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予想外の事態
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「今日はお集まりいただきありがとうございます」
皇帝の側近である宰相が進行し、式は滞りなく執り行われた。皇帝の合図で、聖女が舞台へと現れる。
か、かわいいーーっ!!
思わず叫びそうになるのを必死で堪えた。
映画の時も可愛かったけれど、それ以上だわ。こんなに可愛い子が存在するなんて。まぁ、漫画の中なんだけど。
肌は真っ白で、金髪に輝く髪がキラキラと光を浴びてより美しさを際立たせている。
「これよりクリスティア様を正式な聖女とし、第二王子であるマーク様との婚姻を進める運びとなりました」
宰相のその言葉に、ざわざわと驚きの声が上がる。それは私も同じだった。
どういうこと?クリスティアが婚約するのって第一王子のルカじゃなかったの?
というか第二王子ってマークっていう名前なのね。初耳だわ。
物語が変わってしまっている。
どうしよう、どこかで何か変化が起きたんだわ。
婚約者が第一王子のルカで、しかも令嬢達から大人気の人だったからクリスティアは目をつけられてしまったはず。そこで一瞬だけ登場するのが脇役の私。
それが第二王子のマークとやらに変わってしまった今、私の役割って何なんだろう。
これから私はどこで登場することになるの?
どうしようかと困惑していたその時だった。会場内に悲鳴が響き渡った。
「怪物よ!!怪物が出たわーーっ!!」
「な、なんだって!?」
そこからは、大混乱だった。
人々は我先にと逃げ惑い、先程と同じ会場とは思えないほど酷い有様だった。
落ち着くようにと制する皇帝の言葉に、みな耳を貸そうともせず、出口へと向かう人の流れで揉みくちゃにされてしまった。
痛ぁっ!!?
まだ背丈の小さい私にとって、その流れは強烈だった。色んな人の悲鳴を聞くのでさえきついのに、更にはヒールや明らかに体重の重い男性から足を踏まれるやらで気付けばボロボロになっていた。
一体誰よ、私の足を踏んだやつ~~!!
私は内心くそーっと思いながらも、治療魔法を腫れ上がった自分の足にかけた。怪物との戦いの中で、わずかに怪我をした時、頭の中にふっ…と回復する治療魔法の言葉が浮かんできた。それ以来、小さな傷はすぐに治せるようになったのだ。
それに何よ、怪物くらいでそこまで慌てることないじゃない。
この時、私はすっかり忘れてしまっていた。怪物をまるでルーティンのように倒していたため、異常なまでに強くなっていたこと。
私の中では当たり前だと思っていたことが、とてつもなく異常であることを、気づかずにいたのだ。
人々のほとんどが外に出てしまい、ようやく落ち着きを取り戻した時、私はようやくこの場所に誰もいなくなっていたことに気がついた。
正確に言えば、皇帝と第一王子のルカ、私の3人だけだった。この状況に戸惑いを隠せなかった。
クリスティアとマークはどこに行ったの?
というか、ルカは初めましてだわ。
いつからそこにいたのよ。
それはそうと、エドワードはどこに行ったのだろう。あの流れに逆らえず、外に出てしまったのかもしれない。
それにしても、怪物が出たというのにどうして皇帝は何も指示を出されずにここに座っていらっしゃるの?
私は不審に思いつつも二人に対してぺこりと頭を下げ、いそいそとその場から立ち去ろうとした。
「待て」
低い声に呼び止められ、私は恐る恐る振り返る。
「彼女が、そうなのか?」
「はい。この落ち着き、間違いありません。それに、先ほど治療魔法をいとも簡単に使用しておりました」
「なんと…!」
何、どういうこと?
頭の中はパニックだった。
なんで私が呼び止められるの?
しかも治療魔法見られてた?
ルカはゆっくりとした足取りで舞台の階段を降り、私の方へと歩いてくる。
なになになに!?
というか、初めて見るけどさすがは第一王子、将来国を背負うだけあるわね。落ち着きというか、オーラがすごい。
私の前に立ち止まり、オロオロとする私を見てふっと笑みを浮かべた。
「誤魔化しても無駄だ。全てお見通しだからな」
「え…?」
「君の力が必要なんだ」
何を言っているのかさっぱりわからなかった。全てお見通しって一体なんのこと?
「あの…よく分かりませんが、怪物が来たと言うのにここに残ったままでよろしいのですか?」
「それだ」
「はい?」
「普通の令嬢であれば、怪物が出たと聞けば怖くて逃げ出すはず。他の者のようにな。だが君は逃げ出すどころか全く動じなかった」
うわ。見られてたの?
「それに、踏まれた足を自ら治療していたな」
うわー。それも見られてたの?
あの人混みの中で?
「そ、それはここは敷地内ですし、外では兵士たちが守ってくれています。それに聖女様もいらっしゃるとなれば、中にいるのが一番安全なのではと思いましたので。…治療魔法は見間違えでは?」
「ほぉ、そうきたか」
ルカは面白いという表情で私を見る。
まるで楽しいおもちゃを見つけたかのような笑みに、私はなんだかイラッとしてしまった。
なんか、漫画の雰囲気と違わない?
もう少し好青年だと思ってたんだけど。
…まぁ、映画もそこまで見れてないし友人から聞いただけでよく知らないけど。
「まぁ、言い逃れはなんとでもできるな。父上、私にこの者と過ごす機会をいただきたいのですが」
……はい?
「分かった、お前がいうなら許可する。マルスティア伯爵令嬢、悪いが今日からここの宮殿の一室でしばらくの間過ごしてほしい」
え?
ここで過ごす?
「あのっ、お言葉ですが陛下。外では怪物が出たと騒ぎになっております。何もご指示を出されないのですか?」
「あぁ、その事だが既に手は打っておる。怪物がいつ現れてもいいよう、兵士もかなりの数を動員させていたからな。時期に騒ぎも収まるはずだ。それよりもマルスティア伯爵令嬢、私の頼みを聞いてくれるな?」
「それはっ…」
どうしてこんな流れになってしまったのよ。私はただ、怪物と戦い慣れていて治療ができる、それだけなのに。ここにいる騎士達だって普通にできることでしょう?
「今日からよろしく…マルスティア伯爵令嬢」
「そんな…」
一体この世界で何が起きているの?
なんでよりにもよって脇役の私がルカに目をつけられているの?
私はこの世界の〝設定〟を知らなかった。
怪物を倒せるのは選ばれし魔法使いの騎士だけ。
そして治療魔法を使えるのは…聖女だけだということに。
皇帝の側近である宰相が進行し、式は滞りなく執り行われた。皇帝の合図で、聖女が舞台へと現れる。
か、かわいいーーっ!!
思わず叫びそうになるのを必死で堪えた。
映画の時も可愛かったけれど、それ以上だわ。こんなに可愛い子が存在するなんて。まぁ、漫画の中なんだけど。
肌は真っ白で、金髪に輝く髪がキラキラと光を浴びてより美しさを際立たせている。
「これよりクリスティア様を正式な聖女とし、第二王子であるマーク様との婚姻を進める運びとなりました」
宰相のその言葉に、ざわざわと驚きの声が上がる。それは私も同じだった。
どういうこと?クリスティアが婚約するのって第一王子のルカじゃなかったの?
というか第二王子ってマークっていう名前なのね。初耳だわ。
物語が変わってしまっている。
どうしよう、どこかで何か変化が起きたんだわ。
婚約者が第一王子のルカで、しかも令嬢達から大人気の人だったからクリスティアは目をつけられてしまったはず。そこで一瞬だけ登場するのが脇役の私。
それが第二王子のマークとやらに変わってしまった今、私の役割って何なんだろう。
これから私はどこで登場することになるの?
どうしようかと困惑していたその時だった。会場内に悲鳴が響き渡った。
「怪物よ!!怪物が出たわーーっ!!」
「な、なんだって!?」
そこからは、大混乱だった。
人々は我先にと逃げ惑い、先程と同じ会場とは思えないほど酷い有様だった。
落ち着くようにと制する皇帝の言葉に、みな耳を貸そうともせず、出口へと向かう人の流れで揉みくちゃにされてしまった。
痛ぁっ!!?
まだ背丈の小さい私にとって、その流れは強烈だった。色んな人の悲鳴を聞くのでさえきついのに、更にはヒールや明らかに体重の重い男性から足を踏まれるやらで気付けばボロボロになっていた。
一体誰よ、私の足を踏んだやつ~~!!
私は内心くそーっと思いながらも、治療魔法を腫れ上がった自分の足にかけた。怪物との戦いの中で、わずかに怪我をした時、頭の中にふっ…と回復する治療魔法の言葉が浮かんできた。それ以来、小さな傷はすぐに治せるようになったのだ。
それに何よ、怪物くらいでそこまで慌てることないじゃない。
この時、私はすっかり忘れてしまっていた。怪物をまるでルーティンのように倒していたため、異常なまでに強くなっていたこと。
私の中では当たり前だと思っていたことが、とてつもなく異常であることを、気づかずにいたのだ。
人々のほとんどが外に出てしまい、ようやく落ち着きを取り戻した時、私はようやくこの場所に誰もいなくなっていたことに気がついた。
正確に言えば、皇帝と第一王子のルカ、私の3人だけだった。この状況に戸惑いを隠せなかった。
クリスティアとマークはどこに行ったの?
というか、ルカは初めましてだわ。
いつからそこにいたのよ。
それはそうと、エドワードはどこに行ったのだろう。あの流れに逆らえず、外に出てしまったのかもしれない。
それにしても、怪物が出たというのにどうして皇帝は何も指示を出されずにここに座っていらっしゃるの?
私は不審に思いつつも二人に対してぺこりと頭を下げ、いそいそとその場から立ち去ろうとした。
「待て」
低い声に呼び止められ、私は恐る恐る振り返る。
「彼女が、そうなのか?」
「はい。この落ち着き、間違いありません。それに、先ほど治療魔法をいとも簡単に使用しておりました」
「なんと…!」
何、どういうこと?
頭の中はパニックだった。
なんで私が呼び止められるの?
しかも治療魔法見られてた?
ルカはゆっくりとした足取りで舞台の階段を降り、私の方へと歩いてくる。
なになになに!?
というか、初めて見るけどさすがは第一王子、将来国を背負うだけあるわね。落ち着きというか、オーラがすごい。
私の前に立ち止まり、オロオロとする私を見てふっと笑みを浮かべた。
「誤魔化しても無駄だ。全てお見通しだからな」
「え…?」
「君の力が必要なんだ」
何を言っているのかさっぱりわからなかった。全てお見通しって一体なんのこと?
「あの…よく分かりませんが、怪物が来たと言うのにここに残ったままでよろしいのですか?」
「それだ」
「はい?」
「普通の令嬢であれば、怪物が出たと聞けば怖くて逃げ出すはず。他の者のようにな。だが君は逃げ出すどころか全く動じなかった」
うわ。見られてたの?
「それに、踏まれた足を自ら治療していたな」
うわー。それも見られてたの?
あの人混みの中で?
「そ、それはここは敷地内ですし、外では兵士たちが守ってくれています。それに聖女様もいらっしゃるとなれば、中にいるのが一番安全なのではと思いましたので。…治療魔法は見間違えでは?」
「ほぉ、そうきたか」
ルカは面白いという表情で私を見る。
まるで楽しいおもちゃを見つけたかのような笑みに、私はなんだかイラッとしてしまった。
なんか、漫画の雰囲気と違わない?
もう少し好青年だと思ってたんだけど。
…まぁ、映画もそこまで見れてないし友人から聞いただけでよく知らないけど。
「まぁ、言い逃れはなんとでもできるな。父上、私にこの者と過ごす機会をいただきたいのですが」
……はい?
「分かった、お前がいうなら許可する。マルスティア伯爵令嬢、悪いが今日からここの宮殿の一室でしばらくの間過ごしてほしい」
え?
ここで過ごす?
「あのっ、お言葉ですが陛下。外では怪物が出たと騒ぎになっております。何もご指示を出されないのですか?」
「あぁ、その事だが既に手は打っておる。怪物がいつ現れてもいいよう、兵士もかなりの数を動員させていたからな。時期に騒ぎも収まるはずだ。それよりもマルスティア伯爵令嬢、私の頼みを聞いてくれるな?」
「それはっ…」
どうしてこんな流れになってしまったのよ。私はただ、怪物と戦い慣れていて治療ができる、それだけなのに。ここにいる騎士達だって普通にできることでしょう?
「今日からよろしく…マルスティア伯爵令嬢」
「そんな…」
一体この世界で何が起きているの?
なんでよりにもよって脇役の私がルカに目をつけられているの?
私はこの世界の〝設定〟を知らなかった。
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