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第28話 準決勝への進出を目指す
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微妙な形で終わった戦い。
ここからだったというのに。
何も知らないよ、みたいな顔で戻ってきたラメセス。
イケメンなエルフのせいで、全てが台無しだ。
***
『それで、結果はどうでした?』
絶対零度の目で、受付嬢が聞く。
ギルドの施設を借りていたということで、決闘場の使用が終わったことの報告をしていた。
アリシアはいろいろとしつこい異国民に、軽蔑の視線を向けている。
その視線の先にいる本人は、まったく気にしていないらしい。
鼻歌を歌いながら、首を横に揺らしている。
ダンスのアイソレーションみたいな? 凄い。俺もできるようになりたい。
「いいところで邪魔が入ったもので」
俺がシケた顔で答える。
「おいおい、シケた煎餅みてぇな顔してるぜ。美味しくないぞ」
「レッド、どうかしたのかい?」
余計な一言を吐く文影に、ふざけたことをほざくラメセス。
「誰かさんに振り回されてばかりだなー、なんて思ってな」
いい加減わかってくれ。
「ああ、そういうことか。すまないね、文影には僕から伝えておくよ」
お前だよ!
ラメセスはとぼけているのか、この迷惑な状況の責任を全て文影に押し付けようとしている。文影はというと、ニコニコしながら頷いていた。
「悪い悪い。また今度戦えばいいだろ、うん」
「「はぁ」」
この溜め息は俺だけじゃない。
アリシアと俺。
ふたりの溜め息がギルドのカウンターに降り積もった。
***
「もう少し急いでこい!」
「すみません……」
戦場の手前。
待合室を担当しているギルドの従業員はカンカンだった。
謝るのは癪だけど、彼に当たっても仕方ない。
あとでラメセスの処分はじっくり考えることにして、ここからはまた闘技大会の続きだ。
ちなみに、文影は「おめぇの戦い、見せてくれ」とかなんとか言って、少し前に空いた立見席に立っている。
その隣にいたエルフの女性に声を掛けていたらしいけど、どうやら玉砕したらしい。
でも、それでもへこたれない鋼のメンタルを持っているらしかった。
「拙者の持つ異国の雰囲気にクラっとしすぎて、バチーンとなったんだな。私なんか恐れ多いです、って……そんな遠慮しなくても別に気にしねぇんだけどな。オールオッケーだぜ」
頭はクルクルパーでも、今後彼の力は絶対に必要になってくるだろう。
だからこの性格には我慢するしかない。
だって俺達には、まともなコンスタスがいるから。そして、文影なんかよりもっと厄介な剣聖もいるし、ましてやヤンデレ美女までいる。
もう恐れるものはない。
「急げよ、アホ」
と思えば、門で構えているギルドの従業員に罵倒される。
この世界、どうなってるんだ?
その従業員はヒューマンの男で、仕事のやる気がないスタッフ、といういかにもモブっぽい肩書きでありながら、印象に残らない薄い顔立ちをしていた。
──究極のモブ。
そう呼ぶことにしよう。
「学院首席で卒業したぐらいで調子乗るんじゃねぇよ」
「はいはい」
「せいぜい負けて死ね」
「はーい」
嫌なモブ、というテンプレートに沿ったセリフを吐いた究極のモブ。
俺は期待に応えず、ただ返事をすることで流していく。
相手にしないこと。
これは人間関係において、究極の一手だ。流石のモブも寂しくなってモブっぽくないセリフを吐き出すに違いない。
俺はテンプレートからそれる、我が道を行く男なのだ。
罪な男だぜ、俺は。
「チッ、こう見えてもおれはBランクの冒険者なんだぞ。おれが一発殴ればお前なんて──」
──ボコ。
──バタ。
──血、ドバドバ……。
以降、究極の意地悪系モブは、俺の前に現れることはなかった。
乱暴な真似はしたくなかったけど、少しくらいならいいだろ?
***
2回戦の相手はヒューマンだった。
金髪の男で、身長が高く、体格もいい。
どっかの貴族っていう感じだった。
でも、ラメセスとも戦える俺の実力からすれば、イージー。
単純な剣術の披露で、勝負は着いた。
「貴様……よくぞ私を打ち破った……」
いかにも高い障壁、とでもいう感じで倒れたけど、俺が圧倒していたことは観客もわかっている。
この戦いは彼にとって、一生の黒歴史になるだろうな。
別に弱いわけでもなかったのに。
俺が強いせいで、彼に恥をかかせてしまった……ああ、罪な男だ。
***
3回戦と4回戦。
これも難なく突破する。
徐々に試合ごとの間隔も少なくなってきたので、2回戦が終わってからというもの、観客席には上がっていない。このタイミングでシャロットに絡まれることほど大変なことはない。
と思っていたら……。
その不安が的中してしまうのも罪な男の宿命だ。
「レッドくん!」
もう自分の試合はないというのに、勝手に控室に入ってくるシャロット。
目をうるうるさせ、私を慰めてください、とでも言いそうだ。
「私を慰めてください!」
ほら、やっぱり。
ちなみに、もう控室を管理しているギルドの従業員はいないので、控室は好きな時に好きに入れるようになっていた。
まだギルドや外部には気づかれていないらしい。
もし気づかれれば──結局は気づかれることになるだろうけど──俺は相当怒られるだろう。
運が良ければ奉仕活動、悪ければランク剥奪。
トータルして考えても、俺の運は悪い方だと思う。だから……覚悟が必要かも。
「凄い接戦だったんです。終わった時にレッドくんが見えなかったから、心配したんですよ」
「ぜひとも見たかった……」
「つまり、レッドくんも私のことが……好き、っていうことでしょうか?」
「いや、それはセルシの戦いを見たかったって意味で──」
「──セルシ?」
急に、恐ろしく冷たい形相が俺に向けられる。
一瞬ギクッとした。
別の女の名前を出すな、みたいな意味だったのかもしれない。
でも、俺はシャロットと付き合ってるわけでもないし、そんなことを言われる筋合いはないのだ。
「そういえば、前まで私が座っていた席に、別のエルフが座って……」
「それはイザベラだ」
「イザベラ? どうしてですか? 約束しましたよね? 私とレッドくんは永遠に一緒にいて幸せな結婚生活を送ろうって。忘れたんですか? 絶対に許しません許しません。レッドくんに変な虫がつかないように見張ってたのに、あのエルフの女なんて、上品な雰囲気出しておきながら、きっと裏では男を取っ替え引っ替えして、はしたないことをしているはずなんです。そうですよね? そう思いませんか? エルフは高潔だとか言っておきながら、本当は品のない金好きの淫乱ビッチエロメスなんですよ」
俺はこの場を逃げ出したくなるような恐怖を覚えた。
放送禁止用語を何度も言って、ピーピーと例の音が鳴っている感じだ。
こんな清楚な見た目をした美女がそれをやらかすと、全国民に幻滅されるのは間違いない。
「……」
「あのエルフとはどんな関係ですか?」
「いや、1回戦で戦ってお互いに認め合った……的な?」
「認め合った?」
「いや、なんでもない。ただの知り合いってやつだな」
汗が首を伝っている。
もしかしたら俺はシャロットに殺されるのかもしれない。
「知り合いですか。安心しました。もうあのエルフと会うことはないと思いますけど」
イザベラに気をつけてと言っておこう。
清楚な顔をした美女が、後ろから君の命を狙っているかもしれない、と。
ここで、パッと、シャロットの表情が明るくなった。
唐突の変わり様に、俺は困惑することしかできない。改めて、女って恐ろしい。
いや、ヤンデレって恐ろしい。
メインヒロインって恐ろしい。
「レッドくん、準決勝進出おめでとうございます! ところで、赤ちゃんの名前は何にしますか?」
《次回29話 悪役出身が現悪役と戦う》
ここからだったというのに。
何も知らないよ、みたいな顔で戻ってきたラメセス。
イケメンなエルフのせいで、全てが台無しだ。
***
『それで、結果はどうでした?』
絶対零度の目で、受付嬢が聞く。
ギルドの施設を借りていたということで、決闘場の使用が終わったことの報告をしていた。
アリシアはいろいろとしつこい異国民に、軽蔑の視線を向けている。
その視線の先にいる本人は、まったく気にしていないらしい。
鼻歌を歌いながら、首を横に揺らしている。
ダンスのアイソレーションみたいな? 凄い。俺もできるようになりたい。
「いいところで邪魔が入ったもので」
俺がシケた顔で答える。
「おいおい、シケた煎餅みてぇな顔してるぜ。美味しくないぞ」
「レッド、どうかしたのかい?」
余計な一言を吐く文影に、ふざけたことをほざくラメセス。
「誰かさんに振り回されてばかりだなー、なんて思ってな」
いい加減わかってくれ。
「ああ、そういうことか。すまないね、文影には僕から伝えておくよ」
お前だよ!
ラメセスはとぼけているのか、この迷惑な状況の責任を全て文影に押し付けようとしている。文影はというと、ニコニコしながら頷いていた。
「悪い悪い。また今度戦えばいいだろ、うん」
「「はぁ」」
この溜め息は俺だけじゃない。
アリシアと俺。
ふたりの溜め息がギルドのカウンターに降り積もった。
***
「もう少し急いでこい!」
「すみません……」
戦場の手前。
待合室を担当しているギルドの従業員はカンカンだった。
謝るのは癪だけど、彼に当たっても仕方ない。
あとでラメセスの処分はじっくり考えることにして、ここからはまた闘技大会の続きだ。
ちなみに、文影は「おめぇの戦い、見せてくれ」とかなんとか言って、少し前に空いた立見席に立っている。
その隣にいたエルフの女性に声を掛けていたらしいけど、どうやら玉砕したらしい。
でも、それでもへこたれない鋼のメンタルを持っているらしかった。
「拙者の持つ異国の雰囲気にクラっとしすぎて、バチーンとなったんだな。私なんか恐れ多いです、って……そんな遠慮しなくても別に気にしねぇんだけどな。オールオッケーだぜ」
頭はクルクルパーでも、今後彼の力は絶対に必要になってくるだろう。
だからこの性格には我慢するしかない。
だって俺達には、まともなコンスタスがいるから。そして、文影なんかよりもっと厄介な剣聖もいるし、ましてやヤンデレ美女までいる。
もう恐れるものはない。
「急げよ、アホ」
と思えば、門で構えているギルドの従業員に罵倒される。
この世界、どうなってるんだ?
その従業員はヒューマンの男で、仕事のやる気がないスタッフ、といういかにもモブっぽい肩書きでありながら、印象に残らない薄い顔立ちをしていた。
──究極のモブ。
そう呼ぶことにしよう。
「学院首席で卒業したぐらいで調子乗るんじゃねぇよ」
「はいはい」
「せいぜい負けて死ね」
「はーい」
嫌なモブ、というテンプレートに沿ったセリフを吐いた究極のモブ。
俺は期待に応えず、ただ返事をすることで流していく。
相手にしないこと。
これは人間関係において、究極の一手だ。流石のモブも寂しくなってモブっぽくないセリフを吐き出すに違いない。
俺はテンプレートからそれる、我が道を行く男なのだ。
罪な男だぜ、俺は。
「チッ、こう見えてもおれはBランクの冒険者なんだぞ。おれが一発殴ればお前なんて──」
──ボコ。
──バタ。
──血、ドバドバ……。
以降、究極の意地悪系モブは、俺の前に現れることはなかった。
乱暴な真似はしたくなかったけど、少しくらいならいいだろ?
***
2回戦の相手はヒューマンだった。
金髪の男で、身長が高く、体格もいい。
どっかの貴族っていう感じだった。
でも、ラメセスとも戦える俺の実力からすれば、イージー。
単純な剣術の披露で、勝負は着いた。
「貴様……よくぞ私を打ち破った……」
いかにも高い障壁、とでもいう感じで倒れたけど、俺が圧倒していたことは観客もわかっている。
この戦いは彼にとって、一生の黒歴史になるだろうな。
別に弱いわけでもなかったのに。
俺が強いせいで、彼に恥をかかせてしまった……ああ、罪な男だ。
***
3回戦と4回戦。
これも難なく突破する。
徐々に試合ごとの間隔も少なくなってきたので、2回戦が終わってからというもの、観客席には上がっていない。このタイミングでシャロットに絡まれることほど大変なことはない。
と思っていたら……。
その不安が的中してしまうのも罪な男の宿命だ。
「レッドくん!」
もう自分の試合はないというのに、勝手に控室に入ってくるシャロット。
目をうるうるさせ、私を慰めてください、とでも言いそうだ。
「私を慰めてください!」
ほら、やっぱり。
ちなみに、もう控室を管理しているギルドの従業員はいないので、控室は好きな時に好きに入れるようになっていた。
まだギルドや外部には気づかれていないらしい。
もし気づかれれば──結局は気づかれることになるだろうけど──俺は相当怒られるだろう。
運が良ければ奉仕活動、悪ければランク剥奪。
トータルして考えても、俺の運は悪い方だと思う。だから……覚悟が必要かも。
「凄い接戦だったんです。終わった時にレッドくんが見えなかったから、心配したんですよ」
「ぜひとも見たかった……」
「つまり、レッドくんも私のことが……好き、っていうことでしょうか?」
「いや、それはセルシの戦いを見たかったって意味で──」
「──セルシ?」
急に、恐ろしく冷たい形相が俺に向けられる。
一瞬ギクッとした。
別の女の名前を出すな、みたいな意味だったのかもしれない。
でも、俺はシャロットと付き合ってるわけでもないし、そんなことを言われる筋合いはないのだ。
「そういえば、前まで私が座っていた席に、別のエルフが座って……」
「それはイザベラだ」
「イザベラ? どうしてですか? 約束しましたよね? 私とレッドくんは永遠に一緒にいて幸せな結婚生活を送ろうって。忘れたんですか? 絶対に許しません許しません。レッドくんに変な虫がつかないように見張ってたのに、あのエルフの女なんて、上品な雰囲気出しておきながら、きっと裏では男を取っ替え引っ替えして、はしたないことをしているはずなんです。そうですよね? そう思いませんか? エルフは高潔だとか言っておきながら、本当は品のない金好きの淫乱ビッチエロメスなんですよ」
俺はこの場を逃げ出したくなるような恐怖を覚えた。
放送禁止用語を何度も言って、ピーピーと例の音が鳴っている感じだ。
こんな清楚な見た目をした美女がそれをやらかすと、全国民に幻滅されるのは間違いない。
「……」
「あのエルフとはどんな関係ですか?」
「いや、1回戦で戦ってお互いに認め合った……的な?」
「認め合った?」
「いや、なんでもない。ただの知り合いってやつだな」
汗が首を伝っている。
もしかしたら俺はシャロットに殺されるのかもしれない。
「知り合いですか。安心しました。もうあのエルフと会うことはないと思いますけど」
イザベラに気をつけてと言っておこう。
清楚な顔をした美女が、後ろから君の命を狙っているかもしれない、と。
ここで、パッと、シャロットの表情が明るくなった。
唐突の変わり様に、俺は困惑することしかできない。改めて、女って恐ろしい。
いや、ヤンデレって恐ろしい。
メインヒロインって恐ろしい。
「レッドくん、準決勝進出おめでとうございます! ところで、赤ちゃんの名前は何にしますか?」
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