天使様の愛し子

東雲

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リリィ・ラムの産ぶ声

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「……あの…『アドニス』って…私の、名前…?」


ドキドキしながら、抱いた疑問を口にした。
とてもおかしいことを聞いているという自覚はある。だが『アドニス』という単語を、自身の名前として認識していいのか、不安でならなかったのだ。
もしかしたら、別の意味を含んだ呼称なのかもしれない…そう思ったのだ。

「はい。アドニスという名は、貴方様のお名前です」
「そ、う…」

そんな不安と緊張を混ぜながら聞いた問いに、彼は意外なほどアッサリと答えてくれた。そのことにホッとしつつ、僅かに首を捻った。

(気を遣ってくれてるのかな…?)

驚きながらも、それを表情には出さないよう気を遣ってくれているのか、もしくは自分の『何も分からない』という状態を理解してくれているからこその落ち着きなのか…笑ってくれるようにはなったが、それでも彼の表情からその思考を読み取るのは難しかった。
もやもやと考えていると、ふとあることに気づいた。

(あれ? そういえば…この子の名前、知らない…)

記憶が確かなら、彼が自身の名を名乗ったことはないはずだ。あまりにも今更すぎることに気づき、気まずく思いながらも彼に問い掛けた、のだが───…

「私に名はございません」
「名前が、無い、の…?」

(…どうして…?)

予想外の返答に、頭の中に疑問符が浮かぶ。
名前というものは一人一人持ち得ているものだと思っていたのだが、違うのだろうか?
と異なる状況に、なんと聞けばいいのか分からずオロオロしていると、何事か考え込んでいた彼が口を開いた。

「…恐れながら、アドニス様は使どのように生まれるかは憶え───…いえ、ご存知でしょうか?」


そうして天使達のことを、その生命の誕生から、彼は丁寧に教えてくれた。それを有り難いと思いつつ、その様子がまったく想像できないことに、新たに得た知識が頭の中でぐるぐると渦巻いた。
途中何度か気になることがあったが、質問しようと思っていたことも、余裕のない頭ではいくつか零れ落ちてしまったように思う。

(んと…えっと…ちっちゃい子達は、純天使って名前で…あれ? でももっと、違う…別の名前で呼ばれてたような……あれ?)

もっと可愛らしい名前で呼ばれていたように思うのだが、一度しか耳にしたことがなかった響きは、残念ながら記憶の中に残ってはいなかった。

(花から、生まれるんだ…赤ちゃんが生まれてくるんだから、大きい花なのかな? それに……命の…湖…?)

どこかで聞いたことがあるような、だが思い出せそうにない言葉。
思い出せないが、でもどうしてかあまり良い響きには聞こえない言葉に、そっと視線を下げた。

(…命の湖に還るのは…気持ちが満ち足りたから…だから…悲しむ必要はない、のかな…)

きっと、使にとってはそういうものなのだろう。
どのように還っていくのかすら想像できないが、去っていく小さな天使達に悲しみや憂いが無いのであれば、それ以上は何も言うべきではないのかもしれない。

(…でも)

それでも“寂しい”と思ってしまうのは、許されないことだろうか。
ただ過ぎ去っていく日々の中で、あの子達だけが自分にとっての唯一だった。
大好きだからこそ、愛しいと思うからこそ、一人、また一人といなくなってしまう彼らを想像すると、どうしても寂しさが込み上げるのだ。
もしかしたら、自分が眠っている間にいなくなってしまった子もいるかもしれない…そう考えるだけで、きゅうっと胸が締め付けられた。

(……会いたいな)

いなくなってしまうかもしれないと聞いて、途端に込み上げた恋しさから泣いてしまいそうになる。
ただ、会いたいと思う気持ちとは裏腹に、いつか抱いた『あの子達を汚してしまうかもしれない』という不安と恐怖は拭えず、願いを口にするのはどうしても躊躇われた。

(…いつか、あの子達のことも、聞けたらいいな…)

いつ聞けるかも分からない願いに、不安と寂しさが混じる。気を抜いたら泣いてしまいそうな感情を嚙み殺すように、ぐっと歯を食い縛った。
せめて、目の前で不安気に表情を曇らせたままの彼に、これ以上の心配をさせたくなかった。

一通り彼らの生誕について聞き終わったところで、不安を振り払うように気になったことについて聞いてみた。
名前が無いのが普通であるならば、なぜ名前がある人がいるのだろうか…そんな純粋な疑問だった。

(大天使…様になると、名前がもらえるのか…)

恐らくだが、大天使…大人の姿をした天使達は、偉いのかもしれない。
だから翼もいっぱいあって、名前を貰えて、大きい…大人の姿をしているのかもしれない。
そこまで考え、ふるりと体が震えた。
そんな人達に嫌われているのだと思うと、恐ろしくて堪らなかった。

(…イヴァニエ様…と、ルカーシュカ様…は、少し…怖くないのかもしれない、けど…)

憐みか、情けか、どちらにせよ、自分という存在に恩情をかけてくれること自体、奇跡のように思えた。

(……ん?)

二人の名前を思い浮かべ、はたと気づく。


自分の『アドニス』という名前はなんだろう?


二人は大天使だから名があるのは分かる。ならば───自分は?

先ほど、彼の口から『天界』という言葉が出た。恐らくだが、この世界を指す言葉なのだろうが、ここには天使達以外の『人』と呼べる生き物はいるのだろうか?
もし、いるのであれば、その人達に名前はあるのだろうか?
種族ごとに名前の有無も変わってくるのかもしれない…そう思ったのだ。

「…私の、名前…あるの、どうして…?」

ただ、不思議に思った。ただそれだけだった。


「貴方様のお名前は、神様から賜った名です。…大天使、アドニス様」


(………え?)

言われた言葉に、一瞬呆けた。
パチリと瞬きを繰り返しながら、言葉の意味を理解しようと脳を動かす。
そうして深く考えないまま、頭の中に浮かんだ疑問は、そのまま音となって口から零れてしまった。


「私は…天使なの…?」


何も考えていなかった。
自身の名前について聞いた時も、天使達の誕生について聞いた時も、彼はとても落ち着いていたから…だから、無意識の内に『なにを聞いても大丈夫』と、安心していたのかもしれない。

───刹那、彼の綺麗な翠の瞳が、零れ落ちてしまいそうなほど大きく見開かれたのを見てハッとした。


まずいことを聞いてしまったかもしれない───!


そう気づいた時にはもう遅く、口から出た言葉を喉の奥に戻すことは出来なかった。

(あ…、ど、どうしよう…)

なんと言えばいいのか分からず狼狽える。
自身が天使であるという事実よりも、彼を驚かせてしまったということがショックだった。

「ぁ…ご、ごめんなさ…、ごめんなさい…っ、あ、あの…な、なんでも、ない…から…っ」

なんと言っていいのか分からず、口からは勝手に謝罪の言葉が漏れていた。自分の声に反応して、固まったまま身動き一つしなかった彼の体がピクリと揺れた。

「申し訳ございません…! …少し、驚いてしまっただけです。どうか、そのように仰らないで下さいませ」
「で…でも、お、おかしい、こと…言っちゃ…」
「…アドニス様。昨日お話ししたように、お話しの中で、私が驚いてしまうこともございます。ですが、そのことでアドニス様がご自身を責められる必要はございません。…私こそ、ご不安にさせてしまい、申し訳ございませんでした」
「ぁ…ま、まって…ち、ちがう…だ、大丈夫…っ、大丈夫だから…っ」
「…はい。私も、大丈夫です。…大丈夫です、アドニス様」
「……、」

彼の落ち着いた表情と声音に、大きく波を立てていた感情が、少しずつ落ち着いていくのが分かった。

「…あ、あ、の…」
「はい」
「…じ、自分…は…あの…」
「…申し訳ございません。お答えしておりませんでしたね。アドニス様は、私達と同じ、天使でいらっしゃいます」
「……そ…ぅ…なんだ…」

(…天使…なの…?)

そう言われても、まったく実感が湧かないのは何故だろう?

だが、そう言われて初めてあることに気づいた。
彼はずっと会話の中で『我々』や『私達』といった言い方をしていた。
それを自分は、使だと認識していた。
まさか、その『私達』の中に自分も含まれていただなんて、これっぽっちも思っていなかったのだ。

(…なんで、気づかなかったんだろう…)

今思い返せば、彼が自分の為に話してくれていることなのだから、自身もその輪の中に含まれていると考えられそうなものだが───…

(…あれ? でも…)

『何故、そう思えなかったのか?』

その答えに行き着くのは、とても簡単だった。

(だって、羽が…)

彼ら天使達の背に見えた、純白の翼。
それを、自分は持ち得ていないのだ。

(この子も…初めて見た時は羽があったけど…今は無い…よね?)

目の前にいる彼の背には何も無い。だが、確かにその背に翼があった姿は目にしていた。
自身の背に翼が無いことと、彼の背に翼が見当たらないこと───愚かにも、それを同義として考えてしまった。

「ぁ、あ…の、」
「はい」


「私、は…羽…無い…けど、どこか、に、ある…の?」


瞬間、彼が息を呑んだのが分かった。
音にならなかったそれは、小さな悲鳴のように聞こえて、思わず体が強張った。

(あ…やだ…っ、また…!)

また、彼を困らせた。
『どうしよう』
『謝らなきゃ』
『でも謝ったらまた彼を困らせるかもしれない』
『どうしよう、どうしよう』
そんな考えが頭の中で渦巻くばかりで、声が出ない。
はくはくと空気を噛むだけの行為を数度繰り返したところで、彼がおもむろに口を開いた。

「…ア、ドニス様は……いえ、少々お持ちください」
「………」

考え込むように黙り込んでしまった彼から視線を外しながら、キュッと唇は噛んだ。

(…違った、かもしれない…)

即答されないこと、彼の様子がおかしいことからもそれくらいの察しはついた。
落ち着かない沈黙が流れること数秒、俯いていた彼が顔を上げた。その表情に、困惑と動揺が見えて、胸の臓器が怯えるようにドキリと跳ねた。

「…恐れながら、アドニス様の翼は……今は、ございません」
「……無い…の?」
「…はい」
「え…と、なんで…って…聞いても…いい…?」
「…お辛い話しになります。お聞かせするのは、少々…」
「で、も…あの…いつか、聞かなきゃ、いけない…でしょう…? 知らない、ままじゃ…ダメ、でしょう?」
「それは…」
「…なんで、無いのか…だけ、教えてほしい、です…」
「アドニス様…」

彼が言い淀むほどに、悪いことなのだろうか。
それでも、何も知らないまま、聞かないまま過ごし続けるのは息苦しいはずだ。きっと、目に見えない焦燥感と罪悪感で、押し潰されてしまう。それなら───…

「怖い…けど、聞いた、方が…聞かなきゃ…ダメ、だと、思う…」
「……畏まりました。ですが、全てをお話しするのは控えさせて頂きます。…お許し下さいませ」
「…はい」

(ああ…どうしよう…)

怖くて堪らない。それでも、聞かない訳にはいかない。
だってそれは、間違いなく、なのだ。

「…アドニス様は、何故、このお部屋にいらっしゃるのか、覚えておいでですか?」
「…え?」

翼について聞かされると思って身構えていたところに、予想外の質問をされキョトリとする。

(なんで…? …て…出ちゃダメ、だから……あれ?)

そういえば、どうしてこの部屋を出たら駄目なのだろう?

(…だって…出たら、怖いから…だから…だから…)

急に頭の歯車が噛み合わなくなってしまったかのように、思考がギシギシと音を立てて止まりかけた。どうしてか上手く考えることが出来ず、言葉が出てこない。言葉を発するどころか、身動きすら取れずにいると彼が言葉を続けた。

「…アドニス様が、このお部屋にいらっしゃるのは、罰を受けたからです」
「……ばつ…」

(ばつ……罰? …あれ…前にも、そんな…)

『罰』という言葉に思考を奪われる───瞬間、背中がズキリと痛んだ気がした。


「───ッ!」


ヒュッと小さく吸い込んだ息は、吐き出すこともできずに飲み込んだ。

(…ああ……そうだ…)

どうして、忘れられていたのだろう。
自分がこの部屋に閉じ籠っているのは───そう命じられたからだ。

(…そうだ…)

厚い幕で覆われたような記憶の向こう側。その先を、幕が一枚一枚開いていくように、徐々に記憶が蘇っていく。

罰を受けたのだ。
犯した罪も知らないまま、ただそうあるべきという言葉に従い、罰を受けた。
反省するように、と言われた言葉の意味も分からず、ただこの部屋に放り込まれた。
何も無い、誰も来ない、空っぽで無機質な部屋の中、いつしか答えを求めることも諦め、忘れていった。

