37 / 38
第33話 決勝戦の決勝戦をする
しおりを挟む
ラメセスに命の危機が迫っている中、俺はかっこよく手すりを飛び越え、5メートルくらい下の戦場に着地した。
これには観客も大盛り上がり。
勿論困惑している人達もいるけど、予想外の乱入者に、面白くなってきたぜっ、と興奮を表す。
誰よりも声を上げているのは、シャロットとイザベラ、そして言い出しっぺのコンスタス。
『レッドくん! 私と結婚するために……そんな大胆なことまで!』
『レッドさん! 今夜は寝かせませんわ!』
『レッド! 危険だからやっぱり戻ってこーい!』
ツッコミたいところは多々あるけど、今は仲間を救うことが優先だ。
とはいえ、完全に殺戮モードに入ってしまった狂気のセブルス・ゴードンを、準決勝で彼に敗退した俺が阻止することはできるのか。
普通に考えれば、無理だ。
とはいえ、コンスタスの言った通り、彼の魔力の限界は近いはず。
準決勝の時に比べれば、魔術の威力も落ちているということになる。
もう既に『暗黒世界』を2回使用。
せめてあと1、2回使えるか使えないか。
そう仮定する。
「待て!」
地面に巡らされたマグマが、俺の動きを制限する。
自由に歩けない。
少しも当たらないよう、慎重にかわしていく。
『また貴様か』
俺の声に気づき、振り返るセブルス。
よし!
とりあえず彼の注意を俺に向けることはできた。でも、問題は……彼の殺意も俺に向いてしまった、ということ。
セブルスの俺を見つめる目は、諦めの悪い弱者を始末しようとする、悪役の中の悪役の目だ。
容赦なく殺されるだろう。
さようなら、人生。
さようなら、異世界。
「闘技大会は本当の殺し合いじゃないんだぞ! いい加減やめろ!」
「弱者がほざくな。所詮誰も止めることなどできない」
「それはどうかな!」
とは言ったけど、特に勝てる自信はないです。
俺は剣を抜き、セブルスと向かい合った。
彼も完全に俺に狙いを定めたのか、殺す気満々といった感じで、闇に溺れた瞳を見せてくる。
緊張感が漂う場内。
さっきまで盛り上がっていた観客も静まり返った。空気が読める観客らしい。
「来い」
セブルスが頷く。
俺を粉々に叩き潰すビジョンができた、ということだろう。
もし俺が観客席でこの状況を目の当たりにしていたら、俺に対して激しく同情してしまうはずだ。だって、勝ち目なんてほぼないもん。
マグマが消えた。
魔力の消費も関係しているのかもしれない。
ずっと高質力の魔術を維持するのは、彼にとってもかなりの魔力消費に繋がったはずだ。
いっそのことどんどん魔力を使ってください。
紅い地獄がなくなり、前までの戦場に戻る。
これには安心した。
あの地獄の中で戦うのは、身体的にも精神的にも疲れ切ってしまう。
ここからは準決勝の復讐ができる、ということだ。
セブルスに実力で劣っていたとしても、現段階での体力及び魔力量では、俺の方が有利。
もうこの時点で全身を酷使している彼にとっては、苦しい戦いになるだろう。
そう予測していた。
観客が見守る中、純粋に握った剣でセブルスに挑む。
彼は魔力の都合なのか、骸骨兵を呼び出すことはしなかった。
目を細めながら、強化された脚力で俺から距離を取ろうとする。
でも、その点で言えば、俺のほうが熟練されていた。
相手を上回る速度で近づき、斬撃を放つ。剣聖と比べれば見劣りするかもしれないけど、威力は十分あるはずだ。
セブルスは舌打ちをして、杖を握る手に力を込めた。
「使わせる気か」
流石にこの状況で『暗黒世界』を使ってくることはない。
俺も一度経験しているので、この万全の体勢であれば、なんとか回避する余裕があった。
セブルスが使ったのは錯乱魔術。
闇の霧を放ち、方向感覚を失わせる。
