14 / 62
11
しおりを挟む
「アルマンディン様」
「……メリアくん?」
仕事を終え、人気の無くなった王城の廊下を歩いていると、背後から不意に声を掛けられ、足を止めた。
「まだ帰っていなかったのか?」
「はい。その……アルマンディン様をお待ちしておりました」
帰ったとばかり思っていたメリアの登場に、素朴な疑問を口にすれば、思ってもいなかった返事が返ってきて、反射的にピクリと肩が跳ねた。
「待ち伏せのような真似をして、申し訳ございません。お帰りの馬車まで、ご一緒してもよろしいですか?」
「……ああ」
それは「歩きながら話せませんか?」という誘いだった。
断る理由もなく、若干の緊張を含んだまま、いつかのように並んでゆっくりと歩き出せば、メリアが困ったように微笑んだ。
「ごめんなさい。こうしないと、なかなかお話をする機会がなくて……」
「……私に、何か用があったのか?」
わざわざ待ち伏せてまで話したいこととはなんだろう?
内心不安に思いながらも、努めて冷静に問い掛ければ、メリアがチラリとこちらを見上げた。
「……僕の思い過ごしであればいいのですが、アルマンディン様から、僕に何かお話ししたいことがあるのではないかと思いまして」
「え……?」
胸の内を読まれたかのようなメリアの言葉に、ドキリと心臓が跳ね、歩みが止まりそうになった。
一瞬鈍くなった足取りは、なんとか誤魔化すことができたものの、胸の動悸は治らず、コクリと息を呑んだ。
「……どうして、そう思ったんだ?」
この聞き方では、肯定しているようなものだ。
ほんの少しだけ掠れてしまった声に、気まずさから、コホンと小さく咳をした。
「僕の勘違いだったら申し訳ありません。たまに、何か仰りたそうに、こちらを見ていらしたので……皆さんの前では注意しにくいことでもしてしまったのだろうかと思ったのですが……」
そう言って眉を下げるメリアに、罪悪感と羞恥が同時に込み上げ、感情を抑えるように拳を握り締めた。
不安にさせてしまった申し訳なさもさることながら、チラチラと様子を窺っていた自分の不自然な視線に、他でもないメリア本人が気づいていたことに、恥ずかしさで頬が熱くなった。
(そんなに、分かりやすかっただろうか……?)
あからさまに見ていたつもりはないのだが……と思いながら、メリアの不安げな視線に気づき、ハッとして表情を取り繕った。
「ち、違うんだ。その、注意とかではないから、安心してくれ。メリアくんは、とてもよくやってくれているよ」
「……! ありがとうございます。アルマンディン様にそう言っていただけて、とても嬉しいです」
不安げな表情を消し、ほわりと微笑んだメリアにホッとしながら、胸に秘めていた燻りについて白状した。
「……すまない。個人的な謝罪がしたくて、話す機会を探っていたんだ」
「? 恐れながら、謝って頂くようなことは、何も無かったかと思うのですが……」
「……そうだな。そうかもしれないんだが……」
コテリと首を傾げるメリアに、謝罪が必要だと思った自身の発言についてと、その流れを掻い摘んで説明すれば、彼は瞳を細めて柔らかに微笑んだ。
「気に掛けて下さり、ありがとうございます。確かに、縁談のお話はいくつか頂いておりますが、どれも私の意思でお断りしています。でもそれは、アルマンディン様がご心配されるような理由からではございませんから、ご安心下さい」
「何か、理由があって断ってるのか?」
「……好きな人がいるんです」
「──」
大切な宝物が入った箱をゆっくりと開くように、殊更愛しげに呟かれたその一言に、なぜかザワリと肌が粟立った。
「……好きな方がいるから、縁談を断っているのか?」
「はい。その人以外は好きになれないと思っているので」
キッパリと言い切られた言葉に、妙に落ち着かない気分になりながら、慎重に返す言葉を選んだ。
「その……その方に、縁談を申し入れることは、しないのかい?」
「これまで僕が一方的に存じ上げていただけの方なんです。王城勤務になって、ようやく名前を覚えていただいたような関係で……家格も合いませんし、今までなんの交流もありませんでした。年も離れていますし、縁談のお申し入れをするのは無謀な、高嶺の花のような方なんです」
「……そう、か」
淡々と語るメリアに、なんと声を掛ければいいのか分からず言葉に詰まっていると、ふっと笑う声が聞こえた。
「大丈夫です。無謀ですが、それでも好きだという気持ちを手離すつもりはありません。……その方が、もしもご結婚されるようなことがあれば諦めますが、その方が独身でいらっしゃる限りは、諦めたくありませんから」
「……そうか」
(……すごいな)
それほどまでに想う相手がいることが、自分には未知の世界すぎて、共感するのはなかなか難しい。それでも、彼が『その人』を強く想っている気持ちは伝わってきて、感心すると同時に、自然と応援したい気持ちにさせた。
「その方には、名前を覚えてもらっただけなのか? 会話はないのかい?」
「……はい。もっとお話しができるかと思っていたのですが、そうでもなくて……なかなか話す機会がないんです」
「メリアくんから話し掛けてみたらどうかな?」
「お仕事のお邪魔になるかもしれませんから……」
「メリアくんはよく周りを見ていて、きちんと相手の状況が読める子だ。邪魔になるような話し掛け方はしないはずだよ。せっかく関わりが持てたのに、話すこともできないなんて悲しいだろう?」
「……そうですね」
正直、恋愛経験ゼロで、恋愛相談に乗ったことすらない自分の言葉の助言力などたかが知れているだろう。
それでも、こんなにも相手を想っているのに「話すこともできない」ではあまりにも切ないではないか。
メリアの一途さと可愛らしさに、ついつい言葉が続いてしまった。
「年が離れているということは、年上かな? その方にも婚約者もいないのか?」
「ええ、いらっしゃらないようです」
「何か理由があるんだろうか?」
「……それについては、存じ上げません。異性からも同性からも、とてもおモテになられる方なんですが……ご本人は向けられる好意に対して、少々鈍いようで、分かりやすい好意に対しても、気づかず受け取っていらっしゃるので、見ていてとてもハラハラします」
「それは、なんというか……危うい方なんだな」
「ええ、とても」
無自覚、無防備ということだろうか?
それはさぞヤキモキすることだろう……と、苦笑するメリアに頷きながら思考を巡らす。
(財務部の誰かだろうか? ……そんな人いたかな?)
まぁ部署内の者とは限らないだろうし、詮索するのは止めておこう……そう思いつつ、つい好奇心が勝ってしまった。
「メリアくんの好きな方は、どんな人なんだい?」
「……お強くて、かっこよくて、でも笑ったお顔が可愛らしくて、とても魅力的な方です。思い遣りのある方で、相手のことを想って、お心を痛めてくれる優しい方なんですよ」
「……素敵な方だね」
「はい。とっても」
同性とも異性とも取れる表現に、ますます候補の幅が広がる。
返ってきた満面の笑みとストレートな好意に、胸が温まるのを感じながら、最後にそっと背中を押した。
「メリアくんも、とても素敵で、魅力的な子だよ。恋が実るよう、私も応援するよ」
「……ありがとうございます。年が離れているせいか、子どものように思われているみたいなので、もっと意識してもらえるように、頑張りたいです」
「まだ成人したばかりなのだから、そう背伸びをしなくてもいいんじゃないか? 年上相手なら、少し甘えてみせた方が、愛らしいと思……いや、失礼だったな。すまない」
ついメリアの容姿から口が滑ってしまい、慌てて謝罪をするも、彼は驚いたように目を見開き、パチリと瞬いた後、嬉しそうに破顔した。
「いえ、貴重なご意見をありがとうございます。……上手く甘えられるように、これから頑張りますね」
「……、あ、ああ、頑張って」
(……なんだ?)
