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17 求愛期
しおりを挟む『ロウさん!?』
「はぁ…はぁ…アリアちゃん…俺のアリアちゃんっ!!」
『あの、シル…さん?ロウさんは大丈夫なんですか?』
「あの男が良いのか?体をあずけるほど?」
『あ、あのロウさんが…』
「そんなに!?そんなにアイツが良いのか!!」
『分かりません、薬も飲んでいたし…』
「もう…ダメだ抑えが効かない。もっともっと我慢する筈だったのに」
私は布団で体を隠して近づいてくるシルさんから後ずさる。
『シルさん?目の色が』
「あぁ、そうだよ俺のアリアちゃん目の色が完全に金色に変わった。もう後にはひけない」
『どう言う事です?』
「はぁ…はぁ…」
息を荒くして目の間にまで来たシルさんは、私の口に唇重ねる。
「はむっ…」
『んぅ…』
軽いものだと思っていた。
なのにシルさんのしたキスはそこから舌が唇を割って入り柔らかな感触が感じる。
『ンンッ♡…んっ♡…んんぅ♡』
「んぅ…ちゅっ…好きだ…んんっ…好き」
這いずり回る舌はまるでわたしを食べるかのようだった。
唾液が溢れお互いのが混ざり合う。
そんなキスはようやく終わりを告げた。
「んっ…アリアちゃん。俺は今から君を口説く。武道会でも上位に入ったしお世話係でもある。だから、毎日毎日君を口説くよ」
『で、でも…私』
「今薬で辛い?」
『…ロウさんが心配で』
そう呟いた時だった。
地鳴りが響く。
ロウさんの家が粉々になるのでは無いかと思うほどに。
『他の男の名前呼ばないで』
「で、でも」
『呼んだらここで襲う』
『…』
「俺は今愛する人の為に求愛期に入った。よその男の名前を出すだけで許さない」
『求愛期?』
「そこは愛の巣でゆっくり教えてあげる。因みにじゅん君とイルダ君は帰らせたよ。俺が待てないのを知って納得してくれた」
『ほ、本当ですか?』
「島を破壊する」
『え?』
「そう言ったら安心して引き下がってくれたよ」
『は、破壊!?』
「そう、俺にはそれぐらい朝飯前だよ」
『…』
「だから、俺のものになってアリアちゃん」
私は真剣な金色の瞳を見て頷く事しか出来なかった。
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