俺としては、どうにかして接近戦に持ち込みたい。セブルスも接近戦になれば圧倒的に自分が不利だとわかっている。
だからこうして、錯乱魔術で接近を阻止したわけだ。
でも、そうしていると魔力も少しずつ消費されていく。
上手く時間を稼ぐことが、この状況では確実な手。
どう位置から攻撃が飛んできたとしても、正確に対応する。目をつぶり、自分の磨かれた聴覚、嗅覚、そして第六感なるものに意識を集中させた。
「ここだっ!」
『おおぉぉぉおお!』
歓声が巻き起こる。
俺はセブルスの攻撃に対してピンポイントに反応してみせた。
剣で魔術を吸収し、攻撃を受けないように回避する。
攻撃の失敗に動揺したのか、例のウザい霧が消え、セブルスの姿をはっきりと捉えられるようになった。
『レッド!』
後ろでラメセスの声がした。
意識を取り戻したみたいだ。
このまま加勢してくれるとありがたい。とはいえ、彼のズタボロの状態を見れば、それが無理であるとわかる。
観客から手拍子とレッドコールが聞こえてきた。
ほぼ全員、俺を応援してくれているらしい。きっと俺がイケメンだからだろう。罪な男だぜ。
「アーサー……嘘をつきやがって……」
小さな声でセブルスが呟く。
俺はその声を聞き逃さなかった。
「嘘ってなんのことだ!?」
「この場で確実にそこの剣聖を殺せると言われた。それで、この茶番はなんだ?」
「アーサーが、ラメセスを殺せ、と?」
「貴様がそれを台無しにした。貴様だけは殺す。行儀よく死ね」
「殺されたら困るんだけど」
「いいから死ね」
「いや、勝手に死ぬことはないって」
「死ねっ!」
セブルスの瞳が光る。
俺のウザさのせいで、我慢の限界が来たらしい。
『レッド! 気をつけろ!』
ラメセスの必死な叫び声がした。
きっとあれを警戒しているんだろう。
まあ、俺はもうとっくに対策済みだけど。
全ての感覚が奪われる。
最初に敗北した時、俺はすっかり動揺して負けた。でも、『暗黒世界』はいわゆる初見殺しだ。
五感が奪われるこの技。
でも、俺の第六感までは奪われていない。さっきの霧の時と同様、自分に向けられる殺意に正確に反応すればいいだけのこと。
何かに気づいた俺は、剣を素早く後ろに振った。
ちょうど自分の背後。
敵から狙われやすい背中。
「──ッ!」
視界がはっきりする。
聴覚も戻り、会場全体が静まり返っているのがわかった。
立っているのは俺。
そしてその目の前には。
剣に腹を斬られ、血を流すセブルスの姿。
そのまま力を失い、地面に倒れた。まだ大量の血が流れている。
この瞬間、観客のボルテージが限界に達した。
『うぉぉぉおおおおお!』
『すげぇぇええええええ!』
『レッド! レッド! レッド!……』
そしてその声援の中には。
『レッドくん、結婚が決まりましたね!』
『レッドさん、シャロットはやめておきましょう!』
よくわからないものも。
そしていきなり。
『ナイスー! おめぇもやるじゃねぇか! で、最終的に拙者が1番強いってことだよな?』
キャラ崩壊男の声が。
いろんな種類の歓声を聞いたけど、全員が称賛してくれているらしかった。
中にはラメセスの活躍を奪いやがって、とかいうラメセスファンからの怒号も聞こえたけど、それは無視しよう。
これを以て、波乱の闘技大会は幕を閉じた。
***
準決勝で敗退した男が、リベンジを果たした。
簡単に言えばそういうことになるけど、公式としてはそう都合よくはいかせてくれない。
結果的に誰が優勝者なのか、と聞かれると、その答えは延々にわからない。
レッド・モルドロスを優勝者とするのもおかしいし、かといって対戦相手を殺そうとしたセブルス・ゴードンを優勝者にするわけにもいかない。
一応、相手を殺してはいけない、という闘技大会のルールに背く行為だ。ルール違反は失格。スポーツと同じ。
それじゃあ、ラメセスが優勝者になるのがましか。
それもそれで、セブルスに負けているから微妙なのだ。
で、結局どうなったのか。
ギルド公式はどういう結論を導き出したのか。
『今回の闘技大会は波乱の展開となりました。事態の収集をギルドがつけられませんでしたことをお詫び申し上げます。しかしながら、今回の優勝者につきましては、なしということでまとまりましたので、ご報告させていただきます』
大ブーイング。
レッドでいいだろ、と言ってくれる人が半分で、残り半分はラメセスを支持。
ごく少数は、やっぱり決勝の勝者はセブルスだ、と主張していた。
波乱の展開を巻き起こした張本人である俺はというと──。
「優勝だけはやめてくれ」
そう言っておいた。
表向きには準決勝で負けたやつがいきなり優勝はおかしいとか、実力的にまだまだだとか言っておいたけど、本心としては優勝すればシャロットがうるさいからである。
そんなこんなで、今回の闘技大会は終わり。
コンスタスもぴょんぴょん跳ねて喜んでいたことだし、いいじゃないか。
自分の中では結構納得しながら、俺は負傷したラメセスが休んでいる救護室に向かった。
《次回34話 メインヒロインにガチ恋されるのもいいのかもしれない》
これには観客も大盛り上がり。
勿論困惑している人達もいるけど、予想外の乱入者に、面白くなってきたぜっ、と興奮を表す。
誰よりも声を上げているのは、シャロットとイザベラ、そして言い出しっぺのコンスタス。
『レッドくん! 私と結婚するために……そんな大胆なことまで!』
『レッドさん! 今夜は寝かせませんわ!』
『レッド! 危険だからやっぱり戻ってこーい!』
ツッコミたいところは多々あるけど、今は仲間を救うことが優先だ。
とはいえ、完全に殺戮モードに入ってしまった狂気のセブルス・ゴードンを、準決勝で彼に敗退した俺が阻止することはできるのか。
普通に考えれば、無理だ。
とはいえ、コンスタスの言った通り、彼の魔力の限界は近いはず。
準決勝の時に比べれば、魔術の威力も落ちているということになる。
もう既に『暗黒世界』を2回使用。
せめてあと1、2回使えるか使えないか。
そう仮定する。
「待て!」
地面に巡らされたマグマが、俺の動きを制限する。
自由に歩けない。
少しも当たらないよう、慎重にかわしていく。
『また貴様か』
俺の声に気づき、振り返るセブルス。
よし!
とりあえず彼の注意を俺に向けることはできた。でも、問題は……彼の殺意も俺に向いてしまった、ということ。
セブルスの俺を見つめる目は、諦めの悪い弱者を始末しようとする、悪役の中の悪役の目だ。
容赦なく殺されるだろう。
さようなら、人生。
さようなら、異世界。
「闘技大会は本当の殺し合いじゃないんだぞ! いい加減やめろ!」
「弱者がほざくな。所詮誰も止めることなどできない」
「それはどうかな!」
とは言ったけど、特に勝てる自信はないです。
俺は剣を抜き、セブルスと向かい合った。
彼も完全に俺に狙いを定めたのか、殺す気満々といった感じで、闇に溺れた瞳を見せてくる。
緊張感が漂う場内。
さっきまで盛り上がっていた観客も静まり返った。空気が読める観客らしい。
「来い」
セブルスが頷く。
俺を粉々に叩き潰すビジョンができた、ということだろう。
もし俺が観客席でこの状況を目の当たりにしていたら、俺に対して激しく同情してしまうはずだ。だって、勝ち目なんてほぼないもん。
マグマが消えた。
魔力の消費も関係しているのかもしれない。
ずっと高質力の魔術を維持するのは、彼にとってもかなりの魔力消費に繋がったはずだ。
いっそのことどんどん魔力を使ってください。
紅い地獄がなくなり、前までの戦場に戻る。
これには安心した。
あの地獄の中で戦うのは、身体的にも精神的にも疲れ切ってしまう。
ここからは準決勝の復讐ができる、ということだ。
セブルスに実力で劣っていたとしても、現段階での体力及び魔力量では、俺の方が有利。
もうこの時点で全身を酷使している彼にとっては、苦しい戦いになるだろう。
そう予測していた。
観客が見守る中、純粋に握った剣でセブルスに挑む。
彼は魔力の都合なのか、骸骨兵を呼び出すことはしなかった。
目を細めながら、強化された脚力で俺から距離を取ろうとする。
でも、その点で言えば、俺のほうが熟練されていた。
相手を上回る速度で近づき、斬撃を放つ。剣聖と比べれば見劣りするかもしれないけど、威力は十分あるはずだ。
セブルスは舌打ちをして、杖を握る手に力を込めた。
「使わせる気か」
流石にこの状況で『暗黒世界』を使ってくることはない。
俺も一度経験しているので、この万全の体勢であれば、なんとか回避する余裕があった。
セブルスが使ったのは錯乱魔術。
闇の霧を放ち、方向感覚を失わせる。
俺としては、どうにかして接近戦に持ち込みたい。セブルスも接近戦になれば圧倒的に自分が不利だとわかっている。
だからこうして、錯乱魔術で接近を阻止したわけだ。
でも、そうしていると魔力も少しずつ消費されていく。
上手く時間を稼ぐことが、この状況では確実な手。
どう位置から攻撃が飛んできたとしても、正確に対応する。目をつぶり、自分の磨かれた聴覚、嗅覚、そして第六感なるものに意識を集中させた。
「ここだっ!」
『おおぉぉぉおお!』
歓声が巻き起こる。
俺はセブルスの攻撃に対してピンポイントに反応してみせた。
剣で魔術を吸収し、攻撃を受けないように回避する。
攻撃の失敗に動揺したのか、例のウザい霧が消え、セブルスの姿をはっきりと捉えられるようになった。
『レッド!』
後ろでラメセスの声がした。
意識を取り戻したみたいだ。
このまま加勢してくれるとありがたい。とはいえ、彼のズタボロの状態を見れば、それが無理であるとわかる。
観客から手拍子とレッドコールが聞こえてきた。
ほぼ全員、俺を応援してくれているらしい。きっと俺がイケメンだからだろう。罪な男だぜ。
「アーサー……嘘をつきやがって……」
小さな声でセブルスが呟く。
俺はその声を聞き逃さなかった。
「嘘ってなんのことだ!?」
「この場で確実にそこの剣聖を殺せると言われた。それで、この茶番はなんだ?」
「アーサーが、ラメセスを殺せ、と?」
「貴様がそれを台無しにした。貴様だけは殺す。行儀よく死ね」
「殺されたら困るんだけど」
「いいから死ね」
「いや、勝手に死ぬことはないって」
「死ねっ!」
セブルスの瞳が光る。
俺のウザさのせいで、我慢の限界が来たらしい。
『レッド! 気をつけろ!』
ラメセスの必死な叫び声がした。
きっとあれを警戒しているんだろう。
まあ、俺はもうとっくに対策済みだけど。
全ての感覚が奪われる。
最初に敗北した時、俺はすっかり動揺して負けた。でも、『暗黒世界』はいわゆる初見殺しだ。
五感が奪われるこの技。
でも、俺の第六感までは奪われていない。さっきの霧の時と同様、自分に向けられる殺意に正確に反応すればいいだけのこと。
何かに気づいた俺は、剣を素早く後ろに振った。
ちょうど自分の背後。
敵から狙われやすい背中。
「──ッ!」
視界がはっきりする。
聴覚も戻り、会場全体が静まり返っているのがわかった。
立っているのは俺。
そしてその目の前には。
剣に腹を斬られ、血を流すセブルスの姿。
そのまま力を失い、地面に倒れた。まだ大量の血が流れている。
この瞬間、観客のボルテージが限界に達した。
『うぉぉぉおおおおお!』
『すげぇぇええええええ!』
『レッド! レッド! レッド!……』
そしてその声援の中には。
『レッドくん、結婚が決まりましたね!』
『レッドさん、シャロットはやめておきましょう!』
よくわからないものも。
そしていきなり。
『ナイスー! おめぇもやるじゃねぇか! で、最終的に拙者が1番強いってことだよな?』
キャラ崩壊男の声が。
いろんな種類の歓声を聞いたけど、全員が称賛してくれているらしかった。
中にはラメセスの活躍を奪いやがって、とかいうラメセスファンからの怒号も聞こえたけど、それは無視しよう。
これを以て、波乱の闘技大会は幕を閉じた。
***
準決勝で敗退した男が、リベンジを果たした。
簡単に言えばそういうことになるけど、公式としてはそう都合よくはいかせてくれない。
結果的に誰が優勝者なのか、と聞かれると、その答えは延々にわからない。
レッド・モルドロスを優勝者とするのもおかしいし、かといって対戦相手を殺そうとしたセブルス・ゴードンを優勝者にするわけにもいかない。
一応、相手を殺してはいけない、という闘技大会のルールに背く行為だ。ルール違反は失格。スポーツと同じ。
それじゃあ、ラメセスが優勝者になるのがましか。
それもそれで、セブルスに負けているから微妙なのだ。
で、結局どうなったのか。
ギルド公式はどういう結論を導き出したのか。
『今回の闘技大会は波乱の展開となりました。事態の収集をギルドがつけられませんでしたことをお詫び申し上げます。しかしながら、今回の優勝者につきましては、なしということでまとまりましたので、ご報告させていただきます』
大ブーイング。
レッドでいいだろ、と言ってくれる人が半分で、残り半分はラメセスを支持。
ごく少数は、やっぱり決勝の勝者はセブルスだ、と主張していた。
波乱の展開を巻き起こした張本人である俺はというと──。
「優勝だけはやめてくれ」
そう言っておいた。
表向きには準決勝で負けたやつがいきなり優勝はおかしいとか、実力的にまだまだだとか言っておいたけど、本心としては優勝すればシャロットがうるさいからである。
そんなこんなで、今回の闘技大会は終わり。
コンスタスもぴょんぴょん跳ねて喜んでいたことだし、いいじゃないか。
自分の中では結構納得しながら、俺は負傷したラメセスが休んでいる救護室に向かった。
《次回34話 メインヒロインにガチ恋されるのもいいのかもしれない》
12
お気に入りに追加
156
あなたにおすすめの小説
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
【完結】俺を振った元カノがしつこく絡んでくる。
エース皇命
青春
〈未練たらたらな元カノ×エロ教師×超絶ブラコン姉さん〉
高校1年生の山吹秋空(やまぶき あきら)は、日曜日のデート後に彼女である長谷部千冬(はせべ ちふゆ)に別れを切り出される。
同棲してくれるなら別れないであげる、という強烈な条件に愛想を尽かし別れることを了承した秋空だったが、それからというもの、千冬のしつこい絡みが始まることになる……。
頭のおかしい美人教師と、秋空を溺愛する姉、秋空が千冬と別れたことで秋空を狙うクラスメイトの美少女たち。
クセの強い友達に囲まれる、秋空の苦悩に満ちた学校生活!
※小説家になろうにも投稿しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
二人で転生を繰り返して辿り着いた先が…
mitokami
ファンタジー
何度も繰り返し一緒に転生して来たのに、今世に限ってアイツが見付かりません…、記憶を持って転生しているのは俺だけで、アイツは何時も何一つ覚えていなかったんだけど……。と言う感じの物語。
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる