46 / 46
2章 王国編
46話
しおりを挟む
「アリシア、再び私と共に暮らそう。そう約束してくれれば、信じよう。断れば、わかるな?」
義父は村人に銃を突きつけ、告げる。
勝ち誇った笑み。
調子にのり、弾んだ声。
義父を見るたびに、頭痛がしてくる気がした。
この人は、本当に救いようがない。
そう何度も思わせてくれる。
何度最低を更新すれば気が済むのか。
そう思わずにはいられなかった。
「や、やめて」
村人は懇願する。
涙を流し、体を震わせながら。
突きつけられる拳銃を凝視して。
私が断れば、引き金が引かれる。
彼女の命は一瞬で失われる。
慎重に、慎重に答えなければいけなかった。
「そうだよなあ?死にたくないよなあ?」
「ひ、卑怯者!それが、貴族のやることなの!」
私の代わりに、スグルが叫ぶ。
だが義父は気にした様子はなかった。
心底村人の命などどうでもいいらしい。
(どうしようか)
現状、取れる手段はすくない。
相手が銃をもっている以上、戦うのは得策ではない。
一番は、提案を受け入れることだ。
もちろん、義父との同棲などもってのほかだ。
どんな理由があろうとも、お断りだ。
こちらは、義父の弱みを握っているのだ。
ここは従うふりをして切り抜ける。
そして落ち着いたら、義父の犯罪を告発してやればいい。
私とスグルの両名が見ているのだ。
二人で告発してしまえば、一貴族ではひとたまりもない。
いくらでも後から倒せる。
今は、村人の命が最優先。
普通なら、従うのが得策だろう。
けれど今回は、やらない。
そんな回りくどいことはやってやらない。
義父には、地獄を見てもらう。
今で自分がやってきた行いを、存分に後悔してもらうために。
「さあ?どうする?アリシア?」
「では、撃ってください」
「ははははは!そうだ!いい子・・・は?今何と?」
「撃ってください、と申し上げました」
「は?はあ!?う、撃ってください、だと!?」
私の言葉に義父はよろめく。
まるで予想していなかったという風に。
義父は分かっていないのだ。
人質を取るということがいかに愚策であるかということを。
人質は生きているから意味がある。
そして相手が折れてくれるから、意味があるのだ。
「あ、アリシア!?どういうこと!?」
「み、見捨てるおつもりですか!?」
スグルと村人さんは動揺していた。
それもそのはずだ。
私が見捨てるような発言をしたのだから。
驚きもするだろう。
だが、安心してほしい。
見捨てる気など、一切無い。
だから、信じてください。
「人質が死んで、困るのはお義父様の方です。今までの罪に加え、無実の民を殺したとなれば、二アール家はお終いでしょう」
「お、お前!ふ、ふざけているのか!?」
「ふざけてなどおりません。選ぶのはお義父様です。引き金を下ろし、現状の罪を受け入れるか。引き金を引いて、さらに罪を重ねるか。お好きな方を、お選びください。私は、お義父様の考えを尊重いたします」
淡々と告げる。
義父の銃を持つ手が震えている。
効いている。
脅しが確実に効いているのだ。
2年前と同じだ。
エルメラに捕まった時と同じ。
この人は、人質を殺せない。
人質を殺せば、本当に終わってしまうから。
自分の人生と、二アール家の伝統が。
彼にそんな勇気は無い。
彼は、それほど大きな器を持っていない。
攻守は分かれた。
今は、こちらが攻撃する時間だ。
「さあ、お義父様。お選びください」
「ふざけるな!ふざけるなあああ!」
義父は銃を私に向けた。
大声で叫びながら。
攻撃が効いている証拠だった。
少し頭に血が上ってる。
冷静さを欠いてしまっている。
だからこそ、私の、勝ちだ。
「二アール様!」
「なんだ!ぐぇえ!」
突然、義父がよろめいた。
義父の部下が義父を思いっきり殴り飛ばす。
再び潰されたカエルのような声をだして。
義父が倒れてる。
「き、貴様ら!?な、なにをしているのだあ!?」
義父は叫んだ。
殴ってきた部下に対して。
目の前で起きたことをまだ理解出来ていない。
信じられていないようだった。
「も、申し訳ございません、二アール様。ですが、私は心中は嫌なのです」
義父の部下が告げる。
そして部下さんは義父から銃を取り上げ。
私の前でひざまずいた。
「皇女様」
「ありがとう。あなたのおかげで、助かりました」
私は胸をなで下ろす。
どうやら、上手くいってくれたようだ。
彼は私の思う通りに動いてくれた。
義父が私に銃を向けた際。
もしあのまま撃って私を撃ってしまっていたら。
義父は帝国に宣戦を布告したことになる。
きっと父は黙っていない。
王国を滅ぼし、義父をなんとしてでも見つけ出して。
死を望むほどの絶望を与えるだろ。
そしてその際、きっと当事者達も巻き込まれることになる。
義父と共にいたというだけで、彼らも同じ目に遭わされるのだ。
部下さん達が取れる選択肢は二つ。
義父に従い、彼と同じ運命をたどるか。
私の味方をして、勝ち馬にのるか。
彼は選んでくれたのだ。
私の味方をして、勝ち馬にのる方を。
「お、俺も!」
「私も!」
一人が動けば、後はドミノだ。
次々と義父の部下さんたちが裏切っていく。
私の味方として協力してくれる。
「き、貴様らああああああ!」
次々と裏切ってく部下を見て。
義父は情けない声をあげていた。
歩き始め、そんな義父の前にでる。
そして言ってやるのだ。
「では、お義父様。ひさびさにじっくりお話いたしましょうか」
義父は村人に銃を突きつけ、告げる。
勝ち誇った笑み。
調子にのり、弾んだ声。
義父を見るたびに、頭痛がしてくる気がした。
この人は、本当に救いようがない。
そう何度も思わせてくれる。
何度最低を更新すれば気が済むのか。
そう思わずにはいられなかった。
「や、やめて」
村人は懇願する。
涙を流し、体を震わせながら。
突きつけられる拳銃を凝視して。
私が断れば、引き金が引かれる。
彼女の命は一瞬で失われる。
慎重に、慎重に答えなければいけなかった。
「そうだよなあ?死にたくないよなあ?」
「ひ、卑怯者!それが、貴族のやることなの!」
私の代わりに、スグルが叫ぶ。
だが義父は気にした様子はなかった。
心底村人の命などどうでもいいらしい。
(どうしようか)
現状、取れる手段はすくない。
相手が銃をもっている以上、戦うのは得策ではない。
一番は、提案を受け入れることだ。
もちろん、義父との同棲などもってのほかだ。
どんな理由があろうとも、お断りだ。
こちらは、義父の弱みを握っているのだ。
ここは従うふりをして切り抜ける。
そして落ち着いたら、義父の犯罪を告発してやればいい。
私とスグルの両名が見ているのだ。
二人で告発してしまえば、一貴族ではひとたまりもない。
いくらでも後から倒せる。
今は、村人の命が最優先。
普通なら、従うのが得策だろう。
けれど今回は、やらない。
そんな回りくどいことはやってやらない。
義父には、地獄を見てもらう。
今で自分がやってきた行いを、存分に後悔してもらうために。
「さあ?どうする?アリシア?」
「では、撃ってください」
「ははははは!そうだ!いい子・・・は?今何と?」
「撃ってください、と申し上げました」
「は?はあ!?う、撃ってください、だと!?」
私の言葉に義父はよろめく。
まるで予想していなかったという風に。
義父は分かっていないのだ。
人質を取るということがいかに愚策であるかということを。
人質は生きているから意味がある。
そして相手が折れてくれるから、意味があるのだ。
「あ、アリシア!?どういうこと!?」
「み、見捨てるおつもりですか!?」
スグルと村人さんは動揺していた。
それもそのはずだ。
私が見捨てるような発言をしたのだから。
驚きもするだろう。
だが、安心してほしい。
見捨てる気など、一切無い。
だから、信じてください。
「人質が死んで、困るのはお義父様の方です。今までの罪に加え、無実の民を殺したとなれば、二アール家はお終いでしょう」
「お、お前!ふ、ふざけているのか!?」
「ふざけてなどおりません。選ぶのはお義父様です。引き金を下ろし、現状の罪を受け入れるか。引き金を引いて、さらに罪を重ねるか。お好きな方を、お選びください。私は、お義父様の考えを尊重いたします」
淡々と告げる。
義父の銃を持つ手が震えている。
効いている。
脅しが確実に効いているのだ。
2年前と同じだ。
エルメラに捕まった時と同じ。
この人は、人質を殺せない。
人質を殺せば、本当に終わってしまうから。
自分の人生と、二アール家の伝統が。
彼にそんな勇気は無い。
彼は、それほど大きな器を持っていない。
攻守は分かれた。
今は、こちらが攻撃する時間だ。
「さあ、お義父様。お選びください」
「ふざけるな!ふざけるなあああ!」
義父は銃を私に向けた。
大声で叫びながら。
攻撃が効いている証拠だった。
少し頭に血が上ってる。
冷静さを欠いてしまっている。
だからこそ、私の、勝ちだ。
「二アール様!」
「なんだ!ぐぇえ!」
突然、義父がよろめいた。
義父の部下が義父を思いっきり殴り飛ばす。
再び潰されたカエルのような声をだして。
義父が倒れてる。
「き、貴様ら!?な、なにをしているのだあ!?」
義父は叫んだ。
殴ってきた部下に対して。
目の前で起きたことをまだ理解出来ていない。
信じられていないようだった。
「も、申し訳ございません、二アール様。ですが、私は心中は嫌なのです」
義父の部下が告げる。
そして部下さんは義父から銃を取り上げ。
私の前でひざまずいた。
「皇女様」
「ありがとう。あなたのおかげで、助かりました」
私は胸をなで下ろす。
どうやら、上手くいってくれたようだ。
彼は私の思う通りに動いてくれた。
義父が私に銃を向けた際。
もしあのまま撃って私を撃ってしまっていたら。
義父は帝国に宣戦を布告したことになる。
きっと父は黙っていない。
王国を滅ぼし、義父をなんとしてでも見つけ出して。
死を望むほどの絶望を与えるだろ。
そしてその際、きっと当事者達も巻き込まれることになる。
義父と共にいたというだけで、彼らも同じ目に遭わされるのだ。
部下さん達が取れる選択肢は二つ。
義父に従い、彼と同じ運命をたどるか。
私の味方をして、勝ち馬にのるか。
彼は選んでくれたのだ。
私の味方をして、勝ち馬にのる方を。
「お、俺も!」
「私も!」
一人が動けば、後はドミノだ。
次々と義父の部下さんたちが裏切っていく。
私の味方として協力してくれる。
「き、貴様らああああああ!」
次々と裏切ってく部下を見て。
義父は情けない声をあげていた。
歩き始め、そんな義父の前にでる。
そして言ってやるのだ。
「では、お義父様。ひさびさにじっくりお話いたしましょうか」
21
お気に入りに追加
873
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(7件)
あなたにおすすめの小説
【完結】返してください
仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
ずっと我慢をしてきた。
私が愛されていない事は感じていた。
だけど、信じたくなかった。
いつかは私を見てくれると思っていた。
妹は私から全てを奪って行った。
なにもかも、、、、信じていたあの人まで、、、
母から信じられない事実を告げられ、遂に私は家から追い出された。
もういい。
もう諦めた。
貴方達は私の家族じゃない。
私が相応しくないとしても、大事な物を取り返したい。
だから、、、、
私に全てを、、、
返してください。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
【掌編集】今までお世話になりました旦那様もお元気で〜妻の残していった離婚受理証明書を握りしめイケメン公爵は涙と鼻水を垂らす
まほりろ
恋愛
新婚初夜に「君を愛してないし、これからも愛するつもりはない」と言ってしまった公爵。
彼は今まで、天才、美男子、完璧な貴公子、ポーカーフェイスが似合う氷の公爵などと言われもてはやされてきた。
