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一学期期末テスト編
その20 図書館デート
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冒頭の授業で遅刻する、という小さな問題もあったが、今日もパッとしない生徒としての一日を過ごすことができた。
一回の授業が五十分で、それが六コマ。
それが終わると、ほとんどの生徒が寮に帰るか、部活動というものに熱中するかのどちらかである。
「それじゃあ、僕は部活があるから。また、明日」
授業でも常に一緒に活動していたグレイソンは、なんと今日から剣術部に入るらしい。
元々は無所属だったそうだが、俺との決闘を終え、自分の剣術がまだまだ未熟であることを悟ったそうだ。俺と放課後に訓練する約束もあるが、彼の今の目標は「俺」であり、「俺」を超えるためにはさらに努力を重ねる必要がある、とのことだ。
本当に成長が早い。
『まずはお前に目指すべき高みを示そう。それは……俺だ』
決着をつける際に、俺が放った一言。
これが今のグレイソンのモチベーションになっている。
それはそれで、俺としても嬉しいと思う気持ちがあった。
「ねえ、ほんとに何があったの? 一ノ瀬君のあんたを見る目、神を見るような目だったんだけど」
セレナの疑問は尽きない。
その美しい緑色のツリ目を細めながら、俺に問い詰める。
「そんなことはない。セレナの勘違いだ」
「そ、そうなのです! あたちもそう思うのです!」
頼んだわけでもないのに、クルリンが加勢してくれた。
正直に言えば、そのせいで余計に怪しまれたわけだが。
「あんただってそうでしょ? 昨日まで一ノ瀬君に熱を上げてたのに、急にオスカーにメロメロになって」
「ぐっ、ぐぬぬ……」
「昨日の決闘、本当はオスカーが勝ったんじゃない?」
「それは違いますよ、セレナさん。オスカー君は何度も立ち上がって、その、だから、かっこ……よくて……」
途中まではきはきとしていたのに、急に勢いをなくすミクリン。恥ずかしそうに顔を火照らせている。
俺は心の中で笑っていた。
遂に、セレナが俺の実力に関して言及してきた、と。
この時が来てしまったのだ。今までは、何かあるが、実力があるわけではない生徒、という認識だったのが、今、確実に、実力があるのにも関わらず、その実力を隠している生徒、という認識に変わろうとしている。
だが、まだその確信を持たせてはならない。
まだ。
「セレナ、二人を虐めるのはやめておけ」
「私は別に虐めてるわけじゃ──」
「わかってる。ただ、混乱してるだけなんだろう? 急に自分以外の友人が、俺にできたことに」
「──ッ!」
「俺としては、セレナにもグレイソンやこの二人と仲良くしてもらいたい。三人とも優しく君を受け入れてくれるだろう。可愛い嫉妬は今だけにしてくれ」
少し意地悪な言い方になったのかもしれない。
俺の言葉に、羞恥心と怒りで赤く染まっていく美少女。
もう爆発寸前といったところか。
「何が可愛い嫉妬よ! もういい! オスカーのことなんか、知らない!」
セレナがキレるところは初めて見た。
貴重な光景だ。
彼女は顔を真っ赤にしたまま、踵を返して寮がある方に帰っていった。
「セレナっちをおこらせてよかったのです?」
黙って彼女の背中を見つめる俺に、目を丸くして首を傾げるクルリンが聞く。
「明日になれば怒りも収まっているはずだ。今は無理に追いかけず、そっとしておいた方がいいだろう」
***
「オスカー様、今からなにするのです?」
「俺は……」
セレナの背中を見届けた後。
俺としては今から学園図書館に行きたいのだが、クルリンとミクリンが邪魔だった。
ひとりで黙々と勉強することが好きな俺にとって、放課後の図書館での時間は、双子姉妹の介入も避けたいのだ。
「クルリン、オスカー君も困っているみたいだし、ね?」
「むぅ。いやなのです! あたちはオスカー様とずっといっしょにいたいもん!」
「ひとりの時間も大事だと思うし、ほら、行くよ」
「むむむむむっ」
ミクリンはよくわかっているらしい。
まだ付き合いは浅いが、この双子姉妹はどうやら性格もかなり反発しているようだ。仲が悪いわけではない。それはいつも一緒に行動しているところからもわかる。
だが、本質的な性格が正反対なのだ。
妹のクルリンはわがままで天真爛漫。思ったことを包まずにそのまま口に出す。
それに対し、姉のミクリンは真面目で落ち着いている。
こんな真反対な二人が言い合いを始めると、終わりが見えてこない、ということもわかった。あらゆるところが反対だとしても、「頑固」という面は二人の両方が持っている。自分の考えを譲らない、強い意志。
俺が聞いていたところ、ほとんどはミクリンが理性的で正しいと思うが、この世に間違ったものなど存在しない。
二人それぞれが、自分の正しいと思う道を行けばいいだけの話だ。
ところで、俺はその口論の隙に消えていた。
グレイソンとの決闘の時にできなかった、風と共に消える演出だ。こういう時、風が吹くのを待つのではまだ二流。
一流は気まぐれな風を待たない。
自ら風を起こす。
『オスカー様! どこにいったのです!』
『オスカー君!?』
***
学園図書館に続く石造りの道を歩く。
学びの聖域である学園図書館は、このゼルトル勇者学園の施設の中でも上位に食い込むほど予算を投じた施設であるというのに、あまり生徒が集まらない。
勤勉な生徒が少ない何よりの証拠だ。
勉強をしないという甘い思考のままでは、勇者になどなれるはずもないのに。この学園に入っただけで勇者になれる──それは大きな間違いだ。
特に努力をしない無能が集まっているのは、貴族出身の生徒達。
彼らは入学試験であっさり合格できてしまうので、この学園に何のために来たのかすぐに忘れがちだ。
貴族出身であるのにも関わらず、熱心に研鑽を積んでいる一ノ瀬グレイソンを見習って欲しい。
「はぁ」
建物の前に立ち、わざと大きめの溜め息をつく。
俺は気づいてしまった。ずっと後ろをつけてきた、女子生徒がいることに。
「そこに隠れているのはバレバレだぞ」
『ふぇ!?』
柱にその小さな体をペタッと貼りつけ、俺にバレないように口を膨らませて息を止めていたのは、若槻クルリンだった。
「俺に気づかれずに尾行することは、魔王を倒すことと同程度に至難の業だ」
「むぅ」
降参したクルリンが出てきた。
なぜか小さな手のひらを俺に向け、カニのように横歩きしている。何か意味でもあるのだろうか。
「それにしても、俺がここに来ることがよくわかったな」
「あたちとミクリンは神能〈水追跡〉が使えるのです! だれにも気づかれずにオスカー様をおえるのです!」
少女が腰に手を当て、誇らしげに言ってくる。
「それで、あたちとミクリン、二人でどっちがうまいかきょーそーしたのです。それで、あたちが勝ったのです!」
満面の笑み。少女の本気のドヤ顔。
俺の勘だが、ミクリンは俺のことを追跡しなかったと思う。
妹が俺の詮索をすることに反対していたし、きっと付き合いきれなくなって寮に帰ったんだろう。
それにしても、彼女達の神能には驚いた。
クルリンの視線に気づいたのは図書館の前に着いてから。ここに来るまでの間、自分が追跡されていることには気づかなかった。
感心したものの、ここからは俺ひとりの時間。
自分の世界に集中するため、雑音は切り捨てたいのだ。
「そうか。俺は図書館に用があるから、クルリンは先に帰っていてくれ」
「むぅ。あたちもいっしょにいきたいのですぅ」
「期末テストに向けての勉強をするだけだ。俺は一言も喋らずに自分の世界に入るつもりだが、それでもいいのか?」
「はいなのです!」
なんて威勢のいい返事だ。
邪魔をしないのであれば、まだましなのかもしれない。彼女の姉のミクリンだったらその点で信頼できる。とはいえ、この状況でクルリン帰らせることはできないだろう。
俺が何を言っても、彼女は図書館の中についてくるはずだ。
「はぁ。わかった。俺が本当の勉強というものを教えてやろう」
「ふわぁ。オスカー様ととしょかんデート……」
誤解されているようだが、とりあえず俺達は学園図書館に足を踏み入れた。
一回の授業が五十分で、それが六コマ。
それが終わると、ほとんどの生徒が寮に帰るか、部活動というものに熱中するかのどちらかである。
「それじゃあ、僕は部活があるから。また、明日」
授業でも常に一緒に活動していたグレイソンは、なんと今日から剣術部に入るらしい。
元々は無所属だったそうだが、俺との決闘を終え、自分の剣術がまだまだ未熟であることを悟ったそうだ。俺と放課後に訓練する約束もあるが、彼の今の目標は「俺」であり、「俺」を超えるためにはさらに努力を重ねる必要がある、とのことだ。
本当に成長が早い。
『まずはお前に目指すべき高みを示そう。それは……俺だ』
決着をつける際に、俺が放った一言。
これが今のグレイソンのモチベーションになっている。
それはそれで、俺としても嬉しいと思う気持ちがあった。
「ねえ、ほんとに何があったの? 一ノ瀬君のあんたを見る目、神を見るような目だったんだけど」
セレナの疑問は尽きない。
その美しい緑色のツリ目を細めながら、俺に問い詰める。
「そんなことはない。セレナの勘違いだ」
「そ、そうなのです! あたちもそう思うのです!」
頼んだわけでもないのに、クルリンが加勢してくれた。
正直に言えば、そのせいで余計に怪しまれたわけだが。
「あんただってそうでしょ? 昨日まで一ノ瀬君に熱を上げてたのに、急にオスカーにメロメロになって」
「ぐっ、ぐぬぬ……」
「昨日の決闘、本当はオスカーが勝ったんじゃない?」
「それは違いますよ、セレナさん。オスカー君は何度も立ち上がって、その、だから、かっこ……よくて……」
途中まではきはきとしていたのに、急に勢いをなくすミクリン。恥ずかしそうに顔を火照らせている。
俺は心の中で笑っていた。
遂に、セレナが俺の実力に関して言及してきた、と。
この時が来てしまったのだ。今までは、何かあるが、実力があるわけではない生徒、という認識だったのが、今、確実に、実力があるのにも関わらず、その実力を隠している生徒、という認識に変わろうとしている。
だが、まだその確信を持たせてはならない。
まだ。
「セレナ、二人を虐めるのはやめておけ」
「私は別に虐めてるわけじゃ──」
「わかってる。ただ、混乱してるだけなんだろう? 急に自分以外の友人が、俺にできたことに」
「──ッ!」
「俺としては、セレナにもグレイソンやこの二人と仲良くしてもらいたい。三人とも優しく君を受け入れてくれるだろう。可愛い嫉妬は今だけにしてくれ」
少し意地悪な言い方になったのかもしれない。
俺の言葉に、羞恥心と怒りで赤く染まっていく美少女。
もう爆発寸前といったところか。
「何が可愛い嫉妬よ! もういい! オスカーのことなんか、知らない!」
セレナがキレるところは初めて見た。
貴重な光景だ。
彼女は顔を真っ赤にしたまま、踵を返して寮がある方に帰っていった。
「セレナっちをおこらせてよかったのです?」
黙って彼女の背中を見つめる俺に、目を丸くして首を傾げるクルリンが聞く。
「明日になれば怒りも収まっているはずだ。今は無理に追いかけず、そっとしておいた方がいいだろう」
***
「オスカー様、今からなにするのです?」
「俺は……」
セレナの背中を見届けた後。
俺としては今から学園図書館に行きたいのだが、クルリンとミクリンが邪魔だった。
ひとりで黙々と勉強することが好きな俺にとって、放課後の図書館での時間は、双子姉妹の介入も避けたいのだ。
「クルリン、オスカー君も困っているみたいだし、ね?」
「むぅ。いやなのです! あたちはオスカー様とずっといっしょにいたいもん!」
「ひとりの時間も大事だと思うし、ほら、行くよ」
「むむむむむっ」
ミクリンはよくわかっているらしい。
まだ付き合いは浅いが、この双子姉妹はどうやら性格もかなり反発しているようだ。仲が悪いわけではない。それはいつも一緒に行動しているところからもわかる。
だが、本質的な性格が正反対なのだ。
妹のクルリンはわがままで天真爛漫。思ったことを包まずにそのまま口に出す。
それに対し、姉のミクリンは真面目で落ち着いている。
こんな真反対な二人が言い合いを始めると、終わりが見えてこない、ということもわかった。あらゆるところが反対だとしても、「頑固」という面は二人の両方が持っている。自分の考えを譲らない、強い意志。
俺が聞いていたところ、ほとんどはミクリンが理性的で正しいと思うが、この世に間違ったものなど存在しない。
二人それぞれが、自分の正しいと思う道を行けばいいだけの話だ。
ところで、俺はその口論の隙に消えていた。
グレイソンとの決闘の時にできなかった、風と共に消える演出だ。こういう時、風が吹くのを待つのではまだ二流。
一流は気まぐれな風を待たない。
自ら風を起こす。
『オスカー様! どこにいったのです!』
『オスカー君!?』
***
学園図書館に続く石造りの道を歩く。
学びの聖域である学園図書館は、このゼルトル勇者学園の施設の中でも上位に食い込むほど予算を投じた施設であるというのに、あまり生徒が集まらない。
勤勉な生徒が少ない何よりの証拠だ。
勉強をしないという甘い思考のままでは、勇者になどなれるはずもないのに。この学園に入っただけで勇者になれる──それは大きな間違いだ。
特に努力をしない無能が集まっているのは、貴族出身の生徒達。
彼らは入学試験であっさり合格できてしまうので、この学園に何のために来たのかすぐに忘れがちだ。
貴族出身であるのにも関わらず、熱心に研鑽を積んでいる一ノ瀬グレイソンを見習って欲しい。
「はぁ」
建物の前に立ち、わざと大きめの溜め息をつく。
俺は気づいてしまった。ずっと後ろをつけてきた、女子生徒がいることに。
「そこに隠れているのはバレバレだぞ」
『ふぇ!?』
柱にその小さな体をペタッと貼りつけ、俺にバレないように口を膨らませて息を止めていたのは、若槻クルリンだった。
「俺に気づかれずに尾行することは、魔王を倒すことと同程度に至難の業だ」
「むぅ」
降参したクルリンが出てきた。
なぜか小さな手のひらを俺に向け、カニのように横歩きしている。何か意味でもあるのだろうか。
「それにしても、俺がここに来ることがよくわかったな」
「あたちとミクリンは神能〈水追跡〉が使えるのです! だれにも気づかれずにオスカー様をおえるのです!」
少女が腰に手を当て、誇らしげに言ってくる。
「それで、あたちとミクリン、二人でどっちがうまいかきょーそーしたのです。それで、あたちが勝ったのです!」
満面の笑み。少女の本気のドヤ顔。
俺の勘だが、ミクリンは俺のことを追跡しなかったと思う。
妹が俺の詮索をすることに反対していたし、きっと付き合いきれなくなって寮に帰ったんだろう。
それにしても、彼女達の神能には驚いた。
クルリンの視線に気づいたのは図書館の前に着いてから。ここに来るまでの間、自分が追跡されていることには気づかなかった。
感心したものの、ここからは俺ひとりの時間。
自分の世界に集中するため、雑音は切り捨てたいのだ。
「そうか。俺は図書館に用があるから、クルリンは先に帰っていてくれ」
「むぅ。あたちもいっしょにいきたいのですぅ」
「期末テストに向けての勉強をするだけだ。俺は一言も喋らずに自分の世界に入るつもりだが、それでもいいのか?」
「はいなのです!」
なんて威勢のいい返事だ。
邪魔をしないのであれば、まだましなのかもしれない。彼女の姉のミクリンだったらその点で信頼できる。とはいえ、この状況でクルリン帰らせることはできないだろう。
俺が何を言っても、彼女は図書館の中についてくるはずだ。
「はぁ。わかった。俺が本当の勉強というものを教えてやろう」
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