53 / 68
読書パーティー編
その53 まさかの共闘
しおりを挟む
読書パーティーに赴く前に、エリザベスが薦めてくれた小説を全部読むことにした。全部で四冊あるが、一日に一冊読むとすれば、余裕で読破できる。
読書の場所は寮の自室だったり、図書館だったり。
たまに気分転換をしたい時、中庭で読むこともあった。
読書パーティーの前々日である八月八日の夕方。
俺はオレンジ色の夕日を浴びながら、優雅に中庭で小説の世界に浸っていた。エリザベスのセンスは流石で、全てが良作だ。『勇者との決別』は最高だった。
「こんな夕暮れに、何の用だ?」
本からは目を離さないまま、表情を変えずに呟く。
「貴様が吾輩を呼んだのだ。ふざけるな」
「そうか」
中庭に現れたのは九条ガブリエルだ。
いきなり現れた雰囲気を出したが、実は俺が前もって呼んでおいた。特に理由はない。
ただ、少し前まで敵対していた生徒と親しげに話すというシチュエーションには憧れがある。なんだか「かっこよさそう」だ。
「生徒会のことについて聞きたい」
遂に俺は本から目を離し、九条を見つめる。
「生徒会はどこまで気づいている? 魔王セトの一件は上手く片づいたか?」
「貴様……やはり、魔王セトは貴様が……」
察しのいい男だ。
そういうところもかなり気に入っている。
「さあな。お前が何を言いたいのかわからない」
一応、意図的にとぼけておいた。
「貴様は何が目的だ? これでは自分が魔王セトを倒したと認めているようなものだ。試験の件といい、していることに一貫した目的があるようには思えない」
「なに、俺の目的など誰にもわからない」
「学園に危害を加えるつもりか?」
「どうだろうな」
遠い目をして、夕日を眺めた。
夕日を背景にすることで、ただの会話も印象的な場面へと進化する。
「一応教えておこう。夏休み後の勇者祭、天王寺エイダンと白竜アレクサンダーは貴様を潰す気満々だ」
「ほう」
「本当に貴様が魔王セトを討ったというのであれば、その力を勇者祭で見せるがいい」
「俺の実力を疑うか」
「そのつもりはない。吾輩も……よくわかっている」
気力をなくしたようにボソッと呟く九条。
一度の敗北が彼に与えた影響はとてつもなく大きい。だが、少なくとも彼は、自分の敗北を認め、次に向かって走り出そうとしている。それに対して俺が何か言うつもりもない。
「俺も〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉との対戦を楽しみにしていると伝えておいてくれ。これ以上話すことはない。世界が俺を待っている」
今回も上出来だ。
言いたいことだけ言って、颯爽と退場する。
あとは退場の方法を考えるだけだが、何か新しくて刺激のある退場はないものか。
そうやって重要だがどうでもいいことで悩んでいると――。
『もうやめて! もうあんたの言いなりになんかなりたくない!』
中庭の魅力である静けさを打ち破る、女性の叫び声が耳に入った。
これは九条も同じらしい。
眉間にしわを寄せ、耳をよくすましている。
「どうした生徒会、行かなくてもいいのか?」
挑発するように声をかける。
「静かにしろ」
九条は軽蔑するような視線と言葉を投げてきたが、手で俺についてくるように促した。敵同士の共闘ほど、熱い展開はない。
俺達は優等生だ。
聴力に関しても普通の人間より遥かに強化されている。音を立てないように近づいていくが、中庭からはそれなりに距離があった。
『離して!』
『俺の言うことを聞かないとどうなるかわかってんだろ! お前の両親がどうなってもいいのか?』
内容も次第に聞き取れるようになってくる。
最悪の状況だ。
男子生徒が女子生徒に襲いかかり、無理やり服を脱がそうとしている。
男が乱暴を振るいながら女性を穢すことほど、醜いものはない。
俺はそういった類のものを憎んでいた。一瞬にして殺意が芽生える。
九条も同じらしい。
最大級の軽蔑の視線を、男に対して投げかけていた。
「貴様! 何をしている!」
激怒し声を荒らげる九条。
真っ直ぐ男子生徒の方に向かい、胸ぐらを掴み、魔力を放出した。威厳を出す時に使う技だ。
細身の九条とは対照的に、勇者学園の生徒とは思えないたるんだ腹と死んだ瞳。
中途半端に伸びた草色の髪に、この世の支配者とでもいうような威張った態度。
(なるほど、この男が……)
「大丈夫か?」
俺は女子生徒の方に駆け寄り、直接視線を送らないようにして声をかけた。
この間に女子生徒は脱がされかけていた制服をしっかり着てくれた。俺の細かい配慮にも気づいたようだ。
「あの……ありがとう、助けてくれて」
「礼はいい」
絶対に目を合わせなかった。
先ほどの光景が目に焼きついている。九条が我慢できず飛び出したせいで未遂になったわけだが、俺は彼女の見てはならない秘密の聖域を覗いてしまったのだ。
「もう寮に帰れ」
「あの、名前だけでも――」
女子生徒が何か言っている。
だが、俺には聞こえない。
九条は流石に手を出せなかった。あの時俺達が冷静であれば、教師を呼んで犯行現場を見せることもできた。そうすれば、男子生徒――五十嵐アイザックは教師から厳重注意を受けることになる。
とはいえ、九条の選択は正しかっただろう。俺達が冷静さを保っていたら、この女子生徒が犠牲になっていたのだ。
彼が感情的になったおかげで、今、彼女を救うことができた。
「おい、お前ら何してくれてんだ!」
「ふざけるな阿保! このことは教師に報告――」
「わかってないだろ。この学園の教師の半分は貴族だ。それも、五十嵐家よりも下位のな! 俺の親父が圧力をかけりゃ、あいつらは俺を退学にすることも、罰することもできねーんだよ!」
「――ッ。貴様――」
今にも殺しそうな表情で五十嵐を睨みつける九条。
五十嵐も九条が生徒会の幹部であることくらい知っているだろう。それでいて、この態度。思っていた以上に事態は深刻だ。
五十嵐が俺に近づいてきた。九条は殺意を必死に抑えたまま、立ち尽くしている。
「加賀美は俺に逆らえねーんだ。お前も同じだろ」
女子生徒の名は加賀美というらしい。
正直どうでもいいが、とりあえず覚えておこう。
加賀美が怯えたようにして、俺の背中に隠れた。
「お前がこの学園の風紀を乱し、女性を泣かせる男か」
「お前、俺を誰だと――」
「五十嵐アイザック。成績は下の下、人気は最下位、これ以上落ちてどうするつもりだ?」
五十嵐が拳を振り上げ、俺を脅しにかかる。
「次にふざけたこと言ったら、この拳が炸裂するぞ。言っとくけどな、お前は俺に手出しなんてできねー。親父がお前を退学させ――」
「そうか、お前はファザコンか。自分ひとりでは何もできない、勇者学園の恥、とうわけだ」
宣言通り、五十嵐の拳が炸裂した。
加賀美が悲鳴を上げる。
そして九条は哀れみの目を向けた。勿論俺にではなく、五十嵐に。
「――うぁぁぁぁああああ!」
無様だ。
五十嵐の拳からバキバキっと骨の折れる音が響き、血がだらだらとこぼれ落ちる。拳は俺の左頬に直撃したようだ。
当然ながら、俺の左頬が勝つに決まってる。
厳密には、膨大な魔力をまとった左頬が、か。
「この醜態もパパに報告するつもりか?」
「――ッ。覚えてろよ! お前達を退学にしてやる!」
こんな雑魚とは滅多に会えない。
拳から大量の血を流しながら、最悪の弱者、五十嵐アイザックは走って逃げていった。
自然な流れで九条とグータッチを交わす。拳と拳でのタッチは、最高の皮肉だ。しかも驚いたことに、九条の方から拳を突き出してきた。
「なかなか悪くないな」
九条との共闘も面白かった。
共通の敵が現れれば、お互いの力を認め合っている俺達はいつでも協力できる。
「えーっと……」
加賀美はまだ怯えていた。無理もない。
「さっきのは……どうやって?」
「なに、大したことではない。奴が弱かっただけだ」
「貴様、早く寮に帰った方が良い。我々が護衛を担当する」
誤魔化すどころではなかったが、なんとか加賀美を黙らせ、寮に帰る。
俺と九条、そして加賀美。
一年生と三年生と、多分二年生。二人の男子にひとりの女子。接点もよくわからない三人が一緒に歩く光景を目にした者はいなかった。
読書の場所は寮の自室だったり、図書館だったり。
たまに気分転換をしたい時、中庭で読むこともあった。
読書パーティーの前々日である八月八日の夕方。
俺はオレンジ色の夕日を浴びながら、優雅に中庭で小説の世界に浸っていた。エリザベスのセンスは流石で、全てが良作だ。『勇者との決別』は最高だった。
「こんな夕暮れに、何の用だ?」
本からは目を離さないまま、表情を変えずに呟く。
「貴様が吾輩を呼んだのだ。ふざけるな」
「そうか」
中庭に現れたのは九条ガブリエルだ。
いきなり現れた雰囲気を出したが、実は俺が前もって呼んでおいた。特に理由はない。
ただ、少し前まで敵対していた生徒と親しげに話すというシチュエーションには憧れがある。なんだか「かっこよさそう」だ。
「生徒会のことについて聞きたい」
遂に俺は本から目を離し、九条を見つめる。
「生徒会はどこまで気づいている? 魔王セトの一件は上手く片づいたか?」
「貴様……やはり、魔王セトは貴様が……」
察しのいい男だ。
そういうところもかなり気に入っている。
「さあな。お前が何を言いたいのかわからない」
一応、意図的にとぼけておいた。
「貴様は何が目的だ? これでは自分が魔王セトを倒したと認めているようなものだ。試験の件といい、していることに一貫した目的があるようには思えない」
「なに、俺の目的など誰にもわからない」
「学園に危害を加えるつもりか?」
「どうだろうな」
遠い目をして、夕日を眺めた。
夕日を背景にすることで、ただの会話も印象的な場面へと進化する。
「一応教えておこう。夏休み後の勇者祭、天王寺エイダンと白竜アレクサンダーは貴様を潰す気満々だ」
「ほう」
「本当に貴様が魔王セトを討ったというのであれば、その力を勇者祭で見せるがいい」
「俺の実力を疑うか」
「そのつもりはない。吾輩も……よくわかっている」
気力をなくしたようにボソッと呟く九条。
一度の敗北が彼に与えた影響はとてつもなく大きい。だが、少なくとも彼は、自分の敗北を認め、次に向かって走り出そうとしている。それに対して俺が何か言うつもりもない。
「俺も〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉との対戦を楽しみにしていると伝えておいてくれ。これ以上話すことはない。世界が俺を待っている」
今回も上出来だ。
言いたいことだけ言って、颯爽と退場する。
あとは退場の方法を考えるだけだが、何か新しくて刺激のある退場はないものか。
そうやって重要だがどうでもいいことで悩んでいると――。
『もうやめて! もうあんたの言いなりになんかなりたくない!』
中庭の魅力である静けさを打ち破る、女性の叫び声が耳に入った。
これは九条も同じらしい。
眉間にしわを寄せ、耳をよくすましている。
「どうした生徒会、行かなくてもいいのか?」
挑発するように声をかける。
「静かにしろ」
九条は軽蔑するような視線と言葉を投げてきたが、手で俺についてくるように促した。敵同士の共闘ほど、熱い展開はない。
俺達は優等生だ。
聴力に関しても普通の人間より遥かに強化されている。音を立てないように近づいていくが、中庭からはそれなりに距離があった。
『離して!』
『俺の言うことを聞かないとどうなるかわかってんだろ! お前の両親がどうなってもいいのか?』
内容も次第に聞き取れるようになってくる。
最悪の状況だ。
男子生徒が女子生徒に襲いかかり、無理やり服を脱がそうとしている。
男が乱暴を振るいながら女性を穢すことほど、醜いものはない。
俺はそういった類のものを憎んでいた。一瞬にして殺意が芽生える。
九条も同じらしい。
最大級の軽蔑の視線を、男に対して投げかけていた。
「貴様! 何をしている!」
激怒し声を荒らげる九条。
真っ直ぐ男子生徒の方に向かい、胸ぐらを掴み、魔力を放出した。威厳を出す時に使う技だ。
細身の九条とは対照的に、勇者学園の生徒とは思えないたるんだ腹と死んだ瞳。
中途半端に伸びた草色の髪に、この世の支配者とでもいうような威張った態度。
(なるほど、この男が……)
「大丈夫か?」
俺は女子生徒の方に駆け寄り、直接視線を送らないようにして声をかけた。
この間に女子生徒は脱がされかけていた制服をしっかり着てくれた。俺の細かい配慮にも気づいたようだ。
「あの……ありがとう、助けてくれて」
「礼はいい」
絶対に目を合わせなかった。
先ほどの光景が目に焼きついている。九条が我慢できず飛び出したせいで未遂になったわけだが、俺は彼女の見てはならない秘密の聖域を覗いてしまったのだ。
「もう寮に帰れ」
「あの、名前だけでも――」
女子生徒が何か言っている。
だが、俺には聞こえない。
九条は流石に手を出せなかった。あの時俺達が冷静であれば、教師を呼んで犯行現場を見せることもできた。そうすれば、男子生徒――五十嵐アイザックは教師から厳重注意を受けることになる。
とはいえ、九条の選択は正しかっただろう。俺達が冷静さを保っていたら、この女子生徒が犠牲になっていたのだ。
彼が感情的になったおかげで、今、彼女を救うことができた。
「おい、お前ら何してくれてんだ!」
「ふざけるな阿保! このことは教師に報告――」
「わかってないだろ。この学園の教師の半分は貴族だ。それも、五十嵐家よりも下位のな! 俺の親父が圧力をかけりゃ、あいつらは俺を退学にすることも、罰することもできねーんだよ!」
「――ッ。貴様――」
今にも殺しそうな表情で五十嵐を睨みつける九条。
五十嵐も九条が生徒会の幹部であることくらい知っているだろう。それでいて、この態度。思っていた以上に事態は深刻だ。
五十嵐が俺に近づいてきた。九条は殺意を必死に抑えたまま、立ち尽くしている。
「加賀美は俺に逆らえねーんだ。お前も同じだろ」
女子生徒の名は加賀美というらしい。
正直どうでもいいが、とりあえず覚えておこう。
加賀美が怯えたようにして、俺の背中に隠れた。
「お前がこの学園の風紀を乱し、女性を泣かせる男か」
「お前、俺を誰だと――」
「五十嵐アイザック。成績は下の下、人気は最下位、これ以上落ちてどうするつもりだ?」
五十嵐が拳を振り上げ、俺を脅しにかかる。
「次にふざけたこと言ったら、この拳が炸裂するぞ。言っとくけどな、お前は俺に手出しなんてできねー。親父がお前を退学させ――」
「そうか、お前はファザコンか。自分ひとりでは何もできない、勇者学園の恥、とうわけだ」
宣言通り、五十嵐の拳が炸裂した。
加賀美が悲鳴を上げる。
そして九条は哀れみの目を向けた。勿論俺にではなく、五十嵐に。
「――うぁぁぁぁああああ!」
無様だ。
五十嵐の拳からバキバキっと骨の折れる音が響き、血がだらだらとこぼれ落ちる。拳は俺の左頬に直撃したようだ。
当然ながら、俺の左頬が勝つに決まってる。
厳密には、膨大な魔力をまとった左頬が、か。
「この醜態もパパに報告するつもりか?」
「――ッ。覚えてろよ! お前達を退学にしてやる!」
こんな雑魚とは滅多に会えない。
拳から大量の血を流しながら、最悪の弱者、五十嵐アイザックは走って逃げていった。
自然な流れで九条とグータッチを交わす。拳と拳でのタッチは、最高の皮肉だ。しかも驚いたことに、九条の方から拳を突き出してきた。
「なかなか悪くないな」
九条との共闘も面白かった。
共通の敵が現れれば、お互いの力を認め合っている俺達はいつでも協力できる。
「えーっと……」
加賀美はまだ怯えていた。無理もない。
「さっきのは……どうやって?」
「なに、大したことではない。奴が弱かっただけだ」
「貴様、早く寮に帰った方が良い。我々が護衛を担当する」
誤魔化すどころではなかったが、なんとか加賀美を黙らせ、寮に帰る。
俺と九条、そして加賀美。
一年生と三年生と、多分二年生。二人の男子にひとりの女子。接点もよくわからない三人が一緒に歩く光景を目にした者はいなかった。
40
お気に入りに追加
576
あなたにおすすめの小説

異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

異世界でのんびり暮らしたいけど、なかなか難しいです。
kakuyuki
ファンタジー
交通事故で死んでしまった、三日月 桜(みかづき さくら)は、何故か異世界に行くことになる。
桜は、目立たず生きることを決意したが・・・
初めての投稿なのでよろしくお願いします。

世界最強の勇者は伯爵家の三男に転生し、落ちこぼれと疎まれるが、無自覚に無双する
平山和人
ファンタジー
世界最強の勇者と称えられる勇者アベルは、新たな人生を歩むべく今の人生を捨て、伯爵家の三男に転生する。
しかしアベルは忌み子と疎まれており、優秀な双子の兄たちと比べられ、学校や屋敷の人たちからは落ちこぼれと蔑まれる散々な日々を送っていた。
だが、彼らは知らなかったアベルが最強の勇者であり、自分たちとは遥かにレベルが違うから真の実力がわからないことに。
そんなことも知らずにアベルは自覚なく最強の力を振るい、世界中を驚かせるのであった。

アレク・プランタン
かえるまる
ファンタジー
長く辛い闘病が終わった
と‥‥転生となった
剣と魔法が織りなす世界へ
チートも特典も何もないまま
ただ前世の記憶だけを頼りに
俺は精一杯やってみる
毎日更新中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる