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39 よりよき解を
しおりを挟むルーランの元をあとにすると、リィは待ってくれていたニコロに怪我のことを伝えた。
本当は言うべきか迷ったのだ。
もちろん早く手当てしてやりたかったが、あんな酷い状態を見られたくないのではとも思った。
ルシーをあんな目に遭わせた男に抵抗もできず打たれた彼の悔しさと屈辱を思うと、リィですら体が震えるようなのだ。
彼はなおさらだろう。
だがそれよりも怪我のことが気になって、ニコロに手当てを頼んだ。
ニコロなら、ルーランもそれほど厭わないのでは、と期待したところもある。
もしかしたら自分が依頼したことを察して拒絶するかもしれないが……。その時はどうか許して欲しい、とニコロに言い添えて。
彼は驚き、自分の知らない間にそんなそんなことになっていたことに憤りながらも「わかりました」と、快諾してくれた。
『まさか変装の小道具のための薬草が役に立つことになるとは思いませんでした』——そう言って、苦笑して。
気にしないで下さい、と彼は言っていたが、こんな夜更けにあんな場での治療を依頼したことには本当に申し訳なく思う。
やはりすぐにでも、ルーランへの措置の変更を訴えなければ。
あれではあんまりだ。
(隔離してさえいれば、どこでもいいはずではないか。きちんと結界を張ってさえいれば、わたしの側だって)
そう思って、しかしリィはふっと短く息を零した。
(だがそれは、彼が嫌がるかもしれないな……)
あんたも同じ「騎士」だ——とリィを責めたルーラン。
リィ自身は違うと思っている。
自分は絶対にあんなことはしない、と。
けれど……。
けれど、彼ら騏驥から見れば……。
彼の声を、貌を思い出すと胸が苦しくなる。
発光石の小さな灯りだけを頼りに夜道を一人歩いていると、このままどこか遠くへ行ってしまいたい思いに駆られる
そんなこと、今まで一度も思ったことはなかったのに……。
リィはふうっと長く息をつくと、つと、足を止めた。
(疲れた……)
胸の中で呟き、緩慢な動作で髪をかき上げる。
もううんざりだ。
今日は嫌なことばかりだった。
もっとひどい遠征を経験したこともあるし、騎士学校でも騎士になってからも父のことやそれ以外のことでも不愉快な思いをしたことは何度もある。
それでも——。
今日は嫌なことばっかりだった。
『自身の姿を人か馬かのどちらかに保つことも、もう上手くできないみたいで……』
『駄目なんだろ、もう、ルシーは…………』
夜の中に独り佇んでいると、ニコロの声が、ルーランの声が耳の奥に蘇ってくる。
変わり果てたルシーの姿。
今でも目に焼き付いている。
リィは唇を噛む。
酷い日だった。酷い出来事だった。
けれどこんな風に思うのは、今回たまたま、悲劇を目の当たりにしてしまったせいじゃないだろうか、とも思うのだ。
騏驥への非道を、無惨な結果を。
もしかしたら、自分の知らないところでは既に同じようなことが起こっていたのかもしれない。今回に限らず、似たようなことはもう何度もあったかもしれない。
今日ほどではなかったとしても、騎士の無謀さで、愚かさで、傷ついたり死んでしまった騏驥はいるだろう。
だとすれば……。
こんな風に感傷に浸ってしまうことは間違じゃないのだろうか。
(わからない……)
リィは、経験したことのない不安に包まれるのを感じた。
自分が信じていたもの。寄る辺にしていたもの。それらがぼろぼろと崩れていくような、そんな不安だ。
『魔術師の傀儡のくせによ』
ルーランの、言葉。
あの言葉に、自分はすぐに言い返すことが出来なかった。
あれは騎士への侮辱だ。
けれど、それを言った彼を打てなかった。
人の姿で囚われていたからだろうか。だがそんなこと、関係ないはずだ。
人の姿でも馬の姿でも騏驥は騏驥。そして自分は騎士だ。
リィが気に病むことなど何もないはずなのだ。
遠慮することなんてなにもなかった。
彼の行き過ぎた発言を窘め、躾けるために打ってもよかったはずなのだ。
はずなのに。
鞭に触れることすら出来なかった……。
リィは思い出して顔を顰める。
自分は、ゾイエのような卑劣な真似はしない。あれは騏驥に対しての明らかな暴行だった。リィはそう思っている。
けれど……。
けれど彼は騎士なのだ。どういう経緯で就いたにせよ、手綱と鞭をその手に収め、騏驥に乗ることを許されている。
同じなのだ。自分と。
だとしたら。
……自分だって、いつ騏驥を傷つける側に回るのかわからない……。
考えたくないのに、どうしてもその考えが頭を掠めてしまい、リィは自分を律するように、ぎゅっと自らの身体を抱き締める。
今まで、悪意を持って騏驥を傷付けたことはない。
