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11.芽吹くもの
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「さぁ、アルバート様」
「……」
夜、寝支度を整えると、アルバートの寝室で、二人並んでカウチに座った。そのままアルバートに向き直ると、黙って彼の前に自身の左手を差し出す。
王都に戻ることが決まったあの日から、月に一度だった吸血行為の練習は、四日に一度のペースに変更した。
毎回精神的な消耗が激しいアルバートに申し訳なさが募るも、毎回心を鬼にして挑んだ。
今日で四回目。隣で身を縮め、ちんまりとカウチに座るアルバートは、差し出した手を掴んだまま、ぴくりとも動かない。
これまでも、何十回と「大丈夫ですよ」「怖くないですよ」と言葉を重ねてきたこともあり、今はもう必要以上に声を掛けることはしない。ただ静かに、彼の決意が固まるまで、その姿を見守った。
だがいくら待てども、彼がテオドールの肌に牙を立てることはなく、静寂という名の時間だけが過ぎていった。
(……今日も難しいだろうか)
歯痒く、もどかしい時間が流れるが、決して面倒だとは思わなかった。むしろ彼が嫌がることを強要している罪悪感で胸がいっぱいだったが、それでも諦める訳にはいかなかった。
アルバートが侯爵家から除籍される日、自分も侯爵家の騎士を辞める。そうして自由の身になったアルバートは、この先も変わらず、自分と共に過ごすことを望んでくれるだろう。
自惚れではなく、それくらいの信頼と絆を築いてきた自信も、アルバートに好かれている自覚もある。とはいえ、それだって永遠ではないのだ。
いつかアルバートが誰かに恋をして、その人と新たな家庭を築きたいと願った時、疑似家族でしかない自分の存在は、確実に邪魔になる。
その時に、何の心配も、不安もなく、笑ってアルバートと別れられるようにしておきたかった。
吸血鬼として一人前になった彼が、自信を持って愛する人と結ばれるように──そこにどうしようもない寂しさを感じても、「彼ならもう大丈夫」という安心感で、自分を慰められるように……
(……勝手だな)
アルバートのためという気持ちの片隅に秘めた、自分勝手な欲。そのためにアルバートには辛い思いをさせているが、何より大事なのは、アルバートの成長と自立だ。その気持ちに、嘘偽りはなかった。
「……テディ」
「……、はい、なんでしょう」
どれほど時間が過ぎたか、物思いに耽り、ぼぅっとしていたところに声を掛けられ、ハッとする。
意識が飛んでいたことを慌てて隠すと、アルバートに視線を戻した。
「……どうして、噛まなきゃいけないの?」
見つめた先、俯いたまま消え入りそうな声で呟かれた一言に、目を見張った。
これまで、自力で血を飲めないことに対して謝ることはあっても、『なぜそうしなければいけないのか』という反抗めいた言葉を、アルバートが口にすることはなかった。
正直驚いたが、アルバートとて、吸血鬼として自力で血を摂取できない問題については理解しているはずだ。なぜ急に疑問を抱いたのか、妙な引っ掛かりを覚えた。
「噛まないと、血をお飲みになれないでしょう?」
「……噛まなくても、テディが飲ませてくれるよ」
「ッ……」
その一言に、ザラリとした嫌な感覚が胸の内側を撫でた。
「……アルバート様は、私が血を飲ませてくれるからいいだろうと、そうお考えなのですか?」
「ち、違うよっ! そんなこと思ってない!」
即座に否定し、泣きそうな顔で首を横に振るアルバートに、非難めいたことを言ってしまった後悔と自己嫌悪から、眉間に皺が寄った。
分かっている。先に間違えたのは自分だ。
最初はアルバートを不憫に思うあまり、共に過ごす時間が長くなってからは、成長しない体を心配するあまり、自ら手を切り、血を与えた。
アルバートが、どうしても噛みつくことができないことを知っていたから、相手を傷つけたくないと思う優しい気持ちを知っていたから、無理をしてほしくないという思いから……自ら進んで、この身を差し出していた。
決して甘やかしているつもりなどなかった。だが、アルバートに先ほどの言葉を言わせてまったのは、間違いなく自分の責任だ。
