76 / 154
その者蒼き衣を纏いて野に降り立つ
しおりを挟む
「2時間待ったが来ないようだな……」
「組長さん2人いらっしゃいますし大丈夫ですよね?」
「あぁ、あの2人がいれば並大抵の事は大丈夫だ。しかもこんな低層であれば特にな」
「で……では大丈夫です、お待たせしてしまってすみませんでした。行きましょう」
「では地上へと帰ろうか」
先輩……クソ忍者の低層という言葉に一瞬詰まりましたね。俺も同感ですよ!!
さらっと低層というとは……怖いわ!!
まぁここまで大して危険を感じる事もなかったけどさ。
ボス部屋はこれまでと同じようなジャングルだった。部屋という名前に疑問を感じるほどの広さだが、扉があったので部屋なのだろう。
出現するのは大型肉食恐竜で、全長50m以上あり土魔法を行使する。ボスの名前はアースドラゴン、その咆哮は心の弱い……精神値の低い者は聞くだけで硬直してしまうほどの恐怖を与えるらしい。クソ忍者に聞いたところ最低でも2Bはないとキツイという話だ。力・体力・敏捷は2Aで他の値もAはある。その皮は硬く、腕や尻尾、大きな口から覗く鋭い牙も攻撃に使用して襲いくる。またボスの小型版といった見た目(全長約15mほど)の取り巻きが30いる。これはボス部屋に侵入した人数に応じて変わるらしい……つまり後から来る東さんたちは17人なので170匹取り巻きがいるという事だ。ここでふっと、もし分身を大量に発現させたまま突入したらどうなるのだろうか?と思ったが、もし人数にカウントされたら大変なので黙っておく事にする。ただまぁ……通常階層と違い他のモンスターはいないので、ここまで散々大量のモンスターをけしかけられ続けた身としては、若干楽だと感じてしまうのは否めない。
「大鷲に乗っての上空からの攻撃はやはり禁止です?」
「うむ、修練中だからな」
「私の結界もでしょうか?」
「それも禁止だ、どうしても危険な時はいいがな……まぁ横川がいるし必要ないだろう」
「わかりました。横川くんよろしくね」
「頑張りますっ!分身!召喚トラ!」
「主様、私は何をしたらいいです?」
「あーうどんだったな?……うどんは俺とお話だ」
「へっ?……えっえっえっと主様のお役に立つのが召喚獣の役目ですので」
「横川いいな?」
「はい、うどん仰せのままにするんだ」
「かっ、かしこまりましたですっ」
『うどんよ、俺のプライベートは絶対に話すなよ?話したら二度と表に出さないし、退魔の陰陽師を探してお願いする』
『信用して下さい、主様のプライベート情報は何をどう脅されても話しません』
『ならよし、後でなんか美味いもん食わしてやる』
クソ忍者はうどんと何を話すつもりなんだろうか?とりあえずうどんには忠告したが不安だ……あの調子だと、ちょっと脅されたらペラペラと話そうだし。食べ物で釣っておいたけどその効果を期待したい。
「うどんちゃん後でねっ!ボスたちは纏まってまっすぐ行った方向にいるみたいだからトラちゃん横川くん行こう!」
ずっと気付かないフリをしてきたけれど、やはり気になる……
先輩の中では召喚獣の方が比重が高いような……毎回俺より先にトラとか大鷲の名前が出てくるんだよね。もしかして俺ってトラの付属品……い、いやそんな事はないはずだ!分身しても迷う事なくすぐに本体の俺を見つけてくれるし!!
……ま、まさか先輩の判断も死んだような目とかそんなんじゃないよね?ち、違うと信じたいけど、怖くて聞けない。
と、ともかく今はボスに集中しよう。
真実を知るのを先送りにした?違うからね?ここはダンジョンだし、ボス部屋だからね、うん。
36人の分身が一斉に駆け出す。鶴翼の陣……つまり俺と先輩を中心としたVの形だ。人数が多いので3重とし、後方の陣は魔法攻撃、前方は物理攻撃を担当する、そして最前列は召喚獣たちだ。魔法が着弾すると同時に抜刀した分身たちと召喚獣が攻撃を加えるのだ。分身たちはどうやら同期しているらしく、逐一指示を出さなくとも勝手に揃ってくれるのでありがたい。また先輩じゃないけど、もし万が一魔法攻撃により巻き込んでしまっても大して問題ないところが最高だ。もし「痛い」とか「苦しい」なんて感情が逆流してきたら大変だけど、それもないので二重の安心。まぁ消えたら分身を発現させるのに魔力を使用するので、疲れることは疲れるんだけどね。
「「「炎蛇炎爆炎地!!」」」
「隕石!」
スキル名発句と共に、前方が一気に赤く染まり、その赤を切り裂くように上空に突然現れた隕石が落ちる……その着弾は地を空気を震わせた。
「抜刀!」
召喚獣の何匹かが巻き込まれて消えてはいるが、それにはかまわず抜刀し飛びかかる。
「炎蛇!影蛇!炎地!」
追加で魔法を発動しつつ、分身たちが跳び上がり剣を振るった……
あれ?
一撃でボスの首が落ちちゃったよ……取り巻きたちの姿も残っていないし。
あるのは熱せれた空気のみ。
「霧雨!水球!!」
まるで消火活動のように水を撒き散らしてみたら、そこにはドロップである魔晶石がボロボロと落ちているだけだった。
「終わったみたいです」
「う、うん……」
な、なんか先輩が引いてるような?
なんで??先輩の攻撃も一緒だったのに……
「お互い怪我がなくて良かったですね!」
「うーん、そうなんだけど……そうなんだけど、なんか強すぎない?」
「そんな事はないですよ、師匠たちに比べたら俺なんてカスみたいなもんだし。それに東さんたちだって強いんですよね?世界的に有名なわけだし」
「いや……」
「とりあえずドロップ拾って戻りましょう」
「……そうだね」
「いや……」って先輩も勇者なのに、東さんたちは世界的トップパーティーなのに謙遜するなんて、慎み深いな~。
今回は宝箱は出てこ来なかったようだ残念。もし出たら2人でドキドキタイムという話素敵な時間を過ごせたのに!!
さてドロップも拾い終わったし、どうしたらいいのかとクソ忍者を見たら、真剣な顔でうどんと何かを話し込んでいるようだ。また脅してでもいるのかな?
「師匠!終わりました~!」
「あぁ……よし、ボスのドロップである魔晶石を手にして移動するぞ、大鷲を出せ」
俺の声に反応した後、何かを強い口調で言ったようで、うどんが激しく首を縦に振っている……まるでお土産の赤べこのようだ。
「召喚!大鷲」
「ほら移動だ、横川も早く乗れ」
いや、うん乗って移動はわかるけど、なんで召喚主の俺より先にクソ忍者と先輩は乗っているんでしょう?しかも先輩にいたっては、1番羽がもふもふしている柔らかい首元をしっかりと確保しているし。
俺が飛び乗ると、命令もしていないのに飛び立ち羽ばたき始めた大鷲……うん、だからなんでクソ忍者の命令を優先的に聞くのかな?まぁいいけどさ。
そしてキツネのうどんは何故か俺のこちらへ来いという命令を無視して、先輩の肩の上に乗っている。その姿はまるで腐海の端に生きる青い服の姫様のようだ……素敵だ。素敵ゆえにうどんに強く言えない……あの野郎、絶対に計算してやがるっ!
大鷲が移動した場所は、部屋の右隅にある扉の前だった。
「扉?……いや階下への扉は左にあるはずじゃ?」
「あぁ知らん者は左へと行くからなかなか見つからんが、こちらに転移陣のある部屋がある。ただボスを倒さん限り扉は開かんようになっているがな」
説明されて納得だ、そりゃあアナウンスされないと知らないわけだし、ウワサがでないのもわかる。
「では帰還する」
ボスの魔晶石を真ん中にセットすると、地面に描かれた魔法陣が光だし、俺たち3人は1階層の正ルートから外れた片隅へと移動した。
そのまま探索者協会へと移動したわけだが、なぜか応接室へと案内された。不思議に思ってキョロキョロする俺と先輩に教えられたのは、100階層に行ったとわかっている事と、ドロップが大量にある事が予想されるために、他のシーカーたちのやっかみや良からぬ事を企む者が出ないようとの配慮らしい。
81階層~100階層を先輩と一緒に探索した訳だが、そのドロップは全て先輩たちパーティーに譲る事となった。また61階層~65階層で1,000個魔晶石を集めろと言われた時のドロップ全ては東さんたちパーティーへ。その他の俺が1人で倒したドロップは貰える事に。
なぜそんなに譲る事となったかといえば、ほとんどの階層で先行していたために、他の人たちは稼げてないからという事らしい。
先輩は最初固辞していたけれど、最終的には受け取る事となった……まぁそれを4人で割るわけだけどね。
さすがに若干の不満を覚えないわけでもなかったけど……俺の取り分の売却額が計1,208万円になったので、そんな気持ちは一瞬で吹っ飛んだんだけどね!!
気になるスクロールは、プチファイアというマッチ代わりにしかならないような火魔法の中のスキルの1つだった模様。買取価格はまさかの5,000円……ガッカリ具合が半端なかったよ。ポーションの方は何だったかわかっていない。なぜかというと、受付の人とクソ忍者がコソコソと話し合ったあと、「横川、これは俺が欲しいがいいか?」と真剣な眼差しで言われたので了承したためだ。一体何だったのか気になるけれど、終わった事だからしょうがない。
何に使おうかな!?
今度こそアマとキムを連れて……って横に先輩がいるのに何を考えているんだ俺は。今は先輩の空気をしっかり吸い込んでおかないと!!
「組長さん2人いらっしゃいますし大丈夫ですよね?」
「あぁ、あの2人がいれば並大抵の事は大丈夫だ。しかもこんな低層であれば特にな」
「で……では大丈夫です、お待たせしてしまってすみませんでした。行きましょう」
「では地上へと帰ろうか」
先輩……クソ忍者の低層という言葉に一瞬詰まりましたね。俺も同感ですよ!!
さらっと低層というとは……怖いわ!!
まぁここまで大して危険を感じる事もなかったけどさ。
ボス部屋はこれまでと同じようなジャングルだった。部屋という名前に疑問を感じるほどの広さだが、扉があったので部屋なのだろう。
出現するのは大型肉食恐竜で、全長50m以上あり土魔法を行使する。ボスの名前はアースドラゴン、その咆哮は心の弱い……精神値の低い者は聞くだけで硬直してしまうほどの恐怖を与えるらしい。クソ忍者に聞いたところ最低でも2Bはないとキツイという話だ。力・体力・敏捷は2Aで他の値もAはある。その皮は硬く、腕や尻尾、大きな口から覗く鋭い牙も攻撃に使用して襲いくる。またボスの小型版といった見た目(全長約15mほど)の取り巻きが30いる。これはボス部屋に侵入した人数に応じて変わるらしい……つまり後から来る東さんたちは17人なので170匹取り巻きがいるという事だ。ここでふっと、もし分身を大量に発現させたまま突入したらどうなるのだろうか?と思ったが、もし人数にカウントされたら大変なので黙っておく事にする。ただまぁ……通常階層と違い他のモンスターはいないので、ここまで散々大量のモンスターをけしかけられ続けた身としては、若干楽だと感じてしまうのは否めない。
「大鷲に乗っての上空からの攻撃はやはり禁止です?」
「うむ、修練中だからな」
「私の結界もでしょうか?」
「それも禁止だ、どうしても危険な時はいいがな……まぁ横川がいるし必要ないだろう」
「わかりました。横川くんよろしくね」
「頑張りますっ!分身!召喚トラ!」
「主様、私は何をしたらいいです?」
「あーうどんだったな?……うどんは俺とお話だ」
「へっ?……えっえっえっと主様のお役に立つのが召喚獣の役目ですので」
「横川いいな?」
「はい、うどん仰せのままにするんだ」
「かっ、かしこまりましたですっ」
『うどんよ、俺のプライベートは絶対に話すなよ?話したら二度と表に出さないし、退魔の陰陽師を探してお願いする』
『信用して下さい、主様のプライベート情報は何をどう脅されても話しません』
『ならよし、後でなんか美味いもん食わしてやる』
クソ忍者はうどんと何を話すつもりなんだろうか?とりあえずうどんには忠告したが不安だ……あの調子だと、ちょっと脅されたらペラペラと話そうだし。食べ物で釣っておいたけどその効果を期待したい。
「うどんちゃん後でねっ!ボスたちは纏まってまっすぐ行った方向にいるみたいだからトラちゃん横川くん行こう!」
ずっと気付かないフリをしてきたけれど、やはり気になる……
先輩の中では召喚獣の方が比重が高いような……毎回俺より先にトラとか大鷲の名前が出てくるんだよね。もしかして俺ってトラの付属品……い、いやそんな事はないはずだ!分身しても迷う事なくすぐに本体の俺を見つけてくれるし!!
……ま、まさか先輩の判断も死んだような目とかそんなんじゃないよね?ち、違うと信じたいけど、怖くて聞けない。
と、ともかく今はボスに集中しよう。
真実を知るのを先送りにした?違うからね?ここはダンジョンだし、ボス部屋だからね、うん。
36人の分身が一斉に駆け出す。鶴翼の陣……つまり俺と先輩を中心としたVの形だ。人数が多いので3重とし、後方の陣は魔法攻撃、前方は物理攻撃を担当する、そして最前列は召喚獣たちだ。魔法が着弾すると同時に抜刀した分身たちと召喚獣が攻撃を加えるのだ。分身たちはどうやら同期しているらしく、逐一指示を出さなくとも勝手に揃ってくれるのでありがたい。また先輩じゃないけど、もし万が一魔法攻撃により巻き込んでしまっても大して問題ないところが最高だ。もし「痛い」とか「苦しい」なんて感情が逆流してきたら大変だけど、それもないので二重の安心。まぁ消えたら分身を発現させるのに魔力を使用するので、疲れることは疲れるんだけどね。
「「「炎蛇炎爆炎地!!」」」
「隕石!」
スキル名発句と共に、前方が一気に赤く染まり、その赤を切り裂くように上空に突然現れた隕石が落ちる……その着弾は地を空気を震わせた。
「抜刀!」
召喚獣の何匹かが巻き込まれて消えてはいるが、それにはかまわず抜刀し飛びかかる。
「炎蛇!影蛇!炎地!」
追加で魔法を発動しつつ、分身たちが跳び上がり剣を振るった……
あれ?
一撃でボスの首が落ちちゃったよ……取り巻きたちの姿も残っていないし。
あるのは熱せれた空気のみ。
「霧雨!水球!!」
まるで消火活動のように水を撒き散らしてみたら、そこにはドロップである魔晶石がボロボロと落ちているだけだった。
「終わったみたいです」
「う、うん……」
な、なんか先輩が引いてるような?
なんで??先輩の攻撃も一緒だったのに……
「お互い怪我がなくて良かったですね!」
「うーん、そうなんだけど……そうなんだけど、なんか強すぎない?」
「そんな事はないですよ、師匠たちに比べたら俺なんてカスみたいなもんだし。それに東さんたちだって強いんですよね?世界的に有名なわけだし」
「いや……」
「とりあえずドロップ拾って戻りましょう」
「……そうだね」
「いや……」って先輩も勇者なのに、東さんたちは世界的トップパーティーなのに謙遜するなんて、慎み深いな~。
今回は宝箱は出てこ来なかったようだ残念。もし出たら2人でドキドキタイムという話素敵な時間を過ごせたのに!!
さてドロップも拾い終わったし、どうしたらいいのかとクソ忍者を見たら、真剣な顔でうどんと何かを話し込んでいるようだ。また脅してでもいるのかな?
「師匠!終わりました~!」
「あぁ……よし、ボスのドロップである魔晶石を手にして移動するぞ、大鷲を出せ」
俺の声に反応した後、何かを強い口調で言ったようで、うどんが激しく首を縦に振っている……まるでお土産の赤べこのようだ。
「召喚!大鷲」
「ほら移動だ、横川も早く乗れ」
いや、うん乗って移動はわかるけど、なんで召喚主の俺より先にクソ忍者と先輩は乗っているんでしょう?しかも先輩にいたっては、1番羽がもふもふしている柔らかい首元をしっかりと確保しているし。
俺が飛び乗ると、命令もしていないのに飛び立ち羽ばたき始めた大鷲……うん、だからなんでクソ忍者の命令を優先的に聞くのかな?まぁいいけどさ。
そしてキツネのうどんは何故か俺のこちらへ来いという命令を無視して、先輩の肩の上に乗っている。その姿はまるで腐海の端に生きる青い服の姫様のようだ……素敵だ。素敵ゆえにうどんに強く言えない……あの野郎、絶対に計算してやがるっ!