(そう…だ…あれ…? まって…なんで…)

最初の頃はそれでも、何も分からずとも、罰を受けたからこの部屋にいるのだと認識していたはずだ。

───いつからだろう?
罰を受ける為に閉じ籠っていたへやを、怖いものから逃げる為のへやだと意識がすり替わっていったのは…

この部屋にいれば怒られないから。
この部屋から出たら怒られるから。
この部屋を出たら怖い人達に見つかってしまうかもしれないから。
この部屋の中にいれば誰も来ないから。
誰に会うこともなければ怒られないから。
誰にも会わなければ誰かを傷つけることもないから───誰にも、不快な思いをさせないから。

そうしたら、これ以上傷つくことも、怖い思いをすることもないから…

(…なんで…)

謹慎として受けたはずの罰は、いつしか自身が怖いものから逃げる為に、自主的に逃げ込んだのだという意識に変わっていた。
少しずつ歪んでいった意識は、いつからその形を忘れていたのかすらもう思い出せないほど、錆びついた記憶と化していた。

(ま…て…、だって…なんで…)

少しずつ蘇っていく記憶。
それを思い出すたび、比例するように心臓の鼓動が大きくなっていく。
ドクリ、ドクリと脈打つ鼓動を抑えるように、反射的に彼と繋いでいた手を離した。

「アドニス様…?」

不安気な彼の声が鼓膜を揺らすが、それに応えられる余裕もなくなっていた。

「…ッ、はっ…は…っ!」

徐々に荒くなっていく呼吸を抑えることができない。
そうしている間にも、恐ろしいものから逃げるように、脳の奥底に閉じ込めていた記憶は勝手に溢れ出てくる。

生まれて最初に感じたのは、息もできないほどの激痛だった。
固く冷たい床の感触と、自身から漂う鉄のような臭い。
怒気を含んだ冷たく鋭い声と、全身を刺すような、憎悪と嫌悪と侮蔑を混ぜたいくつもの視線───…

「ひっ…!」
「アドニス様!」

湧き上がる恐怖に、咄嗟に自身の体を抱き締めた。大きく脈打つ鼓動に心臓が痛いと悲鳴を上げる。
震えそうになる体を押さえつけている間も、溢れる記憶は止められない。


───そうして、あることに気づいてしまった。


(まって…まって…だって…)

生まれた瞬間に感じた───
ただ痛かった。痛くて、痛くて、苦しくて…ただそれだけしか考えられなかった。

それが今は、どうして天使であるという自分の背に翼が無いのかという疑問と、繋がってしまう。

(うそ…だって…そんな…っ)

考えたくない。
でもそれしか考えられない。
聞くのが怖い。でも、聞かずにはいられない。
恐ろしい考えを否定してほしくて、ただの思い過ごしだと言ってほしくて、はくりと息を吸い込んだ。

「ぁ…わた、私…、背中…怪我、して…いっぱい…血が、出てて…でも…なんで、そんな、痛いのか…わ、分かんなくて…あ、あ、の…せ、なかって…も、もしかし、て…は、羽を…ッ」


───『違う』と言ってほしかった。


そんな恐ろしいことを罰として与えられるほど、受けなければいけないほど、重い罪を犯しただなんて、考えたくなかった。

「っ…!」

…だがそんな薄い望みは、呆気なく砕かれた。
言葉を選ぼうとしてくれたのであろう彼の口から音が発せられることはなく、ただ悲痛に歪んだ顔をそっと伏せるだけだった。
その無言の返答が、なによりの『肯定』の証だった。


「───ッ!!」


瞬間、全身を寒気が襲った。
『怖い』『痛い』『怖い』と、記憶に取り残された自分の感情が頭の中で泣き叫ぶ。

(やだ…っ、怖い…! 嫌だ…っ!!)

聞こえないはずの悲鳴から逃げるように耳を塞いだ。
知らぬ間に涙腺から溢れていた雫が、頬を流れてポタリと落ちた。




自分は、罰として翼をうしなったのだ。




この部屋から出てはいけないと、命じられたことが罰だったのではない。

天使としての証明を奪われたこと、そのために与えられた痛みこそが自身への罰だったのだと、今になってようやく、思い知ったのだ。
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