噛まずとも血を摂取できるという誤った知識を植え付けておいて、突然「甘えないでください」と突き放す……アルバートにしたら、理不尽極まりないだろう。
「はぁ……」
「ご、ごめんね」
「いえ、違うんです。今のは、自分に対して呆れていただけで……」
己の浅はかさに思わず溜め息を零せば、アルバートがビクリと肩を揺らした。うっかり怯えさせてしまったことに更に自己嫌悪が募るも、今は落ち込んでいる暇などなかった。
「……申し訳ございません。アルバート様に、言わせてはいけないことを言わせてしまいました」
「うぅん、僕も、言い方を間違えちゃった。……テディが血を飲ませてくれるからいいなんて、これっぽっちも思ってないよ。テディが僕を心配して、痛い思いをして、手を切ってくれてることも分かってる。今のままでいいだなんて、思ってないよ」
ゆっくりと言葉を紡ぐその声は、いつもの彼の声音とどこか違って、伏せていた瞳を上げた。
「でも、どうしてここを離れる前なの? ここを出ても、僕が侯爵家を出ても、テディは僕と一緒にいてくれるでしょう?」
「っ……!」
言葉と共に、こちらを見つめる緋色に射抜かれ、息を呑んだ。
これまで、アルバートが“これからのこと”について触れたことは一度もなかった。それでも、言葉にされずとも、ただ漠然と、ここを離れても共にいるのだろうと思っていた。
その未来を真っ向から伝えられ、ドキリと胸が鳴った。
「どうして今なの? これからじゃ、ダメなの?」
「ダメということはありません。ですが、その……」
「……一緒に、いてくれないの?」
「いえ! ……いいえ。私も、アルバート様ともっと一緒にいたいと思っております」
「なら……」
「ですが、なるべく早めに、正しい方法で血を摂取する術を身につけるべきだと思います。いつまでも、私がお側にいられる訳では──」
「どうして?」
強い光を宿し、こちらを見つめる真っ赤な瞳。
普段と明らかに雰囲気の違うアルバートに、なんとも言えない緊張感がじわじわと押し寄せた。
「ずっと一緒だよって、言ったよ。テディも『はい』って、言ってくれた」
「それは……」
「……嘘だったの?」
「違います! 嘘ではなくて……っ」
怯えたように脈打つ鼓動に、目が泳ぐ。
嘘などついていない。ただ、いつか嘘になるかもしれないという罪悪感に、アルバートの顔を見ることができなかった。
「嘘ではございません。ですが、ずっとお側にいるのは難しいかと……」
「どうして?」
「それは……アルバート様も、いつか誰かを、好きになるかもしれませんし、その時には、私はお側を離れるべきだと思うからです」
「……離れる?」
どうにかして柔らかな表現で伝えたかったが、そんな余裕などなかった。
直球な物言いになってしまったことを後悔するも後の祭りで、目を見開いたまま固まるアルバートになんとか弁明しようと必死だった。
「アルバート様は、これから多くの方と出会います。その中の誰かを、好きになられることもあるでしょうし、ご結婚だって考えられるはずです。そうなれば、今までのように、私がずっとお側にいることは難しくなります。ですが、私のことは気にせず、アルバート様はご自身の愛する人を……家族を大事にしていただきたいのです。そのためにも、なるべく早い内に──ッ!?」
言い訳がましく続けるはずだった言葉は、痛いほど強く握られた左手の衝撃から、音になることはなかった。
「……──だよ」
「え? わっ!?」
驚きから、注意力が散漫になっていた聴覚は、ポツリと呟かれたアルバートの声を拾うことができなかった。咄嗟に聞き返せば、両の二の腕に衝撃が走り、強い力で後方に押された。
「……?」
ぐわんと揺れた頭に、一瞬何が起こったのか分からず、ポカンとする。
突然のことに思考が止まるも、痺れるような痛みが残る二の腕と、そこを掴んだままこちらを見下ろすアルバートという視点に、自分がカウチに寝転んでいるのだとようやく認識した。
(……いや、違う。寝転んだんじゃ……)
これは、押し倒されているのでは──鈍くなった頭が状況を理解するのと重なるように、眉根を寄せ、表情を歪めたアルバートの顔が視界いっぱいに映り、ドキリと心臓が跳ねた。
「僕が好きなのはテオドールだよ……!!」
「…………え?」
今にも泣き出しそうな顔で告げられた、突然の告白。
