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黒の店舗
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この世には『当事者』と『傍観者』が存在している。
『当事者』でないと伺い知らぬ事情があり、『傍観者』はその一角を見て『あーだこーだ』と言うのが常である。
(そして私は『傍観者』だからこそ、色んな人の話を聞くのが大好きでやめれないのだ)
休憩室のテレビで、どこかの評論家が語るのに合わせて、ゆず子が心の中で呟くと、近くのテーブルに居る男女の会話が入って来た。
「そうそう、ワッフルクレープの店長さんて、どんな人か分かりますか?」
休憩を取っていたのは、から揚げ専門店従業員:間渕澄音。店長である赤石はスマホを見つつ、答えた。
「ワッフルクレープ屋? ああ、可愛い人だよ。モデルの高井クララに似てるかな」
「あ、顔は分かるんですよ。性格とか仕事ぶりとか」
「えー? そこまでは…。あ、おばちゃん! ワッフルクレープ屋の店長と話した事ある?」
赤石に呼び止められたゆず子は、首を振りつつ答えた。
「いいえ」
「だってさ! 俺も扱う食品がまるで違うから、同じフードコートでもよく知らねんだわ」
ゆず子と赤石がそう答えると、間渕は残念そうな表情をした。
「そうなんですね」
「何で気になんの? あっちに転職するん?」
「いや、そういう訳じゃないんです。学校の友達がバイト探してて、『店長どんな人か教えて』って、言われたんで」
「えー、バイト探してんなら、うちの店にしろよ~」
赤石は口をへの字にした。
フードコートの一角、離れ小島の様に小さい区画にワッフルクレープ屋が立地している。
から揚げ屋などは逆側の壁沿いに立地しているので、バッグ通路は別である。赤石もよく知らないのだろう。
(確かあそこの区画は…)
ゆず子達、清掃員が清掃管理するのは、客の立ち入る共用部分(各店舗内は店舗の従業員が管理)、フードコートの共用飲食ゾーン、客用と業務用エレベーターやエスカレーター、店舗裏のバック通路、客用と従業員用トイレ、従業員用休憩室など従業員の共用施設だ。
特殊な店舗配置のせいか、ワッフルクレープ屋だけはバック通路も店舗従業員が清掃管理を行う事になっているので、ゆず子は立ち入った事が無い。
(そうなのよ。他所より接点が少ないからこそ、あそこの店長さんはあまりよく知らないのよね)
ワッフルクレープ屋は、扱う物がワッフルクレープ10種とタピオカミルクティー3種だけと少ないせいか、店舗面積も他店の半分くらいである。
冷蔵庫や調理器具も少なく済んでいるのか、注文口から見える調理場もあっさりしている。
(確かに、店長さん可愛い人ね。20代半ば、後半に差し掛かってるかしら?彼女目当てのお客さんも居そうね)
テーブルの拭き掃除をしつつ、ゆず子は観察をしていた。
ゴミ捨ての為にバック通路を進んでいると、求人情報掲示板の前に間渕が居た。ゆず子は声を掛けた。
「気になるお店、あるの?」
「あ、お疲れ様です。例のワッフルクレープ屋見てました」
時給、福利厚生、勤務時間、どれを取っても平凡で、人事担当は帝塚(店長)。
面接に本社人事係やマネージャーが来るのではなく、店長が直接面接するスタイルを取っているらしい。
ゆず子は言った。
「ふーん、無難そうでいいじゃない? お友達はここにしたの?」
「いいえ。学校の先輩が行ってるとこに決めちゃいました。…見たら、ちょっと気になるとこあって」
「どの辺?」
「求人出し始めた日がめっちゃ古いんですよ。今9月の下旬なのに、この求人3月の初めだなぁって思って」
言われて見ると、求人を掲載した日は『3/8』。他の店舗は7~8月に掲載開始がほとんどで、ダントツに『古い』のだ。
ゆず子は頷いた。
「ほんとね。人手、集まらなくて苦戦してるのかしら」
「何であそこ集まらないんですかね~? お店はキレイだし、売り物も『映え』な感じのやつで、ウチと違って『全身にから揚げ臭が付く』事とも無縁そうなのに」
「そうよねえ。お客さんの層も、若い子とか多そうよね?」
「そうそう、ウチみたいに酔っ払いが来る事も、絡まれる事も無さそうなのに」
間渕はケラケラ笑いながら言った。
(集まらない理由は何かしら?)
