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ヒーローの条件
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現在80階層でカメの肉料理らしき物体を飲み込んでいる最中だ。
そう、香織さんが調理した物である。そして食べているのは俺1人だ……
ハゲヤクザが同行していないので、食事を誰が作るかが問題になった。当初は師匠が調理すると言ってくれていたのだが、ばあちゃんが「香織が作んな、花嫁修業だよ」なんてとんでもない事を言い出したのが始まりだ。止める事など出来るはずがない……だって花嫁修業なんて言われたら色々将来を想像しちゃうじゃん、エプロン姿の香織さんを夢見ちゃうじゃん……あの時冷静になっていればこんな事にはならなかったんだけどさ。
そして調理が始まったわけなんだけど、その間は暇だって事で香織さんを1人拠点に残して全員で修行に精を出していた。そして呼ばれて戻ってきたら、絶品と言われる肉が例の如く真っ黒になっていたり、なぜか赤緑でドロドロしていて異臭のするスープという名のモノ。肉じゃがという名のナニカ。それらが12人掛けのテーブルに所狭しと並んでいたんだ。
「香織……一応聞くけどこれは料理なのかい?」
「はいっ!張り切ってたくさん作っちゃいました」
「……本気で言っているのかい?」
「えっ?変ですか?」
「どうやったらこんなもんができるんだい?およそ人間の食べる物じゃないだろうよ」
全員の気持ちを代表してばあちゃんがハッキリと言ってくれた。さすがの師匠もじいちゃんも完全に固まって物体Xを凝視していた。
「しょうがないね……私が作るよ」
やれやれと大きなため息をつきながら調理しに歩いて行くばあちゃんたちが居たんだけど……俺も着いて行きたかったんだけど……
「一太くんもそう思う?」
なんて半泣きで上目遣いで言われたらYESとは言えないよね。
意を決して物体Xを口に放り込み、スープ?を流し込んだよ。
「美味しいです」
「……ほんと?」
「はいっ」
師匠たちが振り返って、ギョッとした顔で俺を見ていたけれど何とか飲み込んだよ!!
ただこの量を1人では……と召喚獣たちを見たら、あいつらとんでもない事を言いやがったんだ。
「主様の大好きな香織の手料理を私たちが食べたら怒られますね。今日は遠慮して主様に喜んで貰いましょう!」
なんて言って俺を売りやがった!!
「えーうどんちゃんたちも食べてよ。一太くんはそんな事で怒んないよ……ね?」
って香織さんからの援護射撃もあったんだけど、うどんたちは「怒られるとかではなく、主様への配慮です」とか何とか言って頑なに拒否した挙句に、「元々私たちは何も食べなくとも平気ですからね。周りを警戒しておきます」と逃げて行ったんだ。
そして今俺は必死に食べている……顔を無理やり笑顔にしながらね。
いいんだ……香織さんは嬉しそうにしてくれているし、目の前に座ってくれているし。これくらい頑張れるさ……あれっ?ご飯って頑張って食べる物だっけ?
師匠、2、3日休みにしてくれないかな?マジで……明日を無事に迎えられるかさえ怪しい気もするくらいだから。
「香織さんは食べないんですか?」
「作っている最中につまみ食いしたからお腹いっぱいだから大丈夫。だから一太くん食べて」
「……はいっ」
少し恥ずかしそうに頬を染める香織さんは可愛いんだけど……もしかして確信犯って事ないよね?これが食べれるモノじゃないとわかっていて言ってないよね?そういえば前も似たような事があったような気がするし。
「一太くんは美味しそうにいっぱい食べてくれるから嬉しいな」
うおおおおっ!!
なんか幸せだ!!