最後の言葉に含まれた響きに、なぜかドキリと心臓が鳴った。
まるで自分に向けられたようなその一言に、妙にドキドキとしている内に、気づけば馬車の近くまで辿り着いていた。
「個人的な話をたくさん聞いて下さり、ありがとうございました」
「いや、こちらこそ、色々話してくれてありがとう。話せて嬉しかったよ」
「私も、とても嬉しゅうございました」
最後に「また明日」と言葉を交わし、馬車に乗り込むと、メリアと別れた。
(……思いがけず、たくさん話せたな)
よもやメリアの想い人について聞くことになるとは思わず、なんだか気分は落ち着かなかった。
(……内緒にするよって、明日ちゃんと言っておこう)
生まれて初めての恋話に、どこか浮かれた気持ちになりながら、馬車に揺られ、帰路についた。
「……ずっとずっと、好きでした」
走り出した馬車を見つめ、ポツリと呟かれた掠れた声──その告白が、耳に届くことはなかった。
「……メリアくん?」
仕事を終え、人気の無くなった王城の廊下を歩いていると、背後から不意に声を掛けられ、足を止めた。
「まだ帰っていなかったのか?」
「はい。その……アルマンディン様をお待ちしておりました」
帰ったとばかり思っていたメリアの登場に、素朴な疑問を口にすれば、思ってもいなかった返事が返ってきて、反射的にピクリと肩が跳ねた。
「待ち伏せのような真似をして、申し訳ございません。お帰りの馬車まで、ご一緒してもよろしいですか?」
「……ああ」
それは「歩きながら話せませんか?」という誘いだった。
断る理由もなく、若干の緊張を含んだまま、いつかのように並んでゆっくりと歩き出せば、メリアが困ったように微笑んだ。
「ごめんなさい。こうしないと、なかなかお話をする機会がなくて……」
「……私に、何か用があったのか?」
わざわざ待ち伏せてまで話したいこととはなんだろう?
内心不安に思いながらも、努めて冷静に問い掛ければ、メリアがチラリとこちらを見上げた。
「……僕の思い過ごしであればいいのですが、アルマンディン様から、僕に何かお話ししたいことがあるのではないかと思いまして」
「え……?」
胸の内を読まれたかのようなメリアの言葉に、ドキリと心臓が跳ね、歩みが止まりそうになった。
一瞬鈍くなった足取りは、なんとか誤魔化すことができたものの、胸の動悸は治らず、コクリと息を呑んだ。
「……どうして、そう思ったんだ?」
この聞き方では、肯定しているようなものだ。
ほんの少しだけ掠れてしまった声に、気まずさから、コホンと小さく咳をした。
「僕の勘違いだったら申し訳ありません。たまに、何か仰りたそうに、こちらを見ていらしたので……皆さんの前では注意しにくいことでもしてしまったのだろうかと思ったのですが……」
そう言って眉を下げるメリアに、罪悪感と羞恥が同時に込み上げ、感情を抑えるように拳を握り締めた。
不安にさせてしまった申し訳なさもさることながら、チラチラと様子を窺っていた自分の不自然な視線に、他でもないメリア本人が気づいていたことに、恥ずかしさで頬が熱くなった。
(そんなに、分かりやすかっただろうか……?)
あからさまに見ていたつもりはないのだが……と思いながら、メリアの不安げな視線に気づき、ハッとして表情を取り繕った。
「ち、違うんだ。その、注意とかではないから、安心してくれ。メリアくんは、とてもよくやってくれているよ」
「……! ありがとうございます。アルマンディン様にそう言っていただけて、とても嬉しいです」
不安げな表情を消し、ほわりと微笑んだメリアにホッとしながら、胸に秘めていた燻りについて白状した。
「……すまない。個人的な謝罪がしたくて、話す機会を探っていたんだ」
「? 恐れながら、謝って頂くようなことは、何も無かったかと思うのですが……」
「……そうだな。そうかもしれないんだが……」
コテリと首を傾げるメリアに、謝罪が必要だと思った自身の発言についてと、その流れを掻い摘んで説明すれば、彼は瞳を細めて柔らかに微笑んだ。
「気に掛けて下さり、ありがとうございます。確かに、縁談のお話はいくつか頂いておりますが、どれも私の意思でお断りしています。でもそれは、アルマンディン様がご心配されるような理由からではございませんから、ご安心下さい」
「何か、理由があって断ってるのか?」
「……好きな人がいるんです」
「──」
大切な宝物が入った箱をゆっくりと開くように、殊更愛しげに呟かれたその一言に、なぜかザワリと肌が粟立った。
「……好きな方がいるから、縁談を断っているのか?」
「はい。その人以外は好きになれないと思っているので」
キッパリと言い切られた言葉に、妙に落ち着かない気分になりながら、慎重に返す言葉を選んだ。
「その……その方に、縁談を申し入れることは、しないのかい?」
「これまで僕が一方的に存じ上げていただけの方なんです。王城勤務になって、ようやく名前を覚えていただいたような関係で……家格も合いませんし、今までなんの交流もありませんでした。年も離れていますし、縁談のお申し入れをするのは無謀な、高嶺の花のような方なんです」
「……そう、か」
淡々と語るメリアに、なんと声を掛ければいいのか分からず言葉に詰まっていると、ふっと笑う声が聞こえた。
「大丈夫です。無謀ですが、それでも好きだという気持ちを手離すつもりはありません。……その方が、もしもご結婚されるようなことがあれば諦めますが、その方が独身でいらっしゃる限りは、諦めたくありませんから」
「……そうか」
(……すごいな)
それほどまでに想う相手がいることが、自分には未知の世界すぎて、共感するのはなかなか難しい。それでも、彼が『その人』を強く想っている気持ちは伝わってきて、感心すると同時に、自然と応援したい気持ちにさせた。
「その方には、名前を覚えてもらっただけなのか? 会話はないのかい?」
「……はい。もっとお話しができるかと思っていたのですが、そうでもなくて……なかなか話す機会がないんです」
「メリアくんから話し掛けてみたらどうかな?」
「お仕事のお邪魔になるかもしれませんから……」
「メリアくんはよく周りを見ていて、きちんと相手の状況が読める子だ。邪魔になるような話し掛け方はしないはずだよ。せっかく関わりが持てたのに、話すこともできないなんて悲しいだろう?」
「……そうですね」
正直、恋愛経験ゼロで、恋愛相談に乗ったことすらない自分の言葉の助言力などたかが知れているだろう。
それでも、こんなにも相手を想っているのに「話すこともできない」ではあまりにも切ないではないか。
メリアの一途さと可愛らしさに、ついつい言葉が続いてしまった。
「年が離れているということは、年上かな? その方にも婚約者もいないのか?」
「ええ、いらっしゃらないようです」
「何か理由があるんだろうか?」
「……それについては、存じ上げません。異性からも同性からも、とてもおモテになられる方なんですが……ご本人は向けられる好意に対して、少々鈍いようで、分かりやすい好意に対しても、気づかず受け取っていらっしゃるので、見ていてとてもハラハラします」
「それは、なんというか……危うい方なんだな」
「ええ、とても」
無自覚、無防備ということだろうか?
それはさぞヤキモキすることだろう……と、苦笑するメリアに頷きながら思考を巡らす。
(財務部の誰かだろうか? ……そんな人いたかな?)
まぁ部署内の者とは限らないだろうし、詮索するのは止めておこう……そう思いつつ、つい好奇心が勝ってしまった。
「メリアくんの好きな方は、どんな人なんだい?」
「……お強くて、かっこよくて、でも笑ったお顔が可愛らしくて、とても魅力的な方です。思い遣りのある方で、相手のことを想って、お心を痛めてくれる優しい方なんですよ」
「……素敵な方だね」
「はい。とっても」
同性とも異性とも取れる表現に、ますます候補の幅が広がる。
返ってきた満面の笑みとストレートな好意に、胸が温まるのを感じながら、最後にそっと背中を押した。
「メリアくんも、とても素敵で、魅力的な子だよ。恋が実るよう、私も応援するよ」
「……ありがとうございます。年が離れているせいか、子どものように思われているみたいなので、もっと意識してもらえるように、頑張りたいです」
「まだ成人したばかりなのだから、そう背伸びをしなくてもいいんじゃないか? 年上相手なら、少し甘えてみせた方が、愛らしいと思……いや、失礼だったな。すまない」
ついメリアの容姿から口が滑ってしまい、慌てて謝罪をするも、彼は驚いたように目を見開き、パチリと瞬いた後、嬉しそうに破顔した。
「いえ、貴重なご意見をありがとうございます。……上手く甘えられるように、これから頑張りますね」
「……、あ、ああ、頑張って」
(……なんだ?)
最後の言葉に含まれた響きに、なぜかドキリと心臓が鳴った。
まるで自分に向けられたようなその一言に、妙にドキドキとしている内に、気づけば馬車の近くまで辿り着いていた。
「個人的な話をたくさん聞いて下さり、ありがとうございました」
「いや、こちらこそ、色々話してくれてありがとう。話せて嬉しかったよ」
「私も、とても嬉しゅうございました」
最後に「また明日」と言葉を交わし、馬車に乗り込むと、メリアと別れた。
(……思いがけず、たくさん話せたな)
よもやメリアの想い人について聞くことになるとは思わず、なんだか気分は落ち着かなかった。
(……内緒にするよって、明日ちゃんと言っておこう)
生まれて初めての恋話に、どこか浮かれた気持ちになりながら、馬車に揺られ、帰路についた。
「……ずっとずっと、好きでした」
走り出した馬車を見つめ、ポツリと呟かれた掠れた声──その告白が、耳に届くことはなかった。
49
お気に入りに追加
1,449
あなたにおすすめの小説
不器用なきみの手をひいて
みづき(藤吉めぐみ)
BL
高齢化の進むちいさな町で、父の跡を継ぎ歯科医をしている深琴。
ある日、自転車屋の息子だという銀次に助けられた深琴は、銀次が高校の後輩ということもあり、少しずつ仲良くなっていく。
明るくて楽しい銀次は深琴と違いたくさんの知り合いや友達がいて、自分とは違うと感じて戸惑う深琴に、銀次は構うことなく近づいていく。けれどそんな銀次にも、この町に戻って来た理由があってーー?
戸惑いながらも銀次に惹かれ、それでも自分を変えられなくて逡巡する深琴と、そんな深琴を優しく見守りながらそれでも気持ちを傾け続ける銀次の、ゆっくりスローペースな恋の話です。
絶対服従執事養成所〜君に届けたいCommand〜
ひきこ
BL
少数のDomが社会を支配する世界。
Subと診断された者にはDomに仕える執事となるため英才教育が施され、衣食住が保証され幸せに暮らす……と言われているのは表向きで、その実態は特殊な措置によりDomに尽くすべき存在に作り変えられる。
Subの少年ルカも執事になるほかなかったが、当然そこには人権など存在しなかった。
やがてボロボロに使い捨てられたルカと、彼のことをずっと気にかけていた青年との初恋と溺愛とすれ違い(ハッピーエンド)。
◆Dom/Subユニバース設定の世界観をお借りしたほぼ独自設定のため、あまり詳しくなくても雰囲気で読んでいただけるかと思います。ハードなSM的描写はありません。
◆直接的な描写はありませんが、受け・攻め どちらも過去にメイン相手以外との関係があります。
◆他サイト掲載作に全話加筆修正しています。
※サブタイトルは試験的に付けており、変更の可能性があります
※表紙画像はフリー素材サイトぴよたそ様よりお借りしています
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
孤狼のSubは王に愛され跪く
ゆなな
BL
旧題:あなたのものにはなりたくない
Dom/Subユニバース設定のお話です。
氷の美貌を持つ暗殺者であり情報屋でもあるシンだが実は他人に支配されることに悦びを覚える性を持つSubであった。その性衝動を抑えるために特殊な強い抑制剤を服用していたため周囲にはSubであるということをうまく隠せていたが、地下組織『アビス』のボス、レオンはDomの中でもとびきり強い力を持つ男であったためシンはSubであることがばれないよう特に慎重に行動していた。自分を拾い、育ててくれた如月の病気の治療のため金が必要なシンは、いつも高額の仕事を依頼してくるレオンとは縁を切れずにいた。ある日任務に手こずり抑制剤の効き目が切れた状態でレオンに会わなくてはならなくなったシン。以前から美しく気高いシンを狙っていたレオンにSubであるということがバレてしまった。レオンがそれを見逃す筈はなく、シンはベッドに引きずり込まれ圧倒的に支配されながら抱かれる快楽を教え込まれてしまう───

オメガ修道院〜破戒の繁殖城〜
トマトふぁ之助
BL
某国の最北端に位置する陸の孤島、エゼキエラ修道院。
そこは迫害を受けやすいオメガ性を持つ修道士を保護するための施設であった。修道士たちは互いに助け合いながら厳しい冬越えを行っていたが、ある夜の訪問者によってその平穏な生活は終焉を迎える。
聖なる家で嬲られる哀れな修道士たち。アルファ性の兵士のみで構成された王家の私設部隊が逃げ場のない極寒の城を蹂躙し尽くしていく。その裏に棲まうものの正体とは。

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!
皇帝にプロポーズされても断り続ける最強オメガ
手塚エマ
BL
テオクウィントス帝国では、
アルファ・べータ・オメガ全階層の女性のみが感染する奇病が蔓延。
特効薬も見つからないまま、
国中の女性が死滅する異常事態に陥った。
未婚の皇帝アルベルトも、皇太子となる世継ぎがいない。
にも関わらず、
子供が産めないオメガの少年に恋をした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる