君があまりに消えそうだから

「消えそうなほどに綺麗で儚いから写真に撮って大切にしようとしたんだ」

至って平凡な共同生活を送るカメラ好きの主人公と翠。
雨が好きな翠は必ず彼の被写体になることが楽しみで、彼の撮る写真が大好きだった。

笑顔の絶えない、温かいこの日常が続いていくと信じて。

しかし、一枚の写真が待ち受けていた二人の直面する事実は雨の日にきっとあなたは探したくなる。

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