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第12話 小人族の青年が乱入する
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この街では18歳で成人として認められ、同時に酒が飲めるようになる。
正直に言うと、俺は前世で24年生きていたことを考えると、もう実質40歳を超えている。
でも、この世界に来たからにはこの世界の規律に従わなくてはならない。
というわけで、今回が異世界で初めての酒だった。
シャロットも今まで味わったことのない酒という飲み物に興味津々だ。そのおかげで俺への興味が少しだけ抑えられている。
このまま酒に絡んでいって欲しい。
俺が最初の親睦会に選んだのは【強欲の瞳】という酒場だ。
なかなか衝撃の強い名前ではあるものの、シャロットのネーミングセンスよりはマシである。
「レッドはなかなか見る目があるね」
酒場の前で、エルフのラメセスが感心したように言う。
何度かここに訪れたことがあるらしい。
女性がひとりで来れるほど治安がよく、冒険者の数も少ないそうだ。
「それはよかった。面倒事は嫌だし」
「面倒事は起こらないよ。僕はお酒が苦手だから少ししか飲まない。だからふたりが酔ってしまっても、僕がどうにかしておく」
「ラメセスよ、君はなんていい奴なんだ!」
だんだんラメセスが神に見えてきた。
可憐な妖精の容姿は美しく、神と勘違いしてもおかしくはない。
それに加えてこの頼れる背中。
もし俺が女だったらキュンキュンだった。
罪な男だぜ、ラメセスも。
「もし私がお酒で酔っ払ってしまって、その勢いでレッドくんを押し倒してしまっても何もしないでくださいね。それは本望ですから」
「わかってるよ。僕は黙って横で見ておくから」
ラメセスさん?
シャロットは平常運転だったけど、ラメセスの整い過ぎた横顔が、なんだか狂気染みていたのは気のせいかな?
***
ファンタジー世界の酒場。
その言葉だけでなんだか胸が熱くなる。
冒険者やならず者達が集まり、仲間同士の絆を深める。
そんな和気あいあいとした空間に、ずっと憧れていた。
『地下迷宮攻略はどうだったよ?』
『12階層まで突破できたぞ』
『彼女とはいい感じなのか?』
『いやー、実は昨日フラれてさ。今、すっごい落ち込んでんだ。だからやけ酒ってやつよ、やけ酒』
ヒューマンにエルフ、ドワーフに獣人、小人族まで。
様々な種族が入り乱れ、その違いに関係なく酒で交友を深める。
酒が入りすぎたのか大声で喧嘩をしている連中もいた。
俺達は苦笑いしながらその対決を眺め、決着がついたところで自分達の席を確保した。
「なるほど。今日はやけに賑わっていると思ったら、ダスケンデール学院の卒業生らしき人達も多いみたいだね。君達の知り合いはいるかい?」
深く頷きながら、ラメセスが聞いてくる。
学院の卒業生とやらに異常に興味があるらしい。
『見ろよ、あの赤髪。レッド・モルドロスだよ』
『やべぇ。首席の?』
『挨拶とかに行った方がいいのかな? そもそも、俺達クラスが違ったわけだし、喋ったこともないし』
俺の名前も聞き取れるようになってきた。
エルフの剣聖に加え、清楚系の半分イカれた美女を連れて歩いている男に、注目を向けない方がおかしい。
「気にすることはありません。私達の愛を、皆さんに見せつければいいだけの話です」
「愛?」
「はい。実は、前々から学内では私達が付き合っているのではないかという噂が立っておりまして。だからもう、今回はバッチリ密会現場を見られましたね」
「密会、ではないだろ。それに、同じパーティ仲間なんだから当然のことだし」
「今回私達のこの関係を周囲にアピールしておけば、幸せな未来もきっと近いと思います。それに、レッドくんに変な虫が付かなくなると思いますし」
「変な虫って何?」
「女のことですよ。実は密かにレッドくんを狙う女子がたくさんいたんです。苦労しました。私が全てレッドくんとの接触を阻止してきたので。それと、念のために男も同じく」
「え!?」
どうしてそれを卒業後に言う!?
衝撃の事実が発覚した。
実は俺が、陰で女子からモテていた? だとすれば、また俺は魅力がありすぎて女性を虜にしすぎてしまった、なんていう罪な男であることが証明される。
「もしかして、俺に人が寄ってこなかったのって……シャロットのせいなのか!?」
「そうですが、何か?」
うわぁぁぁああああああ!
「ちょっと後でじっくり話をさせてもらおうか」
***
話は済んだ。
ラメセスは俺とシャロットの話し合いを面白そうに眺めていた。
酒も飲まず、ただつまみだけを楽しみながら。
シャロットへの怒り(みたいなもの)で忘れていたけど、この世界での酒もそれなりに美味かった。ほとんどが度数の強いものばかりではあるものの、高刺激で生きた心地がする。
「頼むから、今後は俺の恋と友情の予感を邪魔しないでくれ」
「嫌です」
怖い笑みでシャロットが主張する。
「私はレッドくんが本気で好きなんですよ。私以外の女と関わる可能性は捨てておきたくて。ギルドの受付嬢は幸いにも色目を使ってこなかったですから、許容範囲でした」
「なんか怖いんですが」
「もし許容範囲でなかったら二度とレッドくんと話せない口にしてあげるところでした」
ここまで来ると、本気なのか冗談なのかわからない。
やっぱり俺はちゃんとシャロットを見張っておかないと駄目なんだな。
はぁ。
親友のせいで親友以外の友達ができなかった、なんていう状況への動揺はまだ続いている。
「僕が見る限り、レッドからは誠実なオーラが漂っているよ。だから心配する必要はないと思う。レッドを信じてもいいんじゃないかな」
「いや彼氏ではないけど」
味方だと思っていたラメセスにまで裏切られた。
もう終わりだ。
『よかったら、オレと酒でも飲まない?』
どうしようもないと途方に暮れていた時、どこかから声が掛かった。
声の主を見つけようと周囲を見渡すも、全然発見できない。
もしや、幽霊?
いやいや、と首を横に振る。
声は俺だけでなくシャロットもラメセスも聞いていた。ふたりだって周囲を確認している。
どこか中性的で若い声は、どこかで聞いたことがあるような気がしてならない。
「……あ!」
視線が下におりる。
そして気づいた。
身長はだいたい120センチくらいだろうか。小学1年生くらいの小ささだ。
彼はその中性的な整った顔を俺に向け、ニコッと微笑んでいる。
──小人族。
彼らの種族はそう呼ばれていた。
『英雄物語』でも頻繁に登場する人気の種族。その小ささからくる可愛らしさも特徴のひとつだ。
そして、俺の目の前──じゃなくて目下にいる小人族の青年は、そう、なんと主要キャラクター。
メインヒロインのシャロットや剣聖ラメセスに並ぶ、主人公の仲間になるはずの青年だ。
「なーんて、冗談さ」
普通にシャロットのナンパかと思えば、そうではなかったらしい。
彼はふざけたり人を笑わせたりすることが好きで、物語の中のムードメーカーのような立ち位置である。普通に人気のキャラだ。
俺は思った。
またこのパターンか。
「オレはコンスタス。ちょっとあっちの冒険者から大物が来たって言われてさ、ついつい我慢できなくなったわけなんだ。悪い悪い」
「あー別にいいですけど」
「そんな堅苦しい言葉遣いはやめてくれよー。オレもちょっとあんた等と個人的に喋りたいことがあってさ」
「まさか、レッドくんに色目を使うつもりで──」
シャロットが口を挟む。
ていうか、男が男に色目は使わないだろ。
でも待て。今は多様性の時代だ。
別に否定するつもりはない。とはいえ一応言っておくけど、俺はコンスタスがそういうキャラじゃないことを知っている。
「違うって。オレはただ、いろいろ聞いてると興味が湧いてきちゃってさ。レッド少年だけじゃなくて、同じく首席卒のシャロット嬢もいるし、何と言ってもエルフの剣聖ラメセスまでいるじゃないか!」
「名前もバレバレか」
「今じゃ有名人ってところさ。そこでだな」
ここでコンスタスが言葉を切り、真剣な表情に切り替えた。
彼の人柄を既に知っている身としては、何を言うのかぐらい想像はつく。
「オレは有名になりたいし、面白いことも好きでさ。ってことで、オレをあんた等のパーティに入れてくれっ!」
《次回13話 可愛い小人に癒される》
正直に言うと、俺は前世で24年生きていたことを考えると、もう実質40歳を超えている。
でも、この世界に来たからにはこの世界の規律に従わなくてはならない。
というわけで、今回が異世界で初めての酒だった。
シャロットも今まで味わったことのない酒という飲み物に興味津々だ。そのおかげで俺への興味が少しだけ抑えられている。
このまま酒に絡んでいって欲しい。
俺が最初の親睦会に選んだのは【強欲の瞳】という酒場だ。
なかなか衝撃の強い名前ではあるものの、シャロットのネーミングセンスよりはマシである。
「レッドはなかなか見る目があるね」
酒場の前で、エルフのラメセスが感心したように言う。
何度かここに訪れたことがあるらしい。
女性がひとりで来れるほど治安がよく、冒険者の数も少ないそうだ。
「それはよかった。面倒事は嫌だし」
「面倒事は起こらないよ。僕はお酒が苦手だから少ししか飲まない。だからふたりが酔ってしまっても、僕がどうにかしておく」
「ラメセスよ、君はなんていい奴なんだ!」
だんだんラメセスが神に見えてきた。
可憐な妖精の容姿は美しく、神と勘違いしてもおかしくはない。
それに加えてこの頼れる背中。
もし俺が女だったらキュンキュンだった。
罪な男だぜ、ラメセスも。
「もし私がお酒で酔っ払ってしまって、その勢いでレッドくんを押し倒してしまっても何もしないでくださいね。それは本望ですから」
「わかってるよ。僕は黙って横で見ておくから」
ラメセスさん?
シャロットは平常運転だったけど、ラメセスの整い過ぎた横顔が、なんだか狂気染みていたのは気のせいかな?
***
ファンタジー世界の酒場。
その言葉だけでなんだか胸が熱くなる。
冒険者やならず者達が集まり、仲間同士の絆を深める。
そんな和気あいあいとした空間に、ずっと憧れていた。
『地下迷宮攻略はどうだったよ?』
『12階層まで突破できたぞ』
『彼女とはいい感じなのか?』
『いやー、実は昨日フラれてさ。今、すっごい落ち込んでんだ。だからやけ酒ってやつよ、やけ酒』
ヒューマンにエルフ、ドワーフに獣人、小人族まで。
様々な種族が入り乱れ、その違いに関係なく酒で交友を深める。
酒が入りすぎたのか大声で喧嘩をしている連中もいた。
俺達は苦笑いしながらその対決を眺め、決着がついたところで自分達の席を確保した。
「なるほど。今日はやけに賑わっていると思ったら、ダスケンデール学院の卒業生らしき人達も多いみたいだね。君達の知り合いはいるかい?」
深く頷きながら、ラメセスが聞いてくる。
学院の卒業生とやらに異常に興味があるらしい。
『見ろよ、あの赤髪。レッド・モルドロスだよ』
『やべぇ。首席の?』
『挨拶とかに行った方がいいのかな? そもそも、俺達クラスが違ったわけだし、喋ったこともないし』
俺の名前も聞き取れるようになってきた。
エルフの剣聖に加え、清楚系の半分イカれた美女を連れて歩いている男に、注目を向けない方がおかしい。
「気にすることはありません。私達の愛を、皆さんに見せつければいいだけの話です」
「愛?」
「はい。実は、前々から学内では私達が付き合っているのではないかという噂が立っておりまして。だからもう、今回はバッチリ密会現場を見られましたね」
「密会、ではないだろ。それに、同じパーティ仲間なんだから当然のことだし」
「今回私達のこの関係を周囲にアピールしておけば、幸せな未来もきっと近いと思います。それに、レッドくんに変な虫が付かなくなると思いますし」
「変な虫って何?」
「女のことですよ。実は密かにレッドくんを狙う女子がたくさんいたんです。苦労しました。私が全てレッドくんとの接触を阻止してきたので。それと、念のために男も同じく」
「え!?」
どうしてそれを卒業後に言う!?
衝撃の事実が発覚した。
実は俺が、陰で女子からモテていた? だとすれば、また俺は魅力がありすぎて女性を虜にしすぎてしまった、なんていう罪な男であることが証明される。
「もしかして、俺に人が寄ってこなかったのって……シャロットのせいなのか!?」
「そうですが、何か?」
うわぁぁぁああああああ!
「ちょっと後でじっくり話をさせてもらおうか」
***
話は済んだ。
ラメセスは俺とシャロットの話し合いを面白そうに眺めていた。
酒も飲まず、ただつまみだけを楽しみながら。
シャロットへの怒り(みたいなもの)で忘れていたけど、この世界での酒もそれなりに美味かった。ほとんどが度数の強いものばかりではあるものの、高刺激で生きた心地がする。
「頼むから、今後は俺の恋と友情の予感を邪魔しないでくれ」
「嫌です」
怖い笑みでシャロットが主張する。
「私はレッドくんが本気で好きなんですよ。私以外の女と関わる可能性は捨てておきたくて。ギルドの受付嬢は幸いにも色目を使ってこなかったですから、許容範囲でした」
「なんか怖いんですが」
「もし許容範囲でなかったら二度とレッドくんと話せない口にしてあげるところでした」
ここまで来ると、本気なのか冗談なのかわからない。
やっぱり俺はちゃんとシャロットを見張っておかないと駄目なんだな。
はぁ。
親友のせいで親友以外の友達ができなかった、なんていう状況への動揺はまだ続いている。
「僕が見る限り、レッドからは誠実なオーラが漂っているよ。だから心配する必要はないと思う。レッドを信じてもいいんじゃないかな」
「いや彼氏ではないけど」
味方だと思っていたラメセスにまで裏切られた。
もう終わりだ。
『よかったら、オレと酒でも飲まない?』
どうしようもないと途方に暮れていた時、どこかから声が掛かった。
声の主を見つけようと周囲を見渡すも、全然発見できない。
もしや、幽霊?
いやいや、と首を横に振る。
声は俺だけでなくシャロットもラメセスも聞いていた。ふたりだって周囲を確認している。
どこか中性的で若い声は、どこかで聞いたことがあるような気がしてならない。
「……あ!」
視線が下におりる。
そして気づいた。
身長はだいたい120センチくらいだろうか。小学1年生くらいの小ささだ。
彼はその中性的な整った顔を俺に向け、ニコッと微笑んでいる。
──小人族。
彼らの種族はそう呼ばれていた。
『英雄物語』でも頻繁に登場する人気の種族。その小ささからくる可愛らしさも特徴のひとつだ。
そして、俺の目の前──じゃなくて目下にいる小人族の青年は、そう、なんと主要キャラクター。
メインヒロインのシャロットや剣聖ラメセスに並ぶ、主人公の仲間になるはずの青年だ。
「なーんて、冗談さ」
普通にシャロットのナンパかと思えば、そうではなかったらしい。
彼はふざけたり人を笑わせたりすることが好きで、物語の中のムードメーカーのような立ち位置である。普通に人気のキャラだ。
俺は思った。
またこのパターンか。
「オレはコンスタス。ちょっとあっちの冒険者から大物が来たって言われてさ、ついつい我慢できなくなったわけなんだ。悪い悪い」
「あー別にいいですけど」
「そんな堅苦しい言葉遣いはやめてくれよー。オレもちょっとあんた等と個人的に喋りたいことがあってさ」
「まさか、レッドくんに色目を使うつもりで──」
シャロットが口を挟む。
ていうか、男が男に色目は使わないだろ。
でも待て。今は多様性の時代だ。
別に否定するつもりはない。とはいえ一応言っておくけど、俺はコンスタスがそういうキャラじゃないことを知っている。
「違うって。オレはただ、いろいろ聞いてると興味が湧いてきちゃってさ。レッド少年だけじゃなくて、同じく首席卒のシャロット嬢もいるし、何と言ってもエルフの剣聖ラメセスまでいるじゃないか!」
「名前もバレバレか」
「今じゃ有名人ってところさ。そこでだな」
ここでコンスタスが言葉を切り、真剣な表情に切り替えた。
彼の人柄を既に知っている身としては、何を言うのかぐらい想像はつく。
「オレは有名になりたいし、面白いことも好きでさ。ってことで、オレをあんた等のパーティに入れてくれっ!」
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