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第11話 パーティの名前を決定する
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ギルドにて。
俺は早速ラメセスを新しいパーティ仲間として迎え入れるための申請を行った。
どうやら受付嬢のアリシアはラメセスと共犯だったらしい。
強い仲間を求めていたラメセスは、パーティーの結成をギリギリまで遅らせていた。その理由はダスケンデール学院の卒業生となる俺を待つためで、今回、その期待を超える結果になった、とのことだ。
水色の髪が揺れ、頬が緩む。
アリシアも達成感を感じているようだった。多分だけど、ラメセスのことが好きなんだろう。
大好きなラメセスさんのお力になれて光栄です、みたいな感じかな。
流石は乙女の恋心を理解する鋭い男だ。
やっぱり、この世界での俺は、男としての格が違う。
「これで申請の手続きが完了しました」
内心でどう思っているのかはわからない、いつもの冷静な対応をするアリシア。
その後俺はいくつかの書類にサインすることになった。
この世界の文字は中二病の心をくすぐるので、書けるようになって本当に嬉しい。
「これはギルドの決まりなのですが、3名以上が所属するパーティには、名前を付けていただくことになっています。どうされますか?」
「名前?」
「はい。どんなものでも構いませんが、品位を下げるようなものは遠慮していただいて──」
「そんな名前は付けませんから」
アリシアに品のない男だと思われていたことにショックだ。
ちらっとラメセスの方を見ると、君が決めろ、とでも言うようにゆっくりと頷かれた。
で、問題は──。
「私、思いつきました。【レッドとシャロットの愛の巣窟】なんていうのはどうでしょう? 最高のネーミングセンスだと思うのですが」
「どんなネーミングセンスしてるんだよ!」
頬を可愛く赤らめながら、控えめに手を上げて発言するシャロット。
その可愛らしい様子にそぐわない馬鹿げた発言。
そして恐ろしいネーミング。
そもそもラメセスが加わって3人になったというのに、俺とシャロットふたりだけの名前を入れるなんていうのは間違っている。
ていうか、本当に好きなんだな、俺のこと。
相変わらず、罪な男だぜ。
「え、最高の名前、ですか? そんな褒めてくださるなんて照れてしまいます」
そんなこと言ってません。
「レッド、君が責任者なんだし、名前は君に任せるよ。僕は何も文句は言わない」
ラメセスがかっこよすぎる。
同じパーティの一員になれてよかった。
「レッドくん、私の提案を採用してくれますよね?」
「それはやめとく」
「どうしてですか? レッドくんとの愛のために、寝ずに考えたのに」
「考えたの数秒前だろ」
「愛が拒絶されたような気がして悲しいです……シクシク」
もうシャロットという美女は一体何なのか。
メンヘラなのか、ヤンデレなのか。
それとも、厄介なふたつの属性を掛け持ちした、とんでもない化け物なのか。
「嘘泣きはやめてくれる?」
「バレてしまいましたか。テヘペロ」
「可愛いからって許しません」
「え、今、可愛いって言いましたか? もう、女ったらし~」
はぁ、と溜め息を漏らす俺の隣で、面白そうに笑うラメセス。
今後はこの光景がずっと続いていくのだろうか。
「それで、どうされますか?」
ほんの少し苛立った様子で、アリシアが聞いてきた。
一瞬鳥肌が立つ。
ギルドの受付嬢に嫌われるわけにはいかない。まあ、俺が嫌われるというより、シャロットが嫌われることになるだろうけど。
それに、アリシアは仕事しているんだ。
今の俺達は明らかに迷惑客といったところだろう。
「すみません。じゃあ、決めます」
と言って、すぐに思いつくものでもない。
ヤバい。
焦って汗を垂らす。
早く決めないと、アリシアが盛大に機嫌を損ねてしまう。アリシアに嫌われてしまう。考えろ、俺。
「【最強】とか?」
ヤケクソで出てきたのがこれだった。
なんかイタいネーミングではあるけど、仕方ない。
シャロットが考えたものよりは遥かにマシだ。それに、この名前からは強い意志を感じる。このパーティーを成長させて、いずれは最強になるぞ、みたいな?
強くなりたいという気持ちも、嘘ではない。
だから、これでいいと思った。
「僕は気に入ったよ。賛成だ」
「やっぱり私の考えが最善な気がします」
「ふたりとも、ありがとう。【最強】で決まりだな」
「私の意見無視されてませんか?」
シャロットの発言は全て無視で、俺は強引にパーティー名を確定させた。
また書類だのなんだの面倒くさかったけど、決意ができたのは気分がいい。
この仲間と、今後は自分の限界に挑み続けていくことになる。シャロットは時にうるさいものの、俺の1番の親友であることに変わりはない。
これでいいんだ。
【最強】になるために、俺達は歩みを始めたばかり。
実力者のラメセスも加入し、いい勢いがついた。
大切な仲間であるふたりの顔を見て、俺は言った。
「親睦会のために、早速酒場に行こう! ずっと酒場に憧れてたんだ」
《次回12話 小人族の青年が乱入する》
俺は早速ラメセスを新しいパーティ仲間として迎え入れるための申請を行った。
どうやら受付嬢のアリシアはラメセスと共犯だったらしい。
強い仲間を求めていたラメセスは、パーティーの結成をギリギリまで遅らせていた。その理由はダスケンデール学院の卒業生となる俺を待つためで、今回、その期待を超える結果になった、とのことだ。
水色の髪が揺れ、頬が緩む。
アリシアも達成感を感じているようだった。多分だけど、ラメセスのことが好きなんだろう。
大好きなラメセスさんのお力になれて光栄です、みたいな感じかな。
流石は乙女の恋心を理解する鋭い男だ。
やっぱり、この世界での俺は、男としての格が違う。
「これで申請の手続きが完了しました」
内心でどう思っているのかはわからない、いつもの冷静な対応をするアリシア。
その後俺はいくつかの書類にサインすることになった。
この世界の文字は中二病の心をくすぐるので、書けるようになって本当に嬉しい。
「これはギルドの決まりなのですが、3名以上が所属するパーティには、名前を付けていただくことになっています。どうされますか?」
「名前?」
「はい。どんなものでも構いませんが、品位を下げるようなものは遠慮していただいて──」
「そんな名前は付けませんから」
アリシアに品のない男だと思われていたことにショックだ。
ちらっとラメセスの方を見ると、君が決めろ、とでも言うようにゆっくりと頷かれた。
で、問題は──。
「私、思いつきました。【レッドとシャロットの愛の巣窟】なんていうのはどうでしょう? 最高のネーミングセンスだと思うのですが」
「どんなネーミングセンスしてるんだよ!」
頬を可愛く赤らめながら、控えめに手を上げて発言するシャロット。
その可愛らしい様子にそぐわない馬鹿げた発言。
そして恐ろしいネーミング。
そもそもラメセスが加わって3人になったというのに、俺とシャロットふたりだけの名前を入れるなんていうのは間違っている。
ていうか、本当に好きなんだな、俺のこと。
相変わらず、罪な男だぜ。
「え、最高の名前、ですか? そんな褒めてくださるなんて照れてしまいます」
そんなこと言ってません。
「レッド、君が責任者なんだし、名前は君に任せるよ。僕は何も文句は言わない」
ラメセスがかっこよすぎる。
同じパーティの一員になれてよかった。
「レッドくん、私の提案を採用してくれますよね?」
「それはやめとく」
「どうしてですか? レッドくんとの愛のために、寝ずに考えたのに」
「考えたの数秒前だろ」
「愛が拒絶されたような気がして悲しいです……シクシク」
もうシャロットという美女は一体何なのか。
メンヘラなのか、ヤンデレなのか。
それとも、厄介なふたつの属性を掛け持ちした、とんでもない化け物なのか。
「嘘泣きはやめてくれる?」
「バレてしまいましたか。テヘペロ」
「可愛いからって許しません」
「え、今、可愛いって言いましたか? もう、女ったらし~」
はぁ、と溜め息を漏らす俺の隣で、面白そうに笑うラメセス。
今後はこの光景がずっと続いていくのだろうか。
「それで、どうされますか?」
ほんの少し苛立った様子で、アリシアが聞いてきた。
一瞬鳥肌が立つ。
ギルドの受付嬢に嫌われるわけにはいかない。まあ、俺が嫌われるというより、シャロットが嫌われることになるだろうけど。
それに、アリシアは仕事しているんだ。
今の俺達は明らかに迷惑客といったところだろう。
「すみません。じゃあ、決めます」
と言って、すぐに思いつくものでもない。
ヤバい。
焦って汗を垂らす。
早く決めないと、アリシアが盛大に機嫌を損ねてしまう。アリシアに嫌われてしまう。考えろ、俺。
「【最強】とか?」
ヤケクソで出てきたのがこれだった。
なんかイタいネーミングではあるけど、仕方ない。
シャロットが考えたものよりは遥かにマシだ。それに、この名前からは強い意志を感じる。このパーティーを成長させて、いずれは最強になるぞ、みたいな?
強くなりたいという気持ちも、嘘ではない。
だから、これでいいと思った。
「僕は気に入ったよ。賛成だ」
「やっぱり私の考えが最善な気がします」
「ふたりとも、ありがとう。【最強】で決まりだな」
「私の意見無視されてませんか?」
シャロットの発言は全て無視で、俺は強引にパーティー名を確定させた。
また書類だのなんだの面倒くさかったけど、決意ができたのは気分がいい。
この仲間と、今後は自分の限界に挑み続けていくことになる。シャロットは時にうるさいものの、俺の1番の親友であることに変わりはない。
これでいいんだ。
【最強】になるために、俺達は歩みを始めたばかり。
実力者のラメセスも加入し、いい勢いがついた。
大切な仲間であるふたりの顔を見て、俺は言った。
「親睦会のために、早速酒場に行こう! ずっと酒場に憧れてたんだ」
《次回12話 小人族の青年が乱入する》
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