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宮野宅 Day 1
第11話 宮野宅到着
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…宮野宅に着いた。乃愛ちゃんは寝ぼけている…
外装は白っぽくて、大きく、庭のある一軒家だった。
結衣と奏太が荷物を持って車から降り、玄関へ向かおうとする。
後ろの二人が出てこないので、車のドアを開けてみると乃愛が彩葉に抱きついていた。
彩葉は目を大きく開きながらプルプルしている。状況が呑み込めていないようだ。
結衣が彩葉の反応を見て笑いながら乃愛を優しく引きはなし、おんぶした。
自室で寝かせるつもりらしい。
彩葉は乃愛をおんぶしている結衣に代わって、奏太と手分けして荷物を運び、家の中へと入る。
家の中は、結衣さんの美容室と同じような花の良い香りがした。
結衣さんはそのまま、二階へと消えていき、乃愛ちゃんを寝かせた後、戻ってきた。
3人でリビングに集まり、もう一度乃愛ちゃんの状況を詳しく説明した後、しばらくおしゃべりしていると、結衣さんがカルテの整理をしなければならないそうなので、このタイミングで一旦帰ろうと思い
「あの、私 家がここから結構近いみたいなんで、一旦荷物取りに帰ろうかなと思うんですけど」というと
結衣さんが、「そうなの?」と驚き、車出そうかと言ってくれたが、流石に悪いので遠慮した。
すると、宮野を連れていくと良いと提案された。
時刻は7時前。外は真っ暗になっていた。
彩葉は女子としては小柄なほうではないし、体力にも自信はあったが、
通り慣れていない夜道を一人で歩くのは、やはり少し不安に感じ、
結衣の言う通り奏太についてきて来てもらうことにした。
彩葉にお願いされ、快く了承した奏太であったが、奏太は彩葉に好意を寄せているため、デートのような感じで内心かなりドキドキしていた。
ただでさえ、超可愛い乃愛に加えて彩葉まで泊まることになったのだ。
理性がヤヴァイ。
奏太は、ずっと涼しい顔をしているが、実際は乃愛をキャッチした瞬間からずっと平常心を保つことに精いっぱいなのである。
今でもあの時、腕に伝わった感触は一切色あせない。
宮野宅へ着いてからすぐに充電させてもらったので、スマホで一旦帰る旨を伝えてから、出発する。
詳しい道はわからないので、マップで調べながら向かう。
真っ暗で街灯も少なく、不気味だった。
無意識に宮野のそばに近づいてしまう。
奏太はドキドキしつつも、彩葉が怖がっているのに気づき、気を紛らわせるために優しくおしゃべりを続けた。
彩葉も少し不安が和らぎ、話しながら歩いていると、15分ほどで藤井宅についた。
外装は白っぽくて、大きく、庭のある一軒家だった。
結衣と奏太が荷物を持って車から降り、玄関へ向かおうとする。
後ろの二人が出てこないので、車のドアを開けてみると乃愛が彩葉に抱きついていた。
彩葉は目を大きく開きながらプルプルしている。状況が呑み込めていないようだ。
結衣が彩葉の反応を見て笑いながら乃愛を優しく引きはなし、おんぶした。
自室で寝かせるつもりらしい。
彩葉は乃愛をおんぶしている結衣に代わって、奏太と手分けして荷物を運び、家の中へと入る。
家の中は、結衣さんの美容室と同じような花の良い香りがした。
結衣さんはそのまま、二階へと消えていき、乃愛ちゃんを寝かせた後、戻ってきた。
3人でリビングに集まり、もう一度乃愛ちゃんの状況を詳しく説明した後、しばらくおしゃべりしていると、結衣さんがカルテの整理をしなければならないそうなので、このタイミングで一旦帰ろうと思い
「あの、私 家がここから結構近いみたいなんで、一旦荷物取りに帰ろうかなと思うんですけど」というと
結衣さんが、「そうなの?」と驚き、車出そうかと言ってくれたが、流石に悪いので遠慮した。
すると、宮野を連れていくと良いと提案された。
時刻は7時前。外は真っ暗になっていた。
彩葉は女子としては小柄なほうではないし、体力にも自信はあったが、
通り慣れていない夜道を一人で歩くのは、やはり少し不安に感じ、
結衣の言う通り奏太についてきて来てもらうことにした。
彩葉にお願いされ、快く了承した奏太であったが、奏太は彩葉に好意を寄せているため、デートのような感じで内心かなりドキドキしていた。
ただでさえ、超可愛い乃愛に加えて彩葉まで泊まることになったのだ。
理性がヤヴァイ。
奏太は、ずっと涼しい顔をしているが、実際は乃愛をキャッチした瞬間からずっと平常心を保つことに精いっぱいなのである。
今でもあの時、腕に伝わった感触は一切色あせない。
宮野宅へ着いてからすぐに充電させてもらったので、スマホで一旦帰る旨を伝えてから、出発する。
詳しい道はわからないので、マップで調べながら向かう。
真っ暗で街灯も少なく、不気味だった。
無意識に宮野のそばに近づいてしまう。
奏太はドキドキしつつも、彩葉が怖がっているのに気づき、気を紛らわせるために優しくおしゃべりを続けた。
彩葉も少し不安が和らぎ、話しながら歩いていると、15分ほどで藤井宅についた。
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