しかし新婚初夜に暴言を吐いた女性が、初恋の人で、命の恩人で、伝説の聖女で、妖精の愛し子であったことを知り意気消沈している。
彼の手には元妻が置いていった「離婚受理証明書」が握られていた……。
他掌編七作品収録。
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します
「Copyright(C)2023-まほりろ/若松咲良」
某小説サイトに投稿した掌編八作品をこちらに転載しました。
【収録作品】
①「今までお世話になりました旦那様もお元気で〜ポーカーフェイスの似合う天才貴公子と称された公爵は、妻の残していった離婚受理証明書を握りしめ涙と鼻水を垂らす」
②「何をされてもやり返せない臆病な公爵令嬢は、王太子に竜の生贄にされ壊れる。能ある鷹と天才美少女は爪を隠す」
③「運命的な出会いからの即日プロポーズ。婚約破棄された天才錬金術師は新しい恋に生きる!」
④「4月1日10時30分喫茶店ルナ、婚約者は遅れてやってきた〜新聞は星座占いを見る為だけにある訳ではない」
⑤「『お姉様はズルい!』が口癖の双子の弟が現世の婚約者! 前世では弟を立てる事を親に強要され馬鹿の振りをしていましたが、現世では奴とは他人なので天才として実力を充分に発揮したいと思います!」
⑥「婚約破棄をしたいと彼は言った。契約書とおふだにご用心」
⑦「伯爵家に半世紀仕えた老メイドは伯爵親子の罠にハマり無一文で追放される。老メイドを助けたのはポーカーフェイスの美女でした」
⑧「お客様の中に褒め褒めの感想を書ける方はいらっしゃいませんか? 天才美文感想書きVS普通の少女がえんぴつで書いた感想!」
【完結】私が王太子殿下のお茶会に誘われたからって、今更あわてても遅いんだからね
江崎美彩
恋愛
王太子殿下の婚約者候補を探すために開かれていると噂されるお茶会に招待された、伯爵令嬢のミンディ・ハーミング。
幼馴染のブライアンが好きなのに、当のブライアンは「ミンディみたいなじゃじゃ馬がお茶会に出ても恥をかくだけだ」なんて揶揄うばかり。
「私が王太子殿下のお茶会に誘われたからって、今更あわてても遅いんだからね! 王太子殿下に見染められても知らないんだから!」
ミンディはブライアンに告げ、お茶会に向かう……
〜登場人物〜
ミンディ・ハーミング
元気が取り柄の伯爵令嬢。
幼馴染のブライアンに揶揄われてばかりだが、ブライアンが自分にだけ向けるクシャクシャな笑顔が大好き。
ブライアン・ケイリー
ミンディの幼馴染の伯爵家嫡男。
天邪鬼な性格で、ミンディの事を揶揄ってばかりいる。
ベリンダ・ケイリー
ブライアンの年子の妹。
ミンディとブライアンの良き理解者。
王太子殿下
婚約者が決まらない事に対して色々な噂を立てられている。
『小説家になろう』にも投稿しています
私は心を捨てました 〜「お前なんかどうでもいい」と言ったあなた、どうして今更なのですか?〜
月橋りら
恋愛
私に婚約の打診をしてきたのは、ルイス・フォン・ラグリー侯爵子息。
だが、彼には幼い頃から大切に想う少女がいたーー。
「お前なんかどうでもいい」 そうあなたが言ったから。
私は心を捨てたのに。
あなたはいきなり許しを乞うてきた。
そして優しくしてくるようになった。
ーー私が想いを捨てた後で。
どうして今更なのですかーー。
*この小説はカクヨム様、エブリスタ様でも連載しております。
【完結】殿下、自由にさせていただきます。
なか
恋愛
「出て行ってくれリルレット。王宮に君が住む必要はなくなった」
その言葉と同時に私の五年間に及ぶ初恋は終わりを告げた。
アルフレッド殿下の妃候補として選ばれ、心の底から喜んでいた私はもういない。
髪を綺麗だと言ってくれた口からは、私を貶める言葉しか出てこない。
見惚れてしまう程の笑みは、もう見せてもくれない。
私………貴方に嫌われた理由が分からないよ。
初夜を私一人だけにしたあの日から、貴方はどうして変わってしまったの?
恋心は砕かれた私は死さえ考えたが、過去に見知らぬ男性から渡された本をきっかけに騎士を目指す。
しかし、正騎士団は女人禁制。
故に私は男性と性別を偽って生きていく事を決めたのに……。
晴れて騎士となった私を待っていたのは、全てを見抜いて笑う副団長であった。
身分を明かせない私は、全てを知っている彼と秘密の恋をする事になる。
そして、騎士として王宮内で起きた変死事件やアルフレッドの奇行に大きく関わり、やがて王宮に蔓延る謎と対峙する。
これは、私の初恋が終わり。
僕として新たな人生を歩みだした話。
〖完結〗私はあなたのせいで死ぬのです。
藍川みいな
恋愛
「シュリル嬢、俺と結婚してくれませんか?」
憧れのレナード・ドリスト侯爵からのプロポーズ。
彼は美しいだけでなく、とても紳士的で頼りがいがあって、何より私を愛してくれていました。
すごく幸せでした……あの日までは。
結婚して1年が過ぎた頃、旦那様は愛人を連れて来ました。次々に愛人を連れて来て、愛人に子供まで出来た。
それでも愛しているのは君だけだと、離婚さえしてくれません。
そして、妹のダリアが旦那様の子を授かった……
もう耐える事は出来ません。
旦那様、私はあなたのせいで死にます。
だから、後悔しながら生きてください。
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
全15話で完結になります。
この物語は、主人公が8話で登場しなくなります。
感想の返信が出来なくて、申し訳ありません。
たくさんの感想ありがとうございます。
次作の『もう二度とあなたの妻にはなりません!』は、このお話の続編になっております。
このお話はバッドエンドでしたが、次作はただただシュリルが幸せになるお話です。
良かったら読んでください。
骸骨と呼ばれ、生贄になった王妃のカタの付け方
ウサギテイマーTK
恋愛
骸骨娘と揶揄され、家で酷い扱いを受けていたマリーヌは、国王の正妃として嫁いだ。だが結婚後、国王に愛されることなく、ここでも幽閉に近い扱いを受ける。側妃はマリーヌの義姉で、公式行事も側妃が請け負っている。マリーヌに与えられた最後の役割は、海の神への生贄だった。
注意:地震や津波の描写があります。ご注意を。やや残酷な描写もあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
楽しく読まさせていただいています。ニアール一家、あんなにひどいことをしていたのに今までお咎めなしだったのでしょうか。ヒロイン父の性格から、されていたことを知れば生きていられなさそうですよね。他国だったことと戦後処理の多忙で後回しだったのでしょうか。今後の更新も楽しみにしています。
一気読みさせて頂きました!アシリア達頑張ってぇぇと応援しながら読んでいます。
ただ、アシリアが少し迂闊過ぎるなと思う場面が少なからずあり、違和感を覚えました。怪しいなと思ったらついて行かないですもん。あと、アシリアを虐げていた貴族が罰せられていないことについてアシリアパパとパウロさんは何も思わなかったのでしょうか?留学の話が来た時点でアシリアパパが握りつぶすことも出来たと思うし、学園に護衛などをつけるのが最低限必要だろうと感じました。
いろいろうるさくて申し訳無いです。気になってしまって.....これからも執筆頑張って下さい!!
一気読みさせて頂きました!アシリア達頑張ってぇぇと応援しながら読んでいます。
ただ、アシリアが少し迂闊すぎるというか.....回避できただろう場面が少なからずあり、違和感を覚えました。それに、アシリアを虐げた貴族に罰が下っていないことをアシリアパパやパウロさんは何も感じなかったのでしょうか?留学の話が来た時点でアシリアパパが留学を握りつぶすことも出来たと思うし、学園でも護衛をつけることが普通な様な......
質問多くなって申し訳無いです。執筆これからも頑張って下さい。
244様。
感想、ありがとうございます。
質問の回答なのですが
Q、留学の話が来た時点でアシリアパパが留学を握りつぶすことも出来たのでは?
A、握り潰すことは可能でした。しかし北方の共和国の動きが活発化していたため、二人の王国が嫌だなと言う私的な感情より、公的な帝国の利益を優先するという判断をしたそうです。貴族に罰を下してないことには不満しかありません。展開を早めるあまり描写が足りませんでした。申し訳ありません。
Q、学園でも護衛をつけることが普通のような?
A、これは完全に私のミスです。昔何かで、相手の国に行って護衛を付けているのは相手を信用していないことになるから警備は相手国に任せる、という風なことを見た覚えがあったのでそのまま書いてしまいました。
アリシアが迂闊すぎる点につきましては、完全に筆者の能力不足です。目についてしまいすみません。
読んでいただき、本当にありがとうございます。