その主婦、小説家志望につき。 〜物書きエッセイ喜怒哀楽〜

羽瀬川璃紗

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2024/7/5 失敗を次に活かす・①

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今週の執筆活動

 漆黒の夜~(1話)、新作(1話:9話完成)
→趣向を変えて1話だけ別作品を執筆。新作の方は大規模な加筆修正を入れたため、進みが遅くなった。



 失敗を次に活かす・クラウディヘヴン編

 記念すべき第1作目、『クラウディヘヴン』は思い入れのある作品だ。4章編成の1章目部分は、高校生の時に既に執筆してあり、主な設定も大筋の流れもその当時に構想したものだ。
 2章目で挫折し長く筆が止まっていたが、10年後に改めて書き直し、その後更に調整もしてアルファポリスで公開に至った。

 他の項目でも触れた通り、ウェブ小説が初めてで勝手が分からないまま進めたので、思い入れは強い反面、反省点もかなり多い作品となっている。


①内容にアピールポイントが無い…
→舞台が地方なのにご当地要素無し、人外キャラは存在するが登場する場面ほぼ無し、挙げ句90年代~00年代が舞台なのに当時の流行モノの描写も無し。

 書きたかったもの(血なまぐさい戦闘&陰謀&心の闇)だけを、とことん突き詰めてしまった故の弊害である。加筆修正するなら、本編以外のムダエピソードも入れるべきか。


②対象年齢が迷子…
→若者向け?アラフォー向け?

 主人公が『西暦1999から2000年頃に10代後半』と言う設定なので、2000年以降に生まれた若者にとっては興味が無いかもしれない。アラフォー世代が青春時代を回顧するには、内容がぶっ飛んでるし、懐かしむ要素は何も無い。
 舞台を日本では無い異世界にすれば良かったのか。でもそうなると、物語の要所にある携帯電話が使えなくなるジレンマ。


③タイトルで内容が分からない…
→厨二病>分かりやすい特徴。

 カッコ良さに特化したタイトルにしたものの、客観的には何の話が不明。これではお客さん(読者)も入店しない。
 近々、タイトル含めて修正をしようかと目論見中。


 新作は、反省点を活かしてマシなものとなるのか。はたまた失敗作の量産となってしまうのか。
 けれども、私はクラウディヘヴン自体を恥じた事は無い。これもまた、私の立派な作品の1つだからだ。

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