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第24話 遂に想い人を目に焼きつける
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シャロットVSセルシの戦いは、イザベラも加えて観戦することになった。
俺の左隣──つまり、少し前までシャロットが座っていた席に、イザベラが存在している。
これは運営側からのメインヒロイン交代通告なのかもしれない。
イザベラはシャロットとは違い、本当に控えめだった。
俺と少し触れ合うだけで顔を赤くしながら、適切な距離を確保して座っている。
ガッツリ胸を当ててきたり、腕を組んできたりと、彼女のようなことをしてきていないだけで高評価だ。
まさにエルフの距離感。
イザベラは桃のような甘い香りがした。
「コソコソ」
反対側でコソコソと言いながらコソコソしているのは、小人族のコンスタス。
あ、もしや、イザベラの隣に座りたかったのではなかろうか!
となると、俺は助け舟を出さなくてはならない。唯一まともな仲間の恋路を応援しようではないか。
「コンスタス」
彼だけに聞こえるように、小声で囁く。
ちなみにラメセスはというと、ふらっとどこかに行ってしまった。
多分、他の連中と賭けでもしにいったんだろう。知らんけど。
「何さ?」
コンスタスが小声で返す。
「席変わろうか?」
「え、なんで?」
「見てたらわかるって。イザベラが好きなんだろ?」
得意げな顔をして、笑みを浮かべる俺。
少し見ただけでその人の恋愛感情がわかるなんて、もう恋愛マスターと言っても過言ではない。この世界に来てからは恋愛なんてしたことないけど。
なんて思っていたのに──。
「へ?」
コンスタスは拍子抜けしていた。
勘違いもいいところだ、とでも言うかのように笑っている。
あれれ?
「どうしてそう思ったのさ? オレがエルフを好きになるわけないだろ」
「いやー、そのー、会えて凄く嬉しそうにしてたし……」
「そりゃあ久しぶりに旧友に会えたら嬉しいさ。ていうか、オレは同族としか恋愛はしないって。もしするなら」
「そうなの?」
「仮にするならの話さ。正直もっと楽しいことはいっぱいあるから、今までしてこなかったんだが」
「なーんだ」
「なーんだってなんだよ! ぐぬぬぬ……」
俺が勝手に期待外れを見るような目で彼を見たため、コンちゃんはちょっと怒った。
怒る姿も可愛いので、どんどん怒らせていきたい。
あれ、勝手にコンちゃんって呼んじゃった。頭の中で。
罪な男だぜ、俺は。
「ごめんごめん、俺の勘違いだった」
両手を合わせて謝罪する。
『秘密のお話ですか? 私も混ぜていただけると嬉しいですわ』
「あーいやー、ちょっとコンスタスと世間話をしてたんだ」
適当に誤魔化すと、コンスタスが失望したような、シケた目で俺を見てきているのがわかった。
今回は完全に俺が悪い。
酒場で今度奢ってやろう。そしたら機嫌をよくして、頭を撫でさせてくれるかもしれない。
「お仲間の試合は見なくてもよろしいのでしょうか?」
不思議そうに聞いてくるイザベラ。
流れるような金髪がなんとも魅力的だ。シャロットも同じ金髪だけど、イザベラの方がさらに明るい。というか、白に近い感じだ。
イザベラの髪は胸にかかるほど長く、先の方を編み込んである。
──って、え!?
もうセルシとシャロットの試合が始まっている!?
「本当だぁぁぁあああ!」
***
気を取り直して、シャロットVSセルシ戦の解説といこう。
まずはセルシの感想から。
転生して初めて見たリアルなセルシは、まさに俺のタイプにドストライクな美女だった。
耳にかかるくらいで粗く切り揃えた黒髪。
結局何色か断定できない明るい切れ長の目は、彼女の持つ凛々しさや力強さを表現している。
中性的な雰囲気の顔立ちに、キリッとした細い眉。
背はさほど高くなく、胸も小さい。
背筋は伸びていて、引き締まった体のラインがかっこいい。
立っているだけで存在感があった。堂々とした表情に、全身から出る自信。ぽっと出キャラにしては目立ち過ぎなのだ。
彼女の放つオーラは脇役が放つのを許されたものではない。
これがセルシ。
外見に関しては勿論、『英雄物語』で見たものそのままだ。
もう最高だぁぁぁあああ!
「レッドさん?」
ついついセルシに没頭してしまった俺に、イザベラの上品な声が掛けられる。
「はいレッドです」
「私のリーダーばかり見ておられますが?」
「ああ、いやー、大切な仲間の対戦相手だから、弱点を見抜こうと思って」
嘘です。
そんなことができるわけもない。見ただけで弱点がわかるのは、もう超能力の類だ。
そしてイザベラはそんな大嘘を信じてしまった。
「そうなのですか!? レッドさんはそのようなこともおできになるなんて……」
「いやいや、それは冗談だから」
「流石にそうでしたか」
優しい微笑みを向けるイザベラ。
あれ?
天使と呼んでもいいですか?
いかんいかん。
俺にはセルシがいるんだ! 浮気はしないぞ。
ということで、セルシの解説──じゃなくて、シャロットとセルシの戦いの解説に戻ろう。
シャロットが使う武器は、俺と同じ卒業記念の剣。
それを見て思ったけど、いつかは自分に合った最強の武器を作ってもらう必要があるな。
それに対してセルシが使用するのも剣。
でも、セルシの剣の方が長く、見た感じ軽そうだ。
脇役なので、彼女に関して詳しい情報があるわけでもない。だから俺は、今ようやく彼女のことを知っていくことができるわけだ。
夢のような時間だなぁ。
「どっちも剣か。こりゃあ盛り上がること間違いなしさ! 剣と剣の激しいぶつかり合いなんて、見るの久しぶりだな」
コンスタスが興奮して叫ぶ。
剣と剣のぶつかり合い。
本来闘技場での戦闘とは、そうあるべきなのだ。
卒業記念の剣は今後使わないにしても、やっぱり武器は剣が王道だよな。
主人公をかっさらった罪な男として、最強の剣とやらを愛用の武器にしてしまおう!
「コンスタスさん、私達は貴方様が抜けられてから、勇者パーティの在り方について深く考えることにしましたの」
「勇者パーティの在り方?」
イザベラの話に、コンスタスが首を傾げる。
「本来勇者パーティは魔王を討伐するために結成されたものです。ですが、魔王が長年現れないことで、次第に危機感というものを失い、すっかり怠惰なパーティになっておりましたわ」
真剣な表情で、エルフの美女が続ける。
「それに気づいてからは、冒険者パーティに負けないほど、修練を積みました。地下迷宮は絶好の訓練場でしたので、冒険者パーティとしても二重登録致しまして、たまにお邪魔させていただきましたの」
「そうだったのか!?」
「ええ、コンスタスさんとお会いできるかもと思っておりましたが、人も多いですし、今日までお会いできませんでした。ですがこうして成長した姿を見せることができて大変嬉しくおもっております」
彼女と戦った時に感じた必死さは本当だった。
こうして話を聞いたことで、俺も納得する。
コンスタスが抜けたことによって変化し、成長できたのなら、いいじゃないか。いい仕事をしたな、コンスタスよ。
「セルシさんも、きっと勝ち進んでくださいますわ」
イザベラはセルシの勝利を信じているようだった。
俺としては複雑な気分だ。
散々敵に賭けるなとか言っておいて、ここでセルシを贔屓するわけにはいかない。
とすれば、この勝負は仲間に勝ってもらって、落ち込んだセルシを慰めてお近づきになるとしよう。
《次回25話 異国からの挑戦者が現れる》
俺の左隣──つまり、少し前までシャロットが座っていた席に、イザベラが存在している。
これは運営側からのメインヒロイン交代通告なのかもしれない。
イザベラはシャロットとは違い、本当に控えめだった。
俺と少し触れ合うだけで顔を赤くしながら、適切な距離を確保して座っている。
ガッツリ胸を当ててきたり、腕を組んできたりと、彼女のようなことをしてきていないだけで高評価だ。
まさにエルフの距離感。
イザベラは桃のような甘い香りがした。
「コソコソ」
反対側でコソコソと言いながらコソコソしているのは、小人族のコンスタス。
あ、もしや、イザベラの隣に座りたかったのではなかろうか!
となると、俺は助け舟を出さなくてはならない。唯一まともな仲間の恋路を応援しようではないか。
「コンスタス」
彼だけに聞こえるように、小声で囁く。
ちなみにラメセスはというと、ふらっとどこかに行ってしまった。
多分、他の連中と賭けでもしにいったんだろう。知らんけど。
「何さ?」
コンスタスが小声で返す。
「席変わろうか?」
「え、なんで?」
「見てたらわかるって。イザベラが好きなんだろ?」
得意げな顔をして、笑みを浮かべる俺。
少し見ただけでその人の恋愛感情がわかるなんて、もう恋愛マスターと言っても過言ではない。この世界に来てからは恋愛なんてしたことないけど。
なんて思っていたのに──。
「へ?」
コンスタスは拍子抜けしていた。
勘違いもいいところだ、とでも言うかのように笑っている。
あれれ?
「どうしてそう思ったのさ? オレがエルフを好きになるわけないだろ」
「いやー、そのー、会えて凄く嬉しそうにしてたし……」
「そりゃあ久しぶりに旧友に会えたら嬉しいさ。ていうか、オレは同族としか恋愛はしないって。もしするなら」
「そうなの?」
「仮にするならの話さ。正直もっと楽しいことはいっぱいあるから、今までしてこなかったんだが」
「なーんだ」
「なーんだってなんだよ! ぐぬぬぬ……」
俺が勝手に期待外れを見るような目で彼を見たため、コンちゃんはちょっと怒った。
怒る姿も可愛いので、どんどん怒らせていきたい。
あれ、勝手にコンちゃんって呼んじゃった。頭の中で。
罪な男だぜ、俺は。
「ごめんごめん、俺の勘違いだった」
両手を合わせて謝罪する。
『秘密のお話ですか? 私も混ぜていただけると嬉しいですわ』
「あーいやー、ちょっとコンスタスと世間話をしてたんだ」
適当に誤魔化すと、コンスタスが失望したような、シケた目で俺を見てきているのがわかった。
今回は完全に俺が悪い。
酒場で今度奢ってやろう。そしたら機嫌をよくして、頭を撫でさせてくれるかもしれない。
「お仲間の試合は見なくてもよろしいのでしょうか?」
不思議そうに聞いてくるイザベラ。
流れるような金髪がなんとも魅力的だ。シャロットも同じ金髪だけど、イザベラの方がさらに明るい。というか、白に近い感じだ。
イザベラの髪は胸にかかるほど長く、先の方を編み込んである。
──って、え!?
もうセルシとシャロットの試合が始まっている!?
「本当だぁぁぁあああ!」
***
気を取り直して、シャロットVSセルシ戦の解説といこう。
まずはセルシの感想から。
転生して初めて見たリアルなセルシは、まさに俺のタイプにドストライクな美女だった。
耳にかかるくらいで粗く切り揃えた黒髪。
結局何色か断定できない明るい切れ長の目は、彼女の持つ凛々しさや力強さを表現している。
中性的な雰囲気の顔立ちに、キリッとした細い眉。
背はさほど高くなく、胸も小さい。
背筋は伸びていて、引き締まった体のラインがかっこいい。
立っているだけで存在感があった。堂々とした表情に、全身から出る自信。ぽっと出キャラにしては目立ち過ぎなのだ。
彼女の放つオーラは脇役が放つのを許されたものではない。
これがセルシ。
外見に関しては勿論、『英雄物語』で見たものそのままだ。
もう最高だぁぁぁあああ!
「レッドさん?」
ついついセルシに没頭してしまった俺に、イザベラの上品な声が掛けられる。
「はいレッドです」
「私のリーダーばかり見ておられますが?」
「ああ、いやー、大切な仲間の対戦相手だから、弱点を見抜こうと思って」
嘘です。
そんなことができるわけもない。見ただけで弱点がわかるのは、もう超能力の類だ。
そしてイザベラはそんな大嘘を信じてしまった。
「そうなのですか!? レッドさんはそのようなこともおできになるなんて……」
「いやいや、それは冗談だから」
「流石にそうでしたか」
優しい微笑みを向けるイザベラ。
あれ?
天使と呼んでもいいですか?
いかんいかん。
俺にはセルシがいるんだ! 浮気はしないぞ。
ということで、セルシの解説──じゃなくて、シャロットとセルシの戦いの解説に戻ろう。
シャロットが使う武器は、俺と同じ卒業記念の剣。
それを見て思ったけど、いつかは自分に合った最強の武器を作ってもらう必要があるな。
それに対してセルシが使用するのも剣。
でも、セルシの剣の方が長く、見た感じ軽そうだ。
脇役なので、彼女に関して詳しい情報があるわけでもない。だから俺は、今ようやく彼女のことを知っていくことができるわけだ。
夢のような時間だなぁ。
「どっちも剣か。こりゃあ盛り上がること間違いなしさ! 剣と剣の激しいぶつかり合いなんて、見るの久しぶりだな」
コンスタスが興奮して叫ぶ。
剣と剣のぶつかり合い。
本来闘技場での戦闘とは、そうあるべきなのだ。
卒業記念の剣は今後使わないにしても、やっぱり武器は剣が王道だよな。
主人公をかっさらった罪な男として、最強の剣とやらを愛用の武器にしてしまおう!
「コンスタスさん、私達は貴方様が抜けられてから、勇者パーティの在り方について深く考えることにしましたの」
「勇者パーティの在り方?」
イザベラの話に、コンスタスが首を傾げる。
「本来勇者パーティは魔王を討伐するために結成されたものです。ですが、魔王が長年現れないことで、次第に危機感というものを失い、すっかり怠惰なパーティになっておりましたわ」
真剣な表情で、エルフの美女が続ける。
「それに気づいてからは、冒険者パーティに負けないほど、修練を積みました。地下迷宮は絶好の訓練場でしたので、冒険者パーティとしても二重登録致しまして、たまにお邪魔させていただきましたの」
「そうだったのか!?」
「ええ、コンスタスさんとお会いできるかもと思っておりましたが、人も多いですし、今日までお会いできませんでした。ですがこうして成長した姿を見せることができて大変嬉しくおもっております」
彼女と戦った時に感じた必死さは本当だった。
こうして話を聞いたことで、俺も納得する。
コンスタスが抜けたことによって変化し、成長できたのなら、いいじゃないか。いい仕事をしたな、コンスタスよ。
「セルシさんも、きっと勝ち進んでくださいますわ」
イザベラはセルシの勝利を信じているようだった。
俺としては複雑な気分だ。
散々敵に賭けるなとか言っておいて、ここでセルシを贔屓するわけにはいかない。
とすれば、この勝負は仲間に勝ってもらって、落ち込んだセルシを慰めてお近づきになるとしよう。
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