愛くるしい顔を真っ赤に染め、瞳を潤ませたまま抱きついてきたアルバートに、今度こそ頭が真っ白になった。
「……」
夜、寝支度を整えると、アルバートの寝室で、二人並んでカウチに座った。そのままアルバートに向き直ると、黙って彼の前に自身の左手を差し出す。
王都に戻ることが決まったあの日から、月に一度だった吸血行為の練習は、四日に一度のペースに変更した。
毎回精神的な消耗が激しいアルバートに申し訳なさが募るも、毎回心を鬼にして挑んだ。
今日で四回目。隣で身を縮め、ちんまりとカウチに座るアルバートは、差し出した手を掴んだまま、ぴくりとも動かない。
これまでも、何十回と「大丈夫ですよ」「怖くないですよ」と言葉を重ねてきたこともあり、今はもう必要以上に声を掛けることはしない。ただ静かに、彼の決意が固まるまで、その姿を見守った。
だがいくら待てども、彼がテオドールの肌に牙を立てることはなく、静寂という名の時間だけが過ぎていった。
(……今日も難しいだろうか)
歯痒く、もどかしい時間が流れるが、決して面倒だとは思わなかった。むしろ彼が嫌がることを強要している罪悪感で胸がいっぱいだったが、それでも諦める訳にはいかなかった。
アルバートが侯爵家から除籍される日、自分も侯爵家の騎士を辞める。そうして自由の身になったアルバートは、この先も変わらず、自分と共に過ごすことを望んでくれるだろう。
自惚れではなく、それくらいの信頼と絆を築いてきた自信も、アルバートに好かれている自覚もある。とはいえ、それだって永遠ではないのだ。
いつかアルバートが誰かに恋をして、その人と新たな家庭を築きたいと願った時、疑似家族でしかない自分の存在は、確実に邪魔になる。
その時に、何の心配も、不安もなく、笑ってアルバートと別れられるようにしておきたかった。
吸血鬼として一人前になった彼が、自信を持って愛する人と結ばれるように──そこにどうしようもない寂しさを感じても、「彼ならもう大丈夫」という安心感で、自分を慰められるように……
(……勝手だな)
アルバートのためという気持ちの片隅に秘めた、自分勝手な欲。そのためにアルバートには辛い思いをさせているが、何より大事なのは、アルバートの成長と自立だ。その気持ちに、嘘偽りはなかった。
「……テディ」
「……、はい、なんでしょう」
どれほど時間が過ぎたか、物思いに耽り、ぼぅっとしていたところに声を掛けられ、ハッとする。
意識が飛んでいたことを慌てて隠すと、アルバートに視線を戻した。
「……どうして、噛まなきゃいけないの?」
見つめた先、俯いたまま消え入りそうな声で呟かれた一言に、目を見張った。
これまで、自力で血を飲めないことに対して謝ることはあっても、『なぜそうしなければいけないのか』という反抗めいた言葉を、アルバートが口にすることはなかった。
正直驚いたが、アルバートとて、吸血鬼として自力で血を摂取できない問題については理解しているはずだ。なぜ急に疑問を抱いたのか、妙な引っ掛かりを覚えた。
「噛まないと、血をお飲みになれないでしょう?」
「……噛まなくても、テディが飲ませてくれるよ」
「ッ……」
その一言に、ザラリとした嫌な感覚が胸の内側を撫でた。
「……アルバート様は、私が血を飲ませてくれるからいいだろうと、そうお考えなのですか?」
「ち、違うよっ! そんなこと思ってない!」
即座に否定し、泣きそうな顔で首を横に振るアルバートに、非難めいたことを言ってしまった後悔と自己嫌悪から、眉間に皺が寄った。
分かっている。先に間違えたのは自分だ。
最初はアルバートを不憫に思うあまり、共に過ごす時間が長くなってからは、成長しない体を心配するあまり、自ら手を切り、血を与えた。
アルバートが、どうしても噛みつくことができないことを知っていたから、相手を傷つけたくないと思う優しい気持ちを知っていたから、無理をしてほしくないという思いから……自ら進んで、この身を差し出していた。
決して甘やかしているつもりなどなかった。だが、アルバートに先ほどの言葉を言わせてまったのは、間違いなく自分の責任だ。
噛まずとも血を摂取できるという誤った知識を植え付けておいて、突然「甘えないでください」と突き放す……アルバートにしたら、理不尽極まりないだろう。
「はぁ……」
「ご、ごめんね」
「いえ、違うんです。今のは、自分に対して呆れていただけで……」
己の浅はかさに思わず溜め息を零せば、アルバートがビクリと肩を揺らした。うっかり怯えさせてしまったことに更に自己嫌悪が募るも、今は落ち込んでいる暇などなかった。
「……申し訳ございません。アルバート様に、言わせてはいけないことを言わせてしまいました」
「うぅん、僕も、言い方を間違えちゃった。……テディが血を飲ませてくれるからいいなんて、これっぽっちも思ってないよ。テディが僕を心配して、痛い思いをして、手を切ってくれてることも分かってる。今のままでいいだなんて、思ってないよ」
ゆっくりと言葉を紡ぐその声は、いつもの彼の声音とどこか違って、伏せていた瞳を上げた。
「でも、どうしてここを離れる前なの? ここを出ても、僕が侯爵家を出ても、テディは僕と一緒にいてくれるでしょう?」
「っ……!」
言葉と共に、こちらを見つめる緋色に射抜かれ、息を呑んだ。
これまで、アルバートが“これからのこと”について触れたことは一度もなかった。それでも、言葉にされずとも、ただ漠然と、ここを離れても共にいるのだろうと思っていた。
その未来を真っ向から伝えられ、ドキリと胸が鳴った。
「どうして今なの? これからじゃ、ダメなの?」
「ダメということはありません。ですが、その……」
「……一緒に、いてくれないの?」
「いえ! ……いいえ。私も、アルバート様ともっと一緒にいたいと思っております」
「なら……」
「ですが、なるべく早めに、正しい方法で血を摂取する術を身につけるべきだと思います。いつまでも、私がお側にいられる訳では──」
「どうして?」
強い光を宿し、こちらを見つめる真っ赤な瞳。
普段と明らかに雰囲気の違うアルバートに、なんとも言えない緊張感がじわじわと押し寄せた。
「ずっと一緒だよって、言ったよ。テディも『はい』って、言ってくれた」
「それは……」
「……嘘だったの?」
「違います! 嘘ではなくて……っ」
怯えたように脈打つ鼓動に、目が泳ぐ。
嘘などついていない。ただ、いつか嘘になるかもしれないという罪悪感に、アルバートの顔を見ることができなかった。
「嘘ではございません。ですが、ずっとお側にいるのは難しいかと……」
「どうして?」
「それは……アルバート様も、いつか誰かを、好きになるかもしれませんし、その時には、私はお側を離れるべきだと思うからです」
「……離れる?」
どうにかして柔らかな表現で伝えたかったが、そんな余裕などなかった。
直球な物言いになってしまったことを後悔するも後の祭りで、目を見開いたまま固まるアルバートになんとか弁明しようと必死だった。
「アルバート様は、これから多くの方と出会います。その中の誰かを、好きになられることもあるでしょうし、ご結婚だって考えられるはずです。そうなれば、今までのように、私がずっとお側にいることは難しくなります。ですが、私のことは気にせず、アルバート様はご自身の愛する人を……家族を大事にしていただきたいのです。そのためにも、なるべく早い内に──ッ!?」
言い訳がましく続けるはずだった言葉は、痛いほど強く握られた左手の衝撃から、音になることはなかった。
「……──だよ」
「え? わっ!?」
驚きから、注意力が散漫になっていた聴覚は、ポツリと呟かれたアルバートの声を拾うことができなかった。咄嗟に聞き返せば、両の二の腕に衝撃が走り、強い力で後方に押された。
「……?」
ぐわんと揺れた頭に、一瞬何が起こったのか分からず、ポカンとする。
突然のことに思考が止まるも、痺れるような痛みが残る二の腕と、そこを掴んだままこちらを見下ろすアルバートという視点に、自分がカウチに寝転んでいるのだとようやく認識した。
(……いや、違う。寝転んだんじゃ……)
これは、押し倒されているのでは──鈍くなった頭が状況を理解するのと重なるように、眉根を寄せ、表情を歪めたアルバートの顔が視界いっぱいに映り、ドキリと心臓が跳ねた。
「僕が好きなのはテオドールだよ……!!」
「…………え?」
今にも泣き出しそうな顔で告げられた、突然の告白。
愛くるしい顔を真っ赤に染め、瞳を潤ませたまま抱きついてきたアルバートに、今度こそ頭が真っ白になった。
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