ルーランの悪戯が過ぎたときに少々きつく咎めることはあったが、彼に騏驥にも他の不要な暴力行為は行っていないと言い切れる。
けれど――。
それが「悪意」か否かも「不要」か否かも、しょせんは「騎士側の理屈」なのだ。
そして、騎士が思う「悪意」や「要不要」の程度がどうあれ、騏驥は騎士の理屈に対してものを言う権利などない。
絶対の主と従。
それが騎士と騏驥の関係だ。
今までは、それに疑いを抱いたことなどなかったのに。
リィは大きくため息をつくと、再び歩き始める。
ニコロに言われていたように、黙ったまま見張りの前を通る。咎められない。不審な顔もされない。
今、自分の姿はニコロの姿に見えているに違いない。
大した魔術だ。
(魔術——か)
リィが思わず自らの鞭に触れた時だった。
「リィ……?」
どこからか、リィを呼ぶ声がした。
驚いて見ると、一人の男が近づいてくる。GDだった。
彼は軽く手を挙げながらやってくると、「やっぱりここだったな」と微笑んだ。
「ルーランの代わりの騏驥の手配について、伝えておくことがある。このままわたしのところへ来てもらっていいだろうか」
「あ……あ、ああ。でもどうしてここが……」
「自分の天幕にいないければここだろう、と予想しただけだ。ルーランには会えたのか」
小声での問いに、リィは小さく頷く。
どうして彼がルーランのことを……と一瞬だけ不思議に思ったが、あれだけの騒ぎを起こしたあとなのだ。
その場にいなかった者でも、噂の一つや二つは耳にするだろう。
「ニコロが、色々と……」
「そうか」
頼りになるお医者様だ、とGDは笑む。
だがリィは笑えなかった。
ニコロには感謝している。けれどルーランと会って見たものは……聞かされたものは……。
リィが顔を曇らせてしまったためだろう。
「リィ、きみは間違っていない」
はっきりとした声で、GDが言った。
はっと見れば、彼は真っ直ぐにリィを見つめてくる。
「撤退中の様々なことについて、話は聞いた。念のため言うが、噂を耳にした、という程度じゃない。その場にいた者たちから経緯も含めて聞いた。一人だけから聞いたわけでもない。聞ける限りの兵や騎兵や……他の騎士からもだ。その上で言う。きみは、なにも間違ってない」
「…………」
先刻と同じようにはっきりと告げるGDは、真摯な瞳でリィを見つめ続けてくる。
彼はさらに言った。
「命令を守り、味方の援護のために持ち場を離れなかったことも、反抗したルーランをなんとかして止めようとしたことも、騎士として正しいことだ。間違ってない。きみは最善を尽くした」
「…………でも」
リィの脳裏を、ルシーの姿が過ぎる。
耳の奥で、ルーランの懇願の声が蘇る。
あんなに——あんなに一方的に傷つけられていたのに。
思い出して顔を歪めると、察したGDも表情を曇らせた。
「ルシーについては……話を聞いただけでも怒りが込み上げるほどだ。実際にその場にいたきみならなおさらだろう。だが彼女の件は、きみの責任じゃない」
「でも! でもなにか……!」
「同時に二つのことは出来ない、リィ」
声を荒らげたリィを諭すようにゆっくりと首を振り、GDは言う。
「きみが優先すべきことは——きみに課せられていた命令は、味方を護ること。そのために、敵の攻撃を防ぐことだった。そうだろう?」
「…………」
「そのためには、戦闘を止めてルシーを助けに行くわけにはいかなかった。騏驥が——ルーランがどれだけそれを望んでいてもだ。きみの、その判断は正しい。——リィ」
「…………」
「『あの場にいたわけでもないのに適当な慰めを』と思うか?」
「……いえ……」
リィは首を振った。
GDはその場限りのおざなりな慰めを口にするような男じゃない。
だから同じ騎士として信頼しているし、友人でいられる。
彼は「自分でもそうする」と確信して、リィの行動を擁護してくれているのだ。
でも。
でも、それでも彼は当事者じゃない。
当事者じゃない限り、悲しいかな、どんな言葉も仮定の枠を出ることはない。
「もし」「たら」の話なのだ。
「……GD」
気付けば、リィは昏い気持ちのまま彼の名を呟いていた。
「ん?」
「あなたは……騎士をどう思いますか」
胸の中のわだかまりを少しでも解きたくて、リィは、目の前に立つ騎士を見上げる。
「……どう、とは?」
本当にわからないのか、敢えてはぐらかそうとしているのか。
一つ間を取るようにして、GDが尋ね返してくる。
リィは言葉を選びながら続けた。
「騏驥を使いながらも……わたしたち騎士は本来なら騏驥より弱い存在です。魔術が……わたしたちを補っているだけで」
「…………」
「騎士は、魔術の助けがなければ……騏驥を従わせることもできません……。騎士は……魔術師の……傀儡、だと……そうは思いませんか」
「——思わない」
「!」
迷いもなく、即座に言い切ったGDに、リィは息を呑む。
強い視線で見つめ返され、リィは自らの問いの恥ずかしさに耳が熱くなる。
思わず俯いてしまうと、その肩に温かな手が置かれた。
「ルーランに何か言われたのか? きみが、そんなことで悩むなんて」
「…………」
図星をつかれ、言葉もない。
情けないような感情が込み上げ、リィがますます深く俯いてしまうと、
「傀儡と思うか委ねられていると思うかは、受け取り方次第だ」
GDの柔らかな声がした。
落ち着いていて、大人びていて、生まれや育ちに甘えることなく自分に厳しく誠実な、そんな友人の声がした。
そろりと顔を上げたリィに、GDは微笑んでみせる。
「俺はそう思ってる。騎士であることに誇りを持っているし、誇りを持てる騎士であり続けたいと思ってる」
強い口調ではないものの、だからこそ彼の決意が——覚悟が伝わってくる。
そんな彼に比べて、自分は……。
気まずい思いをするリィに、GDは苦笑した。
「きみがそんなに思い悩むということは、ルーランに何か言われたせいだけじゃないんだろう。今日のことは話に聞いた以上に酷かったのだろうな。でもリィ、改めて言うが、きみは最善を尽くしたはずだ。もしどうしても気に病んで堪らないなら、眠る前に少し歩いて見て回るといい。多くの兵馬が、きみのおかげで助けられたのがわかるはずだ」
言いながら、GDは天幕が並ぶあたりに向けて振り返ってみせる。
再びリィに向くと、元気づけてくれるかのように微笑む。リィはそんなGDに感謝すると共に、ますます情けなさを覚えてしまう。
「……すみません……」
「? どうして謝るんだ」
「変なことを言った……ので」
あなたに対して失礼な質問でした、と続けると、GDは「そんなことはないさ」と首を振った。
「きっと、本当に騎士でありたい者なら誰でも一度は考えることだと思う。俺は、きみより早く考えたことがあっただけだ」
GDは笑って肩を竦める。
「ああ、そうか」とリィは気がついた。
高名な家柄、騎士としての優れた力量、そして始祖の騏驥に選ばれるほどの高潔さ。
なにもかも持っているような彼でも――だからこそ感じる重圧があって、自分と同じように惑ったことがあったのだ。
いや、あったのだろう。
彼はいつも期待以上の結果を求められていた。
それに応えるためには、きっと悩むこともあったに違いない。
騎士なら、誰もが惑うことなのかもしれない……。
リィは、張りつめていた気持ちが次第に解けていくのを感じながら、「しっかりしなければ」と自分に言い聞かせる。
今日の嫌な経験を経て、昨日までの自分ではいられないにせよ、独り悩んで落ち込んで、ずるずると後退すべきではないのだ、きっと。
誰にどう思われたとしても、自分は騎士だ。そして他の騎士がどうあれ、自分は自分の抱く騎士の理想に対して真摯でいたい。――いなければ。
まだ胸の中がすっきりしたわけじゃない。哀しみや憤りや不安や畏れはある。なくなることはないのだろう。
それでも――。
騎士である以上は、騎士として誰にも恥じない振る舞いをする。
それしかないのだ。
改めて心を決め、息をついて顔を上げると、じっと見ていたらしいGDと目が合った。
「あ……」
さっきとは違った意味で無性に恥ずかしくなり、言葉が出せなくなる。無言のまま狼狽していると、微笑んだ彼に、ぽん、と背を叩かれた。
「さ、戻ろう。なるべく手短に話をするつもりだ。明日もまたどうなるかわからないし、お互い早く休んだ方がいいだろう」
「はい……」
リィは頷く。
と、ふと思いついたことがあった。
突然思い立った——という方が正しいだろうか? 頭を過ぎったことがあった。
突拍子もない、考え。無理かもしれない希望。でももしかして、叶う可能性があるなら……。
「あ——あの、それと……わたしからも話が」
勢いのまま、リィはGDに話しかけていた。
不思議そうに「ん?」と首を傾げるGDに、リィは勢いこんで続ける。
「話というか、相談というか質問というか……。今、ふっと胸をよぎったことなので、まだ自分の中でもぜんぜん……まとまってないんですが、その……なんというか、可能性があるなら……と思って……」
「?? ……なんだか難しそうだな。でもまあ、構わない。ぜひ聞かせてくれ」
そう言うと、GDは「行こう」と踵を返す。
その傍らに並びかけ、リィは脚を止め——振り返る。
もう見えなくなった、囚われの騏驥を振り返る。
彼の哀しみと怒りを、今日はこの身で感じた。誰より近くで。
騏驥の感情に引きずられるわけにはいかない。けれど——。
彼のあの激情は、忘れられない。
忘れない。
騎士としてこの身に刻んでおくべきことだ。
暗闇を見据え、後ろ髪引かれる思いにけりをつけると、リィは前を向いて歩き始めた。
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