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プレッシャーがキツいです。
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テレビでの最近の話題は東さんたちパーティーの安否だ。あの事件からそろそろ2ヶ月経つのだが、予定ではそろそろ出てくるはずなのにって事らしくワイドショーとかで騒がれている。ただ思うのは、探索の予定なんて決まっているようで決まっていないものだ。しかも予定階層は150階層だなんて言っていたんだから、下手すれば2,3ヶ月ズレてもおかしくない。それなのになぜにこんなにも大騒ぎになっているのか……
「あぁ次のパーティーのための人員の選別が終わったからだな」
つまり新たなパーティーのデビューのための方策らしい。そのためにテレビ局などのメディアに手を回して騒ぎ立てているって事だ。もうしばらくすると大々的に東さんたちを探すために探索へと潜る事を喧伝するようだ。そしてその後、東さんたちの装備の1部や端末を持ち帰ってくるという芝居をする事で、公的に東さんたちは死亡とされるわけだ。実際には死なずに各流派に引き渡された人が結局どうなったかは知らないけれど、その人たちも死人となる。
そしてその成果を元に、次世代TOPパーティーとして各武具メーカーなどの広告塔となり、メディアへの露出を多くしていくようだ。
「じゃあ俺たちもその捜索に加わって潜る感じですか?」
「あぁそうだ、120階層くらいまで潜る。予定ではあとだいたい2ヶ月後だな」
なぜ2ヶ月後かといえば、師匠たちが日々ストレスを溜め込みながら行っている事務作業やら一全の立て直しの目処が付くのがそれくらいらしい。あと去年は俺も参加させられ、騙された挙句にアマとキムに遺書なんて書いて送ってしまった黒歴史を生んだ原因である、渥美での儀があるからだ。今年も参加するらしいけれど、ダンジョンのタイムアタックは初ステータスを出した者だけに限られるので、宴会だけでいいってさ。その間香織さんや柳生さん夫妻に召喚獣たちは、俺が死を覚悟したあの別館にてゆったりとすごすらしい。宴会料理も全て届けるとの事だ……俺もそっちの方がいいんだけど、去年参加しているから居ないと不自然だからダメなんだって。
「お前もそれまでにせめて刀に魔力を纏えるくらいまでにはなっておけよ」
「……はい」
最近ようやく体内で練りながら漏らすことなく圧縮する事も出来るようになったのだが……未だ全身に魔力を上手く纏えずにいるのだ。同量の魔力を放出して平均的になるようにってのがなかなかに難しいのだ。師匠のように部分的に魔力を集中させ纏うのに憧れはあるが……まずは全身に纏う事で威圧というか、存在感アップをさせて舐められないようにしたい!!
もう軽く見られて絡まれるのは勘弁なのです!!
あと今度のパーティーもどうせ美男美女だったりするだろう。で、そいつらと合同探索となると口説いたりするかもしれないからね、横で圧力を思いっきりかけたいし。
あっ、圧縮失敗によるオナラ疑惑事件からの香織さんにドン引きされた件ですが……最近ようやく修行時以外は以前と同じように会話できるようになりました。修行中は香織さんがまだ圧縮練習中なので、未だ見える所には居てくれないのです……居る事で俺のやる気のアップが図れるというのに、残念です。ただ先日のうっかり本音を漏らしてしまった事については、とても反省しております。香織さんに聞いたらしい召喚獣たちにまで散々「デリカシーがない」とか「全てを受け入れると言えば聞こえはいいですが……さすがにそれはちょっとどうかと」だなんて白い目で見られたり、ドン引きされたしね。いやもう本当に失敗した。
そういえば師匠とハゲヤクザVS柳生さん夫妻の手合わせを1度だけ見たんだけれど、その様子は凄かった。
両方共にスキルの使用は一切なしの、致命傷になるような攻撃もなし。得物は木刀、棒、鏃部分が丸くなった弓矢という、一見安心して見ていられるような取り決めだった。
だが予想通りというか……酷いもんだった。以前と違い魔力を視るようになったせいで、えげつなさが以前より格段にわかったのだ。師匠と柳生の爺さんが両者ぶつかった時は、木刀と木刀が合わさった瞬間……まるで漫画のように魔力が衝撃波となって周りの木々をなぎ倒すとか想像もしていなかったよ。ハゲヤクザが持っていた棒は約1.5mほどの物だったんだけれど、魔力が物質化してまるで如意棒のように数十mにもなって、遠距離から攻める奥様を攻撃するのも信じられなかった。しかもその如意棒もどきの動きが早いせいで数十本に見えるし、矢は矢でまるで雨のように大量に降ってきてたしね。その後矢が切れたと思われる奥様は、ハゲヤクザと同じく棒を如意棒のようにして戦闘していた。
師匠とハゲヤクザは動で柳生さん夫妻は静といった感じだった。
本当に同じ人間なのかと疑ってしまえるほどに、異次元の戦い方だった。一緒にその様子を見ていた召喚獣たちは固まっていた。そしてコソコソと「あれは本当に人間なのか?」とか「武神が顕現している?」なんて話していたのが印象的だった……まぁ、その気持ちには大いに同意したいところだよね。
約3時間ほどにも及ぶ手合わせは決着がつかないままに終わった。
「久しぶり故にいまいち調子が出んかったの」
「あぁ俺も少し身体がなまってしまっている事を実感した。鍛え直さないとならん」
「若返った事で、意識と身体に齟齬が産まれているわね」
「ですな、最近は思うように修練を出来ん事が如実に出てしもうてた」
とか、信じられない発言が飛び出してたよ……
あれで万全じゃないとかどうなってるんだよ!!
俺、あの域に達する自信ないんですけど!?
最近気付いたんだけれど、どうやらあの人たちは自分が出来る事は誰でも出来るようになると信じている節がある。しかもそこに「若いから覚えるスピードは早いはず」という、若さの意味を履き違えたような事を考えている節も見受けられる。
ただでさえそんな感じの師匠たちからのプレッシャーが凄いのに、更にそこに召喚獣たちまでもが「主様なら大丈夫」っていう謎の信頼がキツい。その上香織さんからも「一太くんなら出来るよ」なんて励まされるもんだから逃げ場がない……まぁ逃げれるわけはない事くらいわかってはいるんだけどね。
「そういえば探索には柳生さんたちも一緒に行かれるんですか?」
「行くぞ、暇じゃし」
「ダンジョンなんて久しぶりだから楽しみなのよ~」
一緒に行くのか……
いや、暇って言ってるけど違うよね?
先日現当主のお孫さんがお見えになった時に「いつまで一全の方々にご迷惑をお掛けするつもりで?それに投げ出すように私に仕事を押し付けて行かれましたが、あなたたちにしかわからない事も多々あるのです、1度お帰り下さい」とか散々言われてたくせに。挙句「手合わせで1本入れられたらお主の言葉に従おう」なんて言って、嬉嬉として思いっきり打ちのめして「出直してこい」とか威張ってたし。
俺たちに修行をつけてくれるのはとても嬉しいんだけれど、お孫さんの顔が疲れ果てていたのが気になるところだ。
俺、恨まれてないかな……不安になってくるよ。
まぁそんなこんなで来る探索の日に向けて、毎日次元世界で修行を繰り返しているわけなんです。
もちろん修行内容は坐禅だけじゃなくて、半日坐禅しながら、半日は手合わせをしながら体内魔力の調整だ。
そしてあっという間に時は経ち、渥美へ出掛ける日となった。
「あぁ次のパーティーのための人員の選別が終わったからだな」
つまり新たなパーティーのデビューのための方策らしい。そのためにテレビ局などのメディアに手を回して騒ぎ立てているって事だ。もうしばらくすると大々的に東さんたちを探すために探索へと潜る事を喧伝するようだ。そしてその後、東さんたちの装備の1部や端末を持ち帰ってくるという芝居をする事で、公的に東さんたちは死亡とされるわけだ。実際には死なずに各流派に引き渡された人が結局どうなったかは知らないけれど、その人たちも死人となる。
そしてその成果を元に、次世代TOPパーティーとして各武具メーカーなどの広告塔となり、メディアへの露出を多くしていくようだ。
「じゃあ俺たちもその捜索に加わって潜る感じですか?」
「あぁそうだ、120階層くらいまで潜る。予定ではあとだいたい2ヶ月後だな」
なぜ2ヶ月後かといえば、師匠たちが日々ストレスを溜め込みながら行っている事務作業やら一全の立て直しの目処が付くのがそれくらいらしい。あと去年は俺も参加させられ、騙された挙句にアマとキムに遺書なんて書いて送ってしまった黒歴史を生んだ原因である、渥美での儀があるからだ。今年も参加するらしいけれど、ダンジョンのタイムアタックは初ステータスを出した者だけに限られるので、宴会だけでいいってさ。その間香織さんや柳生さん夫妻に召喚獣たちは、俺が死を覚悟したあの別館にてゆったりとすごすらしい。宴会料理も全て届けるとの事だ……俺もそっちの方がいいんだけど、去年参加しているから居ないと不自然だからダメなんだって。
「お前もそれまでにせめて刀に魔力を纏えるくらいまでにはなっておけよ」
「……はい」
最近ようやく体内で練りながら漏らすことなく圧縮する事も出来るようになったのだが……未だ全身に魔力を上手く纏えずにいるのだ。同量の魔力を放出して平均的になるようにってのがなかなかに難しいのだ。師匠のように部分的に魔力を集中させ纏うのに憧れはあるが……まずは全身に纏う事で威圧というか、存在感アップをさせて舐められないようにしたい!!
もう軽く見られて絡まれるのは勘弁なのです!!
あと今度のパーティーもどうせ美男美女だったりするだろう。で、そいつらと合同探索となると口説いたりするかもしれないからね、横で圧力を思いっきりかけたいし。
あっ、圧縮失敗によるオナラ疑惑事件からの香織さんにドン引きされた件ですが……最近ようやく修行時以外は以前と同じように会話できるようになりました。修行中は香織さんがまだ圧縮練習中なので、未だ見える所には居てくれないのです……居る事で俺のやる気のアップが図れるというのに、残念です。ただ先日のうっかり本音を漏らしてしまった事については、とても反省しております。香織さんに聞いたらしい召喚獣たちにまで散々「デリカシーがない」とか「全てを受け入れると言えば聞こえはいいですが……さすがにそれはちょっとどうかと」だなんて白い目で見られたり、ドン引きされたしね。いやもう本当に失敗した。
そういえば師匠とハゲヤクザVS柳生さん夫妻の手合わせを1度だけ見たんだけれど、その様子は凄かった。
両方共にスキルの使用は一切なしの、致命傷になるような攻撃もなし。得物は木刀、棒、鏃部分が丸くなった弓矢という、一見安心して見ていられるような取り決めだった。
だが予想通りというか……酷いもんだった。以前と違い魔力を視るようになったせいで、えげつなさが以前より格段にわかったのだ。師匠と柳生の爺さんが両者ぶつかった時は、木刀と木刀が合わさった瞬間……まるで漫画のように魔力が衝撃波となって周りの木々をなぎ倒すとか想像もしていなかったよ。ハゲヤクザが持っていた棒は約1.5mほどの物だったんだけれど、魔力が物質化してまるで如意棒のように数十mにもなって、遠距離から攻める奥様を攻撃するのも信じられなかった。しかもその如意棒もどきの動きが早いせいで数十本に見えるし、矢は矢でまるで雨のように大量に降ってきてたしね。その後矢が切れたと思われる奥様は、ハゲヤクザと同じく棒を如意棒のようにして戦闘していた。
師匠とハゲヤクザは動で柳生さん夫妻は静といった感じだった。
本当に同じ人間なのかと疑ってしまえるほどに、異次元の戦い方だった。一緒にその様子を見ていた召喚獣たちは固まっていた。そしてコソコソと「あれは本当に人間なのか?」とか「武神が顕現している?」なんて話していたのが印象的だった……まぁ、その気持ちには大いに同意したいところだよね。
約3時間ほどにも及ぶ手合わせは決着がつかないままに終わった。
「久しぶり故にいまいち調子が出んかったの」
「あぁ俺も少し身体がなまってしまっている事を実感した。鍛え直さないとならん」
「若返った事で、意識と身体に齟齬が産まれているわね」
「ですな、最近は思うように修練を出来ん事が如実に出てしもうてた」
とか、信じられない発言が飛び出してたよ……
あれで万全じゃないとかどうなってるんだよ!!
俺、あの域に達する自信ないんですけど!?
最近気付いたんだけれど、どうやらあの人たちは自分が出来る事は誰でも出来るようになると信じている節がある。しかもそこに「若いから覚えるスピードは早いはず」という、若さの意味を履き違えたような事を考えている節も見受けられる。
ただでさえそんな感じの師匠たちからのプレッシャーが凄いのに、更にそこに召喚獣たちまでもが「主様なら大丈夫」っていう謎の信頼がキツい。その上香織さんからも「一太くんなら出来るよ」なんて励まされるもんだから逃げ場がない……まぁ逃げれるわけはない事くらいわかってはいるんだけどね。
「そういえば探索には柳生さんたちも一緒に行かれるんですか?」
「行くぞ、暇じゃし」
「ダンジョンなんて久しぶりだから楽しみなのよ~」
一緒に行くのか……
いや、暇って言ってるけど違うよね?
先日現当主のお孫さんがお見えになった時に「いつまで一全の方々にご迷惑をお掛けするつもりで?それに投げ出すように私に仕事を押し付けて行かれましたが、あなたたちにしかわからない事も多々あるのです、1度お帰り下さい」とか散々言われてたくせに。挙句「手合わせで1本入れられたらお主の言葉に従おう」なんて言って、嬉嬉として思いっきり打ちのめして「出直してこい」とか威張ってたし。
俺たちに修行をつけてくれるのはとても嬉しいんだけれど、お孫さんの顔が疲れ果てていたのが気になるところだ。
俺、恨まれてないかな……不安になってくるよ。
まぁそんなこんなで来る探索の日に向けて、毎日次元世界で修行を繰り返しているわけなんです。
もちろん修行内容は坐禅だけじゃなくて、半日坐禅しながら、半日は手合わせをしながら体内魔力の調整だ。
そしてあっという間に時は経ち、渥美へ出掛ける日となった。
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