20 / 23
外部資料
KAIJU Data File(出現怪獣詳細記録)その1
しおりを挟む
File001─Monster1(Vodziga000)
出現地─日本(東京)
出現日時─000/05/04
出現時刻─AM11:34
体長─50M
体重─20,000t
東京に出現した、記録されている中では最初の怪獣。後に出現したヴォズィガと極めて類似した個体。
東京湾から上陸し、東京新宿付近を壊滅状態に陥らせた。
その被害は甚大であり、都庁及び複数のランドマークを破壊。
この第一次新宿怪獣災害の負傷者は20万人を超え、死傷者は7,546人と記録されている。
被害に対して国連主導の元、HERMの前身となる国連巨獣対策センターが都庁跡地に建設された。
(機密事項)
個体名Monster1は新宿壊滅後、上陸経路を引き返し、東京湾沿岸より姿を消した。
後日、国連巨獣対策センター職員SGに匿名の連絡あり。
内容は「Monster1の死骸の場所を教える」というものであり、この時の匿名の通報者がMonster1をヴォズィガ(Vodziga)と呼称した。
通報者の情報を元に、伊豆・小笠原海溝よりMonster1の死骸を秘密裏に回収した。
今尚匿名の通報者の身元は確認できていない。
(機密事項追記)
元司祭ガブリエィル・ゼフィレッリィの証言。
Monster1はヴォズィガと同一種であり、シャッガイ領域を通じて上位次元に存在するヴォズィガ本体(以下DV)がその接続を切断した為に死骸が残ったとのこと。
Monster1との接続をDVが切断したのは、東京湾から太平洋に消えたMonster1とガイア由来の怪獣との交戦があった為。
この時にMonster1と交戦したガイア由来の怪獣はアルゴスと同個体と推測される。
File012─MOOM
出現地─日本(茨城)
出現日時─002/04/04
出現時刻─AM09:51
体長─30M
体重─不明
関東平野の地下から突如出現した怪獣。
長い鼻だけで体長の半分以上(16M)ある巨象のような姿。
出現と同時に関東平野を100km/hで直進。その先にあったM小学校に襲来。同小学校の校舎、体育館を破壊し、当日入学式だったM小学校の生徒、教師、関係者らに多数の負傷者を出したが、記録映像によるとモームによる死傷者は十名程度であると推測されている。
後に出現したヴォズィガの熱光線により消失した。
File013─Vodziga001
出現地─日本(茨城)
出現日時─002/04/04
出現時刻─AM10:34
体長─55M
体重─不明
モームの出現したM小学校周辺の雑木林内に出現。出現時、街全体を覆う閃光のような物が発生したと、周辺住民の多数から証言が得られているが記録は存在しない。
ヴォズィガの放つ熱光線により消失。その際の死傷者は1,025人と記録されている。
(機密事項)
HERM所属のMedium1(巫女1)はモーム/ヴォズィガによる怪獣災害の生存者である。
File072─Argos
出現地─日本(尖閣諸島)
出現日時─009/12/24
出現時刻─PM11:25
体長─66M
体重─不明
対怪獣部隊HERMが初めて討伐した怪獣。
HERM達(ヘルメス)の討伐すべき怪獣とのことから、ギリシャ神話にてヘルメスが退治した100の目を持つ巨人の名が命名された。
長い海蛇のような姿をした怪獣であり、尖閣諸島魚釣島に上陸した際は、島内を這うように動き回った。
アルゴスの暴れた魚釣島の人口は無人島であり、アルゴスによる被害者も0人である。
アルゴスの討伐を皮切りにして、人類は初めて怪獣への対抗手段を手に入れたことになる。
(機密事項)
アルゴスは、Medium1の怪獣を捕捉する眼により、衛星映像を通して発見された。
その為、正確な出現時刻は不明。記録された出現時刻はMedium1が怪獣を発見した時刻である。
また、アルゴスの討伐日時は12月28日とされているが、こちらも正確ではなく、実際はアルゴスが発見された12月24日当日に討伐されている。
アルゴス討伐はMedium1の初陣であり、当初は怪獣の発見も非公開とし、極秘裏に記録する予定であった。
しかしMedium1の活躍は凄まじく、当時まだ1秒以上のDelayのあったマスタ/スレイヴ型遠隔ドローンにより、見事アルゴスの討伐に成功。
その報せを受けたHERMは、アルゴス討伐の映像を全世界に公開。
怪獣に対抗する手段が存在することを、全人類が知ることとなった。
(機密事項追記)
元司祭ガブリエィル・ゼフィレッリィの証言。
アルゴスはガイアによる、対ヴォズィガ及び地球表面偵察用の個体であり、他の怪獣のように人間の捕食機能を有していなかった。
また、Monster1との交戦後、既にアルゴスの戦闘機能はほぼ削除されており、偵察用としての機能が主であった。他怪獣に比べると動きも緩慢であったことが、討伐を容易とした原因である、としている。
対ヴォズィガ及び偵察用個体アルゴスが倒されたことにより、ガイアはヴォズィガへの対抗能力を大きく低下させた。
ガイアはアルゴス消失により失ったエネルギー補充の為、その後の出現させる怪獣の人間捕食機能を強化することとなった。
File084─Xamoza
出現地─日本(福島)
出現日時─013/05/02
出現日時─PM00:52
体長:3.8M(平均)
体重:2t(平均)
福島の大型ショッピングモール内に現れた怪獣で、それまで3例しかなかった群体怪獣。日本に群体怪獣が出現したのはザモザが初。
膨張したヒキガエルのような姿をしており、大型個体でも5M程度という比較的小型の怪獣。
死傷者は約300名と記録されているが、その多くがザモザに捕食されており、正確な被害者数はわかっていない。
後に出現したヴォズィガに全個体の9割以上が踏み潰された。
(機密事項)
HERM所属のMedium2(巫女2)はザモザ/ヴォズィガによる怪獣災害の生存者である。
(機密事項追記)
元司祭ガブリエィル・ゼフィレッリィの証言。
ザモザはそれまでにガイアが試験的に行っていた人間捕食によるエネルギー補充の効率を最大にした怪獣である。
その運用の為、怪獣との接続率は最低限に抑えられ、それはMedium1がザモザの被害を発見できなかった原因でもあった。
ザモザの目的はあくまで人間の捕食であったが、その場に居合わせたMedium2の消化中にヴォズィガが現れたことで、偶発的にガイアはMedium2と接続。“怪獣の眼”を与えることになった。
Medium2の出現はガイアの意図しないものではあったが、これを機に、既にヴォズィガに対抗する手段として、ガイアの波長と適合する人間の端末化が選択肢として浮上した。
ガイアと接続した人間はMedium2とゼフィレッリィ以外は未確認であり、ゼフィレッリィ自身も「存在しない」と断言している。
その為、Medium1の持つ怪獣の眼はガイアではなく、ヴォズィガと接続した為に獲得した物と推測される。
以下、ゼフィレッリィの証言を一部そのまま記録する物である。
「一人目の巫女は、ガイアの使徒ではない。
彼女にその自覚はないだろうが、彼女はヴォズィガの端末として操られていた。
結果を見れば一目瞭然だろう。
巫女はガイアがヴォズィガに対抗する為に産み出した怪獣を悉く殺して回り、ヴォズィガの力を助長させた。
二人目の巫女がガイアの為に働くことができれば良かったが、その接続は私程強くはない。
その為に、ヴォズィガに操られた一人目の巫女の手助けをすることになってしまったのは嘆かわしい。君達HERMはずっとヴォズィガの手先として、この地球を破滅に陥らせる手伝いをしていたのだ。
私の使命は、それを君達に知らせることでもあった。今からでも私の元に、二人目の巫女を任せてくれれば、ヴォズィガに対抗し、討伐する為の力を与えよう。
私を信用できないのであればそれでいい。
その時は、地球諸共、人類は絶滅するだけだ」
File085─Vodziga010
出現地─日本(福島)
出現日時─013/05/02
出現時刻─PM02:52
体長─55M
体重─不明
ザモザの出現したショッピングモール近辺に突如として出現。
出現したザモザを殲滅した。
(機密事項)
ヴォズィガにより殲滅されたと思われていたザモザだが、調査員の報告により生存個体を確認。その内、十二体をHERMは回収。
後にMedium1/2の対怪獣訓練用の個体として再利用。
出現地─日本(東京)
出現日時─000/05/04
出現時刻─AM11:34
体長─50M
体重─20,000t
東京に出現した、記録されている中では最初の怪獣。後に出現したヴォズィガと極めて類似した個体。
東京湾から上陸し、東京新宿付近を壊滅状態に陥らせた。
