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第4章 いそげ、姉妹関係の儀式
023 6日目 AM8時 サイコロステーキの感想
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冬香とオルアの姉妹関係の儀式が無事に完了した翌朝
◇
オルアは、いつもアリムさんより少しだけ早く起きている。
眠っている間、アリムさんの手を握っていることがバレないように努力している。
オルア=サーパース(Allrounah SURPASS) こころの声
『わたしがアリムさんを気に入っていることは極秘事項だからね。
あくまで、アリムさんがわたしにベタぼれして、わたしが受け入れたという形に持っていきたい。』
アリムさんに見てもらう記念写真を入れた写真立てをテーブルのアリムさんの席の左側に置いた。
そして、昨日の夜に冬香様と真々美様から受け取った【サイコロステーキ】を、フライパンで温めていた。
オルア=サーパース こころの声
『ひとりで食べるときは電子レンジでチンするけれど、アリムさんの胃袋をつかむためには手間かけることが大事よね。
電子レンジでチンすると、味が落ちるのよね。
お餅もちに比べるとたいしたことはないけれど。
それにしても、冬香様、真々美様と呼ぶのは慣れないわ。
今日の昼過ぎたら、いつも通りで良いから助かるけれど。』
◇
アリム
「そろそろ起きるニャ」
オルア=サーパース こころの声
『語尾がニャって、かわいいわね。
どんな夢を見ているのだろう?』
アリム
「オルアさん、おはよう。」
オルア=サーパース
「アリムさん、おはよう。
朝ごはんの用意ができているから、顔を洗ってきてね。」
アリム
「はあい。
朝ごはんを準備してくれて、ありがとう。」
オルア=サーパース
「どういたしまして。」
◇
アリムは身支度を整えて、朝食のテーブルに着いた。
アリムはすぐに写真立てに気付いた。
アリム
「この写真を見るかぎり、無事に姉妹関係が成立したと解釈していいですか?」
オルア=サーパース
「ええ、おかげで、ばっちりよ。」
アリム
「良かった、良かった。」
オルア=サーパース
「アリムさん、本当にありがとう。」
アリム
「しあわせそうな記念写真を見せてくれて、こちらこそ、ありがとう。
中路さんは、張っていた気をゆるめることが出来て、おだやかな笑顔だね。
白石さんは、世界の支配者になったかのような堂々とした満足した笑顔だね。
オルアさんは、恥ずかしかったけれど、これで大事な人たちと一緒に居ることが出来ると安心した笑顔に見える。
いつまでも飾り続けたい素晴らしい記念写真だね。」
オルア=サーパース
「アリムさんは深読みがすごいね。
でも、アリムさんの解説通りだと思う。」
アリム
「ありがとう。
待たせたね。
いただきます。」
オルア=サーパース
「いただきます。」
アリムは、サイコロステーキを1個食べた。
アリム
「おいしいよ。
このサイコロステーキは高級品だね。」
オルア=サーパース
「そうね。 美味しいわ。
冬香様と真々美様は本当にサイコロステーキが好きみたい。」
アリム
「あれ? いつもと呼び方が変わったね。
姉妹関係を結ぶと呼び方を変える必要が有るの?」
オルア=サーパース
「そうなのよ。
姉妹関係の儀式の初めから、翌日の昼過ぎまで、つまり、今日の昼過ぎまでは、様付けで呼ぶ必要があるんだって。
なんか違和感があるわ。」
アリム
「儀式の余韻を感じるためかもしれないね。」
オルア=サーパース
「余韻かあ。
確かに儀式であったことを思い出すわね。」
オルアは、耳の先まで顔を真っ赤にした。
アリムは、儀式の内容には触れない方が良いなと判断した。
アリム
「ファミレスのサイコロステーキは、キューブ型をしたハンバーグなんだけれど、いま食べているサイコロステーキは、本物のステーキをひと口サイズに切ったものだから本当に美味しいね。」
オルア=サーパース
「そうそう、このサイコロステーキは、冬香様と真々美様が料理したんだって。
アリムさんの感想を聞いてきて欲しいと言われているわ。
美味しいって言ってたって伝えておくね。」
アリム
「よろしくね。 また食べたいくらい美味しいよ。」
オルア=サーパース
「良かった。
昨日の夜は、はなしの端々で【サイコロステーキ】が出たのよ。
苦労したんだろうなあ。」
アリム
「確かにステーキを焼いて、ひとくちサイズに切るのは手間だろうね。
おすそわけに預かり感謝します。」
オルア=サーパース
「ううん? 少し違うわよ。
冬香様が切って、真々美様が焼いたのよ。」
> 医師(白石冬香)
> 「サイコロステーキよ。 私が1くちサイズに切って、真々美が焼いたの。」
>
> 司会(中路真々美)
> 「オルアとアリムさんの分も作っておいた。冷蔵庫に入れてある。
> アリムさんの感想を聞いておいてくれ。」
引用元: 021 5日目 受伝台の助言の意味は
アリム
「それって、もしかして・・・」
オルア=サーパース
「真々美様は、アリムさんの感想を聞いてくれと言っていたわ。」
アリム
「感想って、美味しいとか、グルメ評論のことではないよね。」
オルア=サーパース
「また、深読みしているの?