ゆず子は掃除をしつつ、店舗を観察した。
(あたしが出入りする時間帯で、クレーマーとかトラブルになってるのは見た事ないな。そういうのが多いなら、勤務希望者は来ないかもしれないけど、そういう訳じゃない)
求人情報は人員が配置されると剥がされる。つまり、面接希望者が居ないか、面接をクリア出来る人材が来ないという事か。
(そんな高級デパートじゃあるまいし、厳しい審査が必要な店舗とも思えないんだけどね)
ゆず子が見た限りだと、ワッフルクレープ屋は店長・大学生女子・30代くらいの女性の3人しか居ないようだ。
(この3人がどんなシフトを組んでいるかは分からないけど、施設全体での店休日が半年に1日の全体棚卸だけってとこから考えてみても、人数的に確かに足らないわよね)
そんなある時、ゆず子は店長が店の前のテーブル席で面接をしてるのに出くわした。面接を受けているのは、20歳前後の若い女性。
(あら、店長良かったわね!新しい人員が!)
従業員用トイレを掃除していると間渕と会ったので、ゆず子はその話をした。
「ワッフルクレープ屋さん、面接してたよ。新人さん入るんだね」
「へえ! そうなんだ。よそのお店だけど良かったですね!」
間渕も驚いていた。
ところが。
人員が入ってひと月もしない頃、ゆず子がワッフルクレープ屋の近くを掃除していると、立て看板が目に入った。
『誠に勝手ではありますが、しばらくの間、営業時間を10:00~18:00とさせて頂きます』
そこの店舗だけ、個別に営業時間を短縮するという知らせだった。
(えー、こういう事あるんだ。本社の都合?何かあったのかな?)
「ああ、何か今月に入ってから短縮営業にしたって聞きましたよ」
休憩室で会った間渕に世間話がてら聞くと、そう返ってきた。ゆず子は首を傾げた。
「新人さん、入ったばかりなのにね」
「売り上げ悪かったんですかね? あそこ新人さん3人も入った筈なんですよ」
「あら、3人も入ってたの?」
「ええ。ゴミの出し方のレクチャーを、店長さんが3名引き連れてやってたんですよ。みんな学生さんみたいな、若い女の子でしたね」
(人員補充したばかりでって事は、売り上げ取れなかったからかな。でもそれだったら、バイトを使わなければいいんじゃないの?)
「…もしかしてワッフルクレープ屋の話? あそこの新人ならもう全員辞めたよ」
隣のテーブルから会話に混ざって来たのは、ラーメン屋のパートタイマー:末永だ。
ゆず子は目を点にした。
「えっ!! もう? 早いのね」
「うん、そうだよ。短縮営業も、沼田さんって言う長く入っていた主婦の人が辞めたからなんだ。あまりにも長時間拘束されるから、旦那さんから転職するよう言われたんだって。
家庭あるから仕方ないよね」
末永は何処から聞いたのか、詳しい事情を教えてくれた。末永は続けた。
「新人もさ、ウチの店の子が言うには、配属初日にもう開店作業や売上報告作業をさせられていたみたいで、あまり短期間に詰め込まれたから、パンクしたんじゃないかって話よ」
ゆず子は眉根を寄せた。
「えー、それはちょっとしんどいわね」
「いやー、自分も無理ゲーです」
間渕も苦笑いして言った。末永は息をついた。
「店長さんの方針はよう知らんけど、可愛い顔してとんだ鬼軍曹だね。だからバイトが定着しないんだよ。自分で自分の首絞めてるの、気づけばいいのに」
ワッフルクレープ屋は、それからひと月後に閉店し、同系列のタピオカミルクティー専門店がオープンした。
帝塚店長は本社自体を退職したのか、新店長は違う人が就任した。
事情は分からないが、恐らく末永の言った話がほぼ事実だろう。
あの映える食品を売っていた店舗には、美しい鬼軍曹が居たのだろうか。
働き方改革と言うが、仕事への情熱も取り組む姿勢も、時に改革が必要なのかもしれない。
『当事者』でないと伺い知らぬ事情があり、『傍観者』はその一角を見て『あーだこーだ』と言うのが常である。
(そして私は『傍観者』だからこそ、色んな人の話を聞くのが大好きでやめれないのだ)
休憩室のテレビで、どこかの評論家が語るのに合わせて、ゆず子が心の中で呟くと、近くのテーブルに居る男女の会話が入って来た。
「そうそう、ワッフルクレープの店長さんて、どんな人か分かりますか?」
休憩を取っていたのは、から揚げ専門店従業員:間渕澄音。店長である赤石はスマホを見つつ、答えた。
「ワッフルクレープ屋? ああ、可愛い人だよ。モデルの高井クララに似てるかな」
「あ、顔は分かるんですよ。性格とか仕事ぶりとか」
「えー? そこまでは…。あ、おばちゃん! ワッフルクレープ屋の店長と話した事ある?」
赤石に呼び止められたゆず子は、首を振りつつ答えた。
「いいえ」
「だってさ! 俺も扱う食品がまるで違うから、同じフードコートでもよく知らねんだわ」
ゆず子と赤石がそう答えると、間渕は残念そうな表情をした。
「そうなんですね」
「何で気になんの? あっちに転職するん?」
「いや、そういう訳じゃないんです。学校の友達がバイト探してて、『店長どんな人か教えて』って、言われたんで」
「えー、バイト探してんなら、うちの店にしろよ~」
赤石は口をへの字にした。
フードコートの一角、離れ小島の様に小さい区画にワッフルクレープ屋が立地している。
から揚げ屋などは逆側の壁沿いに立地しているので、バッグ通路は別である。赤石もよく知らないのだろう。
(確かあそこの区画は…)
ゆず子達、清掃員が清掃管理するのは、客の立ち入る共用部分(各店舗内は店舗の従業員が管理)、フードコートの共用飲食ゾーン、客用と業務用エレベーターやエスカレーター、店舗裏のバック通路、客用と従業員用トイレ、従業員用休憩室など従業員の共用施設だ。
特殊な店舗配置のせいか、ワッフルクレープ屋だけはバック通路も店舗従業員が清掃管理を行う事になっているので、ゆず子は立ち入った事が無い。
(そうなのよ。他所より接点が少ないからこそ、あそこの店長さんはあまりよく知らないのよね)
ワッフルクレープ屋は、扱う物がワッフルクレープ10種とタピオカミルクティー3種だけと少ないせいか、店舗面積も他店の半分くらいである。
冷蔵庫や調理器具も少なく済んでいるのか、注文口から見える調理場もあっさりしている。
(確かに、店長さん可愛い人ね。20代半ば、後半に差し掛かってるかしら?彼女目当てのお客さんも居そうね)
テーブルの拭き掃除をしつつ、ゆず子は観察をしていた。
ゴミ捨ての為にバック通路を進んでいると、求人情報掲示板の前に間渕が居た。ゆず子は声を掛けた。
「気になるお店、あるの?」
「あ、お疲れ様です。例のワッフルクレープ屋見てました」
時給、福利厚生、勤務時間、どれを取っても平凡で、人事担当は帝塚(店長)。
面接に本社人事係やマネージャーが来るのではなく、店長が直接面接するスタイルを取っているらしい。
ゆず子は言った。
「ふーん、無難そうでいいじゃない? お友達はここにしたの?」
「いいえ。学校の先輩が行ってるとこに決めちゃいました。…見たら、ちょっと気になるとこあって」
「どの辺?」
「求人出し始めた日がめっちゃ古いんですよ。今9月の下旬なのに、この求人3月の初めだなぁって思って」
言われて見ると、求人を掲載した日は『3/8』。他の店舗は7~8月に掲載開始がほとんどで、ダントツに『古い』のだ。
ゆず子は頷いた。
「ほんとね。人手、集まらなくて苦戦してるのかしら」
「何であそこ集まらないんですかね~? お店はキレイだし、売り物も『映え』な感じのやつで、ウチと違って『全身にから揚げ臭が付く』事とも無縁そうなのに」
「そうよねえ。お客さんの層も、若い子とか多そうよね?」
「そうそう、ウチみたいに酔っ払いが来る事も、絡まれる事も無さそうなのに」
間渕はケラケラ笑いながら言った。
(集まらない理由は何かしら?)
ゆず子は掃除をしつつ、店舗を観察した。
(あたしが出入りする時間帯で、クレーマーとかトラブルになってるのは見た事ないな。そういうのが多いなら、勤務希望者は来ないかもしれないけど、そういう訳じゃない)
求人情報は人員が配置されると剥がされる。つまり、面接希望者が居ないか、面接をクリア出来る人材が来ないという事か。
(そんな高級デパートじゃあるまいし、厳しい審査が必要な店舗とも思えないんだけどね)
ゆず子が見た限りだと、ワッフルクレープ屋は店長・大学生女子・30代くらいの女性の3人しか居ないようだ。
(この3人がどんなシフトを組んでいるかは分からないけど、施設全体での店休日が半年に1日の全体棚卸だけってとこから考えてみても、人数的に確かに足らないわよね)
そんなある時、ゆず子は店長が店の前のテーブル席で面接をしてるのに出くわした。面接を受けているのは、20歳前後の若い女性。
(あら、店長良かったわね!新しい人員が!)
従業員用トイレを掃除していると間渕と会ったので、ゆず子はその話をした。
「ワッフルクレープ屋さん、面接してたよ。新人さん入るんだね」
「へえ! そうなんだ。よそのお店だけど良かったですね!」
間渕も驚いていた。
ところが。
人員が入ってひと月もしない頃、ゆず子がワッフルクレープ屋の近くを掃除していると、立て看板が目に入った。
『誠に勝手ではありますが、しばらくの間、営業時間を10:00~18:00とさせて頂きます』
そこの店舗だけ、個別に営業時間を短縮するという知らせだった。
(えー、こういう事あるんだ。本社の都合?何かあったのかな?)
「ああ、何か今月に入ってから短縮営業にしたって聞きましたよ」
休憩室で会った間渕に世間話がてら聞くと、そう返ってきた。ゆず子は首を傾げた。
「新人さん、入ったばかりなのにね」
「売り上げ悪かったんですかね? あそこ新人さん3人も入った筈なんですよ」
「あら、3人も入ってたの?」
「ええ。ゴミの出し方のレクチャーを、店長さんが3名引き連れてやってたんですよ。みんな学生さんみたいな、若い女の子でしたね」
(人員補充したばかりでって事は、売り上げ取れなかったからかな。でもそれだったら、バイトを使わなければいいんじゃないの?)
「…もしかしてワッフルクレープ屋の話? あそこの新人ならもう全員辞めたよ」
隣のテーブルから会話に混ざって来たのは、ラーメン屋のパートタイマー:末永だ。
ゆず子は目を点にした。
「えっ!! もう? 早いのね」
「うん、そうだよ。短縮営業も、沼田さんって言う長く入っていた主婦の人が辞めたからなんだ。あまりにも長時間拘束されるから、旦那さんから転職するよう言われたんだって。
家庭あるから仕方ないよね」
末永は何処から聞いたのか、詳しい事情を教えてくれた。末永は続けた。
「新人もさ、ウチの店の子が言うには、配属初日にもう開店作業や売上報告作業をさせられていたみたいで、あまり短期間に詰め込まれたから、パンクしたんじゃないかって話よ」
ゆず子は眉根を寄せた。
「えー、それはちょっとしんどいわね」
「いやー、自分も無理ゲーです」
間渕も苦笑いして言った。末永は息をついた。
「店長さんの方針はよう知らんけど、可愛い顔してとんだ鬼軍曹だね。だからバイトが定着しないんだよ。自分で自分の首絞めてるの、気づけばいいのに」
ワッフルクレープ屋は、それからひと月後に閉店し、同系列のタピオカミルクティー専門店がオープンした。
帝塚店長は本社自体を退職したのか、新店長は違う人が就任した。
事情は分からないが、恐らく末永の言った話がほぼ事実だろう。
あの映える食品を売っていた店舗には、美しい鬼軍曹が居たのだろうか。
働き方改革と言うが、仕事への情熱も取り組む姿勢も、時に改革が必要なのかもしれない。
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