その被害は甚大であり、都庁及び複数のランドマークを破壊。
この第一次新宿怪獣災害の負傷者は20万人を超え、死傷者は7,546人と記録されている。
被害に対して国連主導の元、HERMの前身となる国連巨獣対策センターが都庁跡地に建設された。
(機密事項)
個体名Monster1は新宿壊滅後、上陸経路を引き返し、東京湾沿岸より姿を消した。
後日、国連巨獣対策センター職員SGに匿名の連絡あり。
内容は「Monster1の死骸の場所を教える」というものであり、この時の匿名の通報者がMonster1をヴォズィガ(Vodziga)と呼称した。
通報者の情報を元に、伊豆・小笠原海溝よりMonster1の死骸を秘密裏に回収した。
今尚匿名の通報者の身元は確認できていない。
(機密事項追記)
元司祭ガブリエィル・ゼフィレッリィの証言。
Monster1はヴォズィガと同一種であり、シャッガイ領域を通じて上位次元に存在するヴォズィガ本体(以下DV)がその接続を切断した為に死骸が残ったとのこと。
Monster1との接続をDVが切断したのは、東京湾から太平洋に消えたMonster1とガイア由来の怪獣との交戦があった為。
この時にMonster1と交戦したガイア由来の怪獣はアルゴスと同個体と推測される。
File012─MOOM
出現地─日本(茨城)
出現日時─002/04/04
出現時刻─AM09:51
体長─30M
体重─不明
関東平野の地下から突如出現した怪獣。
長い鼻だけで体長の半分以上(16M)ある巨象のような姿。
出現と同時に関東平野を100km/hで直進。その先にあったM小学校に襲来。同小学校の校舎、体育館を破壊し、当日入学式だったM小学校の生徒、教師、関係者らに多数の負傷者を出したが、記録映像によるとモームによる死傷者は十名程度であると推測されている。
後に出現したヴォズィガの熱光線により消失した。
File013─Vodziga001
出現地─日本(茨城)
出現日時─002/04/04
出現時刻─AM10:34
体長─55M
体重─不明
モームの出現したM小学校周辺の雑木林内に出現。出現時、街全体を覆う閃光のような物が発生したと、周辺住民の多数から証言が得られているが記録は存在しない。
ヴォズィガの放つ熱光線により消失。その際の死傷者は1,025人と記録されている。
(機密事項)
HERM所属のMedium1(巫女1)はモーム/ヴォズィガによる怪獣災害の生存者である。
File072─Argos
出現地─日本(尖閣諸島)
出現日時─009/12/24
出現時刻─PM11:25
体長─66M
体重─不明
対怪獣部隊HERMが初めて討伐した怪獣。
HERM達(ヘルメス)の討伐すべき怪獣とのことから、ギリシャ神話にてヘルメスが退治した100の目を持つ巨人の名が命名された。
長い海蛇のような姿をした怪獣であり、尖閣諸島魚釣島に上陸した際は、島内を這うように動き回った。
アルゴスの暴れた魚釣島の人口は無人島であり、アルゴスによる被害者も0人である。
アルゴスの討伐を皮切りにして、人類は初めて怪獣への対抗手段を手に入れたことになる。
(機密事項)
アルゴスは、Medium1の怪獣を捕捉する眼により、衛星映像を通して発見された。
その為、正確な出現時刻は不明。記録された出現時刻はMedium1が怪獣を発見した時刻である。
また、アルゴスの討伐日時は12月28日とされているが、こちらも正確ではなく、実際はアルゴスが発見された12月24日当日に討伐されている。
アルゴス討伐はMedium1の初陣であり、当初は怪獣の発見も非公開とし、極秘裏に記録する予定であった。
しかしMedium1の活躍は凄まじく、当時まだ1秒以上のDelayのあったマスタ/スレイヴ型遠隔ドローンにより、見事アルゴスの討伐に成功。
その報せを受けたHERMは、アルゴス討伐の映像を全世界に公開。
怪獣に対抗する手段が存在することを、全人類が知ることとなった。
(機密事項追記)
元司祭ガブリエィル・ゼフィレッリィの証言。
アルゴスはガイアによる、対ヴォズィガ及び地球表面偵察用の個体であり、他の怪獣のように人間の捕食機能を有していなかった。
また、Monster1との交戦後、既にアルゴスの戦闘機能はほぼ削除されており、偵察用としての機能が主であった。他怪獣に比べると動きも緩慢であったことが、討伐を容易とした原因である、としている。
対ヴォズィガ及び偵察用個体アルゴスが倒されたことにより、ガイアはヴォズィガへの対抗能力を大きく低下させた。
ガイアはアルゴス消失により失ったエネルギー補充の為、その後の出現させる怪獣の人間捕食機能を強化することとなった。
File084─Xamoza
出現地─日本(福島)
出現日時─013/05/02
出現日時─PM00:52
体長:3.8M(平均)
体重:2t(平均)
福島の大型ショッピングモール内に現れた怪獣で、それまで3例しかなかった群体怪獣。日本に群体怪獣が出現したのはザモザが初。
膨張したヒキガエルのような姿をしており、大型個体でも5M程度という比較的小型の怪獣。
死傷者は約300名と記録されているが、その多くがザモザに捕食されており、正確な被害者数はわかっていない。
後に出現したヴォズィガに全個体の9割以上が踏み潰された。
(機密事項)
HERM所属のMedium2(巫女2)はザモザ/ヴォズィガによる怪獣災害の生存者である。
(機密事項追記)
元司祭ガブリエィル・ゼフィレッリィの証言。
ザモザはそれまでにガイアが試験的に行っていた人間捕食によるエネルギー補充の効率を最大にした怪獣である。
その運用の為、怪獣との接続率は最低限に抑えられ、それはMedium1がザモザの被害を発見できなかった原因でもあった。
ザモザの目的はあくまで人間の捕食であったが、その場に居合わせたMedium2の消化中にヴォズィガが現れたことで、偶発的にガイアはMedium2と接続。“怪獣の眼”を与えることになった。
Medium2の出現はガイアの意図しないものではあったが、これを機に、既にヴォズィガに対抗する手段として、ガイアの波長と適合する人間の端末化が選択肢として浮上した。
ガイアと接続した人間はMedium2とゼフィレッリィ以外は未確認であり、ゼフィレッリィ自身も「存在しない」と断言している。
その為、Medium1の持つ怪獣の眼はガイアではなく、ヴォズィガと接続した為に獲得した物と推測される。
以下、ゼフィレッリィの証言を一部そのまま記録する物である。
「一人目の巫女は、ガイアの使徒ではない。
彼女にその自覚はないだろうが、彼女はヴォズィガの端末として操られていた。
結果を見れば一目瞭然だろう。
巫女はガイアがヴォズィガに対抗する為に産み出した怪獣を悉く殺して回り、ヴォズィガの力を助長させた。
二人目の巫女がガイアの為に働くことができれば良かったが、その接続は私程強くはない。
その為に、ヴォズィガに操られた一人目の巫女の手助けをすることになってしまったのは嘆かわしい。君達HERMはずっとヴォズィガの手先として、この地球を破滅に陥らせる手伝いをしていたのだ。
私の使命は、それを君達に知らせることでもあった。今からでも私の元に、二人目の巫女を任せてくれれば、ヴォズィガに対抗し、討伐する為の力を与えよう。
私を信用できないのであればそれでいい。
その時は、地球諸共、人類は絶滅するだけだ」
File085─Vodziga010
出現地─日本(福島)
出現日時─013/05/02
出現時刻─PM02:52
体長─55M
体重─不明
ザモザの出現したショッピングモール近辺に突如として出現。
出現したザモザを殲滅した。
(機密事項)
ヴォズィガにより殲滅されたと思われていたザモザだが、調査員の報告により生存個体を確認。その内、十二体をHERMは回収。
後にMedium1/2の対怪獣訓練用の個体として再利用。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
ワイルド・ソルジャー
アサシン工房
SF
時は199X年。世界各地で戦争が行われ、終戦を迎えようとしていた。
世界は荒廃し、辺りは無法者で溢れかえっていた。
主人公のマティアス・マッカーサーは、かつては裕福な家庭で育ったが、戦争に巻き込まれて両親と弟を失い、その後傭兵となって生きてきた。
旅の途中、人間離れした強さを持つ大柄な軍人ハンニバル・クルーガーにスカウトされ、マティアスは軍人として活動することになる。
ハンニバルと共に任務をこなしていくうちに、冷徹で利己主義だったマティアスは利害を超えた友情を覚えていく。
世紀末の荒廃したアメリカを舞台にしたバトルファンタジー。