考えすぎると疲れるわよ。」
アリム
「さっき、
「昨日の夜は、はなしの端々で【サイコロステーキ】が出たのよ。」
って言っていたけれど、どんな文脈だったの?」
オルア=サーパース
「冬香様の
「オルアに他の女性が触れようものなら、サ」
とか、
真々美様の
「他の者がオルアに触れようとするなら、男性女性を問わず許せない。
そのときは、サ。」
とかだったわ。」
引用元: 021 5日目 受伝台の助言の意味は
アリムさんは、いきなり席を立ちあがって、きょうつけ(または、気を付け)の姿勢になった。
アリム
「大変、気が引き締まる思いです。
ボクはオルアさんが大好きです。
オルアさんを、もう一人の自分として大事にします。
このように、お伝えくださいませ。」
オルア=サーパース
「どうしたの? 急に? なんだかおかしいわ。
まるで、お嫁さんになって欲しい女性のご両親にプロポーズの挨拶をしているみたい。」
オルアは、しばらく笑っていた。
◇
アリム
「そういう意味だと思うんだけどなあ。」
オルア=サーパース
「考えすぎよう。 まあ、
「もう一人の自分として大事にします。」
という言葉は、うれしいわ。」
アリムは、オルアさんに理解してもらうことをあきらめた。
アリム
「今日のご予定は?」
オルア=サーパース
「今日は、面接担当の2人組が有給明けで出てくるから、午前中は自習しててね。
机の上に置いてあった「正性知識 2000」は理解して読み進めるのに大量の時間が掛かるから、読んでおいてくれると助かるわ。
理解したかどうかのテストは非常に簡単だけれど、こればかりは独学で進めてもらうしかないから、がんばってね。」
アリム
「もしかして、
「10、20、100、200 次に来る数字は?」
という問題かな?」
オルア=サーパース
「さあ、どうかなあ?
アリムさん自身の限界まで読み終わったときに、問題を出すから楽しみにしていてね。」
◇
AM08:50
オルア=サーパース
「じゃあ、お昼ご飯は一緒に食べられるから、なにを食べたいか考えておいてね。
行ってきます。」
アリム
「行ってらっしゃい。」
◇
司会(中路真々美 Mamami NAKAJI)
「面接2人組が来るまでに、冬香とオルアに伝えるべき連絡事項が多いな。
冬香は怒るだろうか? そのときは、早めにゆるしてくれますように!」
真々美は、ひとり祈った。
◇
オルアは、いつもアリムさんより少しだけ早く起きている。
眠っている間、アリムさんの手を握っていることがバレないように努力している。
オルア=サーパース(Allrounah SURPASS) こころの声
『わたしがアリムさんを気に入っていることは極秘事項だからね。
あくまで、アリムさんがわたしにベタぼれして、わたしが受け入れたという形に持っていきたい。』
アリムさんに見てもらう記念写真を入れた写真立てをテーブルのアリムさんの席の左側に置いた。
そして、昨日の夜に冬香様と真々美様から受け取った【サイコロステーキ】を、フライパンで温めていた。
オルア=サーパース こころの声
『ひとりで食べるときは電子レンジでチンするけれど、アリムさんの胃袋をつかむためには手間かけることが大事よね。
電子レンジでチンすると、味が落ちるのよね。
お餅もちに比べるとたいしたことはないけれど。
それにしても、冬香様、真々美様と呼ぶのは慣れないわ。
今日の昼過ぎたら、いつも通りで良いから助かるけれど。』
◇
アリム
「そろそろ起きるニャ」
オルア=サーパース こころの声
『語尾がニャって、かわいいわね。
どんな夢を見ているのだろう?』
アリム
「オルアさん、おはよう。」
オルア=サーパース
「アリムさん、おはよう。
朝ごはんの用意ができているから、顔を洗ってきてね。」
アリム
「はあい。
朝ごはんを準備してくれて、ありがとう。」
オルア=サーパース
「どういたしまして。」
◇
アリムは身支度を整えて、朝食のテーブルに着いた。
アリムはすぐに写真立てに気付いた。
アリム
「この写真を見るかぎり、無事に姉妹関係が成立したと解釈していいですか?」
オルア=サーパース
「ええ、おかげで、ばっちりよ。」
アリム
「良かった、良かった。」
オルア=サーパース
「アリムさん、本当にありがとう。」
アリム
「しあわせそうな記念写真を見せてくれて、こちらこそ、ありがとう。
中路さんは、張っていた気をゆるめることが出来て、おだやかな笑顔だね。
白石さんは、世界の支配者になったかのような堂々とした満足した笑顔だね。
オルアさんは、恥ずかしかったけれど、これで大事な人たちと一緒に居ることが出来ると安心した笑顔に見える。
いつまでも飾り続けたい素晴らしい記念写真だね。」
オルア=サーパース
「アリムさんは深読みがすごいね。
でも、アリムさんの解説通りだと思う。」
アリム
「ありがとう。
待たせたね。
いただきます。」
オルア=サーパース
「いただきます。」
アリムは、サイコロステーキを1個食べた。
アリム
「おいしいよ。
このサイコロステーキは高級品だね。」
オルア=サーパース
「そうね。 美味しいわ。
冬香様と真々美様は本当にサイコロステーキが好きみたい。」
アリム
「あれ? いつもと呼び方が変わったね。
姉妹関係を結ぶと呼び方を変える必要が有るの?」
オルア=サーパース
「そうなのよ。
姉妹関係の儀式の初めから、翌日の昼過ぎまで、つまり、今日の昼過ぎまでは、様付けで呼ぶ必要があるんだって。
なんか違和感があるわ。」
アリム
「儀式の余韻を感じるためかもしれないね。」
オルア=サーパース
「余韻かあ。
確かに儀式であったことを思い出すわね。」
オルアは、耳の先まで顔を真っ赤にした。
アリムは、儀式の内容には触れない方が良いなと判断した。
アリム
「ファミレスのサイコロステーキは、キューブ型をしたハンバーグなんだけれど、いま食べているサイコロステーキは、本物のステーキをひと口サイズに切ったものだから本当に美味しいね。」
オルア=サーパース
「そうそう、このサイコロステーキは、冬香様と真々美様が料理したんだって。
アリムさんの感想を聞いてきて欲しいと言われているわ。
美味しいって言ってたって伝えておくね。」
アリム
「よろしくね。 また食べたいくらい美味しいよ。」
オルア=サーパース
「良かった。
昨日の夜は、はなしの端々で【サイコロステーキ】が出たのよ。
苦労したんだろうなあ。」
アリム
「確かにステーキを焼いて、ひとくちサイズに切るのは手間だろうね。
おすそわけに預かり感謝します。」
オルア=サーパース
「ううん? 少し違うわよ。
冬香様が切って、真々美様が焼いたのよ。」
> 医師(白石冬香)
> 「サイコロステーキよ。 私が1くちサイズに切って、真々美が焼いたの。」
>
> 司会(中路真々美)
> 「オルアとアリムさんの分も作っておいた。冷蔵庫に入れてある。
> アリムさんの感想を聞いておいてくれ。」
引用元: 021 5日目 受伝台の助言の意味は
アリム
「それって、もしかして・・・」
オルア=サーパース
「真々美様は、アリムさんの感想を聞いてくれと言っていたわ。」
アリム
「感想って、美味しいとか、グルメ評論のことではないよね。」
オルア=サーパース
「また、深読みしているの?
考えすぎると疲れるわよ。」
アリム
「さっき、
「昨日の夜は、はなしの端々で【サイコロステーキ】が出たのよ。」
って言っていたけれど、どんな文脈だったの?」
オルア=サーパース
「冬香様の
「オルアに他の女性が触れようものなら、サ」
とか、
真々美様の
「他の者がオルアに触れようとするなら、男性女性を問わず許せない。
そのときは、サ。」
とかだったわ。」
引用元: 021 5日目 受伝台の助言の意味は
アリムさんは、いきなり席を立ちあがって、きょうつけ(または、気を付け)の姿勢になった。
アリム
「大変、気が引き締まる思いです。
ボクはオルアさんが大好きです。
オルアさんを、もう一人の自分として大事にします。
このように、お伝えくださいませ。」
オルア=サーパース
「どうしたの? 急に? なんだかおかしいわ。
まるで、お嫁さんになって欲しい女性のご両親にプロポーズの挨拶をしているみたい。」
オルアは、しばらく笑っていた。
◇
アリム
「そういう意味だと思うんだけどなあ。」
オルア=サーパース
「考えすぎよう。 まあ、
「もう一人の自分として大事にします。」
という言葉は、うれしいわ。」
アリムは、オルアさんに理解してもらうことをあきらめた。
アリム
「今日のご予定は?」
オルア=サーパース
「今日は、面接担当の2人組が有給明けで出てくるから、午前中は自習しててね。
机の上に置いてあった「正性知識 2000」は理解して読み進めるのに大量の時間が掛かるから、読んでおいてくれると助かるわ。
理解したかどうかのテストは非常に簡単だけれど、こればかりは独学で進めてもらうしかないから、がんばってね。」
アリム
「もしかして、
「10、20、100、200 次に来る数字は?」
という問題かな?」
オルア=サーパース
「さあ、どうかなあ?
アリムさん自身の限界まで読み終わったときに、問題を出すから楽しみにしていてね。」
◇
AM08:50
オルア=サーパース
「じゃあ、お昼ご飯は一緒に食べられるから、なにを食べたいか考えておいてね。
行ってきます。」
アリム
「行ってらっしゃい。」
◇
司会(中路真々美 Mamami NAKAJI)
「面接2人組が来るまでに、冬香とオルアに伝えるべき連絡事項が多いな。
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真々美は、ひとり祈った。
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