4 / 209
第1章 ボクの新しい名前
003 研修1日目 予定表の説明
しおりを挟む
移民審査船内の会場で、研修が開始されました。
ステージに立った司会の方は、長身で出るところが出たAI美女のように美しい女性でした。
10分間ほどの短い時間に早口で情報量が多い内容を説明されました。
早くて聞き取れず、聞き取れた部分も内容量が多くて、記憶に残りませんでした。
まるで予備校の有名大学コースの授業を聞いた時のように、なにも分かりませんでした。
司会:
「ここまでで分からないことや希望があれば、手を挙げてください。」
しーんと会場が静かでしたが、誰も手を上げませんでした。
わたし:
「はい」
司会:
「どうぞ」
わたし:
「あのう? 早くて聞き取れないことが多くて、聞き取れたことも情報量が多すぎて、頭に残らないです。
すみませんが、ゆっくりと話していただけませんか?
それと、ホワイトボードに書かれた文字が小さすぎて見えないです。
赤色?で書かれた部分は文字が草書体なのか読めないです。
それとバックミュージックとエアコンの音が邪魔で、ほとんど聞こえないです。」
司会:
「そうですか。 ほかの方で、同じように感じた方は手を挙げてください。」
だれも手を上げないし、ヤジが飛びました。
他の参加者のヤジ:
「目が悪いなら、眼鏡を掛けろ!」
「耳が悪いなら、補聴器を付けろ!」
「私たちは、司会のひとの話を理解できている!」
「へっ、さっそく、一次試験不合格者が出たか?」
わたしはひどい言葉に傷つけられて、ショックでなにも言えなかった。
他の参加者のヤジ:
「おまえなんか出ていけ! この場にはふさわしくない。」
「なにしに来たんだ? このひとは?」
わたしは泣きだしてしまった。
声は出さないようにできたが、なみだは止められなかった・・・
司会:
「いま、手を挙げたあなた、ここまで来てください。」
うつむきながら、指示通りに、司会の方の前まで歩きました。
他の参加者のヤジ:
「走れ! ぼけ! みんなの時間を無駄にするな!」
罵声と怒鳴り声の中、走り出す気力が出るわけが無かった。
涙で前が見えない中、歩いた。
司会:
「静かに。 わたしより大きな声を出さないでください。」
そのひとことで、会場が静かになった。
そのとき、司会の方が殺気を放って会場を黙らせたことを後で知りました。
司会:
「わたしの目を見なさい。」
わたし:
「はい」
10秒間ぐらいだっただろうか?
なんのためのアイコンタクトか分からなかった。
司会:
「こちらの方を、別室に案内して。」
わたしは係員に付いて行った。
司会 こころの声
『彼は、クラスターになれそうだな。
キープしなくては。』
【後書き】
つらい内容ですが、ハッピーエンドでなければ、ライトノベルの意味が無い。
次回も読んでくださいね。
お読みいただき、ありがとうございます。
【読者様へ】
あなたの10秒で、この作品にパワーをください。
「お気に入りに追加」 【 ↓ 】 お願いします。
ステージに立った司会の方は、長身で出るところが出たAI美女のように美しい女性でした。
10分間ほどの短い時間に早口で情報量が多い内容を説明されました。
早くて聞き取れず、聞き取れた部分も内容量が多くて、記憶に残りませんでした。
まるで予備校の有名大学コースの授業を聞いた時のように、なにも分かりませんでした。
司会:
「ここまでで分からないことや希望があれば、手を挙げてください。」
しーんと会場が静かでしたが、誰も手を上げませんでした。
わたし:
「はい」
司会:
「どうぞ」
わたし:
「あのう? 早くて聞き取れないことが多くて、聞き取れたことも情報量が多すぎて、頭に残らないです。
すみませんが、ゆっくりと話していただけませんか?
それと、ホワイトボードに書かれた文字が小さすぎて見えないです。
赤色?で書かれた部分は文字が草書体なのか読めないです。
それとバックミュージックとエアコンの音が邪魔で、ほとんど聞こえないです。」
司会:
「そうですか。 ほかの方で、同じように感じた方は手を挙げてください。」
だれも手を上げないし、ヤジが飛びました。
他の参加者のヤジ:
「目が悪いなら、眼鏡を掛けろ!」
「耳が悪いなら、補聴器を付けろ!」
「私たちは、司会のひとの話を理解できている!」
「へっ、さっそく、一次試験不合格者が出たか?」
わたしはひどい言葉に傷つけられて、ショックでなにも言えなかった。
他の参加者のヤジ:
「おまえなんか出ていけ! この場にはふさわしくない。」
「なにしに来たんだ? このひとは?」
わたしは泣きだしてしまった。
声は出さないようにできたが、なみだは止められなかった・・・
司会:
「いま、手を挙げたあなた、ここまで来てください。」
うつむきながら、指示通りに、司会の方の前まで歩きました。
他の参加者のヤジ:
「走れ! ぼけ! みんなの時間を無駄にするな!」
罵声と怒鳴り声の中、走り出す気力が出るわけが無かった。
涙で前が見えない中、歩いた。
司会:
「静かに。 わたしより大きな声を出さないでください。」
そのひとことで、会場が静かになった。
そのとき、司会の方が殺気を放って会場を黙らせたことを後で知りました。
司会:
「わたしの目を見なさい。」
わたし:
「はい」
10秒間ぐらいだっただろうか?
なんのためのアイコンタクトか分からなかった。
司会:
「こちらの方を、別室に案内して。」
わたしは係員に付いて行った。
司会 こころの声
『彼は、クラスターになれそうだな。
キープしなくては。』
【後書き】
つらい内容ですが、ハッピーエンドでなければ、ライトノベルの意味が無い。
次回も読んでくださいね。
お読みいただき、ありがとうございます。
【読者様へ】
あなたの10秒で、この作品にパワーをください。
「お気に入りに追加」 【 ↓ 】 お願いします。
70
お気に入りに追加
117
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。


極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

学園の美人三姉妹に告白して断られたけど、わたしが義妹になったら溺愛してくるようになった
白藍まこと
恋愛
主人公の花野明莉は、学園のアイドル 月森三姉妹を崇拝していた。
クールな長女の月森千夜、おっとり系な二女の月森日和、ポジティブ三女の月森華凛。
明莉は遠くからその姿を見守ることが出来れば満足だった。
しかし、その情熱を恋愛感情と捉えられたクラスメイトによって、明莉は月森三姉妹に告白を強いられてしまう。結果フラれて、クラスの居場所すらも失うことに。
そんな絶望に拍車をかけるように、親の再婚により明莉は月森三姉妹と一つ屋根の下で暮らす事になってしまう。義妹としてスタートした新生活は最悪な展開になると思われたが、徐々に明莉は三姉妹との距離を縮めていく。
三姉妹に溺愛されていく共同生活が始まろうとしていた。
※他サイトでも掲載中です。
【ママ友百合】ラテアートにハートをのせて
千鶴田ルト
恋愛
専業主婦の優菜は、娘の幼稚園の親子イベントで娘の友達と一緒にいた千春と出会う。
ちょっと変わったママ友不倫百合ほのぼのガールズラブ物語です。
ハッピーエンドになると思うのでご安心ください。

手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない
みずがめ
恋愛
宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。
葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。
なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。
その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。
そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。
幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。
……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる