天使様の愛し子

東雲

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フォルセの果実

◆登場人物紹介&キャラ設定画◆

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いつも『天使様の愛し子』をお読み頂き、ありがとうございます。東雲です。
今回キャラの設定等について、詳しく知りたいとご希望を頂きましたので、まとめてみました。
現時点(44話)までの彼らについて、ということで、ここまでお読み頂いている方であればネタバレ等は無いはず、です(バルドル様の容姿についてくらいでしょうか…)
今後、お話が進むにつれて、加筆修正していく予定です。気になる、という方はお付き合い頂けましたら幸いです(*´◒`*)

因みにですが、天使達はもれなく全員美形です。タイプは違えど全員美形です。標準装備です。



◆アドニス
髪:黒に近い蘇芳色(短髪・猫っ毛)
瞳:黄金 身長:185cm前後
イメージカラー:真紅・金
褐色肌で筋肉質の逞しい青年。腹筋もきっちりシックスパックに割れているが、余計な筋肉は付いていないしなやかな体躯。
元は大天使であったが、あまりにも傍若無人な振る舞い、度重なる危険行為の多さに罰を受け、天使の証明である翼を喪う。同時に命の源である聖気を大量に失った結果、魂は消滅。肉体だけが残った。本来であれば肉体も消滅するはずが、僅かに残った聖気が命を生み、残った肉体に新たな魂を宿すという起こってはいけない奇跡が起きてしまった為に生まれた子。本来の天使の生まれ方とは異なる状態で生まれてしまった歪な存在。
白くゆったりとした簡素な服を1枚纏っているだけ(古代ギリシャのエクソミス的なもの)。丈は長く引きずっていて常に裸足。装飾品はピアスのみ。
主な話し相手がエルダやプティ達のため、言動や語尾が幼いが、イヴァニエやルカーシュカ相手には丁寧語で話す。これはエルダの話し方を真似ている為。声は小さく、話し方もゆっくりだが本人にその自覚は無い。
感受性豊かで、拗らせネガティヴ。魂の在り方がプティに近いため、感情の揺らぎに敏感ですぐ泣いてしまう。
生まれてから独りだった時間が長く、静かにぼんやりと過ごすことが癖になっており、基本的に物静かであまり動かないが、エルダと話し、プティ達と遊ぶようになってからは行動量も増えた。それでもぼんやりと外を眺めて過ごしていることが多い。日向ぼっこをしながらのお昼寝が好き。
現時点で食べられる物は果物と蜂蜜ミルクだけ。果物も酸味があるものは苦手(でも食べる)
プティとエルダが大好き。エルダに対して絶対的な信頼を寄せている。
イヴァニエとルカーシュカのことは優しい人、良い人、という認識。


◆エルダ
髪:白金色(ゆるふわ天パ・サイドの一部分だけ三つ編み)
瞳:エメラルド 身長:145cm前後
イメージカラー:翠・銀
色白で華奢な体躯の美少女にも見える美少年。小柄。
淡々としており、従者としては優秀だが、感情の起伏や表情の変化に乏しく機械的だった。が、アドニスに仕えるようになってから表情も感情も豊かになった(アドニス限定な部分もある)
基本的に丁寧な口調が崩れることは無いが、アドニス相手だと時たま幼な子を相手にしているような言葉遣いになる。
アドニス同様、古代ギリシャのエクソミスを模したような服を着ているが丈は短い。
イヴァニエの離宮に部屋があり、そこから宮廷のアドニスがいる部屋まで毎日通っている。
アドニスに対して恋慕の情を抱いていることを自覚しながら、自身は従者であろうとする理性が強靭タイプ。仕える者として、アドニスを支えたい、守りたい、頼ってもらいたいという気持ちが強い。


◆プティ(天使の赤ん坊)
正式名称は純天使。親しみを込めて、皆プティと呼んでいる。見た目も性格も様々。翼は薄く小さく柔らかい。
人間に当てはめると生後6~8ヶ月の赤ん坊。お座り、掴まり立ちくらいはできるが、基本的には飛んで(浮いて)いるので歩いたりすることはほぼ無い。
天使達の言葉は理解しているが、赤ちゃんなので話せない為、なにか伝えたい時は身振り手振りで返事をしている。プティ同士であれば、彼らにしか聞こえない念や信号のような声で会話が可能。その為、普段はあまり声を出さないが、アドニスに対しては声を出した方が気持ちが伝わるとそれとなく感じ取っている為よく喋る。喜怒哀楽豊か。
アドニスが大好き。自分達と同じ存在だと思っており、かつ守ってあげなければいけないと思っているが、同時に愛でてもらいたいという気持ちもあり甘えたがる。母であり子。
代わる代わるアドニスの元を訪れ、一緒にお喋りをし、遊び、お昼寝をして過ごす。常時3~5人がアドニスの周りにいる。


◆イヴァニエ
髪:伽羅色(腰まで届く長髪・緩い三つ編み)
瞳:ブルージルコン 身長:190cm前後
イメージカラー:水色・金
癒しと再生を司る大天使。ほどよく鍛えている体躯。モデル体型。服装はなんちゃってチャイナ系で装飾品多め。
誰に対しても丁寧な話し方、やや垂れ目気味な目元と柔和な表情で、優しげな印象を与える顔立ち。
元のアドニスに対しては嫌悪や侮蔑の感情こそあったが、罰を受け、翼を喪った傷を癒そうと自主的にアドニスの元を訪れる程度の良心はあった。
だがアドニスの異変に気づきつつ、嫌悪と関わりたくないという気持ちが強く、無視してしまったことを強く後悔することになる。
別人(のよう)になってしまったアドニスに対しては、あまりにも異なる人格や様子に戸惑う気持ちが大きく、動揺しているが、なるべくそれを表に出さないように努めている。どう接していいのかまだ掴みきれていないが、怯えさせないように気をつけている。


◆ルカーシュカ
髪:白銀色(ボブ・サイドヘアーだけ長い)
瞳:黒水晶 身長:165cm前後
イメージカラー:黒・銀
星の導きと誕生を司る大天使。少年と青年の中間。美少年のようにも見え、美青年のようにも見える。動き易い服装であり装飾品は少なめ。
言葉の端がやや乱暴に聞こえてしまう口調だが、基本的な性格は穏やかで物静か。
元のアドニスとは確執があり、憎悪の対象。そのせいで、別人(のよう)になったアドニスに辛辣な態度をとってしまい、一方的に嬲り、傷つけてしまったことを強く後悔する。
後悔と罪悪感から、今のアドニスに対しては優しく接したい気持ちがあるが、どうしても口調が強くなってしまい、怯えられてしまうのがもどかしい。イヴァニエよりもアドニスの変化については柔軟に受け入れられている。


◆天界について
人間界とは別の次元にある神と天使達が住まう世界。
白い大地、穏やかな空気、美しい風景に、常に春の気候という平穏な世界。人間界の2時間=天界の1時間という計り方。時間の流れは一緒。


◆ 天使について
純天使、天使、大天使と階級が分かれている。天使になるまでは皆少年の姿。体の大きさに合わせて翼も成長し、大天使になると2対4枚の羽を有する。
神や大天使の従者として仕えたり、天界における様々な物事に従事しており、それが彼らの役目となる。因みにプティは赤ん坊の為、なんの役目も担っていない。
純天使から天使、天使から大天使へと成長していくが、大天使になれる者は天使が1億人いても1人いるかいないかの奇跡の様な存在である。


◆聖気(しょうき)について
命の源であり、力でもある。人間の魔力に酷似している。人間が魔力を用いて魔法、魔術を扱うように、天使は聖気を用いて粛法を扱う。似て非なるものではあるが、原理はほぼ同じ。
天使1人1人、容姿や性格が異なるように、聖気の質も異なり、相性がある。
聖気が完全に枯渇すると魂が消滅してしまうが、陽の光を栄養としている天使にとって、よほどのことが無い限り枯渇することは無い。相性の問題こそあるが、聖気は譲渡も可能。
聖気が多くなればなるほど天使としての力も強く、一定以上の聖気を有した者が大天使となる。


◆命の湖について
天使達が生まれる場所。還る場所。
天使達には寿命という概念が無く、自分の意思で命を全うしたと満足した者から命の湖へと還っていく。死という考え方は無く、再生、輪廻という認識。


◆母提樹(ぼだいじゅ)について
天使達を生み、命を育む大樹。全ての天使達の母。
母提樹に咲く大きな花の蕾から純天使が生まれる。
大樹は聖気に満ちた命の湖の中心に根を張り、日々赤ん坊を蕾の中で育て、開花と共に世に放つ。


以上です。概ね出てきた単語や設定は書けてますでしょうか?(´∀`; )抜けがあったらすみません…

ついでに、東雲がイメージしているキャラ画も投下させて頂きます。あくまで作者がイメージしている彼ら…ということでご理解頂けますと幸いです。
読者様によっては作者によるキャラ画を見たくないという方も勿論いらっしゃるはずですし、場合によっては彼らのイメージを著しく壊してしまう可能性もございますので、お気持ち的に難しそうだな…という方はこれ以上先に進まない様、お気をつけ下さい。
大丈夫!というお心強い方は、下部に貼らせて頂きましたので、拙い画力ではございますが、見て頂けましたら嬉しいです(о´∀`о)

ではでは、ここまでお読み頂き、ありがとうございました!


東雲










因みにですが、東雲は色塗りが壊滅的に下手なので、色無し絵ばっかりです。











表紙絵アドニスくんのお顔アップ



アドニスくんとプティ



イヴァニエさんとルカーシュカさんの立ち絵イメージ



同じくイヴァニエさんとルカーシュカさん
(※横の色はそれぞれの瞳や髪色のつもりでしたが、イヴァニエさんの目の色はもっと明るい水色だったのを凡ミス配色しました)



エルダくん
(この絵を描いた当時はまだ名前を出してませんでした)



おまけのデフォルトアドニスくん


最後までお目通し頂き、ありがとうございました!
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