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8話
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みなさま、オフトゥオンの上から逃げれていますか?
人類の救世主、女神さまです。
今現在、女神さまはオフトゥオンの上からこの実況をしております。
いやあ、悪いのはわたしではないんですよ。オフトゥオンというものが
ここち良すぎるのが悪いのです。
え、女神ならもっとしっかりしろ、ですか?
いやです~~。わたしの命は奪えても
オフトゥオンを奪うことはできませんから。
それに、なかなか起きられないのも、女神さまが弱いからではありません。
オフトゥオンが強すぎるだけなんですよ。
だからもう少しこの子が弱体化をくらうまで
わたしが負けてしまうのも致しかたないのです。
ではでは、わたしはもう一度敗北してきますので!!
おやすみなさ~~~い!!
ああ、オフトゥオン、きみはどうして
こんなに暖かいんです?
罪深い子ですよ。ほんとうに。
・・・・・・なんですか?
なんでスヤスヤ眠ることを邪魔するんですか!?
え、はやく、ゆ7を始めろって?
もう~~~せっかくよく眠れそうだったのに!!
しかたないにゃあ。
え~では、ゆ7をはじめます。
早く終わらせて、もう一度女神さまは寝るのです。
ではいきますよ。
えい、えい、おー。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「お、おたすけええ~~~~」
「今回は、許さん。だからもう少しつきあえ」
「いやあああ~~~、ダラダラしてたい~~~。
お仕事やだあああああああ~~~~~~~。
おやおや、いきなり物騒ですねえ。
泣きながら暴れている勇者ちゃんの首根っこを掴んで
戦士くんが引きずっていっていますね。
行き場所は、前回と同じく冒険者ギルドのようです。
前回の借金関係なのでしょうか?
まあ、勇者ちゃん返すべきお金を使っちゃって
ましたから、怒られても仕方ないですけどね。
もう、勇者ちゃんも悪いんですよ。お金使っちゃうし、
それにダラダラしたいのは女神さまもおんなじなんですよ?。
でも人間は、その快楽を捨ててでもやらなくてはならないことがあるんです。
そして女神さまは神さまなので、どんなことがあったとしても
寝ていてOKなのです。身分の差ですね。
ヤッタネ!!
という冗談は置いておくとして、
二人が冒険者ギルドに入ると、なんだかいつもと違う雰囲気
が漂っていますね。
普通なら入ったらすぐ目の前に見える受付に行くのですが、
今回はそうではなく、ギルドの偉そうな方に別の部屋に通されています。
これはより危険だったり重要度の高い任務だったりを
直接依頼する時の対応です。
ほ~ほ~、ということは
勇者ちゃん、ちょっとこれは真面目にならないとまずい案件かも
しれませんよ?
わたしも二度寝を考えている場合ではないかもしれません。
残念ですが、しかたないですね。
だから気をつけてね、二人とも。
女神さま、さすがに誰かが死んだときくらいは
悲しみますからね。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
二人を部屋に通した人物は
このギルドの長だったようです。
そして話の内容を要約しますと、
・ここから離れた村とその周辺で行方不明者が続出している。
・原因の調査及び行方不明者救出のため冒険者を派遣したが
彼らとも連絡が取れなくなってしまった。
・送った冒険者はギルドの精鋭であり、彼らですら対応
できない事件である可能性が高い。
よって、勇者ちゃんと戦士くんに直接、行方不明者の捜索と
事件を起こした元凶への対応を依頼したということらしいです。
「え?これ真面目な依頼じゃん!!」
「マジもマジだよ。というか今までの依頼もそうだっただろが」
「いや~だって、赤トカゲの時は人の命とかかかってなかったし」
「今回はかかってる。だから気を引き締めろよ」
「は~い」
勇者ちゃんも状況を理解してくれたようです。
えらい!!えらいですよ勇者ちゃん!!
女神さま感動です!!
やるときはやってくれる子だと信じていましたよ。
と、女神さまが勇者ちゃんをよしよししている間に、勇者ちゃんと戦士くんは任務内容が緊急性が高いものであるため
すぐに準備して、行方不明者が続出している地域へと出発しました。
速ければ速いだけ行方不明者の方々
が助かる可能性も高くなりますからね。
さてさて、それはそれとして行方不明者、ですか?
しかも少なくない人数ですよ。
可能性として高いのはモンスターですかね?
とはいっても最近、モンスターの出現率がかなり減っていて
被害も少なくなっていたので、驚きです。
行方不明の方々が無事だといいのですが。
まあ、今悩んでも状況が良くなるわけではないので
楽観的にいきましょうか。
頑張れ~二人とも~。
女神さまの応援の投げキッスをあげちゃいます。
チュ♡。
おい誰だ、いま気持ち悪いって言ったやつ。
人類の救世主、女神さまです。
今現在、女神さまはオフトゥオンの上からこの実況をしております。
いやあ、悪いのはわたしではないんですよ。オフトゥオンというものが
ここち良すぎるのが悪いのです。
え、女神ならもっとしっかりしろ、ですか?
いやです~~。わたしの命は奪えても
オフトゥオンを奪うことはできませんから。
それに、なかなか起きられないのも、女神さまが弱いからではありません。
オフトゥオンが強すぎるだけなんですよ。
だからもう少しこの子が弱体化をくらうまで
わたしが負けてしまうのも致しかたないのです。
ではでは、わたしはもう一度敗北してきますので!!
おやすみなさ~~~い!!
ああ、オフトゥオン、きみはどうして
こんなに暖かいんです?
罪深い子ですよ。ほんとうに。
・・・・・・なんですか?
なんでスヤスヤ眠ることを邪魔するんですか!?
え、はやく、ゆ7を始めろって?
もう~~~せっかくよく眠れそうだったのに!!
しかたないにゃあ。
え~では、ゆ7をはじめます。
早く終わらせて、もう一度女神さまは寝るのです。
ではいきますよ。
えい、えい、おー。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「お、おたすけええ~~~~」
「今回は、許さん。だからもう少しつきあえ」
「いやあああ~~~、ダラダラしてたい~~~。
お仕事やだあああああああ~~~~~~~。
おやおや、いきなり物騒ですねえ。
泣きながら暴れている勇者ちゃんの首根っこを掴んで
戦士くんが引きずっていっていますね。
行き場所は、前回と同じく冒険者ギルドのようです。
前回の借金関係なのでしょうか?
まあ、勇者ちゃん返すべきお金を使っちゃって
ましたから、怒られても仕方ないですけどね。
もう、勇者ちゃんも悪いんですよ。お金使っちゃうし、
それにダラダラしたいのは女神さまもおんなじなんですよ?。
でも人間は、その快楽を捨ててでもやらなくてはならないことがあるんです。
そして女神さまは神さまなので、どんなことがあったとしても
寝ていてOKなのです。身分の差ですね。
ヤッタネ!!
という冗談は置いておくとして、
二人が冒険者ギルドに入ると、なんだかいつもと違う雰囲気
が漂っていますね。
普通なら入ったらすぐ目の前に見える受付に行くのですが、
今回はそうではなく、ギルドの偉そうな方に別の部屋に通されています。
これはより危険だったり重要度の高い任務だったりを
直接依頼する時の対応です。
ほ~ほ~、ということは
勇者ちゃん、ちょっとこれは真面目にならないとまずい案件かも
しれませんよ?
わたしも二度寝を考えている場合ではないかもしれません。
残念ですが、しかたないですね。
だから気をつけてね、二人とも。
女神さま、さすがに誰かが死んだときくらいは
悲しみますからね。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
二人を部屋に通した人物は
このギルドの長だったようです。
そして話の内容を要約しますと、
・ここから離れた村とその周辺で行方不明者が続出している。
・原因の調査及び行方不明者救出のため冒険者を派遣したが
彼らとも連絡が取れなくなってしまった。
・送った冒険者はギルドの精鋭であり、彼らですら対応
できない事件である可能性が高い。
よって、勇者ちゃんと戦士くんに直接、行方不明者の捜索と
事件を起こした元凶への対応を依頼したということらしいです。
「え?これ真面目な依頼じゃん!!」
「マジもマジだよ。というか今までの依頼もそうだっただろが」
「いや~だって、赤トカゲの時は人の命とかかかってなかったし」
「今回はかかってる。だから気を引き締めろよ」
「は~い」
勇者ちゃんも状況を理解してくれたようです。
えらい!!えらいですよ勇者ちゃん!!
女神さま感動です!!
やるときはやってくれる子だと信じていましたよ。
と、女神さまが勇者ちゃんをよしよししている間に、勇者ちゃんと戦士くんは任務内容が緊急性が高いものであるため
すぐに準備して、行方不明者が続出している地域へと出発しました。
速ければ速いだけ行方不明者の方々
が助かる可能性も高くなりますからね。
さてさて、それはそれとして行方不明者、ですか?
しかも少なくない人数ですよ。
可能性として高いのはモンスターですかね?
とはいっても最近、モンスターの出現率がかなり減っていて
被害も少なくなっていたので、驚きです。
行方不明の方々が無事だといいのですが。
まあ、今悩んでも状況が良くなるわけではないので
楽観的にいきましょうか。
頑張れ~二人とも~。
女神さまの応援の投げキッスをあげちゃいます。
チュ♡。
おい誰だ、いま気持ち悪いって言ったやつ。
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