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宮野宅 Day 1
第12話 彩葉の家にて
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…彩葉は奏太を連れて一時帰宅した…
宮野は、近くのコンビニで時間を潰してくれるそうだ。
急いで準備をしようと家に入ると、父は不在で、母しかいなかった。
父は、一旦帰ると連絡したときに、結衣さんもついてくるかもしれないと、5分ほど前に出かけたそうだ。
相変わらず、よく結婚なんてできたなと思うくらいシャイな人だ。
ここで少しだけ両親のことを紹介すると、
母は今年38歳のはずなんだけど、24って言われてもふーんってなるくらい童顔で小柄だ。
結婚したのが20歳。
父から猛烈なプロポーズを受けて即入籍したらしい。
後から気づいたことだけど、
父は今年で43歳なので、ずっと未成年の母と付き合っていたことになる。
しかも、写真を見た限り 母は当時、相当ロリっぽい。
父が嫌がるのであまり見たことはないが、結婚式の写真は母が喜んでなければアブナイ感じだった。
今の父の真面目でシャイな感じとは全くイメージが合わない。
昔の父は相当積極的で肉食系の人だったのかな。
何が父を変えさせたのだろう。
ちなみに、母は、女のカンなのか、男子の家に泊まることは完全に分かっているようだ。
「彩葉もついに彼氏の家に泊まりに行くようになったかー。そうかー」とかぼやいているので、
「そんなじゃないって」と否定しつつ、こっそり撮っておいた乃愛ちゃんの寝顔の写真を見せる。
(メインのホーム画面に置くとバレそうなので、ひとつ横の画面の待ち受けに設定している)
母は食い入るように画面を見つめているので、用意をしながら、
その子が男子の家にいるから、その子に会うために泊まるんだと、かいつまんで状況を伝えておく。
母は、キョトンとしているが、父にはイイ感じに言っておくと、たぶん協力的でいてくれた。
(母はいたずらっ子なので、どうなるかは分からない)
宮野に連絡し、母にお礼を言いつつ家を出ると、すぐに宮野が戻ってきてくれた。
(人数分のスイーツを買ってきてくれていた)
玄関まで見送りに来てくれた母と宮野の目が合い、母はニヤリと笑いながら「娘をよろしくねー」とか言ってる。
宮野も宮野で、あからさまに動揺しながら、「ハイッ!」とか言ってるので、宮野を引っ張って、宮野宅へと戻る。
びっくりして、とっさに返事をしてしまったらしい。
そういえば、帰ろうとしたとき、なにやら視線を感じたような気がしたが気のせいだったのだろうか。
緊張がなくなったためか、帰り道は怖くなかった。
宮野とこんなにおしゃべりしたのは初めてだけど、すごく優しくて良い人だなぁ。
それに、選んだスイーツのセンスが抜群だ。 全部食べたい。
前から嫌いではなかったけど、普通に宮野への好感度が上がった。
帰りは体感では10分もかからなかった気がする。
楽しかったからかな。
宮野宅に着いた。
カレーの良い匂いがする。
そういえば、スーパーで買ったもの完全にカレーの材料だったな。
玄関を開けると、結衣さんと乃愛ちゃんの楽しそうな声が聞こえてきた。
宮野は、近くのコンビニで時間を潰してくれるそうだ。
急いで準備をしようと家に入ると、父は不在で、母しかいなかった。
父は、一旦帰ると連絡したときに、結衣さんもついてくるかもしれないと、5分ほど前に出かけたそうだ。
相変わらず、よく結婚なんてできたなと思うくらいシャイな人だ。
ここで少しだけ両親のことを紹介すると、
母は今年38歳のはずなんだけど、24って言われてもふーんってなるくらい童顔で小柄だ。
結婚したのが20歳。
父から猛烈なプロポーズを受けて即入籍したらしい。
後から気づいたことだけど、
父は今年で43歳なので、ずっと未成年の母と付き合っていたことになる。
しかも、写真を見た限り 母は当時、相当ロリっぽい。
父が嫌がるのであまり見たことはないが、結婚式の写真は母が喜んでなければアブナイ感じだった。
今の父の真面目でシャイな感じとは全くイメージが合わない。
昔の父は相当積極的で肉食系の人だったのかな。
何が父を変えさせたのだろう。
ちなみに、母は、女のカンなのか、男子の家に泊まることは完全に分かっているようだ。
「彩葉もついに彼氏の家に泊まりに行くようになったかー。そうかー」とかぼやいているので、
「そんなじゃないって」と否定しつつ、こっそり撮っておいた乃愛ちゃんの寝顔の写真を見せる。
(メインのホーム画面に置くとバレそうなので、ひとつ横の画面の待ち受けに設定している)
母は食い入るように画面を見つめているので、用意をしながら、
その子が男子の家にいるから、その子に会うために泊まるんだと、かいつまんで状況を伝えておく。
母は、キョトンとしているが、父にはイイ感じに言っておくと、たぶん協力的でいてくれた。
(母はいたずらっ子なので、どうなるかは分からない)
宮野に連絡し、母にお礼を言いつつ家を出ると、すぐに宮野が戻ってきてくれた。
(人数分のスイーツを買ってきてくれていた)
玄関まで見送りに来てくれた母と宮野の目が合い、母はニヤリと笑いながら「娘をよろしくねー」とか言ってる。
宮野も宮野で、あからさまに動揺しながら、「ハイッ!」とか言ってるので、宮野を引っ張って、宮野宅へと戻る。
びっくりして、とっさに返事をしてしまったらしい。
そういえば、帰ろうとしたとき、なにやら視線を感じたような気がしたが気のせいだったのだろうか。
緊張がなくなったためか、帰り道は怖くなかった。
宮野とこんなにおしゃべりしたのは初めてだけど、すごく優しくて良い人だなぁ。
それに、選んだスイーツのセンスが抜群だ。 全部食べたい。
前から嫌いではなかったけど、普通に宮野への好感度が上がった。
帰りは体感では10分もかからなかった気がする。
楽しかったからかな。
宮野宅に着いた。
カレーの良い匂いがする。
そういえば、スーパーで買ったもの完全にカレーの材料だったな。
玄関を開けると、結衣さんと乃愛ちゃんの楽しそうな声が聞こえてきた。
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