天使様の愛し子

東雲

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プティ・フレールの愛し子

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「わぁ…」

静かに動き出した小船。その船体が水の表面を撫でるように滑るのと同時に、サァァ…と流れる風と水の音が全身を包み込んだ。
自分はその場から動いていないのに、船と共に肉体が移動する感覚は不思議で、ドキドキと胸が鳴った。
ゆっくりと動いているはずなのに、瞬く間に景色が後ろに流れていく様子は、初めての体験ということも相まってただただ楽しい。
バルドル神の膝の上、キョロキョロと辺りを見回している内に、周囲には見渡す限りの水が広がっていた。

(すごい……水の真ん中にいる…)

陽の光を反射して煌めく湖面は眩しく、思わず瞳を細める。遠くに見える岸辺には美しい庭園が広がり、離れた位置から眺めることで、その姿はより一層幻想的に見えた。
ポカポカとした陽射しと、鼓膜を心地良く揺らす水の音。浮き立つ気持ちと高揚感からトクトクと鳴る胸を押さえつつ、湧いた好奇心に勝てず、おずおずとバルドル神を伺った。

「あの…バルドル様」
「どうした?」
「えっと…船の、外…水の中、見たいです」
「構わないが、落ちないように気をつけるんだぞ? …オリヴィア」
「はい。アドニス様、御手をどうぞ」
「あ、ありがとう」

存外あっさりと許しをもらえたことに拍子抜けしつつ、オリヴィアの手を借りてバルドル神の膝の上から立ち上がる。
揺れすら感じない船の上は、立っていても安定感があり、怖くはないのだが、それでも少しだけ不安だ。オリヴィアの手の温もりにホッとしながら、ゆっくりと船体の上を歩いてふちまで向かうと、その場に膝をついた。

「ふわぁ…」

縁に両手を置き、僅かに身を乗り出すようにして目下を見つめる。
見つめた水面は規則的なうねりの波紋を描き、歪んだ表面を通して見る水底は、どこまでも透き通って見えた。

(綺麗…)

澄んだ青の底、光る鉱石や花の間を鮮やかな魚達が泳いでいく。
気持ち良さそうに揺蕩うその姿に誘われ、縁に置いていた手を水面に向けて伸ばした時だった。

「アドニス様、あまり身を乗り出しては危のうございます」
「…落ちないようにするから、大丈夫だよ」

伸ばした手を引っ込めつつ、傍らに立つオリヴィアを見つめる。心配そうなその表情も物言いも、やはりエルダにそっくりで、知らず頬が緩んだ。

「お水、ちょこっと触るだけだから…」
「……お気をつけて下さいませ」
「うん」

まだ不安そうな彼に頷きながら、身を乗り出し、流れていく水に手を伸ばした。

「わ…」

指先に触れる冷たい水の感触。それは決して凍えるような冷たさではなく、清涼感がスゥッと体の隅々まで染み渡るような気持ち良さだった。
規則的なうねりの中に、自身の指で作り出した新たな波紋が生まれ、混ざり合う。
冷たくて、暖かくて、不思議で、気持ち良い光景に、ついぼぅっと水面を見つめながら、ピチャピチャと水の中で指先を遊ばせた。

「楽しいですか?」
「うん」
「それは良うございました」

オリヴィアの声に僅かに笑みが混じる。それがまた楽しくて、嬉しくて、ゆるゆると水面を指先でかき混ぜた。

(気持ちいいなぁ)

視線を上げれば、広大な湖がどこまでも広がり、岸辺は随分と遠くなっていた。
まるで特別な世界に迷い込んだような感覚に、ほぅ…と浸っていると、オリヴィアから声を掛けられた。

「アドニス様、指先が冷えてしまわれますよ」
「ん…」

ぼんやりとしながら水の中に浸けっぱなしだった指先。オリヴィアのやんわりとした声に促されるまま、水から指先を離せば、濡れた手をオリヴィアが柔らかなタオルで優しく拭ってくれた。

「ありがとう」
「恐れ入ります。さぁ、バルドル様の元へ戻りましょう」
「ん…」

また膝の上に座るのかな…そんなことを考えながら膝を立てた時だった。

「あっ…」

服の裾を踏んでしまい、体勢が崩れた。
転ばぬようにと慌てて身を引くも、背後には船体があり、バランスを取ろうと踏ん張った足が船の側面にぶつかった。
瞬間、ゆらりと視界が揺れ、浮遊感が体を包んだ。

(あ…落ちる)

瞬間的にそう思うも、体は既に傾いていて、為す術がない。
水の中に落ちるのを覚悟し、反射的にギュッと目を瞑る───が、その覚悟は一瞬で消え去った。

「アドニス様!」
「わっ!」

引かれた腕と、傾いたまま宙に浮いた体にポカンとすれば、険しい表情をしたオリヴィアの顔が目の前に迫っていた。

「…落ちなくて良かったです」
「ご、ごめんなさい」

はぁ…と深く吐き出された吐息が頬を擽る。
背に回された腕と、密着した体温。間近でサラリと流れる黒髪に、ようやくオリヴィアに抱き留められている現実を理解する。
ゆっくりと体を起こされ、船上に足を着けば、オリヴィアの体も離れていった。

「大丈夫ですか?」
「う、うん」

(びっくりした…)

エルダ、イヴァニエ、ルカーシュカ、そしてバルドル神以外とこうして触れ合うのが初めてなせいで、心臓がずっと驚いている。
エルダと似ていると言っても、やはりオリヴィアはオリヴィアで、違う子なんだな…と当たり前のことを考えていると、急に体がふわりと浮いた。

「へ? えっ、あわっ!?」

ふよふよと浮き始めた体に驚き、手足をバタつかせるも、宙に浮いままの体は勝手に移動し始める。
何事かと混乱するも、移動する先に見えたその人に気づき、「あ」と思う間もなく、体はバルドル神の膝の上にぽすりと落ちた。

「お前は本当に危なっかしいな」
「ご、ごめんなさい…」

困り顔で頭を撫でられ、言い訳すらできない状況に身を縮こませれば、長い腕がぎゅっと体を包み込んだ。

「何かあっては大変だからな。あとはここで大人しくしていなさい」
「……はい」

どうやらもう腕の中から出られないらしい。だが今回ばかりは素直に従うしかなく、抱き寄せられた腕の中から、大人しく景色を眺めた。
会話もなく、だがその静けさがかえって落ち着く空気の中、ゆるり、ゆるりと船は進む。
時たまバルドル神に頬を撫でられながら過ごすこと暫く、いつの間にか遠くに見えていたはずの建築物が、すぐ目の前に迫っていた。

(…キラキラしてる)

ガゼボのようなそれは、まるで水の上に浮いているようで、円を描くように立ち並ぶ白い柱には、湖の青がゆらゆらと反射していた。
建物の脇には船着場のような足場があり、そこに寄り添うように、船がゆっくりと動きを止めた。

「さぁ、降りよう」
「はい…、わっ…!」

身を起こしたバルドル神に合わせ、立ち上がろうとするも、当然の如く抱き上げられ、自分の足で歩くことは叶わなかった。

「船遊びは楽しかったか?」
「…はい。楽しかった、です」
「それは良かった。また遊ぼう」

船を降りたバルドル神が、ゆっくりと建物の中を進む。床も支柱も全てが真白く石造りのそれは、それほど大きな建造物ではない。
端から端まで十歩分ほどの広さのそこには、壁際に柔らかなソファーシートとクッションが並べられ、まるでそこから湖の景色を眺めるような一角が設けられていた。
案の定、そこに向かったバルドル神がシートの上に腰を下ろす。そのまま当たり前のように膝の上に乗せられ、困惑から眉が下がった。

(どうしよう……降りたいけど…)

たぶん「降りる」と言っても「なぜだ?」と言われてしまうのだろう。
これがバルドル神にとっての『普通』なのだ、と半ば諦め気味で膝の上に収まりながら、改めて周囲を見回した。
湖の真ん中辺りに建っているのであろうその場からは、湖がぐるりと見渡せた。
遠くに見える庭園や、別の岸辺に広がる一面の花畑、その奥には赤や黄色といった色彩豊かな葉が生い茂った木々が連なり、どこを見渡しても美しい絵画のような景色が広がっていた。
ここで皆と昼寝をしたら、きっととても気持ちが良いだろう…そんなことを考えながら景色を眺めていると、目の前にポンッと小さなテーブルが現れた。

「ん?」

突然現れたそれに目を丸くしていると、その上にオリヴィアが果実の乗った皿や茶器を並べていく。
今まで見たことがない形をした器の中、澄んだ薄い緑色をした液体が注がれる。
ほこほこと湯気を立ち昇らせるそれがバルドル神の前に置かれ、自分の前には見慣れたカップに注がれたミルクが置かれた。

「えっと…?」
「エルダから、アドニス様は日に一度、お食事を摂られると聞いております。よろしければ今日は、バルドル様と共に、お茶をお楽しみ下さいませ」

見慣れたカップは、どうやらエルダから預けられた物らしい。いつの間に二人の間でそんなやりとりがあったのか、パチリと目を瞬いていると、バルドル神がカップを手に取った。

「ほら、アドニス」
「あ、ありがとう、ございます」

手渡されたそれを受け取り、温かなカップを両手で包む。馴染んだ温かさと甘い蜂蜜の香りが漂うミルクにホッとしていると、バルドル神も茶器を手に取り、不思議な色合いの液体をコクリと飲んだ。

(……神様も、ごはん食べるんだ)

それが不思議なことなのか、当たり前のことなのかすら分からないまま、カップに口を付ける。
いつもよりも少し甘く感じるミルク。そこにエルダとオリヴィアの違いを感じながら、ゆっくりと嚥下した。

「美味いか?」
「はい」
「うん、良い子だな」

柔らかに瞳を細めたバルドル神に頭を撫でられ、少しばかり気恥ずかしくなる。ミルクを飲んだだけで褒められていることにむず痒くなりながら、くぴりとミルクを口に含んだ。

「こちらの茶も飲んでみるか?」
「…それは、お茶…なんですか…?」
「バルドル様、なりません。そちらは苦味が強く、アドニス様がお口にされるのには向きません」
「おや、そうか」

当然のようにバルドル神を諌めるオリヴィアだが、彼が自分の味覚について把握しているのも、エルダからの情報だろうか?
本当にいつの間にそんな話をしていたのか、不思議に思いながら二人の間で視線を動かしていると、バルドル神にカップを取られてしまった。

「…?」
「アドニスは甘い物が好きだったな。こちらの果物なら、アドニスでも美味しく食べられるだろう」
「…これ、どうやって、食べるんですか…?」

皿の上に盛られた赤い実。初めて見るそれは、漂う甘い香りから果物であることは分かったが、その表面はザラザラとしていて、そのまま齧ってもいいのかすら分からない。
食べたことがないそれに手を伸ばせずにいると、バルドル神が一粒を手に取り、片手で器用に皮を剥いた。

「…真っ白…」
「こうして皮を剥いて、中の果肉だけを食べるんだよ」

ざらりとした皮の中から現れた透明感のある真白い果肉は瑞々しく、表面は果汁でぷるりと潤っていた。強くなった芳香は一段と甘く、美味しそうなその香りに誘われるように果実を見つめていると、バルドル神が指先に摘んだそれを口元に差し出してきた。

「えっ…」
「お食べ」

ゆるりと微笑むその表情は『父』の顔で、ここでも赤ん坊達と同じだと思われていることを実感する。
正直恥ずかしくて堪らないが、食べさし行為そのものは、毎日イヴァニエとルカーシュカから施されているので、抵抗感があまりないのが実状だった。

(どうしよう…)

とはいえ、相手は神様だ。
抱き上げられたり、膝の上に乗せられたりとした後で今更なのは承知だが、それでも躊躇う。
どうしたものか…と、答えを探すようにチラリとオリヴィアを窺えば、困り顔で瞳を伏せられてしまった。

(…食べて下さいって、ことだよね)

言葉は無くとも、彼の言いたいことが分かる。
短時間の内に生まれた繋がりに感動しつつ、未だに口元に差し出されたままのそれを見つめ、観念すると共に口を開いた。

「ぁ……んっ!?」

バルドル神の指まで食べてしまわないよう、慎重に白い果実を齧れば、途端に果汁が溢れ出し、ポタリと蜜が垂れた。
バルドル神の手を汚してしまった───!
思わぬ事態に慌てるも、バルドル神は特に気にした風もなく、指先から手の平に流れた甘い露にそっと唇を寄せた。

「…甘いな。アドニス、気にしなくていいから、味わってお食べなさい」
「…う」

悪いことをしてしまった訳ではないらしい。そのことに安堵しつつ、齧った果実をゆっくりと咀嚼する。
柔らかな実は、軽く噛むだけでじゅわりと甘い果汁が溢れ、強い香りが鼻からふわりと抜けた。初めて食べた果実だが、甘くて瑞々しい実は好ましい味で、素直に美味しいと思えた。

「美味いか?」
「ん…」

コクコクと頷けば、バルドル神が瞳を細め───そのまま手にしていた残りの果実をパクリと食べてしまった。

「!?」

予想外の行動に、驚愕から口の中に残っていた果実がゴクンと喉の奥に落ちていった。

「アドニスは、初めてこの実を食べるんだったな」
「え、う、は、はい」
「少し食べるのが難しかったな。父と半分こにしよう。そうした方が食べやすいだろう」
「ほ……ん?」

『半分こ』という聞き慣れた単語にオロオロしてる間に、二個目の果実の皮が剥かれる。
乾いた皮の中から現れた、瑞々しい熟れた果実。その実をバルドル神がパクリと齧った。
齧られ、半分になった実は、自分の一口分にちょうどの量で…あまりにも見慣れた目の前の光景に、この後なんと言われるか、簡単に予想することができてしまった。

「ほら、これなら一口で食べられるだろう?」
「……はひ」

ああ、優しい神様の気遣いが苦しい。
一口目を上手に食べられなかった自分がいけないのだが、だからと言ってすぐに『半分こ』と言われるとは思わなかった。

(バルドル様も、イヴとルカとおんなじことする…)

ただあの二人と違うのは、バルドル神の行動は、幼い小さな天使達を可愛がる時のそれと一緒というところだろう。

(これも、あの子達と自分が一緒に見えてるからなのかな…)

眉を下げ、困った顔をしてみせても、目の前の綺麗な顔は少しも表情を変えない。きっとこのまま口を閉じていても、最終的には「食べてくれないのか?」と悲しい顔をされてしまうのだろう。

(……自分は、あの子達と一緒…!)

そう自分に言い聞かせると、覚悟を決めて口を開いた。



 
「美味しかったな、アドニス」
「…あぃ」

甘い実をようやく食べ終えた頃には、気持ちはいっぱいいっぱいになっていた。
バルドル神は満足気にニコニコとしているので、神の手ずから食べるという選択そのものは間違っていなかったのだろうが、それでも恥ずかしさは拭えない。
イヴァニエやルカーシュカ相手で慣れたとはいえ、誰でも平気という訳ではないのだと、身に沁みて実感した。

「アドニスは食事でしか聖気を増やせないと聞いて心配だったが、きちんと食事もできているようで安心した」

羞恥から頬が火照る中、耳に届いたその一言で、ようやくバルドル神と共に食事をした理由に気づき、ハッとする。
自分にとっては既に当たり前となっていた日に一度の食事と朝のミルクだが、使、それは当たり前のことではない。
食物から栄養を摂取することでしか、自分は聖気を増やすことができない…元を辿れば、食事は翼を持たないが故の不足を補う為の行為だった。
自分にとっても、そして恐らくエルダ達にとっても、それは既に当然のことで、今更疑問に思うこともなくなっていたが、バルドル神からすれば、食事を摂ることでしか生命を維持できない存在というのは酷く歪で、不安なのだろう。

(…本当に、いっぱい心配して下さったんだ…)

再び込み上げる申し訳なさに俯きそうになるも、ここで悄気しょげても、きっとバルドル神を新たに心配させるだけだろう。
丸まってしまいそうになる背を無理やり伸ばし、グッと顔を上げると、左右で色の違う不思議な光を宿した双眸を見つめた。

「あの、ご飯は、いつも、食べてます…!」
「それは良かった。きちんと毎日食べているかな?」
「はい」
「良い子だ。これからも、毎日欠かさず食べるんだぞ」
「はい…!」

良い子、とまた頭を撫でられるも、今度は恥ずかしくなかった。ただ優しい神様に安心してもらえたことが嬉しくて、これからもきちんとご飯を食べよう、と気持ちが引き締まる思いだった。
温かな手の平の心地良さに目を細めていると、ひとしきり頭を撫でた大きな手が、そっと離れていった。
そこでふと、こちらをジッと見つめるバルドル神の視線に気づき、こてりと首を傾げた。

「…? バルドル様…?」
「いや、今のアドニスなら、話しても大丈夫だろうと思ってな」
「……?」

話しても大丈夫とは、どういうことだろう?
話が見えず、首を傾げたまま次の言葉を待っていると、バルドル神は穏やかな『父』の表情を浮かべたまま、ゆっくりと口を開いた。



「アドニスは、ルカーシュカとイヴァニエ、エルダ以外の大天使達のことを、どう思っている?」










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苦い緑のお茶=緑茶
真っ白な果実=ライチ

実は船に乗った時からアドニスくんは落下防止の為、目に見えないベビーリード的な物でバルドル様に繋がれていました。
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