね、アリムさん。』

メラニィ こころの声
『アリム様は、本当に分かったのか?』

シュウピンは、メラニィのふとももに手を載(の)せた。
シュウピンの目が安心で、うるんでいるような気がした。

真々美
「アリムさん、来てくれてありがとう。
 あとで会おう。

 それでは、他の事項を決めていきたいと思う。」

メラニィ
「1つ提案があります。
 万が一に備えて、乗員たちの健康診断を実施したいのですが・・・」

アリムさんは、退室した。

オルア こころの声
『会議の最後まで、参加しても良かったのに・・・』



アリムさんは、真々美の部屋のベッドに寝転がってしまった。

予想外に気疲れをしたようで、そのまま眠ってしまった。


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