ハートが壊れそうなほどの威力の言葉だよっ!ついでに胃も腸も壊れそうだけど……これ以上物体Xを詰め込むとヤバいけど。
あっ……
魔力で喉の辺りを覆うと楽になるようだ。まさか魔力の応用がこんな事にも効くなんて思わなかったよ……よかった、しっかり練習しておいて。
69階層の俺が産まれた場所にも寄ってくれたんだよね。どうやらうどんから聞いていたらしくて、「一太くんの産まれた場所に行ってみたい」って自ら師匠に申し出てくれたらしくて。それと師匠、じいちゃんばあちゃんと共に花を事前に用意していてくれたらしくて供えてくれたよ。
嬉しかった……嬉しかったんだけど、産まれた場所なのになんか事故現場とかお墓みたいになってる気がするのは俺だけだろうか……
そしてその花を運んだのは俺の時空間庫だという事実。なんかムダにデカい箱だな~とは思っていたんだよね、まさか中に新鮮な花束が入ってるなんて思ってもいなかったよ。
まっ、些細な事は置いといて、その心遣いに感謝だよね。
特に香織さんの「一太くんの産まれた場所……」発言は「実家に行きたい」発言と同義と考えていいですよね!?これはもう期待しちゃっていいんですよね!?
喉を覆っても胃はダメなのは変わらないようだ……
ばあちゃんが調理していると思われる場所から漂ってくる微かな美味しそうな匂いを糧に押し込むのももう限界だ。
「もうさすがに食べれないかな」
「そっか……張り切りすぎちゃったから量多いもんね。それにみんなの分まであるし」
「……」
ここで俺に突きつけられている選択は2つ。
捨てるor取っておく
のどちらかだ。
廃棄となれば香織さんはきっと悲しむけれど、俺の胃は2、3日で何とか戻るだろう……多分だけど。取っておいて後でまた食べると言えばきっと香織さんは喜んでくれるに違いないけれど……確実に決定的なダメージを俺の胃に与えててしまい、数日間……いやヘタをすると数週間寝込む気がする。
どっちだ、どっちを選べばいいっ!!
「私の料理なんて、ずっと食べたくないよね……もったいないけど捨てるね」
くっ!!
なんて事を言うんだよ……涙目にならないで欲しい、それは反則だよ。
「とっておきましょう!捨てるなんてもったいない!香織さんの手料理なら毎日でも食べたいですよ」
俺のバカっ!!
なんて事を言っちゃってるんだよ!?
いや、確かに食べたいよ?前置きにまともな料理ならって言葉が必要だけどね。
「プ、プロポーズ!?」
「あっ!いや……いやではなくそうですそうです」
「あっ……えっと……その……もうちょっと待ってね」
「はいっ」
悪くない感触だと思う。うん。
顔真っ赤にしてモジモジしているし。
物体Xを取り置きしておいて当分食べるなんてどんな拷問かと思ったけれど、これはこれでよかったようだ。
少しづつだけど、少しづつだけど関係性は前進しているよね。
「横川、俺とお前で先に100階層へと行くぞ」
「はいっ!!」
時空間庫が拡がっているせいで、なんなく物体X全てをしまう事が出来ちゃったよ。香織さんの反応に喜びつつ、ちょっとした絶望を感じていたら、師匠から声が掛かった。2人で先行するなんて、何かあるのかな?
2人で走り出して11階層ほど進んだ時だった。
「横川、アレをこの辺に捨てておけ」
「……」
「死ぬぞ?アレは見ただけで俺の中で警報が鳴り響いていた」
「でも……」
「とりあえず捨てておけ、身体を万全の状態にするのも仕事のうちの1つだ」
「はい……なるべく隅の方に」
「わかっている。ただな、お前のその何でも受け入れるのは愛だとは思わんぞ?ちゃんと言わないとアレも成長しないだろう……成長してまともな料理になるのかは怪しいところだが」
ちょっ!!
俺の危惧していた事をハッキリ言わないでっ!
「まぁなんだ、俺はお前を尊敬するがな……jobとか関係なく、お前は確かにヒーローかもしれん」
褒められているんだよね?
全く嬉しくないんですけど!!
そう、香織さんが調理した物である。そして食べているのは俺1人だ……
ハゲヤクザが同行していないので、食事を誰が作るかが問題になった。当初は師匠が調理すると言ってくれていたのだが、ばあちゃんが「香織が作んな、花嫁修業だよ」なんてとんでもない事を言い出したのが始まりだ。止める事など出来るはずがない……だって花嫁修業なんて言われたら色々将来を想像しちゃうじゃん、エプロン姿の香織さんを夢見ちゃうじゃん……あの時冷静になっていればこんな事にはならなかったんだけどさ。
そして調理が始まったわけなんだけど、その間は暇だって事で香織さんを1人拠点に残して全員で修行に精を出していた。そして呼ばれて戻ってきたら、絶品と言われる肉が例の如く真っ黒になっていたり、なぜか赤緑でドロドロしていて異臭のするスープという名のモノ。肉じゃがという名のナニカ。それらが12人掛けのテーブルに所狭しと並んでいたんだ。
「香織……一応聞くけどこれは料理なのかい?」
「はいっ!張り切ってたくさん作っちゃいました」
「……本気で言っているのかい?」
「えっ?変ですか?」
「どうやったらこんなもんができるんだい?およそ人間の食べる物じゃないだろうよ」
全員の気持ちを代表してばあちゃんがハッキリと言ってくれた。さすがの師匠もじいちゃんも完全に固まって物体Xを凝視していた。
「しょうがないね……私が作るよ」
やれやれと大きなため息をつきながら調理しに歩いて行くばあちゃんたちが居たんだけど……俺も着いて行きたかったんだけど……
「一太くんもそう思う?」
なんて半泣きで上目遣いで言われたらYESとは言えないよね。
意を決して物体Xを口に放り込み、スープ?を流し込んだよ。
「美味しいです」
「……ほんと?」
「はいっ」
師匠たちが振り返って、ギョッとした顔で俺を見ていたけれど何とか飲み込んだよ!!
ただこの量を1人では……と召喚獣たちを見たら、あいつらとんでもない事を言いやがったんだ。
「主様の大好きな香織の手料理を私たちが食べたら怒られますね。今日は遠慮して主様に喜んで貰いましょう!」
なんて言って俺を売りやがった!!
「えーうどんちゃんたちも食べてよ。一太くんはそんな事で怒んないよ……ね?」
って香織さんからの援護射撃もあったんだけど、うどんたちは「怒られるとかではなく、主様への配慮です」とか何とか言って頑なに拒否した挙句に、「元々私たちは何も食べなくとも平気ですからね。周りを警戒しておきます」と逃げて行ったんだ。
そして今俺は必死に食べている……顔を無理やり笑顔にしながらね。
いいんだ……香織さんは嬉しそうにしてくれているし、目の前に座ってくれているし。これくらい頑張れるさ……あれっ?ご飯って頑張って食べる物だっけ?
師匠、2、3日休みにしてくれないかな?マジで……明日を無事に迎えられるかさえ怪しい気もするくらいだから。
「香織さんは食べないんですか?」
「作っている最中につまみ食いしたからお腹いっぱいだから大丈夫。だから一太くん食べて」
「……はいっ」
少し恥ずかしそうに頬を染める香織さんは可愛いんだけど……もしかして確信犯って事ないよね?これが食べれるモノじゃないとわかっていて言ってないよね?そういえば前も似たような事があったような気がするし。
「一太くんは美味しそうにいっぱい食べてくれるから嬉しいな」
うおおおおっ!!
なんか幸せだ!!
ハートが壊れそうなほどの威力の言葉だよっ!ついでに胃も腸も壊れそうだけど……これ以上物体Xを詰め込むとヤバいけど。
あっ……
魔力で喉の辺りを覆うと楽になるようだ。まさか魔力の応用がこんな事にも効くなんて思わなかったよ……よかった、しっかり練習しておいて。
69階層の俺が産まれた場所にも寄ってくれたんだよね。どうやらうどんから聞いていたらしくて、「一太くんの産まれた場所に行ってみたい」って自ら師匠に申し出てくれたらしくて。それと師匠、じいちゃんばあちゃんと共に花を事前に用意していてくれたらしくて供えてくれたよ。
嬉しかった……嬉しかったんだけど、産まれた場所なのになんか事故現場とかお墓みたいになってる気がするのは俺だけだろうか……
そしてその花を運んだのは俺の時空間庫だという事実。なんかムダにデカい箱だな~とは思っていたんだよね、まさか中に新鮮な花束が入ってるなんて思ってもいなかったよ。
まっ、些細な事は置いといて、その心遣いに感謝だよね。
特に香織さんの「一太くんの産まれた場所……」発言は「実家に行きたい」発言と同義と考えていいですよね!?これはもう期待しちゃっていいんですよね!?
喉を覆っても胃はダメなのは変わらないようだ……
ばあちゃんが調理していると思われる場所から漂ってくる微かな美味しそうな匂いを糧に押し込むのももう限界だ。
「もうさすがに食べれないかな」
「そっか……張り切りすぎちゃったから量多いもんね。それにみんなの分まであるし」
「……」
ここで俺に突きつけられている選択は2つ。
捨てるor取っておく
のどちらかだ。
廃棄となれば香織さんはきっと悲しむけれど、俺の胃は2、3日で何とか戻るだろう……多分だけど。取っておいて後でまた食べると言えばきっと香織さんは喜んでくれるに違いないけれど……確実に決定的なダメージを俺の胃に与えててしまい、数日間……いやヘタをすると数週間寝込む気がする。
どっちだ、どっちを選べばいいっ!!
「私の料理なんて、ずっと食べたくないよね……もったいないけど捨てるね」
くっ!!
なんて事を言うんだよ……涙目にならないで欲しい、それは反則だよ。
「とっておきましょう!捨てるなんてもったいない!香織さんの手料理なら毎日でも食べたいですよ」
俺のバカっ!!
なんて事を言っちゃってるんだよ!?
いや、確かに食べたいよ?前置きにまともな料理ならって言葉が必要だけどね。
「プ、プロポーズ!?」
「あっ!いや……いやではなくそうですそうです」
「あっ……えっと……その……もうちょっと待ってね」
「はいっ」
悪くない感触だと思う。うん。
顔真っ赤にしてモジモジしているし。
物体Xを取り置きしておいて当分食べるなんてどんな拷問かと思ったけれど、これはこれでよかったようだ。
少しづつだけど、少しづつだけど関係性は前進しているよね。
「横川、俺とお前で先に100階層へと行くぞ」
「はいっ!!」
時空間庫が拡がっているせいで、なんなく物体X全てをしまう事が出来ちゃったよ。香織さんの反応に喜びつつ、ちょっとした絶望を感じていたら、師匠から声が掛かった。2人で先行するなんて、何かあるのかな?
2人で走り出して11階層ほど進んだ時だった。
「横川、アレをこの辺に捨てておけ」
「……」
「死ぬぞ?アレは見ただけで俺の中で警報が鳴り響いていた」
「でも……」
「とりあえず捨てておけ、身体を万全の状態にするのも仕事のうちの1つだ」
「はい……なるべく隅の方に」
「わかっている。ただな、お前のその何でも受け入れるのは愛だとは思わんぞ?ちゃんと言わないとアレも成長しないだろう……成長してまともな料理になるのかは怪しいところだが」
ちょっ!!
俺の危惧していた事をハッキリ言わないでっ!
「まぁなんだ、俺はお前を尊敬するがな……jobとか関係なく、お前は確かにヒーローかもしれん」
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全く嬉しくないんですけど!!
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