他の小説サイトにも投稿しています。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
(旧作)Valkyrie Engage
蒼依スピカ
SF
【 怪異 】
西暦2000年代末期に突如発生した、超自然的現象や未知の生物等に対する災害の総称。
調査や研究が続けられていく中で分かったことは、怪異発生後より、超常的な力を持つ少女達が多数生まれているという事だった。
世界は国境を越えて団結し、それらの子供達を保護し、怪異対策のエキスパートとして育成することを決めた。
世界を守護する者【 Valkyrie 】として。
我らおっさん・サークル「異世界召喚予備軍」
虚仮橋陣屋(こけばしじんや)
青春
おっさんの、おっさんによる、おっさんのためのほろ苦い青春ストーリー
サラリーマン・寺崎正・四〇歳。彼は何処にでもいるごく普通のおっさんだ。家族のために黙々と働き、家に帰って夕食を食べ、風呂に入って寝る。そんな真面目一辺倒の毎日を過ごす、無趣味な『つまらない人間』がある時見かけた奇妙なポスターにはこう書かれていた――サークル「異世界召喚予備軍」、メンバー募集!と。そこから始まるちょっと笑えて、ちょっと勇気を貰えて、ちょっと泣ける、おっさんたちのほろ苦い青春ストーリー。
INNER NAUTS(インナーノーツ) 〜精神と異界の航海者〜
SunYoh
SF
ーー22世紀半ばーー
魂の源とされる精神世界「インナースペース」……その次元から無尽蔵のエネルギーを得ることを可能にした代償に、さまざまな災害や心身への未知の脅威が発生していた。
「インナーノーツ」は、時空を超越する船<アマテラス>を駆り、脅威の解消に「インナースペース」へ挑む。
<第一章 「誘い」>
粗筋
余剰次元活動艇<アマテラス>の最終試験となった有人起動試験は、原因不明のトラブルに見舞われ、中断を余儀なくされたが、同じ頃、「インナーノーツ」が所属する研究機関で保護していた少女「亜夢」にもまた異変が起こっていた……5年もの間、眠り続けていた彼女の深層無意識の中で何かが目覚めようとしている。
「インナースペース」のエネルギーを解放する特異な能力を秘めた亜夢の目覚めは、即ち、「インナースペース」のみならず、物質世界である「現象界(この世)」にも甚大な被害をもたらす可能性がある。
ーー亜夢が目覚める前に、この脅威を解消するーー
「インナーノーツ」は、この使命を胸に<アマテラス>を駆り、未知なる世界「インナースペース」へと旅立つ!
そこで彼らを待ち受けていたものとは……
※この物語はフィクションです。実際の国や団体などとは関係ありません。
※SFジャンルですが殆ど空想科学です。
※セルフレイティングに関して、若干抵触する可能性がある表現が含まれます。
※「小説家になろう」、「ノベルアップ+」でも連載中
※スピリチュアル系の内容を含みますが、特定の宗教団体等とは一切関係無く、布教、勧誘等を目的とした作品ではありません。
基本中の基本
黒はんぺん
SF
ここは未来のテーマパーク。ギリシャ神話 を模した世界で、冒険やチャンバラを楽し めます。観光客でもある勇者は暴風雨のな か、アンドロメダ姫を救出に向かいます。
もちろんこの暴風雨も機械じかけのトリッ クなんだけど、だからといって楽じゃない ですよ。………………というお話を語るよう要請さ れ、あたしは召喚されました。あたしは違 うお話の作中人物なんですが、なんであた しが指名されたんですかね。
Last Recrudescence
睡眠者
現代文学
1998年、核兵器への対処法が発明された以来、その故に起こった第三次世界大戦は既に5年も渡った。庶民から大富豪まで、素人か玄人であっても誰もが皆苦しめている中、各国が戦争進行に。平和を自分の手で掴めて届けようとする理想家である村山誠志郎は、辿り着くためのチャンスを得たり失ったりその後、ある事件の仮面をつけた「奇跡」に訪れられた。同時に災厄も生まれ、その以来化け物達と怪獣達が人類を強襲し始めた。それに対して、誠志郎を含めて、「英雄」達が生れて人々を守っている。犠牲が急増しているその惨劇の戦いは人間に「災慝(さいとく)」と呼ばれている。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる