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第52話 これまでのダンボール無双②(あらすじ・登場人物まとめ)
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(今までのあらすじ)
山田邦和はニートのため兄貴と喧嘩し、実家を追放されてしまう。
そして、ホームレスとなった彼はダンボールの妖精に導かれて、ゲーム世界に転生した。
妖精の加護を受けて、最強の魔導士となったクニカズは最弱国ヴォルフスブルクに仕官して、生き残りを図る。
国境紛争を解決したクニカズは、女王に認められて軍事大学へと進学を許された。彼はニート時代に学んだ軍事知識と歴史知識、シミュレーションゲーム経験を生かして大学を首席で卒業。優秀な同級生も魅了し仲間に引き入れた。
少佐として赴任したハーブルク要塞で、クニカズは親友のアルフレッドとともに、大陸最強の陸軍国家ローザンブルク帝国の将軍・ニコライの謀略に巻き込まれてしまった。
さらに、敵対する宰相の嫌がらせにより最前線で孤立し大ピンチ。
そんな中で、ついにローザンブルクは、クニカズに牙をむけたのだった。
そして、ダンボールの厚みがまた1枚。
(登場人物紹介)
・ヤマダクニカズ(転生後)
前世では、ニート&ホームレスだったが、転生後はダンボールの妖精の加護を受けて強大な魔力と戦闘力を手に入れた。政治力は生きていくために少しずつ成長し、大学で異世界知識を学んだことで知略も成長中。
知略:73→76
戦闘:9→130(妖精補正)
魔力:0→130(妖精補正)
政治:65→68→71
スキル:妖精の加護・腹黒政治家・創造者・無詠唱魔力
・ポール大佐(宰相陣営)
知略:84
戦闘:38
魔力:21
政治:33
スキル:理論家・研究者
ヴォルフスブルク王国軍きっての理論派。ただし、軍人というよりも、研究者に近く、作戦の指揮などはうまくない。シナリオ1からヴォルフスブルクに所属するが戦闘能力は皆無に近いため、アルフレッドの補佐役に落ち着くことが多い。
人材が豊富になるシナリオ2以降は、彼よりも優秀な補佐役が多く登場するため、本拠地で研究に没頭していることの方が多い。
性格に難があり、チームワークを乱す諸刃の剣的な存在で、アルフレッド隊を自滅させて王国を崩壊に導いたりもする。
アリーナ(大尉→少佐、クニカズ陣営)
知略:56
戦闘:12
魔力:49
政治:72
スキル:建設スピード上昇
リーニャ大尉の士官学校からの友人。貴族階級(男爵家)出身の女性士官。
リーニャ大尉が気が強い分、彼女は気弱で優しい。2人1組でバランスが取れているとも言われている。軋轢を作りやすいリーニャをうまく補佐している。
ゲームではシナリオ2以降に登場する。
前線向きとは言い難い能力値だが、貴族階級出身のため政治能力がそこそこ高く、スキルの建設スピード上昇もあって内政官としてはそこそこ優秀。砦建設や城壁の改修など建設部門で活躍する。俗にいう、本拠地でのお留守番要員。
・ニコライ=ローザンブルク将軍
大陸の強国、ローザンブルク帝国の第一軍を率いる将軍(中将)。48歳。
王族に連なる名家出身で、数多くの戦争で武功を立てた名将。
魔力・指揮・政治・謀略。すべての分野で才能を発揮し、陸軍大国ローザンブルクの切り札と称される。
攻撃的な指揮を好み、ついたあだ名は"永久凍土の荒鷲"。
ゲーム中でも屈指の能力値を誇り、作中の最強武将候補として常に名前が挙がる。能力値合計は作中2位で有用なスキルを数多く保有する。
唯一の問題は、所属するローザンブルクが寒冷地のため、国力が3大国ではやや劣るところ。
知略:96
戦闘:95
魔力:110
政治:91
スキル:カリスマ・威圧・大魔導士・権謀術数・突撃・全能
・ルパート=オーラリア辺境伯(グレア帝国宰相)
グレア帝国の宰相を務める男。51歳。
グレア帝国の名門の辺境伯家の当主であり、帝国宰相の地位にある傑物。
別名"帝国の守護者"。
辺境伯という立場ながら、傑出した政治センスで中央でも最高位である宰相まで登りつめた。
ヴォルフスブルク包囲網を作り出した張本人であり、グレア帝国が大陸最強国家として君臨しているのは彼の才覚が大きい。
ゲームでは最強の宰相と呼ばれている。軍師的な役割であり、最前線の指揮官として物足りない。
ただし、グレア帝国は優秀な指揮官を数多く保有しており、その誰かと彼を組み合わせれば無敵のユニットとなる。
魔力適性が高い彼が率いる魔導士隊や魔力砲兵隊の火力はすさまじく、一瞬で数千の兵士が溶けると表現される。防御が弱いユニットを率いていることが多いので、機動力でせん滅するのが定跡だが、高い知略で次々と計略を成功させて近づくことすら許されずに溶かされる。勝つためには、犠牲をかえりみずに人海戦術で突破するくらいしか道はない。
ニコライ=ローザンブルクと並ぶゲーム最強候補。
近接戦最強がニコライであれば、遠距離攻撃最強が彼である。
知略:110
戦闘:41
魔力:120
政治:99
スキル:カリスマ・威圧・大魔導士・先読み・建設スピード短縮・魔力増強
(用語解説まとめ)
・プロイセン式の参謀本部(第28話)
19世紀のプロイセン(ドイツ)で誕生した形式及び考え方。
これが誕生するまでは指揮官ひとりだけに重大な責任を背負わせるのが当たり前だったが、複雑化していく戦争では限界が生じたため、参謀(=専門家)たちの助言をもとに指揮官が意思決定をしていくスタイルに変わるきっかけになった。
最初は実戦部隊と補給部隊の分業からはじまり、徐々に理論化されていった。
ナポレオン戦争において大敗したプロイセンが、軍の近代化を推し進める過程で体系化された。
この考え方が普及し、近代化されたプロイセンは、オーストリア・フランスというヨーロッパの列強国を次々と撃破し、ドイツ統一を成し遂げる原動力になった。
誕生から200年近くたった現在でも、この形式が軍隊の基本的なものになっている。
・秋山好古(第30話)
日本騎兵の父。『坂の上の雲』でも有名な軍人。
フランスの軍人は「秋山好古の生涯の意味は、満洲の野で世界最強の騎兵集団(ロシア帝国軍のコサック騎兵)を破るというただ一点に尽きている」と述べた。
・伊達政宗(第35話)
戦国時代の東北の英雄。別名、独眼竜。
幼少期に病気で片目を失明するも、軍事的な才覚によって頭角を現し、統一が遅れていた東北地方に一大勢力を作り上げる。
その後は豊臣秀吉・徳川家康に帰属し、東北の大藩として江戸時代を生き残った。
騎馬鉄砲隊は、大坂の陣で伊達家が採用したとされる(フィクションの可能性も)。
・フリードリヒ大王(2世)
第3代プロイセン王。名君として呼び名が高く、軍人としてもオーストリア継承戦争・七年戦争を指揮し、ヨーロッパの列強と渡り合った。
機動力を重視した作戦を得意とし、斜行戦術や騎馬砲兵を編み出し、軍事革命を起こした。
彼の死後に頭角を現すフランスのナポレオンが、フリードリヒ大王の戦術の継承者としてヨーロッパを席巻することになる。
じゃがいもをドイツに根付かせたことでも有名。
・ナポレオン
地方貴族からフランス帝国初代皇帝に上り詰めた軍事的な天才。
フリードリヒ大王の戦術を発展継承し、ヨーロッパの列強をことごとく撃破した。
アウステルリッツの3帝会戦は、その戦術の総決算ともいえるほどの完勝だった。
・ランチェスター戦略(第36話)
最近では経営学の考えとして有名だが、最初は軍事学の考えだった。
「同種類の武器を持った兵士ならば、数が勝る方が勝つ」という考えを基本にして、強者と弱者で取るべき方法論が違うことを定義づけた。
・醤油の歴史(第38話)
似たような発酵食品が大陸から伝わってきたと考えられている。古代日本では、発酵食品を管理する役職まであった。
鎌倉時代に「たまり醤油」の原型が生まれて、江戸時代にやっと量産が可能になった。
・戦力温存主義(第40話)
海軍においては「現存艦隊主義」とも。戦力を温存することで、敵対国に一定のプレッシャーを与えることができるという考え方。
戦間期においては、「戦艦」がその役割を担っており、戦艦を温存することが一つの有力な戦略だった。大和級戦艦が温存されたのも、この考えがあったことも一因とされる。
アメリカ大統領ルーズベルトが日本を占領できるか海軍士官に聞いたところ「駄目です。日本には長門がいます」と答えたという逸話もある(フィクションの可能性が高い)。
・勢力均衡
国際関係における重要な考え方。平和は軍事力や勢力の均衡から生まれて、それが崩壊することで戦争が発生する。ただし、勢力均衡の間に軍事力は蓄積され続けることが多く、崩壊後の戦争は悲惨なものになりやすい(例としては、第一次世界大戦)。
この考えに限界が発生したため、現代の集団的安全保障体制が構築された。
・マジノ線(第42話)
フランスの要塞。歴史上最大クラスの要塞であり、ドイツ軍を苦しめた。しかし、ベルギーをドイツが制圧したことで迂回されてしまいフランスは敗北する。
・関東軍(第51話)
大正期から昭和初期まで存在していた日本陸軍の総軍のひとつ。
大陸における日本の租借地である遼東半島と南満洲鉄道を防衛するために存在していたが、徐々にエリート士官たちが暴走し、政府すらも制御できない状況に陥った。
・満洲と満州
正式な漢語表記は「洲」。中国最後の王朝を作った満洲族が暮らしていた中国の東北部を指す。
ただし、日本の新聞や教科書などは慣例上「州」の字を使うことが多い。
・南満洲鉄道
主な業務は、鉄道業だが、製鉄・航空・電力・ホテル・牧畜・農業・鉱山・シンクタンクなどあらゆる業務を担当し行政権すら保有していたモンスター企業。
山田邦和はニートのため兄貴と喧嘩し、実家を追放されてしまう。
そして、ホームレスとなった彼はダンボールの妖精に導かれて、ゲーム世界に転生した。
妖精の加護を受けて、最強の魔導士となったクニカズは最弱国ヴォルフスブルクに仕官して、生き残りを図る。
国境紛争を解決したクニカズは、女王に認められて軍事大学へと進学を許された。彼はニート時代に学んだ軍事知識と歴史知識、シミュレーションゲーム経験を生かして大学を首席で卒業。優秀な同級生も魅了し仲間に引き入れた。
少佐として赴任したハーブルク要塞で、クニカズは親友のアルフレッドとともに、大陸最強の陸軍国家ローザンブルク帝国の将軍・ニコライの謀略に巻き込まれてしまった。
さらに、敵対する宰相の嫌がらせにより最前線で孤立し大ピンチ。
そんな中で、ついにローザンブルクは、クニカズに牙をむけたのだった。
そして、ダンボールの厚みがまた1枚。
(登場人物紹介)
・ヤマダクニカズ(転生後)
前世では、ニート&ホームレスだったが、転生後はダンボールの妖精の加護を受けて強大な魔力と戦闘力を手に入れた。政治力は生きていくために少しずつ成長し、大学で異世界知識を学んだことで知略も成長中。
知略:73→76
戦闘:9→130(妖精補正)
魔力:0→130(妖精補正)
政治:65→68→71
スキル:妖精の加護・腹黒政治家・創造者・無詠唱魔力
・ポール大佐(宰相陣営)
知略:84
戦闘:38
魔力:21
政治:33
スキル:理論家・研究者
ヴォルフスブルク王国軍きっての理論派。ただし、軍人というよりも、研究者に近く、作戦の指揮などはうまくない。シナリオ1からヴォルフスブルクに所属するが戦闘能力は皆無に近いため、アルフレッドの補佐役に落ち着くことが多い。
人材が豊富になるシナリオ2以降は、彼よりも優秀な補佐役が多く登場するため、本拠地で研究に没頭していることの方が多い。
性格に難があり、チームワークを乱す諸刃の剣的な存在で、アルフレッド隊を自滅させて王国を崩壊に導いたりもする。
アリーナ(大尉→少佐、クニカズ陣営)
知略:56
戦闘:12
魔力:49
政治:72
スキル:建設スピード上昇
リーニャ大尉の士官学校からの友人。貴族階級(男爵家)出身の女性士官。
リーニャ大尉が気が強い分、彼女は気弱で優しい。2人1組でバランスが取れているとも言われている。軋轢を作りやすいリーニャをうまく補佐している。
ゲームではシナリオ2以降に登場する。
前線向きとは言い難い能力値だが、貴族階級出身のため政治能力がそこそこ高く、スキルの建設スピード上昇もあって内政官としてはそこそこ優秀。砦建設や城壁の改修など建設部門で活躍する。俗にいう、本拠地でのお留守番要員。
・ニコライ=ローザンブルク将軍
大陸の強国、ローザンブルク帝国の第一軍を率いる将軍(中将)。48歳。
王族に連なる名家出身で、数多くの戦争で武功を立てた名将。
魔力・指揮・政治・謀略。すべての分野で才能を発揮し、陸軍大国ローザンブルクの切り札と称される。
攻撃的な指揮を好み、ついたあだ名は"永久凍土の荒鷲"。
ゲーム中でも屈指の能力値を誇り、作中の最強武将候補として常に名前が挙がる。能力値合計は作中2位で有用なスキルを数多く保有する。
唯一の問題は、所属するローザンブルクが寒冷地のため、国力が3大国ではやや劣るところ。
知略:96
戦闘:95
魔力:110
政治:91
スキル:カリスマ・威圧・大魔導士・権謀術数・突撃・全能
・ルパート=オーラリア辺境伯(グレア帝国宰相)
グレア帝国の宰相を務める男。51歳。
グレア帝国の名門の辺境伯家の当主であり、帝国宰相の地位にある傑物。
別名"帝国の守護者"。
辺境伯という立場ながら、傑出した政治センスで中央でも最高位である宰相まで登りつめた。
ヴォルフスブルク包囲網を作り出した張本人であり、グレア帝国が大陸最強国家として君臨しているのは彼の才覚が大きい。
ゲームでは最強の宰相と呼ばれている。軍師的な役割であり、最前線の指揮官として物足りない。
ただし、グレア帝国は優秀な指揮官を数多く保有しており、その誰かと彼を組み合わせれば無敵のユニットとなる。
魔力適性が高い彼が率いる魔導士隊や魔力砲兵隊の火力はすさまじく、一瞬で数千の兵士が溶けると表現される。防御が弱いユニットを率いていることが多いので、機動力でせん滅するのが定跡だが、高い知略で次々と計略を成功させて近づくことすら許されずに溶かされる。勝つためには、犠牲をかえりみずに人海戦術で突破するくらいしか道はない。
ニコライ=ローザンブルクと並ぶゲーム最強候補。
近接戦最強がニコライであれば、遠距離攻撃最強が彼である。
知略:110
戦闘:41
魔力:120
政治:99
スキル:カリスマ・威圧・大魔導士・先読み・建設スピード短縮・魔力増強
(用語解説まとめ)
・プロイセン式の参謀本部(第28話)
19世紀のプロイセン(ドイツ)で誕生した形式及び考え方。
これが誕生するまでは指揮官ひとりだけに重大な責任を背負わせるのが当たり前だったが、複雑化していく戦争では限界が生じたため、参謀(=専門家)たちの助言をもとに指揮官が意思決定をしていくスタイルに変わるきっかけになった。
最初は実戦部隊と補給部隊の分業からはじまり、徐々に理論化されていった。
ナポレオン戦争において大敗したプロイセンが、軍の近代化を推し進める過程で体系化された。
この考え方が普及し、近代化されたプロイセンは、オーストリア・フランスというヨーロッパの列強国を次々と撃破し、ドイツ統一を成し遂げる原動力になった。
誕生から200年近くたった現在でも、この形式が軍隊の基本的なものになっている。
・秋山好古(第30話)
日本騎兵の父。『坂の上の雲』でも有名な軍人。
フランスの軍人は「秋山好古の生涯の意味は、満洲の野で世界最強の騎兵集団(ロシア帝国軍のコサック騎兵)を破るというただ一点に尽きている」と述べた。
・伊達政宗(第35話)
戦国時代の東北の英雄。別名、独眼竜。
幼少期に病気で片目を失明するも、軍事的な才覚によって頭角を現し、統一が遅れていた東北地方に一大勢力を作り上げる。
その後は豊臣秀吉・徳川家康に帰属し、東北の大藩として江戸時代を生き残った。
騎馬鉄砲隊は、大坂の陣で伊達家が採用したとされる(フィクションの可能性も)。
・フリードリヒ大王(2世)
第3代プロイセン王。名君として呼び名が高く、軍人としてもオーストリア継承戦争・七年戦争を指揮し、ヨーロッパの列強と渡り合った。
機動力を重視した作戦を得意とし、斜行戦術や騎馬砲兵を編み出し、軍事革命を起こした。
彼の死後に頭角を現すフランスのナポレオンが、フリードリヒ大王の戦術の継承者としてヨーロッパを席巻することになる。
じゃがいもをドイツに根付かせたことでも有名。
・ナポレオン
地方貴族からフランス帝国初代皇帝に上り詰めた軍事的な天才。
フリードリヒ大王の戦術を発展継承し、ヨーロッパの列強をことごとく撃破した。
アウステルリッツの3帝会戦は、その戦術の総決算ともいえるほどの完勝だった。
・ランチェスター戦略(第36話)
最近では経営学の考えとして有名だが、最初は軍事学の考えだった。
「同種類の武器を持った兵士ならば、数が勝る方が勝つ」という考えを基本にして、強者と弱者で取るべき方法論が違うことを定義づけた。
・醤油の歴史(第38話)
似たような発酵食品が大陸から伝わってきたと考えられている。古代日本では、発酵食品を管理する役職まであった。
鎌倉時代に「たまり醤油」の原型が生まれて、江戸時代にやっと量産が可能になった。
・戦力温存主義(第40話)
海軍においては「現存艦隊主義」とも。戦力を温存することで、敵対国に一定のプレッシャーを与えることができるという考え方。
戦間期においては、「戦艦」がその役割を担っており、戦艦を温存することが一つの有力な戦略だった。大和級戦艦が温存されたのも、この考えがあったことも一因とされる。
アメリカ大統領ルーズベルトが日本を占領できるか海軍士官に聞いたところ「駄目です。日本には長門がいます」と答えたという逸話もある(フィクションの可能性が高い)。
・勢力均衡
国際関係における重要な考え方。平和は軍事力や勢力の均衡から生まれて、それが崩壊することで戦争が発生する。ただし、勢力均衡の間に軍事力は蓄積され続けることが多く、崩壊後の戦争は悲惨なものになりやすい(例としては、第一次世界大戦)。
この考えに限界が発生したため、現代の集団的安全保障体制が構築された。
・マジノ線(第42話)
フランスの要塞。歴史上最大クラスの要塞であり、ドイツ軍を苦しめた。しかし、ベルギーをドイツが制圧したことで迂回されてしまいフランスは敗北する。
・関東軍(第51話)
大正期から昭和初期まで存在していた日本陸軍の総軍のひとつ。
大陸における日本の租借地である遼東半島と南満洲鉄道を防衛するために存在していたが、徐々にエリート士官たちが暴走し、政府すらも制御できない状況に陥った。
・満洲と満州
正式な漢語表記は「洲」。中国最後の王朝を作った満洲族が暮らしていた中国の東北部を指す。
ただし、日本の新聞や教科書などは慣例上「州」の字を使うことが多い。
・南満洲鉄道
主な業務は、鉄道業だが、製鉄・航空・電力・ホテル・牧畜・農業・鉱山・シンクタンクなどあらゆる業務を担当し行政権すら保有していたモンスター企業。
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