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第17話 シンエルフの戦いを観戦する
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本来なら主人公になるはずのアーサーの名を聞いても、シャロットはちっともピンと来ていなかった。
物語では結婚までしていた相手だ。
俺の乱入で、ここまで世界は変わってしまった。
罪な男だぜ、っていうくだりは遠慮しておこう。
「それにしても、レッドくんに対してあんな態度を取るなんて、許せませんね。あとで刺してきましょうか」
「いや……刺そうものなら君が死ぬぞ」
俺だって優秀な生徒だからわかる。
あの4人は明らかに闇の魔術を日頃から使っている。魔術師じゃないから詳しくはわからないものの、闇の魔術独特の重圧みたいなものを感じた。
シャロットも強い。
でも、彼女ひとりで倒せるような奴らではない。
闇の魔術は習得が難しい。
それなりに基本魔法を覚えようとするだけでも、3年はかかるだろう。
それに、何よりも恐ろしいのは、その副作用だ。
肌からは潤いが消え、瞳の奥の輝きが失われる。
聞いた話によれば、次第に幻覚が見えるようになったり、急に殺人衝動が出てきたりすることもあるらしい。
あのアーサー達が副作用に襲われていたら……そう考えるだけで身震いしてしまった。
「あんまり関わらない方がいいことは確かだね」
ラメセスは険しい顔だ。
少し前までの興奮はもう見えない。
俺達ヒューマンより、エルフの方が魔法には敏感だ。彼も闇の魔術の独特な毒気を感じ取ったのかもしれない。俺よりもさらに多く。
「とりあえず、今はコンスタスの戦いに集中するか」
リーダーらしく、俺はパーティーの雰囲気を取り持った。
***
ホラ貝の笛の大きな音が闘技場全体に響き、最初の出場者が入場してきた。
東側からひとり、西側からひとり。
東側は白い長剣を持ったヒューマンの男で、西側は短剣を2本持った小柄なエルフの女だ。
男は鎧を身に纏い、女性が相手でも容赦ない雰囲気を醸し出している。
女性はというと、軽装で動きやすそうだった。
こうして見るだけでは勝敗の行方がわからないものの、この闘技大会がいかに多様性のあるものなのかがわかった。
「あの娘は──!」
ラメセスがはっとした様子でエルフの女を見る。
ひょっとして、知り合いか何かなのか?
実は過去に別れた元カノだったりして……長寿のエルフだったら今までにいろんな恋愛をしていそうだ。
でも、エルフは恋愛に関しても潔癖だったっけ?
学院図書館で読み漁っていた本の中には、エルフと恋愛する際、手を繋ぐところから始めなくてはならない、と書いてあったことを思い出した。
どうでもいいことかもしれないけど、ラメセスって童貞なのかな?
「ももももしやっ、あのエルフをっ、知ってるのか!? ももも元カノとか!?」
面白い回答を期待して聞く。
「いやいや、初めて見たよ」
「はい?」
「ただ、エルフだなと思ってね」
「それだけかよ……」
にしてはリアクションが大きすぎだ。
期待させるような反応を見せたラメセスに罪がある。
その期待を裏切ってくるあたりが、結構面白いとは思う。
知らんけど。
俺達の会話なんてちっぽけなもので、気づけばふたりの戦いが始まっていた。
純粋なパワーでは鎧を着た男が有利。
身長が高い分リーチも長い。
でも、エルフの女も負けてはいなかった。その小柄な体格を活かし、あり得ないほどの速さで斬り掛かり、鎧の隙間への集中攻撃を狙っていた。
「すごいなぁ」
「あれはシンエルフっていう種族だよ」
ラメセスが説明した。
「エルフの中でも、小人族に匹敵するほど小柄な体格で、身体能力は普通の僕達よりずっと高い。その代わり、短命なんだ」
「へぇ。どのくらい生きるの?」
「300年くらいだったかな。短いよね」
「じゃあヒューマンの人生は何なんだよ……」
流石はエルフ。
生きる時間に関する感覚がまるで違う。
すぐ隣に座っているラメセスと、俺の間に流れている時間は同じはずだ。だとしても、今後ずっと長い長い人生を送っていくエルフにとっては、この時間も俺達でいう一瞬ってやつだ。
「レッドくん、大丈夫です。私は常にあなたと一緒にいますから。死ぬまで離れないですよ」
「それはどうも」
「そんな、今夜は寝かさないぞだなんて、もう、エッチ」
「そんなこと一言も口にしてませんが」
シャロットの妄想癖もどうにかしないといけない。
顔を真っ赤にして、エッチな妄想をしている。
こんな清楚な女の子がやってはいけないと思った。そもそも、絶対こういうキャラじゃなかったけどなぁ。
誰が彼女をこうしてしまったんだ!?
俺か?
俺なのか!?
罪な男だぜ、俺は。
「君達が夫婦喧嘩しているうちに決着が着いたみたいだ」
ラメセスが俺達を現実世界に引き戻す。
比較的まともな彼がいてくれるおかげで、このパーティーはどうにかやっていけている。そして、俺の精神も。
そうそう、小人族のコンスタスは可愛いから癒やされるし。
比較的まともな彼らに感謝だ。
「どうやら、シンエルフの女戦士が勝ったようだね」
「ほぼ無傷じゃないか」
フィールドには、鎧で守られていたはずなのに血まみれになって倒れているヒューマンの男と、ほぼ傷がない美しい状態で立っているシンエルフの女がいた。
肝心なアクションシーンを逃したことに関しては、本当にごめんなさい。
でもあれは、シャロットのせいだ!
シンエルフの美しい女は、対戦相手に向かって礼儀正しく頭を下げ、踵を返してフィールドを後にした。
観客が盛り上がる。
熱狂的な歓声と、血まみれの敗者を気遣う優しい声。
古代ローマとかがあれだったから、闘技場での戦いはもっと残酷なものになると思っていたけど、みんな優しくて本当によかった。
「さあ、次は新入りのコンスタスだね」
「ラメセスも入ったの昨日だけどな」
「確かに」
そもそもパーティを結成したのも昨日です。
俺達は笑い合った。
男同士で、こんな風に笑い合うのってなんだか憧れだったから、嬉しい。
シャロットが嫉妬するように頬を膨らませていたのはとりあえず無視するとして、冒険者パーティを結成してすぐに、トップクラスの実力者を仲間にできたことは名誉だ。
俺は自分で自分を褒めた。
そして、物語の台本に謝罪した。
ごめんなさい、俺がこの世界を満喫しているせいで、主人公が悪役になってしまいました。
もう取り返しがつきません。
『見ろよ、あれ、小人族じゃね』
『えー、マジだ! 可愛いなぁ。ほんとにあんなチビが戦えるのかよ? え?』
『さっきのシンエルフ見ただろ? 小柄の方が案外有利なのかもしれないぜ』
『それにあいつ、ただの小人族じゃないぞ。百発百中のコンスタスだ』
ありがたいモブの会話。
それにしても、百発百中のコンスタス、っていう二つ名みたいなやつ、なんかかっこいい。
俺も欲しい。
「レッド、あれ」
ラメセスがコンスタスの反対側を指さした。
表情は険しい。
「まさか……」
「シャープ・アロケル──さっきのパーティのダークエルフとの戦いになるね」
《次回18話 実力者達のバトルに夢中になる》
物語では結婚までしていた相手だ。
俺の乱入で、ここまで世界は変わってしまった。
罪な男だぜ、っていうくだりは遠慮しておこう。
「それにしても、レッドくんに対してあんな態度を取るなんて、許せませんね。あとで刺してきましょうか」
「いや……刺そうものなら君が死ぬぞ」
俺だって優秀な生徒だからわかる。
あの4人は明らかに闇の魔術を日頃から使っている。魔術師じゃないから詳しくはわからないものの、闇の魔術独特の重圧みたいなものを感じた。
シャロットも強い。
でも、彼女ひとりで倒せるような奴らではない。
闇の魔術は習得が難しい。
それなりに基本魔法を覚えようとするだけでも、3年はかかるだろう。
それに、何よりも恐ろしいのは、その副作用だ。
肌からは潤いが消え、瞳の奥の輝きが失われる。
聞いた話によれば、次第に幻覚が見えるようになったり、急に殺人衝動が出てきたりすることもあるらしい。
あのアーサー達が副作用に襲われていたら……そう考えるだけで身震いしてしまった。
「あんまり関わらない方がいいことは確かだね」
ラメセスは険しい顔だ。
少し前までの興奮はもう見えない。
俺達ヒューマンより、エルフの方が魔法には敏感だ。彼も闇の魔術の独特な毒気を感じ取ったのかもしれない。俺よりもさらに多く。
「とりあえず、今はコンスタスの戦いに集中するか」
リーダーらしく、俺はパーティーの雰囲気を取り持った。
***
ホラ貝の笛の大きな音が闘技場全体に響き、最初の出場者が入場してきた。
東側からひとり、西側からひとり。
東側は白い長剣を持ったヒューマンの男で、西側は短剣を2本持った小柄なエルフの女だ。
男は鎧を身に纏い、女性が相手でも容赦ない雰囲気を醸し出している。
女性はというと、軽装で動きやすそうだった。
こうして見るだけでは勝敗の行方がわからないものの、この闘技大会がいかに多様性のあるものなのかがわかった。
「あの娘は──!」
ラメセスがはっとした様子でエルフの女を見る。
ひょっとして、知り合いか何かなのか?
実は過去に別れた元カノだったりして……長寿のエルフだったら今までにいろんな恋愛をしていそうだ。
でも、エルフは恋愛に関しても潔癖だったっけ?
学院図書館で読み漁っていた本の中には、エルフと恋愛する際、手を繋ぐところから始めなくてはならない、と書いてあったことを思い出した。
どうでもいいことかもしれないけど、ラメセスって童貞なのかな?
「ももももしやっ、あのエルフをっ、知ってるのか!? ももも元カノとか!?」
面白い回答を期待して聞く。
「いやいや、初めて見たよ」
「はい?」
「ただ、エルフだなと思ってね」
「それだけかよ……」
にしてはリアクションが大きすぎだ。
期待させるような反応を見せたラメセスに罪がある。
その期待を裏切ってくるあたりが、結構面白いとは思う。
知らんけど。
俺達の会話なんてちっぽけなもので、気づけばふたりの戦いが始まっていた。
純粋なパワーでは鎧を着た男が有利。
身長が高い分リーチも長い。
でも、エルフの女も負けてはいなかった。その小柄な体格を活かし、あり得ないほどの速さで斬り掛かり、鎧の隙間への集中攻撃を狙っていた。
「すごいなぁ」
「あれはシンエルフっていう種族だよ」
ラメセスが説明した。
「エルフの中でも、小人族に匹敵するほど小柄な体格で、身体能力は普通の僕達よりずっと高い。その代わり、短命なんだ」
「へぇ。どのくらい生きるの?」
「300年くらいだったかな。短いよね」
「じゃあヒューマンの人生は何なんだよ……」
流石はエルフ。
生きる時間に関する感覚がまるで違う。
すぐ隣に座っているラメセスと、俺の間に流れている時間は同じはずだ。だとしても、今後ずっと長い長い人生を送っていくエルフにとっては、この時間も俺達でいう一瞬ってやつだ。
「レッドくん、大丈夫です。私は常にあなたと一緒にいますから。死ぬまで離れないですよ」
「それはどうも」
「そんな、今夜は寝かさないぞだなんて、もう、エッチ」
「そんなこと一言も口にしてませんが」
シャロットの妄想癖もどうにかしないといけない。
顔を真っ赤にして、エッチな妄想をしている。
こんな清楚な女の子がやってはいけないと思った。そもそも、絶対こういうキャラじゃなかったけどなぁ。
誰が彼女をこうしてしまったんだ!?
俺か?
俺なのか!?
罪な男だぜ、俺は。
「君達が夫婦喧嘩しているうちに決着が着いたみたいだ」
ラメセスが俺達を現実世界に引き戻す。
比較的まともな彼がいてくれるおかげで、このパーティーはどうにかやっていけている。そして、俺の精神も。
そうそう、小人族のコンスタスは可愛いから癒やされるし。
比較的まともな彼らに感謝だ。
「どうやら、シンエルフの女戦士が勝ったようだね」
「ほぼ無傷じゃないか」
フィールドには、鎧で守られていたはずなのに血まみれになって倒れているヒューマンの男と、ほぼ傷がない美しい状態で立っているシンエルフの女がいた。
肝心なアクションシーンを逃したことに関しては、本当にごめんなさい。
でもあれは、シャロットのせいだ!
シンエルフの美しい女は、対戦相手に向かって礼儀正しく頭を下げ、踵を返してフィールドを後にした。
観客が盛り上がる。
熱狂的な歓声と、血まみれの敗者を気遣う優しい声。
古代ローマとかがあれだったから、闘技場での戦いはもっと残酷なものになると思っていたけど、みんな優しくて本当によかった。
「さあ、次は新入りのコンスタスだね」
「ラメセスも入ったの昨日だけどな」
「確かに」
そもそもパーティを結成したのも昨日です。
俺達は笑い合った。
男同士で、こんな風に笑い合うのってなんだか憧れだったから、嬉しい。
シャロットが嫉妬するように頬を膨らませていたのはとりあえず無視するとして、冒険者パーティを結成してすぐに、トップクラスの実力者を仲間にできたことは名誉だ。
俺は自分で自分を褒めた。
そして、物語の台本に謝罪した。
ごめんなさい、俺がこの世界を満喫しているせいで、主人公が悪役になってしまいました。
もう取り返しがつきません。
『見ろよ、あれ、小人族じゃね』
『えー、マジだ! 可愛いなぁ。ほんとにあんなチビが戦えるのかよ? え?』
『さっきのシンエルフ見ただろ? 小柄の方が案外有利なのかもしれないぜ』
『それにあいつ、ただの小人族じゃないぞ。百発百中のコンスタスだ』
ありがたいモブの会話。
それにしても、百発百中のコンスタス、っていう二つ名みたいなやつ、なんかかっこいい。
俺も欲しい。
「レッド、あれ」
ラメセスがコンスタスの反対側を指さした。
表情は険しい。
「まさか……」
「シャープ・アロケル──さっきのパーティのダークエルフとの戦いになるね」
《次回18話 実力者達のバトルに夢中になる》
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