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13話 暴動事件?妙だな?
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「原因不明の暴動事件?」
「うん、最近至る所で起きているらしいよ?」
それはいつも通り魔族倒したり、ダラダラ過ごしている日の事だった。
ベッドに横になっていると、俺に勇者が相談をしてきたのだ。
どうやら勇者によると、最近王国の至る所で暴動が起きているらしい。
ただ、暴動といったものの、普通の暴動ではないようだ。
なぜかいつもケガ人はでていないらしいのだとか。
どれも被害は体を触られたとか、服を脱がされたとか、
そんなものであるらしい。
「問題ではあるとおもうけどさあ、それ俺達がでる必要ある?どちらかといえば衛兵の仕事だろ?」
「そうなんだけど、原因が一切不明なんだよ。みんな急に意識がなくなったって。
数人ならまだしも、数百人が同じように答えてるんだ。おかしいだろ?」
「おかしいとは思うぜ。明らかに催眠系の魔法が使われてる感じもするけど。
王国に危害を加えるってより、愉快犯か別の何かだろ。すぐ捕まるさ」
「そうだといいんだけど・・・」
勇者は歯切れの悪い返事を返した。
まだ納得してないようで、渋い顔をしている。
勇者はかなり心配しているようだが、俺はあまりそうは思わんかな。
催眠系の強みは、自身の正体を明かさずに相手に攻撃を加えられる点だ。
だからもし本気で王国を攻撃するつもりなら、相手側に躊躇する理由はない。
一気にとんでもない被害を出させるはずだ。
にも関わらず、現状ケガ人はいっさいなし。
使えば使うほど特定が進むリスクがあるのに、こんなふざけた使い方をしているのだ。
ただの遊びで使用者は使っている可能性が高いだろう。
王国の衛兵は優秀だ。
愉快犯程度ならすぐに尻尾を掴んで引きずり出す。
そんな愉快犯のために、わざわざ勇者さまがでる必要もねえと思うんだけどな~。
「まあ、気になるってんなら調査してみるか。案外、お前の勘は当たるしな」
「ほんと!?ありがとう、アルト!すぐに戦士と聖女も呼んでくる!」
俺が返答すると、勇者はニッコニコの笑顔を浮かべて、すぐさま支度を始める。
散歩を了承してもらったワンコか、お前は。
ノリノリの勇者にため息をつきながら、俺も準備する。
「で、どうだ、アルト?魔力の反応は」
戦士と聖女とすぐに合流して、実際に暴動があった場所へと赴く。
そうして魔力の残滓を確認していると、戦士が訊ねてきた。
「確かに魔法が使われてるね。洗脳系、いや魅了系かな?
どちらかと言えばサキュバスとかインキュバスが使うやつだね」
「魔王軍の残党か?」
「いや、そうとも限らないんじゃない?どっちも食事のために人にちょっかいをかける奴らだ。
王国にたまたま来た奴が、ご当地グルメを楽しんでるだけかもしれん」
「グルメって・・・」
「人間だって旅行先に行ったら、そこのご当地料理を食べるだろ?
淫魔からしてみれば、同じ事なのだろうさ」
真面目に警戒している戦士に、冗談を交えて答える。
サキュバスやインキュバス達淫魔は、どちらかといえば中立だ。
人間の味方でもなければ敵でもない。
彼ら彼女からしてみれば、ただ食事をしてるだけなのだろう。
そんな奴らにヤメロというのは、ご飯を食べるなと言うに等しい。
以前、必死に取り締まった国もあったが、結末は悲惨だ。
国民の大半が操られたった一夜で滅亡したとの噂もあるくらいだ。
食の恨みはおそろしい。
へたに手を出さない方が得策だろうね。
「しかしやられっぱなしも面白くないもんだ」
「確かに。とはいえ有効な対策があるわけでもねえしなあ」
「倒せないのか?」
「倒せる。けど割に合わんよ。戦うとなれば高確率で市民が盾にされる。
しかも敵側に付かれるリスクも考えると現実的ではないね」
現場を後にし、帰路に着く。
「勇者達の方は何か成果はあるだろうか?」
「さあ?でも無くても相手にこちらが警戒してるってことが伝わればいいさ。
そうすりゃ奴らも自制くらいはしてくれる」
「ずいぶん詳しいんだな?」
「前にインキュバスに会ったことがある。その時に色々とね」
「話せるのか!?」
「普通に。言われなきゃただのイケメンだったよ。
話も通じるし、案外紛れてるのかもしれないぜ?」
「むむむ!そうなのか!まだまだ知らぬことばかりだな、俺も」
戦士は顎を手でさすりながら、うなった。
いやべつに淫魔に詳しい必要はないんじゃないかなあ?
俺も洗脳系の魔法について知りたいから話しただけだし。
しばらく歩いて勇者達と合流する。
予想通り勇者達の方も収穫はないようだ。
でも町では、勇者様が被害を聞いてわざわざ駆けつけてくれたという話で溢れてきている。
人望を手に入れた、という点では大成功だろう。
こういう所が勇者が勇者たるゆえんなんだろうなと、思いました。
「すまない、アルト。徒労に終わってしまったようだ」
「構わんよ。この町の名産が食えたんだ。大満足だよ」
夜、勇者とともに町を出歩く。
勇者は自身の杞憂に皆を付き合わせたことを後悔しているようだ。
真面目くんめ。たいしたことないならないでいいじゃないか。
落ち込んでいる暇が会ったら観光しようぜ、観光!
めちゃくちゃおいしいよ?ここの肉串さん。
ほれ、俺のをやるよ!
「あ、ほんとだ。おいしい」
と、勇者とそんなやりとりをしていると、
「や、やめてください」
というかすかな声がどこからか聞こえてきた。
「なあ、アルト、いま」
「聞こえたな。路地裏からみたいだけど」
「行ってくる!」
「あ、おい!って、いっちまったよ・・・」
勇者は声を聞いた途端、俺の返答も待たずに
声の元へとすっ飛んでいってしまった。
本当に変わらねえやつだよ、勇者は。
俺はそんな真面目くんの後をため息をつきながら、必死に追うのであった。
あいつ速え!
追いつけねえ!
この体本当に魔術以外クソザコなんですけどお!
「うん、最近至る所で起きているらしいよ?」
それはいつも通り魔族倒したり、ダラダラ過ごしている日の事だった。
ベッドに横になっていると、俺に勇者が相談をしてきたのだ。
どうやら勇者によると、最近王国の至る所で暴動が起きているらしい。
ただ、暴動といったものの、普通の暴動ではないようだ。
なぜかいつもケガ人はでていないらしいのだとか。
どれも被害は体を触られたとか、服を脱がされたとか、
そんなものであるらしい。
「問題ではあるとおもうけどさあ、それ俺達がでる必要ある?どちらかといえば衛兵の仕事だろ?」
「そうなんだけど、原因が一切不明なんだよ。みんな急に意識がなくなったって。
数人ならまだしも、数百人が同じように答えてるんだ。おかしいだろ?」
「おかしいとは思うぜ。明らかに催眠系の魔法が使われてる感じもするけど。
王国に危害を加えるってより、愉快犯か別の何かだろ。すぐ捕まるさ」
「そうだといいんだけど・・・」
勇者は歯切れの悪い返事を返した。
まだ納得してないようで、渋い顔をしている。
勇者はかなり心配しているようだが、俺はあまりそうは思わんかな。
催眠系の強みは、自身の正体を明かさずに相手に攻撃を加えられる点だ。
だからもし本気で王国を攻撃するつもりなら、相手側に躊躇する理由はない。
一気にとんでもない被害を出させるはずだ。
にも関わらず、現状ケガ人はいっさいなし。
使えば使うほど特定が進むリスクがあるのに、こんなふざけた使い方をしているのだ。
ただの遊びで使用者は使っている可能性が高いだろう。
王国の衛兵は優秀だ。
愉快犯程度ならすぐに尻尾を掴んで引きずり出す。
そんな愉快犯のために、わざわざ勇者さまがでる必要もねえと思うんだけどな~。
「まあ、気になるってんなら調査してみるか。案外、お前の勘は当たるしな」
「ほんと!?ありがとう、アルト!すぐに戦士と聖女も呼んでくる!」
俺が返答すると、勇者はニッコニコの笑顔を浮かべて、すぐさま支度を始める。
散歩を了承してもらったワンコか、お前は。
ノリノリの勇者にため息をつきながら、俺も準備する。
「で、どうだ、アルト?魔力の反応は」
戦士と聖女とすぐに合流して、実際に暴動があった場所へと赴く。
そうして魔力の残滓を確認していると、戦士が訊ねてきた。
「確かに魔法が使われてるね。洗脳系、いや魅了系かな?
どちらかと言えばサキュバスとかインキュバスが使うやつだね」
「魔王軍の残党か?」
「いや、そうとも限らないんじゃない?どっちも食事のために人にちょっかいをかける奴らだ。
王国にたまたま来た奴が、ご当地グルメを楽しんでるだけかもしれん」
「グルメって・・・」
「人間だって旅行先に行ったら、そこのご当地料理を食べるだろ?
淫魔からしてみれば、同じ事なのだろうさ」
真面目に警戒している戦士に、冗談を交えて答える。
サキュバスやインキュバス達淫魔は、どちらかといえば中立だ。
人間の味方でもなければ敵でもない。
彼ら彼女からしてみれば、ただ食事をしてるだけなのだろう。
そんな奴らにヤメロというのは、ご飯を食べるなと言うに等しい。
以前、必死に取り締まった国もあったが、結末は悲惨だ。
国民の大半が操られたった一夜で滅亡したとの噂もあるくらいだ。
食の恨みはおそろしい。
へたに手を出さない方が得策だろうね。
「しかしやられっぱなしも面白くないもんだ」
「確かに。とはいえ有効な対策があるわけでもねえしなあ」
「倒せないのか?」
「倒せる。けど割に合わんよ。戦うとなれば高確率で市民が盾にされる。
しかも敵側に付かれるリスクも考えると現実的ではないね」
現場を後にし、帰路に着く。
「勇者達の方は何か成果はあるだろうか?」
「さあ?でも無くても相手にこちらが警戒してるってことが伝わればいいさ。
そうすりゃ奴らも自制くらいはしてくれる」
「ずいぶん詳しいんだな?」
「前にインキュバスに会ったことがある。その時に色々とね」
「話せるのか!?」
「普通に。言われなきゃただのイケメンだったよ。
話も通じるし、案外紛れてるのかもしれないぜ?」
「むむむ!そうなのか!まだまだ知らぬことばかりだな、俺も」
戦士は顎を手でさすりながら、うなった。
いやべつに淫魔に詳しい必要はないんじゃないかなあ?
俺も洗脳系の魔法について知りたいから話しただけだし。
しばらく歩いて勇者達と合流する。
予想通り勇者達の方も収穫はないようだ。
でも町では、勇者様が被害を聞いてわざわざ駆けつけてくれたという話で溢れてきている。
人望を手に入れた、という点では大成功だろう。
こういう所が勇者が勇者たるゆえんなんだろうなと、思いました。
「すまない、アルト。徒労に終わってしまったようだ」
「構わんよ。この町の名産が食えたんだ。大満足だよ」
夜、勇者とともに町を出歩く。
勇者は自身の杞憂に皆を付き合わせたことを後悔しているようだ。
真面目くんめ。たいしたことないならないでいいじゃないか。
落ち込んでいる暇が会ったら観光しようぜ、観光!
めちゃくちゃおいしいよ?ここの肉串さん。
ほれ、俺のをやるよ!
「あ、ほんとだ。おいしい」
と、勇者とそんなやりとりをしていると、
「や、やめてください」
というかすかな声がどこからか聞こえてきた。
「なあ、アルト、いま」
「聞こえたな。路地裏からみたいだけど」
「行ってくる!」
「あ、おい!って、いっちまったよ・・・」
勇者は声を聞いた途端、俺の返答も待たずに
声の元へとすっ飛んでいってしまった。
本当に変わらねえやつだよ、勇者は。
俺はそんな真面目くんの後をため息をつきながら、必死に追うのであった。
あいつ速え!
追いつけねえ!
この体本当に魔術以外クソザコなんですけどお!
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