その主婦、小説家志望につき。 〜物書きエッセイ喜怒哀楽〜

羽瀬川璃紗

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2024/8/2 失敗を次へ活かす・⑤

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今週の執筆活動

 新作2話(全17話完成)

→幼稚園関係の雑用で、1週間のうち丸1日が潰れた…汗。最終学年は色々と忙しい事を初めて知る。



上記画像は初公開、私の作品の文書ファイル。プライバシー保護と新作タイトルの機密保持笑のため、一部を画像編集した。
ノート6冊に書き留めていた新作のうち、1冊分の活字編集作業が終了(加筆修正あり、計39,667字)。
単純計算で39,600字余×6冊と言う事は、完成すると237,000字余くらいのボリュームか。それでも『鳴瀬~』にはまだ及ばず。



 失敗を次へ活かす・鳴瀬ゆず子の社外秘備忘録編

 長く大人をしていると、噂話やゴシップ話を耳にするものだ。職場であれ近所であれ、近しい友人間であれ、真実を確認出来ない不可解話に触れることもあるだろう。
 それにオチをつけたもの、それがこの作品である。

 5作目にして、私の作品の中で読者登録数が1番多く、ある意味成功している作品なのだが、反省点も色々ある。


①登場人物が多過ぎる。
→設定上、仕方無いのだが、ちょっと整理の必要があるかも。

 主人公が色んな場所に出向するので、現場の数だけ絡む人間が増えるのだが、ちょっと増やし過ぎた感がある。
 基本的に『1話限りの読み切りキャラ』と『登場場面が固定のレギュラーキャラ』の2パターンなのだが、区別が少々曖昧だ。
 『1話限りキャラ』の筈なのに、再登場する事もある(純粋にスピンオフ化したくなったり)。なので、ルールを明確化するべきかもしれない。


②話数を重ねてマンネリ化してる。
→色んな書き方を試してるとこだが、物語がパターン化してる。

 衝撃の会話スタート回、回想の回、他人の話を聞くだけ回、疑惑→解消回、疑惑→真相うやむや回…。大まかに分けるとこんな感じか。
 長く連載するには、起承転結の各レパートリーを増やし、様々な起承転結同志の組み合わせで話数を稼ぐ方法もあるが、それでいいものなのか。
 かと言って作風を変えてしまうと、読者さんが遠のいてしまわないか。そう考えると、なかなか思い切った事が出来ずにいる。


③最終回をうまく想像出来ない。
→一応、用意はしているが…。

 小説を書くにあたり、私は早い段階でラストシーンまでを構想している(小説の書き方回、参照)。『鳴瀬~』も勿論例外ではなく、最終回のネタも実は構想済である。
 ところが、妙にネタが途切れない。最終回を書いたその後もネタが出て来たら、『リターンズ』や『スピンオフ』をリリースする必要がある。
 そうなると、読者がどれから読んでいいか分からない状態に、陥る危険性が出てしまう。私はそれを避けたい。

 現状、ネタを出し切り、もう書けない段階まで来たら『最終回』と考えているが、どのタイミングになるか、私自身も想像がつかない状態だ。


 ダラダラと書いているにも関わらず、思わぬ需要があるのは大いに有り難いものだ。
 色んな作家さんが『個人的に思い入れが強かったり、力を入れた訳で無い方の作品が、何故か人気になったりウケが良い』と言っているが、確かにその通りだ。

 『作家志望としてその境地に達した』のか、『自分の力量や得手不得手を自覚してない』のか、自分ではよくわからない。
 齢X歳にして、まだまだ未熟者だ。

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