大鷲が移動した場所は、部屋の右隅にある扉の前だった。
「扉?……いや階下への扉は左にあるはずじゃ?」
「あぁ知らん者は左へと行くからなかなか見つからんが、こちらに転移陣のある部屋がある。ただボスを倒さん限り扉は開かんようになっているがな」
説明されて納得だ、そりゃあアナウンスされないと知らないわけだし、ウワサがでないのもわかる。
「では帰還する」
ボスの魔晶石を真ん中にセットすると、地面に描かれた魔法陣が光だし、俺たち3人は1階層の正ルートから外れた片隅へと移動した。
そのまま探索者協会へと移動したわけだが、なぜか応接室へと案内された。不思議に思ってキョロキョロする俺と先輩に教えられたのは、100階層に行ったとわかっている事と、ドロップが大量にある事が予想されるために、他のシーカーたちのやっかみや良からぬ事を企む者が出ないようとの配慮らしい。
81階層~100階層を先輩と一緒に探索した訳だが、そのドロップは全て先輩たちパーティーに譲る事となった。また61階層~65階層で1,000個魔晶石を集めろと言われた時のドロップ全ては東さんたちパーティーへ。その他の俺が1人で倒したドロップは貰える事に。
なぜそんなに譲る事となったかといえば、ほとんどの階層で先行していたために、他の人たちは稼げてないからという事らしい。
先輩は最初固辞していたけれど、最終的には受け取る事となった……まぁそれを4人で割るわけだけどね。
さすがに若干の不満を覚えないわけでもなかったけど……俺の取り分の売却額が計1,208万円になったので、そんな気持ちは一瞬で吹っ飛んだんだけどね!!
気になるスクロールは、プチファイアというマッチ代わりにしかならないような火魔法の中のスキルの1つだった模様。買取価格はまさかの5,000円……ガッカリ具合が半端なかったよ。ポーションの方は何だったかわかっていない。なぜかというと、受付の人とクソ忍者がコソコソと話し合ったあと、「横川、これは俺が欲しいがいいか?」と真剣な眼差しで言われたので了承したためだ。一体何だったのか気になるけれど、終わった事だからしょうがない。
何に使おうかな!?
今度こそアマとキムを連れて……って横に先輩がいるのに何を考えているんだ俺は。今は先輩の空気をしっかり吸い込んでおかないと!!
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

おっさんの神器はハズレではない
兎屋亀吉
ファンタジー
今日も元気に満員電車で通勤途中のおっさんは、突然異世界から召喚されてしまう。一緒に召喚された大勢の人々と共に、女神様から一人3つの神器をいただけることになったおっさん。はたしておっさんは何を選ぶのか。おっさんの選んだ神器の能力とは。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
Re:Monster(リモンスター)――怪物転生鬼――
金斬 児狐
ファンタジー
ある日、優秀だけど肝心な所が抜けている主人公は同僚と飲みに行った。酔っぱらった同僚を仕方無く家に運び、自分は飲みたらない酒を買い求めに行ったその帰り道、街灯の下に静かに佇む妹的存在兼ストーカーな少女と出逢い、そして、満月の夜に主人公は殺される事となった。どうしようもないバッド・エンドだ。
しかしこの話はそこから始まりを告げる。殺された主人公がなんと、ゴブリンに転生してしまったのだ。普通ならパニックになる所だろうがしかし切り替えが非常に早い主人公はそれでも生きていく事を決意。そして何故か持ち越してしまった能力と知識を駆使し、弱肉強食な世界で力強く生きていくのであった。
しかし彼はまだ知らない。全てはとある存在によって監視されているという事を……。
◆ ◆ ◆
今回は召喚から転生モノに挑戦。普通とはちょっと違った物語を目指します。主人公の能力は基本チート性能ですが、前作程では無いと思われます。
あと日記帳風? で気楽に書かせてもらうので、説明不足な所も多々あるでしょうが納得して下さい。
不定期更新、更新遅進です。
話数は少ないですが、その割には文量が多いので暇なら読んでやって下さい。
※ダイジェ禁止に伴いなろうでは本編を削除し、外伝を掲載しています。
髪の色は愛の証 〜白髪少年愛される〜
あめ
ファンタジー
髪の色がとてもカラフルな世界。
そんな世界に唯一現れた白髪の少年。
その少年とは神様に転生させられた日本人だった。
その少年が“髪の色=愛の証”とされる世界で愛を知らぬ者として、可愛がられ愛される話。
⚠第1章の主人公は、2歳なのでめっちゃ拙い発音です。滑舌死んでます。
⚠愛されるだけではなく、ちょっと可哀想なお話もあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる