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第2話 アリス
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「え…この思い出も捨てるんですか?どうして…」
私は前世で病死した後、なぜかあの世のゴミ箱になっていた。
あの世のゴミ箱って何かって?それは…
私もゴミ箱になったばかりでよく分からないんだけど、
ゴミ箱はもう亡くなった人間や動物達の頭の中にある思い出をこの世から消す為にあるみたい。
もちろん私も死んじゃったから思い出を消された対象…と見せかけて実は消されてないの!
アッハハ!不思議じゃない?なんでか分からないけど…
もしかしたら,短い人生だったし神様がお情けで記憶をそのままにしてくれたとか?
……まぁ分からないけどさ
【お前は黙って仕事をする事しか考えるな】
「……私一応人間だったんですけど…」
【元だろ】
「あっはい,そうですね……」
【はぁ~まぁ良い、ちゃんとこれ消しとけよ】
「了解で~す」
レイラはめんどくさそうに返事をした
「はぁあ~めんどくさ…人間の次はゴミ箱ぉ?…そういえばこれ覗けるのかな?うわぁ~見てみたいなぁ」
そう言うとレイラは渡された思い出を覗き始める…
~ここからはアリスの思い出~
「いたいっ!ごめんなさい…ごめんなさい…もうしないから…許して」
【はぁ?あんたいつもそう言って何度も繰り返すでしょう?正直言って…うんざりなのよ】
「……ごめんなさい…」
プルプル…プルプル…電話の音だ
【あっ!もしもし~?う~ん、良いよぉ?じゃ!また後でね!】
女は電話をし終える
【……アリス。お母さんは彼氏に会ってくるから、良い子にして待ってるのよ…20時には帰ってくるわよ】
「……分かった。いってらっしゃい…」
女はそう言い幼い少女を1人置いて出て行った
「……やっと居なくなった。」
アリスは障害を持っていた
読み書きが出来ない,集団生活が苦手
この2つは学校で過ごす為には必要不可欠な存在だ
だがアリスはそれが出来ない…
だから次第に学校へ行かなくなった
行かなくなったと言うよりは行けなくなったに近いだろうか、人によって感じ方は違う。
教師という存在からするときっと多くの者は前者と思うだろう,アリスの場合親や友達もそう
アリスを理解してくれる存在は居なくなっていってしまった
きっと1人でも理解してくれる者が居れば彼女は希望を持つ事が出来たかもしれない
「……お腹空いた。何かないかな…」
そう言うと冷蔵庫の中を探り始める
「……あった。パン」
彼女が見つけたのは食べかけの菓子パンだ
きっと朝にアリスが食べていた物だろう
「……いただきます。……おいしい」
アリスはパンを口いっぱいに頬張る
もう何時間も何も食べていないのだろう
彼女の顔はフグのように愛らしい見た目になっていた
「……お母さんが帰って来る前にそうじしなきゃ…また、なぐられる」
アリスはそう言うと食べていたパンを机に置き掃除をし始めた
「……わたしのせいなんだ…わたしが…学校に行かないから…お母さん、おこっちゃったんだ…」
「行かなきゃ…行かなきゃ…うぅ…やだよ…こわいよ…」
アリスはまだ9歳
この年齢は大人に頼るしか生きるすべがない
かつての子供によって作られた自由を制限される世界
今の大人達だって子供の時は多くの疑問を持っていたはずだ,今の子供達と同じように
成長したら子供の時の記憶は無くなるのだろうか?
学校へ行きたくない、勉強が出来ない、もっと遊びたい、この悩みは誰しも1度は経験をした事があるはずだ
一度子供の時の自分を振り返ってみて欲しい
アリスは掃除をし終えるとまたパンを食べ始めた。
掃除をしてきっとお腹が空いたのだろう
「……静か。ずっと…このままが良いな…」
アリスはそのまま3時間ボーとしていた。
彼女にはやる事がない
例えやる事があったとしてもそれを続けられる環境が無い
気付けば20時になっていた
そろそろ母親が帰って来る頃だ
アリスにとっては地獄の再来だ。
「……お母さんが帰って来る…やだなぁ」
何故か30分経っても帰って来ない
「お母さん…わたしの事わすれちゃったのかな~」
それから1時間過ぎても帰って来ない
「……わたし、捨てられちゃったんだ」
アリスの母親はあの言葉を最後に帰ってこなくなった
アリスにとっては良いのだろうか
自分を傷付ける存在が1人居なくなった
「……、今日はもう寝よう…」
そう言い彼女は眠りについた
夢は現実世界から離れさせてくれる
その現実がどんなに悲惨なものだろうとも
子供にとっても大人にとっても,理想の自分を夢の中では体験できる
今日のアリスはどんな夢を見れるのだろうか
~アリスの夢の中~
目を開けると辺りは霧に包まれていた
アリスが立ちすくんで居ると1人の謎の少女が前からやって来た
《…アリス、こんにちは》
「…あなたはだれ?」
《…私?そうね…》
謎の少女はしばらく考えた後こう言った
《……ただの人だと思ってちょうだい》
「……ただの人?分かった…」
《ふふっ…ありがとう。アリスよく聞いてちょうだい》
「なに…?」
《あなたは今から幸せになる。今までの暗い人生とはおさらばよ》
「…本当に?」
アリスの目は少しだけ輝いた
《えぇ、本当よ。今までごめんなさい…あなたを助けてあげられなくて》
謎の少女は申し訳なさそうにそう言った
「…あなたは…どうしてあやまるの?」
《……今のは聞かなかった事にしてくれる?ごめんなさい…》
「…分かった…」
《…ありがとうアリス、そうだ…私と一緒に遊ばない?夢が覚めるまで…》
「私と遊んでくれるの?」
《えぇどうかしら》
「うん!!遊ぶ!あそびたい」
《そう!なら良かったわ》
アリスと謎の少女は遊び始める
遊んで居る時のアリスはとても楽しそうだった
遊び始めて8時間が過ぎていた
《アリス…楽しかった?》
「うん!楽しかったよ!ありがとう…えっと…」
《ふふっまだ私の名前を言ってなかったわね…私の名前は、《アロディーテ》よ》
そう言いアロディーテは消えた
「……アロディーテ、ありがとう!」
アリスがそう言うと夢から覚めた
これからアリスの人生はどうなって行くのだろうか
~アリスの思い出を途中まで見たレイラ~
「……アリス…虐待されてたんだ…」
「この思い出が作られたのは約100年前…」
レイラは顔をしかめながらそう言った
私は前世で病死した後、なぜかあの世のゴミ箱になっていた。
あの世のゴミ箱って何かって?それは…
私もゴミ箱になったばかりでよく分からないんだけど、
ゴミ箱はもう亡くなった人間や動物達の頭の中にある思い出をこの世から消す為にあるみたい。
もちろん私も死んじゃったから思い出を消された対象…と見せかけて実は消されてないの!
アッハハ!不思議じゃない?なんでか分からないけど…
もしかしたら,短い人生だったし神様がお情けで記憶をそのままにしてくれたとか?
……まぁ分からないけどさ
【お前は黙って仕事をする事しか考えるな】
「……私一応人間だったんですけど…」
【元だろ】
「あっはい,そうですね……」
【はぁ~まぁ良い、ちゃんとこれ消しとけよ】
「了解で~す」
レイラはめんどくさそうに返事をした
「はぁあ~めんどくさ…人間の次はゴミ箱ぉ?…そういえばこれ覗けるのかな?うわぁ~見てみたいなぁ」
そう言うとレイラは渡された思い出を覗き始める…
~ここからはアリスの思い出~
「いたいっ!ごめんなさい…ごめんなさい…もうしないから…許して」
【はぁ?あんたいつもそう言って何度も繰り返すでしょう?正直言って…うんざりなのよ】
「……ごめんなさい…」
プルプル…プルプル…電話の音だ
【あっ!もしもし~?う~ん、良いよぉ?じゃ!また後でね!】
女は電話をし終える
【……アリス。お母さんは彼氏に会ってくるから、良い子にして待ってるのよ…20時には帰ってくるわよ】
「……分かった。いってらっしゃい…」
女はそう言い幼い少女を1人置いて出て行った
「……やっと居なくなった。」
アリスは障害を持っていた
読み書きが出来ない,集団生活が苦手
この2つは学校で過ごす為には必要不可欠な存在だ
だがアリスはそれが出来ない…
だから次第に学校へ行かなくなった
行かなくなったと言うよりは行けなくなったに近いだろうか、人によって感じ方は違う。
教師という存在からするときっと多くの者は前者と思うだろう,アリスの場合親や友達もそう
アリスを理解してくれる存在は居なくなっていってしまった
きっと1人でも理解してくれる者が居れば彼女は希望を持つ事が出来たかもしれない
「……お腹空いた。何かないかな…」
そう言うと冷蔵庫の中を探り始める
「……あった。パン」
彼女が見つけたのは食べかけの菓子パンだ
きっと朝にアリスが食べていた物だろう
「……いただきます。……おいしい」
アリスはパンを口いっぱいに頬張る
もう何時間も何も食べていないのだろう
彼女の顔はフグのように愛らしい見た目になっていた
「……お母さんが帰って来る前にそうじしなきゃ…また、なぐられる」
アリスはそう言うと食べていたパンを机に置き掃除をし始めた
「……わたしのせいなんだ…わたしが…学校に行かないから…お母さん、おこっちゃったんだ…」
「行かなきゃ…行かなきゃ…うぅ…やだよ…こわいよ…」
アリスはまだ9歳
この年齢は大人に頼るしか生きるすべがない
かつての子供によって作られた自由を制限される世界
今の大人達だって子供の時は多くの疑問を持っていたはずだ,今の子供達と同じように
成長したら子供の時の記憶は無くなるのだろうか?
学校へ行きたくない、勉強が出来ない、もっと遊びたい、この悩みは誰しも1度は経験をした事があるはずだ
一度子供の時の自分を振り返ってみて欲しい
アリスは掃除をし終えるとまたパンを食べ始めた。
掃除をしてきっとお腹が空いたのだろう
「……静か。ずっと…このままが良いな…」
アリスはそのまま3時間ボーとしていた。
彼女にはやる事がない
例えやる事があったとしてもそれを続けられる環境が無い
気付けば20時になっていた
そろそろ母親が帰って来る頃だ
アリスにとっては地獄の再来だ。
「……お母さんが帰って来る…やだなぁ」
何故か30分経っても帰って来ない
「お母さん…わたしの事わすれちゃったのかな~」
それから1時間過ぎても帰って来ない
「……わたし、捨てられちゃったんだ」
アリスの母親はあの言葉を最後に帰ってこなくなった
アリスにとっては良いのだろうか
自分を傷付ける存在が1人居なくなった
「……、今日はもう寝よう…」
そう言い彼女は眠りについた
夢は現実世界から離れさせてくれる
その現実がどんなに悲惨なものだろうとも
子供にとっても大人にとっても,理想の自分を夢の中では体験できる
今日のアリスはどんな夢を見れるのだろうか
~アリスの夢の中~
目を開けると辺りは霧に包まれていた
アリスが立ちすくんで居ると1人の謎の少女が前からやって来た
《…アリス、こんにちは》
「…あなたはだれ?」
《…私?そうね…》
謎の少女はしばらく考えた後こう言った
《……ただの人だと思ってちょうだい》
「……ただの人?分かった…」
《ふふっ…ありがとう。アリスよく聞いてちょうだい》
「なに…?」
《あなたは今から幸せになる。今までの暗い人生とはおさらばよ》
「…本当に?」
アリスの目は少しだけ輝いた
《えぇ、本当よ。今までごめんなさい…あなたを助けてあげられなくて》
謎の少女は申し訳なさそうにそう言った
「…あなたは…どうしてあやまるの?」
《……今のは聞かなかった事にしてくれる?ごめんなさい…》
「…分かった…」
《…ありがとうアリス、そうだ…私と一緒に遊ばない?夢が覚めるまで…》
「私と遊んでくれるの?」
《えぇどうかしら》
「うん!!遊ぶ!あそびたい」
《そう!なら良かったわ》
アリスと謎の少女は遊び始める
遊んで居る時のアリスはとても楽しそうだった
遊び始めて8時間が過ぎていた
《アリス…楽しかった?》
「うん!楽しかったよ!ありがとう…えっと…」
《ふふっまだ私の名前を言ってなかったわね…私の名前は、《アロディーテ》よ》
そう言いアロディーテは消えた
「……アロディーテ、ありがとう!」
アリスがそう言うと夢から覚めた
これからアリスの人生はどうなって行くのだろうか
~アリスの思い出を途中まで見たレイラ~
「……アリス…虐待されてたんだ…」
「この思い出が作られたのは約100年前…」
レイラは顔をしかめながらそう言った
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