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眠気と闘う水曜日
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眠い。とにかく眠い。
周囲にバレないようにあくびをし、しょぼしょぼとする目に涙が浮かぶ。
どうしてこうも眠いのか、水曜日。
コーヒーも飲んだし、ミントスを食べて炭酸水まで飲んだ。
できる対策を取ったというのに、眠気はそれを嘲笑うかのように襲ってくる。
パソコン画面を必死で見つめ、仕事に集中しようと必死で眠気を堪えようとするが...
「ふぁ...」
眠いものは、眠い。
だめだ。
今日は重要な仕事は後回しにしよう。
頭が働いていない状態での仕事は、特に危険だ。
思いついたことはメモをとりながら、そんなことまでメモする?と思うことまでとりあえずメモに残してゆく。
よし。
順番は決まった。
あとは、何も考えずにこの通りに進めていくだけだ。
頑張れ、自分。
眠気なんかに負けるなぁーーっ!
......
「やばい。ぜんっぜん進まないんだけど」
思わず独り言を呟いてしまう程、仕事が全くと言って良いほど捗らない。
毎週襲ってくる水曜日。
さすが週の中だるみ。
いや、褒めてないけど。
眠気がおさまるツボを押してみる。
高校生の頃、美容室で待っている間に読んでいた雑誌に載っていた。
学生時代から眠気に勝てなかった私は、なんとなくそれを覚えていて、思い出してはそのツボを押しているのだ。
でも、効くのは一瞬。
すぐに眠気が再び襲ってくる。
あー、今日はもうしんどい!
そう思った時、急にオフィス内がざわついた。
どうやら、トラブルがあったらしい。
あらあら、大変。
なんて呑気に思っていたら、「ちょっと手伝ってーー!!」と仕事が急遽回ってくることになった。
えーっ勘弁してーーっ。
そう心の中で叫ぶが、仕方がない。
私の業務と全く関係ない仕事ではなかったから。
バタバタとしているうちに、気がついたらどっぷり時間が過ぎていた。
「ありがとう!!お陰で奇跡的に定時に終わりそうだよーっ!!」
ものすごく感謝され、満更でもない私。
役に立てて良かったな。
今朝から眠たくて仕方がなかったけれど、なんだ、仕事に集中したら目が覚めたしテキパキ出来るじゃん、私。
とはいえ、疲れたぁー。
今日はぐっすり寝れそうだ。
周囲にバレないようにあくびをし、しょぼしょぼとする目に涙が浮かぶ。
どうしてこうも眠いのか、水曜日。
コーヒーも飲んだし、ミントスを食べて炭酸水まで飲んだ。
できる対策を取ったというのに、眠気はそれを嘲笑うかのように襲ってくる。
パソコン画面を必死で見つめ、仕事に集中しようと必死で眠気を堪えようとするが...
「ふぁ...」
眠いものは、眠い。
だめだ。
今日は重要な仕事は後回しにしよう。
頭が働いていない状態での仕事は、特に危険だ。
思いついたことはメモをとりながら、そんなことまでメモする?と思うことまでとりあえずメモに残してゆく。
よし。
順番は決まった。
あとは、何も考えずにこの通りに進めていくだけだ。
頑張れ、自分。
眠気なんかに負けるなぁーーっ!
......
「やばい。ぜんっぜん進まないんだけど」
思わず独り言を呟いてしまう程、仕事が全くと言って良いほど捗らない。
毎週襲ってくる水曜日。
さすが週の中だるみ。
いや、褒めてないけど。
眠気がおさまるツボを押してみる。
高校生の頃、美容室で待っている間に読んでいた雑誌に載っていた。
学生時代から眠気に勝てなかった私は、なんとなくそれを覚えていて、思い出してはそのツボを押しているのだ。
でも、効くのは一瞬。
すぐに眠気が再び襲ってくる。
あー、今日はもうしんどい!
そう思った時、急にオフィス内がざわついた。
どうやら、トラブルがあったらしい。
あらあら、大変。
なんて呑気に思っていたら、「ちょっと手伝ってーー!!」と仕事が急遽回ってくることになった。
えーっ勘弁してーーっ。
そう心の中で叫ぶが、仕方がない。
私の業務と全く関係ない仕事ではなかったから。
バタバタとしているうちに、気がついたらどっぷり時間が過ぎていた。
「ありがとう!!お陰で奇跡的に定時に終わりそうだよーっ!!」
ものすごく感謝され、満更でもない私。
役に立てて良かったな。
今朝から眠たくて仕方がなかったけれど、なんだ、仕事に集中したら目が覚めたしテキパキ出来るじゃん、私。
とはいえ、疲れたぁー。
今日はぐっすり寝れそうだ。
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