15 / 38
第14話 美女を思い切り抱き締める
しおりを挟む
まさかの親睦会中に新しい仲間を迎えるという展開を終え、俺達は現地解散した。
ラメセスもコンスタスも、それぞれこの街に自分の住まいがある。
また明日の10時にギルドに現地集合することで落ち着いた。
俺はというと、実家に戻るつもりはない。
もう自立してしまった身としては、自分で生活し、ひとりの冒険者として生き抜いていきたいのだ。
今からでも泊まれる宿屋でも探そう。
「で、シャロットはどうして俺の隣を歩いているのかな?」
ひとりで宿屋に行くつもりだった。
なんとなく、異世界をひとりで生き抜くことに憧れを抱いていたからだろう。別に美女とふたりで、なんてミジンコも思ってない。
シャロットは俺の腕をしっかりホールドし、柔らかい胸で包んでいる。
なんだろう?
もう彼女を親友と認識してしまっているせいか、まったく聖剣エクスカリバーが反応しない。それに、心臓の鼓動も平常運転だ。
今日の朝の時点ではまだドキドキしてたのに。
これが慣れというものの恐ろしさなのかもしれないな。
「勿論、これからは毎日一緒ですよ。それにしても、レッドくんは少々浮気っぽいみたいですね」
「なぜ?」
「たった1日でふたりもパーティに入れるだなんて、男たらしだと思います」
「仕方ないだろ。入りたいって言ってきたし、強いし。断る理由なんてないじゃないか」
俺の超正論に、頬を膨らませるシャロット。
しかしながら、俺はこれで懲りたとは思いません。
彼女はこれしきで終わる女ではないのだ。
「私はレッドくんのことが大好きなので、あなたの選択は尊重します。ですが、今日は私以外の人と話した分、構ってくれていない時間が増えた、ということですよね?」
絶対彼女にしたくない系女子。
たとえ美女でも、清楚系でも、いい匂いでも、自分に好意を向けてくれていても、嫌だ。ヤンデレとかメンヘラとかって、本当にいるんだな。
「ですから、責任を取って今後は同じベッドで寝てもらいます」
「わかった」
どうにでもなれと頷く俺。
何を言っても聞いてもらえないだろう。
だったらここはオーケーしておいて、油断したところで逃げ出せばいい。
「ちなみに、今日は罰として、私と手錠で繋がれた上に服を脱がされた状態で寝てもらいますので」
「──ッ」
俺は全速力で走り出した。
かけっこなら負けることはない。
当然シャロットも足は速く、学院の女子の中では飛び抜けていたものの、それはあくまで女子の中での話。男子が加われば、せいぜい10位くらいだ(それでもめっちゃ凄いけど)。
俺はいつも1位だった。
でも──。
「うああああ!」
全身に電撃が走る。
筋肉が悲鳴を上げ、脳が一時的にパニックを起こす。
手足が痺れているので、体を思うように動かせない。力が入らない。人形のように倒れ、勝ち誇った笑みのシャロットを見上げる。
今の俺の顔には、初めてともいえる憎しみが浮かんでいるだろう。
俺は鍛えているので、簡単に死にはしない。
電撃をこの程度浴びたくらいで、死ぬことはないし、後遺症が残ることもないと思う。
でも、痛いのは痛い。
それはこの女の仕業なのかぁぁぁぁああああ!
「何してくれてんだぁぁぁぁああああ!」
前世を含め、ここまで感情的にキレたことはない。
なんだかすっきりした。
いつか本気でシャロットを怒鳴りたいとも思っていたし。てか、今の俺、結構クズなこと言ってない?
「愛の束縛魔法です」
俺を見下ろす金髪の美女は、想像以上の狂人だった……。
快晴の時の青空のように透き通っていた碧眼の奥には、ヤンデレに目覚めた紫の闇が燃えている。その恐ろしい闇でさえもハートマークになっていることがさらに恐怖を引き立てた。
俺、このままナニされるんだろう?
悔しい!
俺だってできるものならシャロットに怒りの爆撃魔法をぶち込んでやりたい。
でも、女性に暴力を振るうなんていうのは、本当のクズがすることだ。我慢するしかない。
男女平等であるべき世の中。
女性の社会的地位は低い、なんて言われている。確かに、それを平等にすることは大切だ。
男女関係なく、正当に評価すべきだ。
でも、俺が言いたいのは、こういう時に限って女性の権利がどうとか、男としてどうとかいう概念があるのは、問題大アリだということだっ!
レディファースト、とか。
「お前が男だったら剣で斬ってたところだ」
とりあえず、思い切り睨んでおく。
「か弱い女性を気遣うレッドくん、素敵ですね」
「うるさいわっ!」
「ダーリン、宿屋に行きましょうか」
──屈辱。
この一言に尽きる。
***
安く泊まれそうな宿屋は案外すぐに見つかった。
朝食も付いているらしい。
それに加え、銭湯も自由に入れるようだった。この世界でもこんな極楽をしていいのか。
今ふと思った。
冒険者として、いっそのこと本当に旅に出るのはどうか。
自分の好きな『英雄物語』の世界を自由に探索できるのは最高じゃないか。
「ふたり部屋で、ダブルベッドでお願いします」
「いえ、ひとり部屋をふたつ」
「レッドくん、私の提案の方が安く済むことはわかっていますよね? あなたに拒否権はありません」
「かしこまりました。では、楽しい夜をお過ごしください」
「任せてください!」
何が任せてください、だ。
ていうか受付の人も俺の意見は完全に無視していたし。
「私と同じ部屋で、同じ寝台で寝ることが嫌なのですか? こんな美女と一緒に寝れるんですよ」
「あれ?」
ふと思った。
俺は何が嫌なのか。
確かに、美女と一緒に寝るというのは最高のシチュエーション。どうして拒否しているんだ、俺。
シャロットのことは嫌いじゃないし、親友のじゃれ合いだと思えば……。
それに俺はヘタレじゃない。前世でそれなりに経験している。恐れることもない。
でも、俺は……。
「違うな」
「?」
「俺はこんなことのために転生したんじゃない。この状況に流されてしまったら、いかにも普通っぽくはないか……」
「転生とか、何を言って──」
「シャロット、すまない」
「え!?」
自分達の部屋に向かう途中、俺は激しく彼女を抱き締めた。
情熱的に、いかにも恋人っぽく。
シャロットは突然の好きな人からの抱擁に体温を上げ、その急激なヒートショックによって気絶した。
「これだけ愛している人に抱きつかれたら、こうなるよな。罪な男だぜ。イケメンは辛い」
誰かに聞かれたら絶対イタい台詞を堂々と吐く。
そのまま気絶したシャロットを抱え、部屋の中、ベッドに運び込んだ。
寝息を立ててスースー眠る様子を見て、ほっとする。その姿は凄く可愛かった。
「俺は真の愛を求めているんだっ。セルシよ、待っていてくれ!」
またアカン台詞を呟き、この宿屋自体から、俺ことレッド・モルドロスは去った。
《次回断章2 孤独の美少女》
ラメセスもコンスタスも、それぞれこの街に自分の住まいがある。
また明日の10時にギルドに現地集合することで落ち着いた。
俺はというと、実家に戻るつもりはない。
もう自立してしまった身としては、自分で生活し、ひとりの冒険者として生き抜いていきたいのだ。
今からでも泊まれる宿屋でも探そう。
「で、シャロットはどうして俺の隣を歩いているのかな?」
ひとりで宿屋に行くつもりだった。
なんとなく、異世界をひとりで生き抜くことに憧れを抱いていたからだろう。別に美女とふたりで、なんてミジンコも思ってない。
シャロットは俺の腕をしっかりホールドし、柔らかい胸で包んでいる。
なんだろう?
もう彼女を親友と認識してしまっているせいか、まったく聖剣エクスカリバーが反応しない。それに、心臓の鼓動も平常運転だ。
今日の朝の時点ではまだドキドキしてたのに。
これが慣れというものの恐ろしさなのかもしれないな。
「勿論、これからは毎日一緒ですよ。それにしても、レッドくんは少々浮気っぽいみたいですね」
「なぜ?」
「たった1日でふたりもパーティに入れるだなんて、男たらしだと思います」
「仕方ないだろ。入りたいって言ってきたし、強いし。断る理由なんてないじゃないか」
俺の超正論に、頬を膨らませるシャロット。
しかしながら、俺はこれで懲りたとは思いません。
彼女はこれしきで終わる女ではないのだ。
「私はレッドくんのことが大好きなので、あなたの選択は尊重します。ですが、今日は私以外の人と話した分、構ってくれていない時間が増えた、ということですよね?」
絶対彼女にしたくない系女子。
たとえ美女でも、清楚系でも、いい匂いでも、自分に好意を向けてくれていても、嫌だ。ヤンデレとかメンヘラとかって、本当にいるんだな。
「ですから、責任を取って今後は同じベッドで寝てもらいます」
「わかった」
どうにでもなれと頷く俺。
何を言っても聞いてもらえないだろう。
だったらここはオーケーしておいて、油断したところで逃げ出せばいい。
「ちなみに、今日は罰として、私と手錠で繋がれた上に服を脱がされた状態で寝てもらいますので」
「──ッ」
俺は全速力で走り出した。
かけっこなら負けることはない。
当然シャロットも足は速く、学院の女子の中では飛び抜けていたものの、それはあくまで女子の中での話。男子が加われば、せいぜい10位くらいだ(それでもめっちゃ凄いけど)。
俺はいつも1位だった。
でも──。
「うああああ!」
全身に電撃が走る。
筋肉が悲鳴を上げ、脳が一時的にパニックを起こす。
手足が痺れているので、体を思うように動かせない。力が入らない。人形のように倒れ、勝ち誇った笑みのシャロットを見上げる。
今の俺の顔には、初めてともいえる憎しみが浮かんでいるだろう。
俺は鍛えているので、簡単に死にはしない。
電撃をこの程度浴びたくらいで、死ぬことはないし、後遺症が残ることもないと思う。
でも、痛いのは痛い。
それはこの女の仕業なのかぁぁぁぁああああ!
「何してくれてんだぁぁぁぁああああ!」
前世を含め、ここまで感情的にキレたことはない。
なんだかすっきりした。
いつか本気でシャロットを怒鳴りたいとも思っていたし。てか、今の俺、結構クズなこと言ってない?
「愛の束縛魔法です」
俺を見下ろす金髪の美女は、想像以上の狂人だった……。
快晴の時の青空のように透き通っていた碧眼の奥には、ヤンデレに目覚めた紫の闇が燃えている。その恐ろしい闇でさえもハートマークになっていることがさらに恐怖を引き立てた。
俺、このままナニされるんだろう?
悔しい!
俺だってできるものならシャロットに怒りの爆撃魔法をぶち込んでやりたい。
でも、女性に暴力を振るうなんていうのは、本当のクズがすることだ。我慢するしかない。
男女平等であるべき世の中。
女性の社会的地位は低い、なんて言われている。確かに、それを平等にすることは大切だ。
男女関係なく、正当に評価すべきだ。
でも、俺が言いたいのは、こういう時に限って女性の権利がどうとか、男としてどうとかいう概念があるのは、問題大アリだということだっ!
レディファースト、とか。
「お前が男だったら剣で斬ってたところだ」
とりあえず、思い切り睨んでおく。
「か弱い女性を気遣うレッドくん、素敵ですね」
「うるさいわっ!」
「ダーリン、宿屋に行きましょうか」
──屈辱。
この一言に尽きる。
***
安く泊まれそうな宿屋は案外すぐに見つかった。
朝食も付いているらしい。
それに加え、銭湯も自由に入れるようだった。この世界でもこんな極楽をしていいのか。
今ふと思った。
冒険者として、いっそのこと本当に旅に出るのはどうか。
自分の好きな『英雄物語』の世界を自由に探索できるのは最高じゃないか。
「ふたり部屋で、ダブルベッドでお願いします」
「いえ、ひとり部屋をふたつ」
「レッドくん、私の提案の方が安く済むことはわかっていますよね? あなたに拒否権はありません」
「かしこまりました。では、楽しい夜をお過ごしください」
「任せてください!」
何が任せてください、だ。
ていうか受付の人も俺の意見は完全に無視していたし。
「私と同じ部屋で、同じ寝台で寝ることが嫌なのですか? こんな美女と一緒に寝れるんですよ」
「あれ?」
ふと思った。
俺は何が嫌なのか。
確かに、美女と一緒に寝るというのは最高のシチュエーション。どうして拒否しているんだ、俺。
シャロットのことは嫌いじゃないし、親友のじゃれ合いだと思えば……。
それに俺はヘタレじゃない。前世でそれなりに経験している。恐れることもない。
でも、俺は……。
「違うな」
「?」
「俺はこんなことのために転生したんじゃない。この状況に流されてしまったら、いかにも普通っぽくはないか……」
「転生とか、何を言って──」
「シャロット、すまない」
「え!?」
自分達の部屋に向かう途中、俺は激しく彼女を抱き締めた。
情熱的に、いかにも恋人っぽく。
シャロットは突然の好きな人からの抱擁に体温を上げ、その急激なヒートショックによって気絶した。
「これだけ愛している人に抱きつかれたら、こうなるよな。罪な男だぜ。イケメンは辛い」
誰かに聞かれたら絶対イタい台詞を堂々と吐く。
そのまま気絶したシャロットを抱え、部屋の中、ベッドに運び込んだ。
寝息を立ててスースー眠る様子を見て、ほっとする。その姿は凄く可愛かった。
「俺は真の愛を求めているんだっ。セルシよ、待っていてくれ!」
またアカン台詞を呟き、この宿屋自体から、俺ことレッド・モルドロスは去った。
《次回断章2 孤独の美少女》
56
お気に入りに追加
156
あなたにおすすめの小説
NTRエロゲの世界に転移した俺、ヒロインの好感度は限界突破。レベルアップ出来ない俺はスキルを取得して無双する。~お前らNTRを狙いすぎだろ~
ぐうのすけ
ファンタジー
高校生で18才の【黒野 速人】はクラス転移で異世界に召喚される。
城に召喚され、ステータス確認で他の者はレア固有スキルを持つ中、速人の固有スキルは呪い扱いされ城を追い出された。
速人は気づく。
この世界、俺がやっていたエロゲ、プリンセストラップダンジョン学園・NTRと同じ世界だ!
この世界の攻略法を俺は知っている!
そして自分のステータスを見て気づく。
そうか、俺の固有スキルは大器晩成型の強スキルだ!
こうして速人は徐々に頭角を現し、ハーレムと大きな地位を築いていく。
一方速人を追放したクラスメートの勇者源氏朝陽はゲームの仕様を知らず、徐々に成長が止まり、落ちぶれていく。
そしてクラス1の美人【姫野 姫】にも逃げられ更に追い込まれる。
順調に強くなっていく中速人は気づく。
俺達が転移した事でゲームの歴史が変わっていく。
更にゲームオーバーを回避するためにヒロインを助けた事でヒロインの好感度が限界突破していく。
強くなり、ヒロインを救いつつ成り上がっていくお話。
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
カクヨムとアルファポリス同時掲載。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
ゲーム序盤で死ぬモブ炎使いに転生したので、主人公に先回りしてイベントをクリアしたらヒロインが俺について来た
ぐうのすけ
ファンタジー
カクヨムで日間・週間・月間総合1位獲得!ありがとうございます。
社畜として働き、いつものように寝て起きると、俺はゲーム『ブレイブクエストファンタジー』とよく似た世界のモブ『ゲット』に転生していた。俺は物語序盤で盗賊に襲われて死ぬ運命だ。しかも主人公のダストは俺を手下のようにこき使う。
「主人公にこき使われるのはもうごめんだ!死ぬのもごめんだ!俺がゲームのストーリーを覆してやる!」
幼いころから努力を続けていると、ゲームヒロインが俺に好意を寄せている?
いや、気のせいだ。俺はしょせんモブ!
今は死亡フラグを解決する!そして次のステップに進む!
一方、同じく転生したダストは主人公キャラを利用して成り上がろうとするが、ダンジョンのお宝はすでに無く、仲間にするはずの美人キャラには見限られ、努力を嫌ったことでどんどん衰退していく。
深刻な女神パワー不足によりチートスキルを貰えず転移した俺だが、そのおかげで敵からマークされなかった
ぐうのすけ
ファンタジー
日本の社会人として暮らす|大倉潤《おおくらじゅん》は女神に英雄【ジュン】として18才に若返り異世界に召喚される。
ジュンがチートスキルを持たず、他の転移者はチートスキルを保持している為、転移してすぐにジュンはパーティーを追放された。
ジュンは最弱ジョブの投資家でロクなスキルが無いと絶望するが【経験値投資】スキルは規格外の力を持っていた。
この力でレベルを上げつつ助けたみんなに感謝され、更に超絶美少女が俺の眷属になっていく。
一方俺を追放した勇者パーティーは横暴な態度で味方に嫌われ、素行の悪さから幸運値が下がり、敵にマークされる事で衰退していく。
女神から英雄の役目は世界を救う事で、どんな手を使っても構わないし人格は問わないと聞くが、ジュンは気づく。
あのゆるふわ女神の世界管理に問題があるんじゃね?
あの女神の完璧な美貌と笑顔に騙されていたが、あいつの性格はゆるふわJKだ!
あいつの管理を変えないと世界が滅びる!
ゲームのように普通の動きをしたら駄目だ!
ジュンは世界を救う為【深刻な女神力不足】の改善を進める。
念のためR15にしてます。
カクヨムにも先行投稿中
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
貧乏男爵家の四男に転生したが、奴隷として売られてしまった
竹桜
ファンタジー
林業に従事していた主人公は倒木に押し潰されて死んでしまった。
死んだ筈の主人公は異世界に転生したのだ。
貧乏男爵四男に。
転生したのは良いが、奴隷商に売れてしまう。
そんな主人公は何気ない斧を持ち、異世界を生き抜く。
伯爵家の次男に転生しましたが、10歳で当主になってしまいました
竹桜
ファンタジー
自動運転の試験車両に轢かれて、死んでしまった主人公は異世界のランガン伯爵家の次男に転生した。
転生後の生活は順調そのものだった。
だが、プライドだけ高い兄が愚かな行為をしてしまった。
その結果、主人公の両親は当主の座を追われ、主人公が10歳で当主になってしまった。
これは10歳で当主になってしまった者の物語だ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる