男島〜familiar〜

冬愛Labo

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06 魔力補充

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次の朝になって私は目が覚めた。

『ふぁ~、眠たい』
「倉本起きるのが遅すぎる」
『冬坂さん、おはようございます』
「ったく、そんなんで大丈夫なの?」

冬坂さんは苦笑いをしながら言う。
年下なのに優しくてお姉さんみたいな感じがいいな。
そう思いながら部屋から出るとそこにはイルダさんが立っていた。

『イルダさん!おはようございます』
「おはようアリア」
『えっと、シルさんとじゅんさんは?』
「アイツらは武道会の為に用意してる。俺も交代で用意をする」
『そうなのですね』

のんびり話しているとテーブルには美味しそうな味噌汁と目玉焼きとご飯が置かれていた。
冬坂さんは椅子に座りご飯を食べている。

「アリア、ご飯食べないのか?」
『あ、頂きます』

私は椅子に座って手を合わせてご飯を食べる。

『頂きます』
「あぁ、どうぞ」

食事は美味しくて、ほっぺが落ちそうな感じだった。
私はほんわかしながら食事を食べる。

「ねぇ、私の世話役はどうなるの?」

冬坂さんの言葉にイルダさんが返事をする。

「もう来てる、武道会にも出場するから昨日みたいにゆっくりは出来ない」
「ふーん、ご飯でも食べたの?」
「あぁ、後で部屋に連れて行く」
「そう、倉本早く食べなさいって」
『あ、はい』

冬坂さんとイルダさんは相性が良い方なのかもしれない。
じゅんさんやシルさんとは態度が違う。
そんな事を考えながらご飯を食べ進んでいく。


◯◯◯◯


ご飯が終わって片付けをしようとするとイルダさんに止められた。

「これは、俺のご褒美。とるな」
『ご褒美ですか?』
「好きな女の食事を作って、美味しいと言われて、それを噛み締めながら茶碗洗う。魔法に頼らずにするこの時間は俺の祝福だ」
『そ、そうなんですか』

好きな女って…。
も、もしかして私?
困惑をしながら私は赤面をするしか出来なかった。

洗い物が終わった後イルダさんは私の方を向く。

「魔力の定着が必要」
『えっと、昨日言っていた事ですが?』
「あぁ」
『き、す…ですか?』
「ほっぺでいい。そのかわり何度もする事になる。口なら1日もつ」
『…ほっぺが良いです』
「まぁ、勝手に口づけをしたらシルから魔法弾をぶつけられる。ならほっぺ」
『ま、魔法弾??』

何やら危ない言葉に戸惑うと私の手を引っ張ってイルダさんは近づくと軽くキスをした。
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